春爛漫の日野山・残雪の部子山(へこさん)
- GPS
- 07:40
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,188m
- 下り
- 1,169m
コースタイム
05:45日野神社駐車場
07:50奥の院08:10
09:20駐車場
【部子山】
10:35駐車場所
11:55能楽の里牧場記念碑
12:45部子山山頂13:05
14:40駐車場所
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
北陸自動車道「武生IC」降車、県道40号線に入り 信号「葛岡」を左折して国道8号線を南下 信号「庄田」を左折し、県道201号線へ 400m先交差点を右折、ほぼ道なりに南下すると 日野神社に突き当たります 神社境内に駐車スペースがあります 【部子山】 国道8号線に戻り、信号「横市」を右折 国道417号線で池田町を目指します 池田町役場を通過後右折し、県道175号線に入り 約5kmで能楽の里牧場入口、13kmで牧場駐車場なのですが 途中の除雪されている車道脇に駐車し、歩き出しました |
コース状況/ 危険箇所等 |
【日野山】 山頂直下は岩稜です ロープが所々張られています 転倒、滑落にご注意ください 【部子山】 登山口までの車道が除雪されていない為 案内板を見ても現在地が把握できませんでした 下山してから思ったのですが 駐車した場所が牧場への分岐点で、全く除雪されていない為 分岐点とわからなかったのです 緩やかな尾根上には細い車道もあり、雪はありません 牧場記念碑前から車道の残雪が多く、急斜面を為しており 慎重にトラバースしました 帰りはこのトラバースを避け、藪を突っ切りました |
写真
感想
北陸の「日本の山1000」を訪ねる山行の二日目は
まず日野神社から、「日野山」に登ります。
日の出は知らぬ間に早まっていて、五時には歩きだせる明るさ。
周囲の山々には少し雲がかかり、霞んではいますが、
頭上に青空が広がり、まずまずの登山日和になりました。
送電線巡視路にもなっている登山道は杉の薄暗い急斜面、
お馴染のプラ階段が組まれ、良く整備されています。
尾根に近づくと、鉄塔が見え、明るい日差しが華やか。
寺の跡の看板を過ぎ、水場を過ぎ、もう一度尾根に出ます。
様々な花が咲きだし、正に春爛漫の様相、
この尾根道は本当に花を眺めながら楽しめる道でした。
徐々に傾斜が強まり、やがては一枚岩かと思われる岩稜帯、
ロープも張ってありますが、この山の難所です。
イワウチワが道脇に満開で、写真を次々取らずにおれませんでした。
一気に展望の開ける場所に飛び出すと社があり、
最初はここが山頂かと思いましたが、
平坦な道を更に行くと立派な神社があり
山頂の標識が建てられ、周辺の山の案内板もありました。
霞んでいますが、次に登る「部子山」が、東の方向にうっすらと見え
高そうな山なので、残雪状況が気になります。
神社を後に国道147号線に入ると
冠山や能郷白山へ登る時に通ったはずの懐かしい道を通ります。
随分昔の出来事のように思え、周辺の様子もはっきり思い出せません。
でも、山間の静かな軒並みは、昔も今も穏やかさに変わりはなく
懐かしく、心温まる思いは同じです。
県道から牧場入口の標識に従って入ると、
1km毎に牧場駐車場迄の距離を示す看板が建てられています。
最初は除雪されたか分からない程の残雪でしたが、
次第に、道路両側の雪はうず高くなり、
看板の存在など全く分からなくなりました。
両側の雪の壁はとうとう身長を越え、かろうじて車一台通れる道幅。
カーブのやや広く除雪されている地点でやっとUターン、
ちらりと案内板が見えた、僅かに広く除雪されている場所に駐車。
所要時間が全く読めませんが、とにかく雪の壁に取り付き
尾根伝いに山頂を目指す事にしました。
鉄人CLがいつになく体調が冴えない様子なのが気になります
最近、副業の方が楽しくて、そちらに力が入り過ぎ、
どうも山に対する熱意が薄れつつあるように感じます。
そんなことでは困ります。
CLとして、もっともっと山行に我らを引っ張って行っていただかねば…
そんな思いを胸に広いススキの原を、細い車道沿いに緩やかに登り
斜面に突きだしたマッチ箱のようだった、展望台に着きました。
展望台から記念碑までは僅かな距離で、
そこに駐車場所で見たのと同じ案内板がありました。
しかしその時点では、なんという事か、
さっぱり自分たちの居場所が把握できていなかったのです。
残雪の切れ目に舗装道路が見え、方角としても山頂方向だったので
不安なトラバースを強いられながらも、道に沿って歩きます。
残雪跡から芽吹いたばかりの上等のフキノトウを少し頂戴しました♪
お地蔵さまの先に避難小屋があり、平坦な雪原が広がっています。
多分ここが最終駐車場ではないかと思います。
小屋にザックを置き、食料だけ持って山頂に向かいました。
途中まであった小灌木も消え、山頂は見晴らしの良い笹原。
廻りの山々はやや雲に覆われて入るものの、360度の大展望の山です。
こんな眺めの良い場所で、山座同定がなかなかできなくて残念。
そうこうするうちに風の冷たさで大分身体も冷えて来て
思いを残しながらも下山開始です。
行きに通った車道のトラバースは避け、
ラクダの背中のような尾根の笹藪を突っ切って牧場の碑に到着。
後は、視界のずっと開けている緩やかな尾根を下るだけです。
樹林帯には多分足跡も残っているだろうしと、安心して下りましたが
日中の気温が上がったせいか、思ったより足跡は不鮮明。
急斜面のブナ林の下に案内板と車が見えた時はほっとしました。
予想以上に時間がかかり、体調の良くないCLには辛かったと思います。
無事山頂を往復した満足感を胸に、高速を高速で帰宅しました。
毎度ですが、疲れた帰路の運転には本当に感謝です。
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