また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 629814
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

北鎌尾根から残雪の槍ヶ岳 快晴で最高のGW山行 

2015年05月01日(金) ~ 2015年05月04日(月)
 - 拍手
wadachi その他3人
GPS
80:00
距離
41.1km
登り
2,523m
下り
2,516m

コースタイム

1日目
山行
11:55
休憩
1:05
合計
13:00
5:50
5
スタート地点
5:55
5:55
5
6:45
7:00
10
7:10
7:10
40
7:50
8:10
0
9:10
9:10
60
10:10
10:10
10
10:20
10:20
50
11:10
11:20
50
12:10
12:20
50
13:10
13:10
160
15:50
16:00
170
東鎌尾根上のコル
18:50
18:00
0
北鎌沢出合
2日目
山行
9:20
休憩
0:20
合計
9:40
6:10
170
9:00
9:00
50
9:50
9:00
180
P8
12:00
12:20
160
P9(天狗の腰掛)
15:00
独標手前のコル
3日目
山行
9:30
休憩
0:50
合計
10:20
5:00
170
独標手前のコル
7:50
8:00
50
8:50
8:50
30
P11
9:20
9:30
130
P12
11:40
11:40
60
P13
12:40
12:50
100
北鎌平
14:30
14:50
30
15:20
14:50
0
槍ヶ岳山荘
14:50
槍ヶ岳山荘
4日目
山行
5:30
休憩
1:20
合計
6:50
4:30
60
槍ヶ岳山荘
5:30
5:30
30
6:20
6:30
90
8:00
8:10
50
9:00
9:40
0
9:40
9:40
50
10:30
10:40
40
11:20
11:20
0
11:20
ゴール地点
天候 5/1晴れ
5/2晴れ
5/3晴れ
5/4曇り時々雨
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
関東組は沢渡駐車場よりタクシーで上高地へ
関西組はあかんだな駐車場より路線バスで上高地へ
コース状況/
危険箇所等
【上高地〜大曲】
槍沢ロッジ手前までほぼ積雪なし。道もほぼ夏道が露出している。槍沢ロッジにて12本爪アイゼンを装着。ここから上はルート上に旗竿あり。

【大曲〜東鎌尾根の乗越〜北鎌沢出合】
 本来はここから水俣乗越を詰めて天井沢を下降する予定だったが、大曲手前から見る水俣乗越は垂壁のようにせりたっており、とても登れそうに思えなかったので、一見登りやすそうな一つ東のコルを目指して詰め上がった。4日に下山するときに改めて確認したら、傾斜もさほどきつくなく、北鎌沢左俣よりはるかに緩やか。
 東鎌尾根の稜線上から天井沢の枝沢への下降は、練習も兼ねて3ピッチほど懸垂下降で下った。
 天井沢はすでに雪渓が割れて水流がところどころ露出している。取水しやすい場所は出合より100mほど上流にあったので、出合までいかずにそこをC1とした。

【北鎌沢出合〜北鎌沢右俣〜北鎌のコル〜独標手前】
北鎌沢はまだ雪が全面かぶっている。クマの足跡が多いので注意を要する。
北鎌のコルからP8、P9ともに雪とハイマツの岩場のミックス帯。通過した時間帯が正午前後だったので、気温が高く雪の状態が極めて悪かった。
P9天狗の腰掛山頂と、独標の取り付き手前に幕営適地あり。

【独標〜北鎌平〜槍ヶ岳山頂】
独標の取り付きは一部夏道が露出、核心部は3ピッチ分。独標からP14手前まで夏道が露出しているが、岩の状態は悪く、落石には厳重注意。この日、前穂高で落石事故で死者が出たことをあとで聞く。
P15は右側から夏道伝いにトラバースして巻いた。
大槍へはチムニーを2箇所ロープで超えていくが、今年はほぼ岩が露出しており、岩の登りと雪壁のミックス帯をうまくつないでロープなしで登れた。

