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Yamareco

記録ID: 6230626
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東海

【南ア深南】寸又峡〜諸沢山〜合地山〜中ノ尾根山〜三又山〜白倉山〜朝日山〜兵越峠〜青崩峠〜水窪

2023年11月23日(木) ~ 2023年11月26日(日)
 - 拍手
GPS
80:00
距離
58.2km
登り
4,733m
下り
4,992m

コースタイム

1日目
山行
9:20
休憩
0:30
合計
9:50
10:20
10:30
100
12:10
30
12:40
13:00
110
16:25
1530m窪地
2日目
山行
8:55
休憩
1:20
合計
10:15
5:25
45
1530m窪地
6:10
6:30
260
10:50
11:10
205
14:35
15:15
25
タケナギ沢水場下降点
3日目
山行
10:05
休憩
1:50
合計
11:55
5:20
40
6:00
6:20
60
7:20
120
9:20
9:40
140
12:00
12:30
20
12:50
90
14:20
14:30
20
14:50
15:10
65
16:15
16:25
50
17:15
4日目
山行
3:00
休憩
0:00
合計
3:00
5:35
180
8:35
水窪町バス停
天候 1日目 晴れ
2日目 曇り時々晴れ、午後からガスと強風、急激に気温低下
3日目 快晴、強風
4日目 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
[入山] 前日は千頭駅まで大井川鉄道と代行バス。1日目は朝一番のバスで寸又峡温泉へ(900円)
[下山] 水窪町バス停から水窪ふれあいバスで遠鉄西鹿島駅へ(800円)
コース状況/
危険箇所等
深南部でもかなりの難コース。全体的に踏み跡は薄くヤブもあり、滑落危険個所も多く油断ならない。

●千頭ダム〜諸沢尾根南取り付き
日向林道が危なすぎて使えないので、時間はかかるが代替案として左俣林道まで上がるルートを使った。先月にカエルさんが利用したルートをそのまま参考にした。大きな問題は無かったが、最後に林道に下るポイントと長い梯子が見つけられず、どんどん西に進んでどん詰まりまで行ってしまった。林道の真上なのに三方とも崖で降りられず困ったが、北側にわずかながら傾斜の緩い箇所を見つけて降りた。

●諸沢尾根南取り付き〜アンテナ尾根取り付き
逆河内沿いの林道は荒れていて崩れは無数にあるが、踏み跡がはっきりしているので、それほど危なくはない。途中3つある小屋すべての前後の沢で水が取れるので、アンテナ尾根直前にある3つ目の小屋のところで取るとよい。2つ目の小屋の直後に大崩落があり、鉄骨の一本渡しを渡るが、ここは相当に危険なので十分注意。

●アンテナ尾根取り付き〜諸沢山
尾根は急だが、滑落すると大事になるような箇所は無かった。ただし深南の尾根としては異常なほど岩が多いので、足元が悪くスピードがなかなか上がらない。アンテナ尾根取り付きから20分ほど登ったところに快適な平地があり、数張幕営可能。そのあとは主稜線に出るまで幕営適地はない。私は幸運にも標高1530mの地点で尾根に挟まれた窪地を見つけて幕営できたが、ここを狙って登るのは難しいと思う。

●諸沢山〜合地山〜中ノ尾根山
このルートの核心部で、細尾根の厳しい登降が続き滑落の危険も伴う。ヤブもあるので体力が必要。両側が切り立った細尾根で真ん中に大木がある箇所が結構多く、難儀する。時間も想像以上にかかるので余裕をもって臨みたい。中ノ尾根山の取り付き直前で南に下るとタケナギ沢源頭で水が取れた。詳細は後述する。

●中ノ尾根山〜三又山〜朝日山
割と多くの人が歩いているルートなのであまり問題は無いが、中ノ尾根山とドームの間のガレは強風時は十分注意(私は今回2回目だったが2回とも体を持っていかれるほどの強風で肝を冷やした)。県境尾根は意外と尾根が複雑で迷いやすいので注意。特に平森山と朝日山前後は要注意なのでGPSがあったほうがよいと思う。

●朝日山〜兵越峠〜青崩峠
朝日山から少し下ると道がとても良くなり、マーキングも多いので安心である。ただ地形が複雑で尾根も何度も消失するので厄介である。マーキングが無ければなかなか厳しいルートだろう。青崩峠手前の水場は涸れていて焦ったが、1〜2分下って落ち葉をよけると少し流れていて助かった。ただ、青崩峠から水窪方面に5分程度下ると水の湧いている箇所があった。こちらの方が確実。

