会津越後遠征2日目(10/30):錦秋・本名御神楽岳
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,167m
- 下り
- 1,164m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 9:20
初日10/29(日):雨予報だったので、この日は、朝早く家を出て、ばんえつ物語SL撮り鉄。道の駅金山にて車中泊
2日目10/30(月):お天気微妙だったが、てんくらA予報に変わったので、思い切ってかねてからの憧れの山、御神楽岳に霧来沢登山口よりピストン。小出へ移動して、道の駅ゆのたにで車中泊
3日目10/31(火):今春にすばらしさを実感した魚沼アルプス、今秋は裏魚沼アルプスともいうべき湯之谷方面より周回コースを登行。レコでそろそろ紅葉見頃との情報から、少し早めだが、お天気保証されてる火曜日に計画。下山後帰宅
天候 | 曇り時々晴れ、稜線ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
R252で金山から本名へ向かい、本名トンネル手前で左折、本名ダム方面へ進めば、ダートの林道ですが、ほぼ1本道です。地図上で標高435と記載されてるポイントがやや広い駐車スペース10台ぐらい。その先やや荒れた林道を500m程度で終点の霧来沢登山口で、ここは停められるのが5台ぐらいか?けっこう狭いです。 翌朝霧来沢登山口より、本名御神楽岳経由御神楽岳をピストン。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
手つかずの自然の中をトレースが続きます。越後・会津の山特有の山深い山道です。ルートは絶対外さぬように!要所にはピンクテープありますので見逃さない。とはいえ、しっかりとトレースはあるので、落ち着いて辿れば問題ありません。雪深い山なので、道のほとんどは片斜面、根っこがむき出しなので、降雨後は非常に滑りやすい。また上部はスラブ地形で踏み外すと谷底へ落ちるような箇所もあります。下部は沢沿いの道のため、細かい上下の繰り返し。八乙女の滝の高巻きは鎖・ロープはありますが、踏み外すと谷に落ちます。下の方はコケがあって滑りやすいので要注意。 渡渉点は1か所あり、増水したら濡れずには渡れないかも。水は尾根とりつきの少し手前、沢がきれいなナメになっている脇を通るので、ここが最後水場。 |
写真
ここまで林道の景色はお終い。
この後やっとこ最奥の御神楽岳登山口へ到着。予定より1時間以上余計にかかってしまった。曇り空の中をスタート。
この後すぐに杉山ケ崎に到着。
ここまで来ると前半戦は終了。ここから先は尾根に上がって気分的に解放感がある道となる。
対岸のスラブ斜面、見事な紅葉です。もう少し光が欲しい!
このあとすぐに西から雨雲が湧いてきた。向こうは雨が降ってるのが判る。ここにきて雨かあ!
この後すぐにガスに包まれ、小雨が降り出す。この後避難小屋を通過し、ほどなく本名御神楽岳到着
セルフタイマで記念撮影。この日は結果的にこのコースにきた登山者は私一人だけだった。全くもって静かなお山でした。
しかし残念なことにガスガスで視界ゼロ。
ここでお昼ご飯にする。
蝉ケ平コースの尾根を望む帰路本名御神楽へのコルあたりで視界開け、深いスラブの谷底が見えた。ガスガスの流れる中、視界不十分な写真になってしまったのはご容赦。
タカノツメとハウチワカエデの紅葉がやばい
振り返って斜面の紅葉もめっちゃ秋っぽくきれい
下るにしたがって、ガスの中から抜けて、視界が戻ってきた。
カラフルな紅葉
川幅3m程度で、流れは小さいが、飛び石少なく、水量はくるぶしぐらい。増水したら、濡れないと渡れそうにない。
17時少し前、日暮れギリ登山口に無事下山。
奥深い、いい山でしたねえ!紅葉も杉山ケ崎あたりがジャストタイミングだった気がします。
会津・越後遠征初日はばんえつ物語撮り鉄!雨予報でしたが、なんとか雨は止んでくれました。ラッキー!
五十島発車して驀煙なびかせ、やってきました。
ばんえつ物語SLのC57180かっこいい。
感想
御神楽岳、素晴らしいお山でした。山深く、登山道以外は人の手がほとんど入っていない、自然のままのコース。広大なぶなの原生林の中をたどって、スラブの絶景と多様な広葉樹林の錦秋紅葉を縫って杉山ケ崎まで行けば、その後の稜線は明るい灌木帯から、御神楽の広大な岩壁スラブ斜面が屏風のように広がり、懐の深い、変化に富んだ景観が広がります。なにせ、コースから、登山道以外、人工物が一切目に入ってきません。これだけ自然のままのコースもなかなかないのでは?
ガスガスで頂上からの景観はお預けでしたが、またの機会のお楽しみとしましょう。さぞかしすごい絶景が待ってるんだろうなあ!
紅葉の状況は登山口までの林道で3分ぐらい、登山口から八丁洗板あたりまで、沢沿いで5分ぐらい、まだ緑も優勢です。尾根にとりついて中腹から、かなり原色に近い紅葉が出てくるので、7分から8分、杉山ケ崎の尾根に乗ったあたりから、熊撃ち場あたりが紅葉ピークで見頃です。その上避難小屋から頂上付近では、すでに落葉が進み、紅葉は終わってました。
登山道は明瞭ですが、木の根っこと落ち葉が、道の状況を隠しているので、根っこに載って、滑って転ぶのが一番危ない。特に岩場や稜線のリッジなどで、不意に転んだりしたら、そのまま谷底へということに成りかねないので、要注意。自分は2回〜3回こけました。1回はストックの上に尻もちついてしまい、曲がってしまった。運よく曲がりが少なかったので、機能的にはそのまま使用して下山までしのげたが、折れたりしたら、安全な登山が継続できなくなるところだった。あとは片斜面になってる場所が結構あって、道が谷側に傾いており、滑りやすいので、歩きにくいから気を遣います。山側の灌木に捕まって、歩くと比較的安定して歩ける。危険な場所は鎖やロープの設置があるので、助かります。
いつもながらに、日暮れギリギリの下山となってしまったのは、ちょっと反省点かな。わかってる場所ならまだしも、これほど奥深い山での日暮れは、ちょっと厳しい。写真撮りすぎなのもあるけど、時間に余裕をもって早立ちしないといけないですね。この日はよく眠れず、明け方2度寝して気づいたら5時過ぎてた。夜中雨の音で起きたりして、お天気良くなかったので、ついついまったりしてしまった。
この日は入山者、自分だけだったので、本当に静かなお山でした。逆にすべてが自己責任で、登山・下山を無事最後までなすことが必須です。絶対道迷いや、途中での怪我をしないようにしなければなりません。そういう緊張感のあるお山です。それなりの覚悟をもって、山を楽しみましょう。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
こんにちわ
初めてお便り致します。
私も明日同じコースを辿って御神楽岳へ登ろうと思っています。
今回のヤマレコで詳しい内容が報告されていたのでとても助かります。
大部紅葉も綺麗で楽しみです。
また、ご指摘の危険個所についは特に気を付けなら歩きたいと思います。
有り難うございました。
コメントありがとうございます。
つたない情報ですが、少しでもお役に立てれば、幸いです。
紅葉🍁、明日はお天気良さそうなので、素晴らしいかと。どうか、お気をつけて、いってらっしゃいませ!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する