【槍ヶ岳山頂〜槍ヶ岳山荘〜上高地】
テント場は地面が露出している所としていないところは半分ずつ程度。
槍沢ルートは旗竿が立てられており、トレースもばっちり。
槍沢ロッジより下はどんどん雪解けが進んでいる。

・ロープは50mを2本用意
・テントは4人用を1張


5/1
沢渡第3駐車場
タクシー乗り場へは地下通路で
2015年05月01日 05:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 5:00
5/1
沢渡第3駐車場
タクシー乗り場へは地下通路で
上高地で関西班と合流し、共同装備を振り分けて出発
2015年05月01日 05:54撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 5:54
上高地で関西班と合流し、共同装備を振り分けて出発
朝靄の岳沢
2015年05月01日 06:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 6:02
朝靄の岳沢
明神までは快調
2015年05月01日 06:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 6:46
明神までは快調
青空に映える明神岳
2015年05月01日 06:50撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 6:50
青空に映える明神岳
おさるさん
2015年05月01日 06:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 6:59
おさるさん
子連れ
2015年05月01日 07:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
3
5/1 7:01
子連れ
徳澤でコーヒーブレイク
2015年05月01日 07:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 7:43
徳澤でコーヒーブレイク
快晴で気温も上昇
2015年05月01日 07:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 7:43
快晴で気温も上昇
休憩したし行きますか
2015年05月01日 08:02撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/1 8:02
休憩したし行きますか
休憩いれてコースタイム通りに横尾着
2015年05月01日 09:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 9:10
休憩いれてコースタイム通りに横尾着
横尾から先は積雪が。帰りには溶けていた
2015年05月01日 09:19撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 9:19
横尾から先は積雪が。帰りには溶けていた
一の俣
2015年05月01日 10:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 10:09
一の俣
二の俣。橋は復旧済
2015年05月01日 10:22撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 10:22
二の俣。橋は復旧済
槍見河原からわずかに穂先
2015年05月01日 10:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 10:50
槍見河原からわずかに穂先
槍沢ロッジでトイレ休憩&アイゼン装着
2015年05月01日 11:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 11:07
槍沢ロッジでトイレ休憩&アイゼン装着
まだまだ先は長い
2015年05月01日 11:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 11:16
まだまだ先は長い
少し歩くと槍がはっきりと
待っててね
2015年05月01日 11:47撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/1 11:47
少し歩くと槍がはっきりと
待っててね
ぐんぐん高度を上げて
2015年05月01日 12:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 12:10
ぐんぐん高度を上げて
ババ平に到着。ここで昼食にしつつ、1名の装備が重くペースが上がらないので、共同装備を再度振り分ける
2015年05月01日 12:19撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/1 12:19
ババ平に到着。ここで昼食にしつつ、1名の装備が重くペースが上がらないので、共同装備を再度振り分ける
槍沢の雪渓はすでに割れ始めて
2015年05月01日 12:57撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 12:57
槍沢の雪渓はすでに割れ始めて
大曲へ
2015年05月01日 12:57撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
2
5/1 12:57
大曲へ
右は天狗原
2015年05月01日 13:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
2
5/1 13:23
右は天狗原
大曲手前
写真一番右が水俣乗越への道
でもなんか登れそうにないくらい急に見える
2015年05月01日 12:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/1 12:27
大曲手前
写真一番右が水俣乗越への道
でもなんか登れそうにないくらい急に見える
その右側のコルが登りやすそうだったので、こちらへ
2015年05月01日 13:22撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 13:22
その右側のコルが登りやすそうだったので、こちらへ
沢筋を緩やかに登る
2015年05月01日 13:29撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/1 13:29
沢筋を緩やかに登る
登って西に回り込む感じで
2015年05月01日 13:34撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 13:34
登って西に回り込む感じで
かなり高度を上げてきた
2015年05月01日 13:34撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 13:34
かなり高度を上げてきた
緩やかに見えたけれど、意外と急
2015年05月01日 13:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/1 13:43
緩やかに見えたけれど、意外と急
日差しが強く、とにかく暑い
2015年05月01日 13:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 13:43
日差しが強く、とにかく暑い
中腹まで詰上がってきた
2015年05月01日 13:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 13:55
中腹まで詰上がってきた
ひたすら登る
2015年05月01日 14:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/1 14:03
ひたすら登る
西側斜面は落石多発
2015年05月01日 14:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 14:03
西側斜面は落石多発
グリーンバンド
2015年05月01日 14:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
2
5/1 14:10