[タケナギ沢源頭の水場]
かなり厳しい水場なので参考情報まで。慣れた人以外はお勧めしない。懸垂下降用のハーネスやロープは不要だが、急な笹原の登降はスリップ&滑落の危険があるので、十分注意のこと。
中ノ尾根山から合地山に向かう途中に2186標高点がある。中ノ尾根山と2186の間の最低鞍部からほぼ南に、笹原の獣道をたどってトラバース気味に下る。イメージとしては右斜め下に中ノ尾根山の横っ面を巻きながら下っていく感じ。3分ほど下ると小さな涸れ沢を横切る。この涸れ沢の下流のガレで水が出ているが、倒木で埋まっていて下れないので、いったん沢を渡る。更にトラバースを続けると、もう一本涸れ沢がある。ここも水が出ていそうな沢だが、私の時は残念ながら涸れていた。2本目の沢は渡らず、真下に下ると、左手に茶色い巨大なガレが見えてくるので、そのガレに向けて安全そうなところを下る。登り返しできないんじゃないかと不安になるくらい急なので十分注意。基本ジグザグの獣道があるので、それを利用する。茶色い巨大ガレには滝つぼのような傾斜が緩くなるところがあり、そこに少し水が溜まっている。滝つぼ内入れる踏み跡がなんとか1か所ある。おそらく獣たちが水飲みに使っているのだろう(木の枝には熊の爪跡がはっきり残っていた)。溜まり水を取ろうかと思ったが、ガレまで降りてみると溜り水の少し上で水が流れだしていた。とても美味しい湧き水が取れた。
標高にして稜線鞍部から70〜80M下る。下り10分、登り20分のなかなか厳しい水場である。中ノ尾根山や合地山では水の取れる箇所が皆無なので、とても貴重だと思う。
その他周辺情報 水窪は温泉がないので浜松市街の「おゆぎわ浜松市野」に立ち寄った。850円。遠鉄の自動車学校前で下車し徒歩25分くらい。食堂の肉すいおにぎり定食が美味しかった。
レトロすぎる大井川鐵道
2023年11月22日 19:06撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
3
11/22 19:06
レトロすぎる大井川鐵道
昭和というよりも大正だ。
2023年11月22日 19:07撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/22 19:07
昭和というよりも大正だ。
家山駅。この雰囲気はたまらん。こんな場所がまだ残っているとは。
2023年11月22日 19:49撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
11/22 19:49
家山駅。この雰囲気はたまらん。こんな場所がまだ残っているとは。
土砂崩れで通行止めのため、家山駅から代行バス。
2023年11月22日 19:59撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/22 19:59
土砂崩れで通行止めのため、家山駅から代行バス。
千頭駅そばの福住館にお世話になりました。快適に過ごせました。
2023年11月22日 21:53撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/22 21:53
千頭駅そばの福住館にお世話になりました。快適に過ごせました。
【1日目】
始発バスで寸又峡温泉へ。マイクロバスではなくハイエース。客は私だけ。
2023年11月23日 06:32撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/23 6:32
【1日目】
始発バスで寸又峡温泉へ。マイクロバスではなくハイエース。客は私だけ。
夢の吊橋。前の家族連れが必要以上にビビってるので面白かった。
2023年11月23日 07:05撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
11/23 7:05
夢の吊橋。前の家族連れが必要以上にビビってるので面白かった。
林道のトンネル。
2023年11月23日 08:03撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/23 8:03
林道のトンネル。
千頭ダムは放水中。20年以上前にこの堰堤の上にテント張って寝たっけ😅
2023年11月23日 08:56撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
11/23 8:56
千頭ダムは放水中。20年以上前にこの堰堤の上にテント張って寝たっけ😅
さて、ここからようやく本格登山です。
2023年11月23日 08:58撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/23 8:58
さて、ここからようやく本格登山です。
お立ち台まで登った。やっぱり不動岳はいい山だな。また登りたくなった。
2023年11月23日 10:03撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
11/23 10:03
お立ち台まで登った。やっぱり不動岳はいい山だな。また登りたくなった。
目指す合地山も見えている。
2023年11月23日 10:04撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/23 10:04
目指す合地山も見えている。
不動の横に鎌薙の頭、丸盆、黒法師。黒法師は西から見た方がかっこいいね。
2023年11月23日 10:17撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
11/23 10:17
不動の横に鎌薙の頭、丸盆、黒法師。黒法師は西から見た方がかっこいいね。
左股林道から寸又川への下降点。すぐにわかりました。下り口はかなり急です。ちょっとビビった。
2023年11月23日 10:27撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/23 10:27
左股林道から寸又川への下降点。すぐにわかりました。下り口はかなり急です。ちょっとビビった。
下る前に左俣林道の大崩落箇所を見学。新しいトラロープが設置済み。古いヤツはズッパリ切れていました。空身ならなんとか行けるでしょう。
2023年11月23日 10:33撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
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11/23 10:33
下る前に左俣林道の大崩落箇所を見学。新しいトラロープが設置済み。古いヤツはズッパリ切れていました。空身ならなんとか行けるでしょう。
下る尾根は黄色と黒の電源コードがあり目印になっています。
2023年11月23日 10:54撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/23 10:54
下る尾根は黄色と黒の電源コードがあり目印になっています。
1箇所崩壊地あり。問題なく巻けます。
2023年11月23日 11:15撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/23 11:15
