雨乞岳真西第4尾根と紅葉のタイジョウ南尾根
- GPS
- 08:10
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,083m
- 下り
- 1,102m
コースタイム
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 8:10
天候 | 秋晴れ、無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
真西第4尾根から西尾根合流地点まではバリエーションルートです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
携帯
タオル
ストック
カメラ
|
---|
感想
そろそろ山の色付きが進んできた頃でしょうから、珍しく平日の休みを使って雨乞岳エリアへでかけてきました。
雨乞岳真西尾根の支尾根が気になっていましたので、今回は奥の畑谷を少し進んで真西第4尾根と勝手に呼んでいる尾根に取り付こうと計画しました。久しぶりに奥の畑谷を歩きましたが、落ち着きのあるゆったりとした谷は気持ちよく歩けました。最近西尾根や真西尾根をたどるときは、決まって奥の畑一の谷を使いましたので、改めて奥の畑谷をたどると新鮮でした。
真正真西尾根(南西の尾根)取り付きより、谷を挟んで手前の尾根を登ります。事前の地形図での確認では、結構等高線がつまり気味で急登を強いられることはわかっていました。いざ取り付いてみると斜度は問題ないのですが、斜面の土が柔らかく滑りやすい感じでした。こんな斜面は獣道が上手にトラバースしているのでそれを大いに利用するのですが、斜め上に向かうものは中々ありません。尾根も広がっているのでぐるりと水平移動し、斜度のゆるそうなところを見つけながらジグザグに登りました。
上の方から何やら声がします。どうも猿の集団のようです。熊鈴をつけているのですが、あまり気にしていないようですので、「ほう、ほう、ほう」と声を出し、群れを下から追い立てるように促しました。猿は移動するのですがのんびりしたもので視界から消えることはありません。ボス猿に襲われるのは嫌なので、反対向きにトラバースして群れから離れるように登りました。
この尾根は日の当たりやすい南面〜尾根芯にかけて馬酔木がうるさい場所があります。藪こぎまでは行きませんが、スムースに登るのであれば、北向きに尾根が伸びている他の尾根のほうが歩き安そうですね。
真西尾根本体に上がれば、勾配はゆるくなりホッとしながら歩けます。尾根南面が崩壊している展望尾根に着くと、間近に迫る清水頭がよく見えます。ここからは綿向山やそこから雨乞岳に連なる尾根が一望できる良い場所です。まだお昼には早いので、今回も西峰で食べようと決め、真西尾根最後の急登に向いました。
西峰では展望が広がり、遠くは御嶽山まで見えました。北方面は霞がかりはっきりしませんでしたが、伊吹山までははっきり見えました。平日ですが、杉峠からイブネへ向かう人の声がよく聞こえます。西峰には人が来ないので贅沢に大展望を独り占めし、至福の昼ごはんとなりました。
食事後、雨乞岳へ登りすぐに杉峠へ下ります。タイジョウ南尾根の紅葉が良いタイミングと予想し、しっかり踏まれたルートを快適に歩きます。傾斜もあまりありませんので、あっという間に杉峠の頭に着きました。アゲンギョ方面は早々に葉を散らした木々が多いのですが、その中にカクレミノやカエデ類が色を競っています。静かに稜線をたどり、崩壊地を過ぎる頃から地味なアップダウンが続くようになり、また、少し藪かぶりな道で体力が削られます。それでも予想した時間通りにタイジョウに着きました。前回来たときに無かった「ここはタイジョウです」の看板は半分に折れて支柱の下においてありました。ここで小休止を取って、いよいよ華やかな南尾根を下ります。
タイジョウの池の周りも紅葉していて、独特の雰囲気でした。池の畔のカエデはオレンジ色で少し傷んでいたようでした。ここから続く南尾根は二次林の疎林で、この季節はとても気分の良い空間ですね。何度も歩いて地図なしでも歩けるようになりたいものです。尾根を下るにつれ、次々に現れる色付いた木々に見惚れ、仰ぎ見ては立ち止まり、振り返ってため息をつく。静かに時間が流れていきます。
800m位になると青葉が勢いを取り戻します。所々に色付いている感じです。アケビダンへ急降下し、植林の暗い道をスタスタ歩き、千種街道へ合流して、桜地蔵さんに今日のお礼を言ってから、暗くなりかけた岩ヶ谷林道を足早に駐車地へ戻ってきました。残っていたのは私以外にもう一台だけでした。
とても気持ちの良い秋晴れの日に、きれいな紅葉を眺めながら歩けた今日は、とても良い一日でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する