グリーンバンド
さらに東側の西岳直下のほうが登りやすそうだが、すでに正規の場所から200mくらいずれているので、なるべく西へ西へ進路をとる
2015年05月01日 14:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/1 14:24
さらに東側の西岳直下のほうが登りやすそうだが、すでに正規の場所から200mくらいずれているので、なるべく西へ西へ進路をとる
槍沢も見えなくなり
2015年05月01日 14:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/1 14:37
槍沢も見えなくなり
3分の2くらい登って小休止
2015年05月01日 14:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 14:37
3分の2くらい登って小休止
かなり急
2015年05月01日 14:44撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 14:44
かなり急
あと少しでコル
2015年05月01日 15:15撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 15:15
あと少しでコル
最後はトラバースで
2015年05月01日 15:52撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
2
5/1 15:52
最後はトラバースで
コルから天井沢を望む
2015年05月01日 15:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 15:44
コルから天井沢を望む
東鎌尾根から槍ヶ岳へ
2015年05月01日 15:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
2
5/1 15:44
東鎌尾根から槍ヶ岳へ
左が前穂で右が奥穂
2015年05月01日 15:52撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 15:52
左が前穂で右が奥穂
天井沢へは練習を兼ねて懸垂下降で
2015年05月01日 16:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
2
5/1 16:41
天井沢へは練習を兼ねて懸垂下降で
3ピッチほど
2015年05月01日 16:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 16:46
3ピッチほど
2ピッチ目の終了点
2015年05月01日 17:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 17:11
2ピッチ目の終了点
3ピッチ目まで降りると緩やかに。
2015年05月01日 18:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 18:08
3ピッチ目まで降りると緩やかに。
あとはひたすら下る
2015年05月01日 18:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 18:15
あとはひたすら下る
槍を見上げて
2015年05月01日 18:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 18:24
槍を見上げて
下部は雪渓が崩壊していて嫌らしい
2015年05月01日 18:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
2
5/1 18:26
下部は雪渓が崩壊していて嫌らしい
北鎌沢出合より100mほど上流にほどよい場所を見つけたのでここをC1に
2015年05月01日 18:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/1 18:59
北鎌沢出合より100mほど上流にほどよい場所を見つけたのでここをC1に
朝。すぐ脇に水流があるので水を作らずに済んだ
2015年05月02日 05:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/2 5:49
朝。すぐ脇に水流があるので水を作らずに済んだ
この水場にはお世話になりました
2015年05月02日 05:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/2 5:49
この水場にはお世話になりました
5/2
この日も快晴
2015年05月02日 05:59撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/2 5:59
5/2
この日も快晴
まずはちょっとだけ天井沢を下る
2015年05月02日 06:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/2 6:11
まずはちょっとだけ天井沢を下る
5分ほどで北鎌沢出合
右俣は稜線まで一直線
2015年05月02日 06:11撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/2 6:11
5分ほどで北鎌沢出合
右俣は稜線まで一直線
さて登ります
2015年05月02日 06:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/2 6:24
さて登ります
ちょっと登ると左俣と右俣の分岐
左俣は蛇行しながら独標のコルへ
2015年05月02日 06:39撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/2 6:39
ちょっと登ると左俣と右俣の分岐
左俣は蛇行しながら独標のコルへ
このあたり、熊の足跡がたくさん
2015年05月02日 07:19撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/2 7:19
このあたり、熊の足跡がたくさん
気温が上がってきて無風。暑くてばてる
2015年05月02日 07:19撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/2 7:19
気温が上がってきて無風。暑くてばてる
上部はところどころにクラックあり
2015年05月02日 07:19撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/2 7:19
上部はところどころにクラックあり
向こうには東鎌尾根
2015年05月02日 07:19撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/2 7:19
向こうには東鎌尾根
もうすぐ北鎌のコル
2015年05月02日 08:44撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/2 8:44
もうすぐ北鎌のコル
上部はひらすらキックステップで足場を作りながら
2015年05月02日 08:45撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/2 8:45
上部はひらすらキックステップで足場を作りながら
上から覗いて
2015年05月02日 08:45撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/2 8:45
上から覗いて
とにかく上部が急で、暑くてバテバテ、なかなか進まなかった。
2015年05月02日 09:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/2 9:23
とにかく上部が急で、暑くてバテバテ、なかなか進まなかった。
コルに到着。左がP8,右がP9の天狗の腰掛
2015年05月02日 09:00撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/2 9:00
コルに到着。左がP8,右がP9の天狗の腰掛
振り返ると大天井岳