1箇所崩壊地あり。問題なく巻けます。
尾根から林道に降りる箇所がわからず苦労しました。尾根の突端から北にトラヴァースしながら降りました。そこから少し歩くと寸又橋です。
2023年11月23日 12:14撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/23 12:14
尾根から林道に降りる箇所がわからず苦労しました。尾根の突端から北にトラヴァースしながら降りました。そこから少し歩くと寸又橋です。
立派ですが車が通ることは二度とないでしょう。
2023年11月23日 12:15撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/23 12:15
立派ですが車が通ることは二度とないでしょう。
皆様の記録で見る立ち倒木。
2023年11月23日 12:23撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/23 12:23
皆様の記録で見る立ち倒木。
この辺り、紅葉が最盛期。やはり静岡県は色づきが遅い。
2023年11月23日 13:25撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
11/23 13:25
この辺り、紅葉が最盛期。やはり静岡県は色づきが遅い。
夢想吊り橋は見に行きませんでしたが、ズタズタでこんな注意書きが無くても普通の人は絶対に渡らないそうです。
2023年11月23日 13:45撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/23 13:45
夢想吊り橋は見に行きませんでしたが、ズタズタでこんな注意書きが無くても普通の人は絶対に渡らないそうです。
唐沢橋。ここで水を補給したが、アンテナ尾根取り付きのすぐそばでも沢水は取れます。
2023年11月23日 13:56撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/23 13:56
唐沢橋。ここで水を補給したが、アンテナ尾根取り付きのすぐそばでも沢水は取れます。
2つ目の小屋。激しく廃屋。
2023年11月23日 14:42撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/23 14:42
2つ目の小屋。激しく廃屋。
つわものどもが夢の跡。写真とりませんでしたが、この小屋過ぎてすぐの崩壊地の鉄骨渡りが危険でした。やはり諸沢山南取り付きから登るのが安全です。
2023年11月23日 14:42撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/23 14:42
つわものどもが夢の跡。写真とりませんでしたが、この小屋過ぎてすぐの崩壊地の鉄骨渡りが危険でした。やはり諸沢山南取り付きから登るのが安全です。
アンテナ尾根取り付き。この梯子から登れるはずもなく… 左に回り込んでザレを四つん這いで登りました。
2023年11月23日 14:51撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/23 14:51
アンテナ尾根取り付き。この梯子から登れるはずもなく… 左に回り込んでザレを四つん這いで登りました。
テントを張れるような平坦地が全くなく焦りましたが、1530mで2つの尾根の合流する少し下に格好の窪地がありました。ほんとラッキーでした。
2023年11月23日 16:47撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/23 16:47
テントを張れるような平坦地が全くなく焦りましたが、1530mで2つの尾根の合流する少し下に格好の窪地がありました。ほんとラッキーでした。
【2日目】
諸沢山まで45分。ここでライトを消した。
2023年11月24日 06:18撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
11/24 6:18
【2日目】
諸沢山まで45分。ここでライトを消した。
目指す合致山。まだまだ登るなぁ。
2023年11月24日 07:29撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
11/24 7:29
目指す合致山。まだまだ登るなぁ。
こういう痩せ尾根が嫌になるほど続きます。危険なので手を抜けません。緊張が続きます。
2023年11月24日 08:48撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
11/24 8:48
こういう痩せ尾根が嫌になるほど続きます。危険なので手を抜けません。緊張が続きます。
合地山IV峰。最高点は曲だが、こちらの方が風格のある頂上。
2023年11月24日 10:50撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
3
11/24 10:50
合地山IV峰。最高点は曲だが、こちらの方が風格のある頂上。
やりました。しかしキツかった。さらにここからもキツかった。
2023年11月24日 10:51撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
5
11/24 10:51
やりました。しかしキツかった。さらにここからもキツかった。
合地山景。
2023年11月24日 11:33撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/24 11:33
合地山景。
合地山曲。ここが最高点。柴沢方面へかすかな踏み跡も見て取れました。
2023年11月24日 11:54撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
11/24 11:54
合地山曲。ここが最高点。柴沢方面へかすかな踏み跡も見て取れました。
雪も出てきました。中ノ尾根山に向けて積雪は徐々に増えていきました。
2023年11月24日 11:54撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/24 11:54
雪も出てきました。中ノ尾根山に向けて積雪は徐々に増えていきました。
こんな所で強風の日に焚き火はしませんよ。
2023年11月24日 11:55撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/24 11:55
こんな所で強風の日に焚き火はしませんよ。
合地山の稜線は歩きにくいことこの上ないです。倒木とヤブの連続です。
2023年11月24日 12:48撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
11/24 12:48
合地山の稜線は歩きにくいことこの上ないです。倒木とヤブの連続です。
水を取るためにタケナギ沢に下りました。かなりの難路でしたが、大きなガレ場に降りるとコンコンと岩清水が湧いていました。
2023年11月24日 14:53撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
