雨乞岳・清水頭【汗まみれで真西尾根を登り、爽やかな奥の畑谷を下る】
- GPS
- 08:30
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,167m
- 下り
- 1,158m
コースタイム
- 山行
- 6:57
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 8:29
天候 | 霧 のち快晴 【気温】奥の畑分岐:25℃ 雨乞岳:24℃ 蓮如上人旧跡:28℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
への案内板で甲津畑林道に出て右折→永源寺グリーンランド入口を見送り 藤切川に架かる鳴野橋手前の路肩スペースに駐車。 (湖東三山スマートインターを利用) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【ヒル情報】 地面で蠢くヒルを見たのは奥の畑分岐辺りですが、駐車地から分岐に 到着するまでに、靴、手首、膝辺りに張り付いていました。 (吸血の被害はありませんでした。) |
その他周辺情報 | 【駐車地情報】 8月4日は水路掃除や除草作業のため、岩ヶ谷林道の登山口付近は 駐車禁止になります。 |
写真
感想
一ノ谷から真西尾根に上がる左岸尾根を初めて偵察目的で歩いたのは
紅葉の盛りが過ぎた季節だった。
はたして真夏を迎えた尾根の様子はどんなだろう?
「・・・のジョニー」をたっぷりと吹きかけ駐車地を出発する。
岩ヶ谷林道から眺める東側の山並みは霧に覆われ、苔の生えた林道は
湿って滑りやすかった。桜地蔵を過ぎ、奥の畑分岐に到着するまの間に
3匹ほどのヒルを退治したが、下半身やザックなどを再確認して奥の畑谷
の左股:一ノ谷を上流へ向かう。比較的水量を増した奥の畑谷や一ノ谷の
徒渉に難儀しながら西尾根と真西尾根の分岐に到着する。
紐が二本巻かれた分岐目印の地点から、コンパスで方向確認した尾根に
取り付く。一ノ谷本流から徐々に離れながら南東へ向かい、300mほど
標高を稼ぎながら、真西尾根のP1048へと続いていく左岸尾根だが
先回の記憶よりも苦しい登りだった。
真夏の茂った樹々で見通しは悪くなったが、若干の薮が存在するが下生え
の無い林床は変わらなかった、これなら四季を通じて歩きやすい尾根と
言えるだろうが、蒸し暑さが問題だった。厳しい傾斜が緩むco960mまで
の登りでもうヨレヨレ。平坦なP1048で一息入れるが待ち構える
胸突き八丁とも言える笹の急斜面と山頂手前の笹の海で再びヨレヨレに
なって無人の山頂に到着する。
笹の海が広がる山頂の視界は霧に閉ざされ、方向感覚が狂いそうだった。
行動食を頬張りながら大休止していると僅かながら霧が薄れて時々
展望が得られるようになってきた。
清水頭に通うようになってから展望に関しては連戦連勝が続いている。
この実績に嫌な前例を残したくないのでこのまま視界が回復しなければ
杉峠へ下る積りだったが、計画通り南雨乞岳から清水頭へ向かうと、
稜線の風は強まってきたが次第に視界が広がり、展望岩場を下る頃から
評判の景色が戻ってきた。
飛び交うアキアカネや走り去る鹿の集団以外は誰も居ない稜線を山頂に
上がり、清水頭南尾根の下降点にできた馬酔木の繁みで風を避け、
目前の雨乞岳や鎌ヶ岳〜仙ヶ岳〜弁慶に至る県境稜線の山並みなどを
一つ一つ確認しながら昼食タイムを過ごし、今回も大満足の清水頭を
下り奥の畑・上に到着する頃にはすっかり天気も回復。
蒸し暑く苦しかった真西尾根から雨乞岳への登りと違い、
快晴の奥の畑谷から戻る千種街道は爽やかだった。
真夏の真西尾根を想像しただけで暑いですが、この時期ならではの緑が濃く静かな雨乞岳周辺を歩くのもまた趣がありますね。清水頭では展望が開けonetotaniさんを待っていたかの様です。
木橋の老朽化は昨年歩いた際にも感じました。予算等の課題があると思いますが、流されたしまった橋を含め再整備していただけると助かりますね。
午前中は蒸し暑く、秋には感じる事のなかった修行のような登りになりましたが、
午後になり天気の回復と同時に風も出て、気持ちの良い下山になりました。
懸念だった千種街道のヒル被害もなく、計画通り今回も大好きな清水頭の稜線を満喫
できましたが、登山道の整備は東近江市の財政が頼りですね。
趣のある道が歩くたびに少しづづ変わっていくのが残念です。
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