2015年05月02日 08:59撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/2 8:59
振り返ると大天井岳
まずはP8へ。下部は雪がグズグズで非常に登りにくい
2015年05月02日 09:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/2 9:37
まずはP8へ。下部は雪がグズグズで非常に登りにくい
P8直下
2015年05月02日 09:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/2 9:41
P8直下
グズグズの雪とハイマツ帯の岩登りのミックス
2015年05月02日 09:48撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/2 9:48
グズグズの雪とハイマツ帯の岩登りのミックス
P8到着
2015年05月02日 09:54撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/2 9:54
P8到着
鷲羽岳、右には水晶岳
2015年05月02日 09:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/2 9:40
鷲羽岳、右には水晶岳
裏銀座の山々、右奥には針ノ木も
2015年05月02日 09:54撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/2 9:54
裏銀座の山々、右奥には針ノ木も
2015年05月02日 10:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/2 10:15
ひたすら暑い
2015年05月02日 10:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/2 10:32
ひたすら暑い
P9の登りで1箇所だけロープを出す
2015年05月02日 10:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/2 10:41
P9の登りで1箇所だけロープを出す
気温が上昇して雪が悪く、ペースが上がらず。
2015年05月02日 11:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/2 11:07
気温が上昇して雪が悪く、ペースが上がらず。
P9へ最後の登り
2015年05月02日 11:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/2 11:13
P9へ最後の登り
P9の天狗の腰掛へ。いよいよ見えたP10北鎌独標
2015年05月02日 12:21撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/2 12:21
P9の天狗の腰掛へ。いよいよ見えたP10北鎌独標
さてP10を出発
2015年05月02日 12:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/2 12:23
さてP10を出発
独標は大迫力
2015年05月02日 12:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
3
5/2 12:25
独標は大迫力
果たして登れるのか
2015年05月02日 12:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
2
5/2 12:38
果たして登れるのか
P9から一度下っての登り返し。岩がもろく、要ルートフィアンディング
2015年05月02日 13:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
2
5/2 13:38
P9から一度下っての登り返し。岩がもろく、要ルートフィアンディング
結局、トップはフリーで登り、後続はロープで。雪はグズグズ、岩は脆くはがれやすい。この通過に1時間ほど
2015年05月02日 13:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/2 13:54
結局、トップはフリーで登り、後続はロープで。雪はグズグズ、岩は脆くはがれやすい。この通過に1時間ほど
この日はバテバテで、独標への取り付き手前に1張くらい張れるちょうどいいテン場があったので、ここで幕営。当初の計画だとP15を越えて北鎌平幕営だったので、かなり手前になってしまった。
2015年05月02日 16:19撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
2
5/2 16:19
この日はバテバテで、独標への取り付き手前に1張くらい張れるちょうどいいテン場があったので、ここで幕営。当初の計画だとP15を越えて北鎌平幕営だったので、かなり手前になってしまった。
迫力の北鎌独標
2015年05月02日 16:19撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
4
5/2 16:19
迫力の北鎌独標
それにしても絶景。笠ヶ岳
2015年05月02日 16:19撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/2 16:19
それにしても絶景。笠ヶ岳
針ノ木岳に奥は後立山連峰
2015年05月02日 16:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/2 16:21
針ノ木岳に奥は後立山連峰
わずかに槍の穂先が見える。まだまだ遠い
2015年05月02日 16:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/2 16:23
わずかに槍の穂先が見える。まだまだ遠い
テン場は最高のロケーション
2015年05月02日 16:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
4
5/2 16:23
テン場は最高のロケーション
大天井岳に右には常念も
2015年05月02日 16:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/2 16:25
大天井岳に右には常念も
最高の一夜
2015年05月02日 16:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
3
5/2 16:25
最高の一夜
この日は満月。明日はバテずに無事に山頂までいけるのか!?
2015年05月02日 19:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
2
5/2 19:10
この日は満月。明日はバテずに無事に山頂までいけるのか!?
5/3
あけぼの
2015年05月03日 04:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/3 4:33
5/3
あけぼの
夜明けの黒部源流
2015年05月03日 04:47撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/3 4:47
夜明けの黒部源流
輝く空
2015年05月03日 04:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5
5/3 4:55
輝く空
朝焼けに光る大天井岳
2015年05月03日 04:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/3 4:49
朝焼けに光る大天井岳
笠ヶ岳はきれいな形
2015年05月03日 04:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/3 4:50
笠ヶ岳はきれいな形
さて出発。スタートはアイゼンを外して
2015年05月03日 04:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 4:50
さて出発。スタートはアイゼンを外して
すぐに核心部へ。手前でアイゼンを装着。1P目。