3
11/24 14:53
水を取るためにタケナギ沢に下りました。かなりの難路でしたが、大きなガレ場に降りるとコンコンと岩清水が湧いていました。
上部は急すぎるのと倒木で埋まっているので、左の笹斜面を巻きながら降りてきました。スリップと滑落の危険がある難路です。慣れた方のみ。
2023年11月24日 14:53撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/24 14:53
上部は急すぎるのと倒木で埋まっているので、左の笹斜面を巻きながら降りてきました。スリップと滑落の危険がある難路です。慣れた方のみ。
鞍部からタケナギ沢への下り口はこんな感じです。獣道を使ってトラヴァースしながら下ります。
2023年11月24日 15:07撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/24 15:07
鞍部からタケナギ沢への下り口はこんな感じです。獣道を使ってトラヴァースしながら下ります。
疲労困憊で今日はここで打ち止め。凄い風音でしたが、地面近くはあまり風が当たらずそこそこ快適でした。
2023年11月24日 15:41撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
4
11/24 15:41
疲労困憊で今日はここで打ち止め。凄い風音でしたが、地面近くはあまり風が当たらずそこそこ快適でした。
日中ですが氷点下でしたね。寒いわけだ。
2023年11月24日 15:42撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/24 15:42
日中ですが氷点下でしたね。寒いわけだ。
このあとテントに入って二度と外に出ませんでした。
2023年11月24日 16:03撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/24 16:03
このあとテントに入って二度と外に出ませんでした。
暖かいコーヒー。今日は水が取れて本当に良かった。タケナギ沢の水取りはこの縦走で最大の冒険的な出来事でした。
2023年11月24日 16:42撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/24 16:42
暖かいコーヒー。今日は水が取れて本当に良かった。タケナギ沢の水取りはこの縦走で最大の冒険的な出来事でした。
【3日目】
風は強いままだが、天気は最高に良い。三又山まで来てドームを振り返る。
2023年11月25日 06:04撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/25 6:04
【3日目】
風は強いままだが、天気は最高に良い。三又山まで来てドームを振り返る。
信濃俣の後ろに富士。
2023年11月25日 06:10撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
3
11/25 6:10
信濃俣の後ろに富士。
大無間のシルエットにはいつも惚れ惚れ。
2023年11月25日 06:10撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
11/25 6:10
大無間のシルエットにはいつも惚れ惚れ。
鶏冠山と光岳。テカリは今日はガチガチに冷え込んだだろうな〜 2018年の縦走を思い出す。ちなみに手前は三又山幕営地ですが、地形のせいか風がほとんど当たりません。中ノ尾根山に匹敵する幕営適地。
2023年11月25日 06:10撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/25 6:10
鶏冠山と光岳。テカリは今日はガチガチに冷え込んだだろうな〜 2018年の縦走を思い出す。ちなみに手前は三又山幕営地ですが、地形のせいか風がほとんど当たりません。中ノ尾根山に匹敵する幕営適地。
水筒の水がどんどん凍っていく。がぶがぶ飲むもんだから、飲水がどんどんなくなる。
2023年11月25日 06:13撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/25 6:13
水筒の水がどんどん凍っていく。がぶがぶ飲むもんだから、飲水がどんどんなくなる。
ドーム。
2023年11月25日 06:14撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
11/25 6:14
ドーム。
県境尾根に入ると風は収まった。
2023年11月25日 07:21撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/25 7:21
県境尾根に入ると風は収まった。
中ノ尾根山と右は黒山に続く稜線。
2023年11月25日 07:54撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
11/25 7:54
中ノ尾根山と右は黒山に続く稜線。
白倉山近辺。綺麗な稜線。
2023年11月25日 07:55撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/25 7:55
白倉山近辺。綺麗な稜線。
平森山周辺はほんといいところ。林の美しさに癒されます。
2023年11月25日 09:21撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
4
11/25 9:21
平森山周辺はほんといいところ。林の美しさに癒されます。
鹿の角発見。
2023年11月25日 09:21撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/25 9:21
鹿の角発見。
朝日山が近づくとt平坦な尾根になってくる。
2023年11月25日 09:46撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/25 9:46
朝日山が近づくとt平坦な尾根になってくる。
看板はものすごく少ない。
2023年11月25日 11:10撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/25 11:10
看板はものすごく少ない。
水梨山でラーメン休止。
2023年11月25日 12:07撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/25 12:07
水梨山でラーメン休止。
兵越峠をすぎ、青崩峠まで降りてきました。道はよかったが長かった!
2023年11月25日 15:08撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/25 15:08
兵越峠をすぎ、青崩峠まで降りてきました。道はよかったが長かった!
今年貫通した青崩峠トンネルの貫通石が展示してありました。安産に効果があるそうです。
2023年11月25日 15:09撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
11/25 15:09
今年貫通した青崩峠トンネルの貫通石が展示してありました。安産に効果があるそうです。
テントを張ってから空身で熊伏山を登りに行きました。
2023年11月25日 16:16撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
11/25 16:16
テントを張ってから空身で熊伏山を登りに行きました。
深南部の山々の最後の眺めに感動。今日は一日中快晴だった。中ノ尾根山から鶏冠山、池口岳。
2023年11月25日 16:17撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
11/25 16:17
深南部の山々の最後の眺めに感動。今日は一日中快晴だった。中ノ尾根山から鶏冠山、池口岳。
鎌薙の頭から丸盆、黒法師、バラ谷。
2023年11月25日 16:17撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
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11/25 16:17
鎌薙の頭から丸盆、黒法師、バラ谷。
黒沢山と不動岳。真ん中にシャウヅ山も確認出来る。
2023年11月25日 16:18撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/25 16:18
黒沢山と不動岳。真ん中にシャウヅ山も確認出来る。
熊伏山はなんと一等三角点なのですよ。
2023年11月25日 16:21撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
11/25 16:21
熊伏山はなんと一等三角点なのですよ。
日が暮れます。テントに戻らなくてはなりませんが戻りたくありません。
2023年11月25日 16:26撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/25 16:26
日が暮れます。テントに戻らなくてはなりませんが戻りたくありません。
最後の10分は真っ暗でヘッ電歩きになりました。青崩峠のテントまで無事戻り、残照を眺めます。
2023年11月25日 17:13撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
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11/25 17:13
最後の10分は真っ暗でヘッ電歩きになりました。青崩峠のテントまで無事戻り、残照を眺めます。
【4日目】
水窪の街に降りるだけです。15分下ると車道に出ます。少し下ると足神の水という湧き水がありました。
2023年11月26日 06:16撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
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11/26 6:16
【4日目】
水窪の街に降りるだけです。15分下ると車道に出ます。少し下ると足神の水という湧き水がありました。
草木トンネルの入口が見えました。青崩峠トンネルが開通したらこの失敗作トンネルはほとんど使われないでしょう。
2023年11月26日 06:30撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/26 6:30
草木トンネルの入口が見えました。青崩峠トンネルが開通したらこの失敗作トンネルはほとんど使われないでしょう。
最近の土木会社もホワイトよね。
2023年11月26日 06:47撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/26 6:47
最近の土木会社もホワイトよね。
三遠南信道の開通期待しています。
2023年11月26日 06:48撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/26 6:48
三遠南信道の開通期待しています。
どうする家康は関係なかろうよ🤣
2023年11月26日 06:58撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/26 6:58
どうする家康は関係なかろうよ🤣
水窪の街に入ってきました。
2023年11月26日 08:25撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
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11/26 8:25
水窪の街に入ってきました。
無事バス停に到着。
2023年11月26日 08:38撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
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11/26 8:38
無事バス停に到着。
このバスで西鹿島駅まで。
2023年11月26日 09:07撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
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11/26 9:07
このバスで西鹿島駅まで。
車窓から天竜川。富士川、安倍川、大井川よりも水量が格段に豊富ですね。
2023年11月26日 09:43撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/26 9:43
車窓から天竜川。富士川、安倍川、大井川よりも水量が格段に豊富ですね。
浜松まで出て温泉に入り食事。
2023年11月26日 12:41撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
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11/26 12:41
浜松まで出て温泉に入り食事。
友人のIくんに会いにモンベル浜松店に立ち寄りました。
2023年11月26日 14:11撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/26 14:11
友人のIくんに会いにモンベル浜松店に立ち寄りました。
どうするだらけの浜松でした。
2023年11月26日 14:59撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11/26 14:59
どうするだらけの浜松でした。
小田原まで新幹線で。お約束のもの。
2023年11月26日 15:02撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
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11/26 15:02
小田原まで新幹線で。お約束のもの。
撮影機器:

感想

南ア深南部で私がまだ行っていないまとまった地域は合地山である。合地山尾根を縦走してみたく、数年前から計画は頭にあったが、危険も伴うので躊躇していた。数年前に友人のkiha58さん、今年はヤマレコ記録で見つけたカエルさんが挑戦していて、それらの記録を参考に自分でも計画をたて、イメージを膨らませてみた。4連休あればなんとか行けるだろう。その4連休が運よく今年めぐってきた。
体力を温存したいので、千頭の福住館に前泊することにした。新幹線で静岡まで行き、JRと大井川鉄道と代行バスで千頭入りした。温泉にゆっくりつかって英気を養った。

◆11/23(木) 晴れ
朝5:50に宿を出た。まだ真っ暗である。おばあさんがわざわざ見送りに起きてくれて「どうかお気をつけて」と送り出してくれた。寸又峡までのバスは乗客私一人。マイクロバスでなくてハイエースだった。
寸又峡温泉を出発し、夢のつり橋を観光客と一緒に渡った。林道に入ると人っ子一人おらず、結局青崩峠までで会った登山者は一人だけだった。それ以外は中電の監視の人と会っただけ。何とも人少ないエリアだ。
寸又峡〜千頭ダム〜お立ち台までは一度歩いたことのあるコースで特に問題は無かった。ここから左俣林道を15分ほど上流方面に歩き、また寸又川に向けて下る。このルートは道がないことになっているが、黄色と黒のケーブルがあり、踏み跡もあって細々と利用者もいるようだ。ただ、最後林道に降りる箇所が私は発見できず、尾根のどん詰まりまで行ってしまった。三方は崖でとても降りられそうもないと焦ったが、よくよく見まわると北側になんとか降りられそうな箇所を発見した。最後はガレをずるずる滑りながらだましだまし降りた。後日わかったが、尾根のもっともっと手前の鞍部に長い梯子があって南側に降りられるが、わかりにくいとのことだった。
降りたところから、林道を延々アンテナ尾根取り付きまで歩く。諸沢山の南取り付きから尾根に取り付いた方が短いのだが、水が取れないのでそのためだけにアンテナ尾根経由にしたのだ。ただ、逆河内沿いになってから林道は荒れ放題になり、2番目の小屋の直後の大崩落を見て正直引き返そうかと思った。斜度は60度はありそうなガレの空中に30センチ幅の鉄骨が一本渡してあるだけで手すりも何もない。落ちたら上がってこられないだろう。なんとか渡り切ったが、ここが縦走で一番の難所だったかもしれない。あとで思い返したが、1番目の小屋で水を取って、また南取り付きまで引き返しても良かった。たぶん水取りには30分くらいかかるだけだ。
アンテナ尾根取り付きについたのは14:50。そこから20分登るとちょうどいい平坦地があった。もうここで幕営しても良いくらいだ。しかし、明日の難所を前にできるだけ高度を上げておきたい。なんとかなるだろう、とさらに登って行ったが、岩だらけの急な稜線が続き、テントを張れるような箇所が全然ない。これは真っ暗になってから稜線で張るしかないかな?と焦り始めたころ、標高1530mに沢地形があり、テントがなんとか張れる窪地を見つけた。少し上で2つの尾根が合流している。その2つの尾根に挟まれた奇跡的な平坦地だった。考えている暇はもうない。ここに幕営することにした。ライトが必要なギリギリになんとか設営完了。助かった。
風が少し強くなっていたが、窪地地形ではテントには風は全く当たらず快適な場所だった。樹間に差す月明かりがとてもきれいで感動して外を眺めた。とても暖かい夜だったが、動物も現れなかった。初日からハードでハプニングもあり疲れたが、快適で美しい場所に満足して眠った。