2015年05月03日 06:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 6:03
すぐに核心部へ。手前でアイゼンを装着。1P目。
15mほどの雪壁
2015年05月03日 05:48撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/3 5:48
15mほどの雪壁
登攀中
2015年05月03日 05:48撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 5:48
登攀中
2人目
2015年05月03日 05:52撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 5:52
2人目
立木2本にランナーをかけられる
2015年05月03日 05:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/3 5:55
立木2本にランナーをかけられる
ビレイ中
2015年05月03日 05:56撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 5:56
ビレイ中
中間の2名は登高器を使用して登った
2015年05月03日 05:54撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 5:54
中間の2名は登高器を使用して登った
登攀中です
2015年05月03日 05:59撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 5:59
登攀中です
登っているときは必死でした
2015年05月03日 06:01撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 6:01
登っているときは必死でした
常念岳の向こうに八ヶ岳連峰が
2015年05月03日 06:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/3 6:03
常念岳の向こうに八ヶ岳連峰が
2P目はリードで登らせてもらいました。2P目終了点には残置ハーケンあり。この残置でピナクルの2箇所から支点確保
2015年05月03日 06:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
2
5/3 6:49
2P目はリードで登らせてもらいました。2P目終了点には残置ハーケンあり。この残置でピナクルの2箇所から支点確保
2P目終了点から振り返って
2015年05月03日 07:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/3 7:16
2P目終了点から振り返って
そして3P目
2015年05月03日 06:56撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 6:56
そして3P目
つるべで登ったので、今度はビレイ中
2015年05月03日 07:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 7:21
つるべで登ったので、今度はビレイ中
3P目終了点。あとは独標山頂まで雪面を一息
2015年05月03日 07:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/3 7:38
3P目終了点。あとは独標山頂まで雪面を一息
大槍がどんと
2015年05月03日 07:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
2
5/3 7:49
大槍がどんと
振り返るとこれまた絶景
2015年05月03日 07:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/3 7:09
振り返るとこれまた絶景
前穂の奥には南アルプス
2015年05月03日 07:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/3 7:58
前穂の奥には南アルプス
さてP11目指して一旦下る
2015年05月03日 08:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 8:16
さてP11目指して一旦下る
慎重にクライムダウン
2015年05月03日 08:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/3 8:16
慎重にクライムダウン
独標からP15の間は雪がない。
2015年05月03日 08:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 8:24
独標からP15の間は雪がない。
いよいよ近づいてきた!
2015年05月03日 09:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
4
5/3 9:07
いよいよ近づいてきた!
急斜面で岩は剥がれやすい。
2015年05月03日 09:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/3 9:11
急斜面で岩は剥がれやすい。
大槍と小槍がこの角度で見れるのは北鎌ならでは
2015年05月03日 09:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
4
5/3 9:11
大槍と小槍がこの角度で見れるのは北鎌ならでは
激下り。どうもクライムダウンが苦手だ
2015年05月03日 09:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 9:26
激下り。どうもクライムダウンが苦手だ
P12下ってコルからP13,P14
2015年05月03日 09:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 9:26
P12下ってコルからP13,P14
P13への登り
2015年05月03日 09:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 9:46
P13への登り
2015年05月03日 09:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
2
5/3 9:46
すばらしすぎて何度でも撮ってしまう
2015年05月03日 10:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
2
5/3 10:02
すばらしすぎて何度でも撮ってしまう
P12を通過したところでアイゼンを再び装着。
2015年05月03日 10:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 10:18
P12を通過したところでアイゼンを再び装着。
天井沢側の雪壁をトラバースしてP13を通過する
2015年05月03日 10:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 10:18
天井沢側の雪壁をトラバースしてP13を通過する
P13天上沢側雪壁はくずれそうなためロープをはる。
2015年05月03日 10:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/3 10:54
P13天上沢側雪壁はくずれそうなためロープをはる。
通過中。気温が上昇して雪は悪い
2015年05月03日 10:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 10:54
通過中。気温が上昇して雪は悪い
右がP14,真ん中の船底型がP15,そして左が大槍
2015年05月03日 11:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 11:15
右がP14,真ん中の船底型がP15,そして左が大槍
P15は千丈沢側をトラバース。夏道が完全に露出している
2015年05月03日 12:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/3 12:28