◆11/24(金) 曇り時々晴れ、午後から強風で気温が急激に低下
4時に目を覚ますと真っ暗だった。本当に真っ暗なのだ。目を開けたのに何も見えない。こんなことは今まで一度も経験がない。パニックに陥った。外を見ても月はとっくの前に沈んで、天気も曇ったので星明りすらないのだった。目が慣れてもうっすら森の様子が分かるだけだ。こんなこともあるのだ。ライトをつけてようやくホッとした。
30分登ってようやく平坦な主稜線に出た。この間幕営適地は全くなかった。昨晩の幕営地は本当にラッキーだった。諸沢山まで来てライトを消した。諸沢山の山頂部の広さはなかなかのものだ。大根沢山と少し雰囲気は似ている。たぶん、深南部で一番来にくいピークはどこかと聞かれたら、このピークだろう。
諸沢山を過ぎてから合地山を越え、合地のコルまでがこの縦走で一番きつくて危険な箇所だった。緊張を強いられ心理的余裕がないので、写真もあまりない。意外だったのはずっと細尾根が続くことだった。アップダウンも多く、合地山がなかなか近づかず疲れ果ててしまった。天気がよかったらまだマシだったかもしれないが、上空はガスがかかり風は強まり、気温が急激に低下してきた。手袋と帽子を装着する。1782を過ぎてしばらく行くと、kiha58さんが水を取ったコルが見えてきた。合地山己から斜めに落ちる斜面がなかなかダイナミックで、降りるのは勇気がいりそうだ。今日はラストにタケナギ沢もあるので、そちらで取ることにしてスキップした。
合地山己の登りはキツく、キリがないほど休憩しまくった。10時過ぎには着けるかなと思っていたが、1時間くらいオーバーて到着した。斜度が急でヤブが酷いだけならやりようがあるのかもしれないが、滑落の危険もあるので手を抜けない。集中力との闘いであった。己は標高は曲に譲るが、三角点がありピークとしては一番風格を感じた。それなりに登りたいとこだわっていた山にようやく登れた。嬉しかった。
景曲喫と進むがスピードはますます遅くなる。しかも標高2100mから上は先週降ったと思われる残雪も出始めてスリップ注意の状態だった。タケナギ沢への下降点に着いたときはもうヘロヘロだったが、今日は何が何でもここで水を得なくてはならない。意を決して笹薮を下って行った。非常な苦労をして美味しい水3.5Lを得ることが出来た(詳細は上述のコース状況の欄を参照)。
中ノ尾根山の山頂になんとか到着。本当は三又山まで行く予定だったが、ハードな水取りで精魂尽き果てたため、ここで泊まることにした。山頂部は凄まじい烈風だったが、幸いにも風が当たるのは木の上だけであって、地面は時々思い出したように強風が抜ける以外は微風程度だった。苦も無くテントは張れたが、いかんせん寒い。山頂の木に温度計が括り付けてあるので見てみるとマイナス2度だ。このあと、テントに避難して一歩も外に出ることなく夜を過ごしたのだった。

◆11/25(土) 快晴、強風
強風は夜中中吹き荒れて音が凄かった。ただ、昨夕に覆っていた一面のガスは夜中には晴れて快晴になった。鹿もクマも避難していた?ようで、動物も何も出なかった。あまり熟睡出来ずに朝を迎えた。すさまじく寒く、水筒の水が半分近く凍っている。起きるのが億劫だが、なんとか心を鬼にして出発準備する。
今日は出発直後が一番の難所だ。中ノ尾根山から三又山までは一度歩いているが、その時も強風で、ドーム前後のガレは怖かった。しかし今回は前回以上の烈風で、とんでもないことになっていた。しかも真っ暗で周囲確認もしにくい。ときどき耐風姿勢で停止しないと、飛ばされそうになってしまう。三又山まで来るとようやく風が当たらなくなった。40分の真剣勝負だった。三又山で荘厳な朝焼けを満喫したが、先を急ぐので、日の出前に出発した。
ここから先はウソのように平和なハイクになった。笠松山を過ぎ、白倉山近くまで来ると電波もつながるようになった(合地山尾根はまったく通じない!)のでFBに写真アップしたり各所にLINEを送って無事を伝えた。平森山周辺は森が美しく、感動して眺めた。県境尾根で一番良いところは平森山周辺かもしれない。
朝日山からは急に道が良くなり、ピンクテープも頻繁に現れるので安心して歩ける。一気にスピードが上がった。順調に来ているので水梨山でラーメンを作る。寒い日は暖かいものが本当にうまい。兵越峠から先は更に道が良くなりハイキングコースだ。青崩峠に向けて下ると水場の沢を横切るが、なんと涸れている! 困った、今晩は水無しか?と焦ったが、少し下ると水が出ている箇所があった。助かった!ただ落ち葉に埋もれているので、それをよけないとわからなかった(ただ、翌日気づいたが、青崩峠から水窪方面に5分ほど下ると水が出ている箇所があった)。
青崩峠に到着する寸前、この山行で初めて登山者にお会いした。この辺の山を1泊で周回するそうだ。私が寸又峡から縦走してきましたというと、合地山を越え、県境を歩いてきたのかとおっしゃる。異常にこの当たりの山に詳しい。合地山はそもそも名前を知っている人すら少ないマイナーな山だ。しかも話していると、先月に合地山から柴沢に下り、千頭山やダルマ崩れを通過したのだという。もう明らかにピンとくるものがあり「あのすみません、ひょっとして先月その記録をヤマレコに上げてませんか?」と聞いてみた。YESだという。なんとこの方、カエルさんだったのだ。
もちろん、初めてお会いした方である。今回の私の縦走は、カエルさんの記録が無ければ実現しようとはそもそも思わなかった可能性が高い。その意味で、あの記録を上げてくださったことにとても感謝していたのだが、まさかそのご本人に直接お会いできるとは思わなかった。大いにお礼を言って別れたのだった。
青崩峠のウッドデッキにテントを張った後、熊伏山を登りに行った。体力的に限界をすでに超えていたが、どうしても熊伏山から最後に深南部の山並みを眺めたかった。ただただ無心で登って降りてきた。山頂からみる夕日に染まる山並みは絶景以外の何物でもなかった。下山の最後の10分はヘッデン歩きになってしまったが、大満足でこの快晴の1日を終えた。

◆11/26(日) 曇り時々晴れ
夜中の青崩峠は物音一つしなかった。これ以上ないほど熟睡でき、快適な目覚めで朝を迎えた。15分下ると車道に出て、さらに下り続けると足神の水という湧き水があった。ここでたっぷり水を飲んだ。
今年開通した青崩峠トンネルの入り口がどこだか探してみたが、よくわからなかった。トンネルまでの道路も全然整備されていない。穴は開いたとは言え、道路の開通まではまだまだ時間がかかりそうだ。
3時間ピッタリで水窪町のバス停に到着した。バスと遠鉄で浜松に出た。温泉に入って食事した後、モンベル浜松店に立ち寄った。大井川源流部で知り合ったIくんが働いているので、顔を出そうと思ったのだが、お仕事中なのに1時間近くも立ち話をしてしまった。申し訳ないのでガス缶も買った。
浜松からは新幹線で小田原まであっという間だった。小さなアクシデントはいろいろあったが、致命的な事故なく無事に縦走を終えることが出来て本当に良かった。

ーーー

この縦走を計画・実現するにあたっては、カエルさんとkiha58さんの記録を参考にさせていただきました。深くお礼を申し上げます。私もまだまだ深南部の山を登っていきたいです。

カエルさんの記録:
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6063349.html
kiha58さんの記録:
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2601986.html

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コメント

4日間、お疲れさまでした‼︎
このあたりの山は憧れでいつか歩きたいと思っているからか、記録を読むのにドキドキします。

好む山域が似ると、山で出会うのは必然のようになってきますね。
以前寸又のほうで山好きな伯父とばったり会い、驚いたことがあります。
2023/11/29 7:51
cathy750さん
ありがとうございます。とりあえず疲れましたが合地山は面白かったです。タケナギ沢で水場を発見出来たのもいい経験でした。

私も深南部で同じ人に数年たって2回お会いしたことあります。初対面かと思ったら、あなたにお会いしたことがある、と言われてちょっと怖かったです。類は友を呼ぶというやつですね😅
2023/11/29 17:41
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壮絶な山行、お疲れ様でした。自分の時を思い出しながら読ませて頂きました。このルートは水場が無いので苦労しますね。タケナギ沢の水場は初めて聞きました。私ならそこに行くなら2L余分に水を持っていきます(笑)
スライドした後、熊伏まで行ったんですね。青崩峠のウッドデッキも天幕にgoodです。
また、深南部でお待ちしてます!


2023/11/30 7:37
カエル🐸さん

何とも奇遇でした。お目にかかれて光栄です。水は3.5リットルで2日間持つかなと思ってましたが、全然足りませんでした。2日目の前半までは結構気温も高かったので。タケナギ沢は深南に慣れている方ならそれほど苦労なく水は取れると思います。少なくとも大根沢山のブナ沢や六呂場の水場よりは距離が短くて楽でした。ただ獣密度が濃そうなので、ちょっと気になります。
青崩のウッドデッキのテントはめっちゃ快適でした。あまり大きな声では言えませんが😅 写真を取ったのですが炎上したら嫌なので載せません。
また晩秋に深南部に行こうと思っておりますのでよろしくお願い致します。この度は本当にありがとうございました。
2023/11/30 18:28
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