P15は千丈沢側をトラバース。夏道が完全に露出している
このあたりの通過は早かった
2015年05月03日 12:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 12:45
このあたりの通過は早かった
後続パーティーはP15を直登していた
2015年05月03日 12:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 12:28
後続パーティーはP15を直登していた
北鎌平へ到着。いよいよ大槍へ。ラスボス感満載。
2015年05月03日 12:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 12:45
北鎌平へ到着。いよいよ大槍へ。ラスボス感満載。
雪稜をぐんぐん高度を上げていく
2015年05月03日 13:03撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 13:03
雪稜をぐんぐん高度を上げていく
雪はしまっている
2015年05月03日 13:04撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 13:04
雪はしまっている
この先は岩の登攀
2015年05月03日 13:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 13:14
この先は岩の登攀
下部チムニーは天井沢側を巻き雪壁を上がっていく。
この手前でアイゼンが外れ、急な岩場で装着する羽目になった。時間と体力を消耗
2015年05月03日 14:15撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/3 14:15
下部チムニーは天井沢側を巻き雪壁を上がっていく。
この手前でアイゼンが外れ、急な岩場で装着する羽目になった。時間と体力を消耗
上部チムニーは右側の岩を登る。このあたりは必死すぎて写真なし
2015年05月03日 14:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 14:30
上部チムニーは右側の岩を登る。このあたりは必死すぎて写真なし
ついに登頂!
2015年05月03日 14:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
13
5/3 14:42
ついに登頂!
やっとついたよ
2015年05月03日 14:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 14:49
やっとついたよ
さて下ります
2015年05月03日 14:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 14:36
さて下ります
ゆっくりと下ります
2015年05月03日 14:56撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 14:56
ゆっくりと下ります
山頂でアイゼンは外して
2015年05月03日 15:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 15:01
山頂でアイゼンは外して
槍ヶ岳山荘に来るのは久方ぶり
2015年05月03日 15:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/3 15:11
槍ヶ岳山荘に来るのは久方ぶり
槍沢に向かって滑走している人が
2015年05月03日 14:57撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
1
5/3 14:57
槍沢に向かって滑走している人が
なんとか無事にここまでこれた
2015年05月03日 15:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 15:21
なんとか無事にここまでこれた
山荘についたら、じょじょにガスが
2015年05月03日 15:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 15:37
山荘についたら、じょじょにガスが
夕暮れ前には完全にガスの中
2015年05月03日 18:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/3 18:18
夕暮れ前には完全にガスの中
5/4
この日は天候が崩れる予報なので、4時半過ぎには出発
2015年05月04日 04:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/4 4:46
5/4
この日は天候が崩れる予報なので、4時半過ぎには出発
まだ小屋も真っ暗
2015年05月04日 04:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/4 4:46
まだ小屋も真っ暗
殺生ヒュッテ付近
2015年05月04日 05:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/4 5:02
殺生ヒュッテ付近
下るとガスが晴れてきた
2015年05月04日 05:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/4 5:06
下るとガスが晴れてきた
水俣乗越方面
2015年05月04日 05:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/4 5:22
水俣乗越方面
水俣乗越へのルート。この角度から見たら、そんなに急じゃない。
2015年05月04日 05:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/4 5:30
水俣乗越へのルート。この角度から見たら、そんなに急じゃない。
出発日に比べて、かなり雪解けは進んだ
2015年05月04日 05:48撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/4 5:48
出発日に比べて、かなり雪解けは進んだ
ババ平に着くと雨がぱらつく
2015年05月04日 06:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/4 6:05
ババ平に着くと雨がぱらつく
雪もグジョグジョ。靴の中は水浸し
2015年05月04日 07:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/4 7:41
雪もグジョグジョ。靴の中は水浸し
横尾に着くと雨は止んだ
2015年05月04日 08:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/4 8:01
横尾に着くと雨は止んだ
徳澤でカレーとソフトクリーム。
ご褒美
2015年05月04日 09:35撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/4 9:35
徳澤でカレーとソフトクリーム。
ご褒美
雪はなくなって退屈な道
2015年05月04日 10:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/4 10:10
雪はなくなって退屈な道
明神で最後の休憩
観光客の方が多くなってくると
2015年05月04日 10:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/4 10:42
明神で最後の休憩
観光客の方が多くなってくると
ゴール
2015年05月04日 11:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
5/4 11:22
ゴール
このパーティーで登れて、本当によかったです。
2015年05月04日 11:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 20 IS, Canon
2
5/4 11:27
このパーティーで登れて、本当によかったです。

感想

槍ヶ岳・北鎌尾根といえば、過去に数多の登山家がドラマチックな登攀で彩り、ときに悲劇の歴史を刻んできた岩稜。
 孤高の人・加藤文太郎が雪煙の彼方に消え、松濤明が風雪の中に壮絶なる遺書を遺して斃れた地。
 独標までの登攀は要所要所で緊張を強いられ、穂先への一気に高度を上げながら詰めていく。

GWに残雪の北鎌尾根に一緒にいかないかと誘いを受けたときは、今の実力では登れるか未知数だったけれど、せっかくの挑戦のチャンスだからと参加することに。
仕事が忙しくてなかなか準備ができなくて、体力的な不安が残るがそれでも事前にルートの調査など万全を期して、いざ出発。

5/1
関東組は沢渡で車中泊、関西組はあかんだな泊で、早朝に上高地で合流。今日からしばらく天候は安定。登頂への期待が高まる。
上高地で挨拶を交わし、いざ出発。このメンバーで登るのは昨年の立山BC以来。この冬もそれぞれが雪山登山、山スキー、アイスクライミングなど、それぞれが得意な分野で経験を重ねてきたメンバーだ。

 明神、徳澤、横尾、槍沢と要所要所で小休止を取りながら、快調に進んでいく。徳澤ではコーヒー休憩もとった。槍沢ロッジでアイゼンを装着。
気温はぐんぐん上昇して非常に暑い。この日はシャツ1枚で行動だったが、それでも体力を奪われる。
1名が寝不足でスピードが上がらなかったので、ここで共同装備の配分を調整して再スタートした。

大曲まで来ると、目の前に乗越までの雪壁が立ちはだかる。通常正面に見える一番右の低いコルを目指すと水俣乗越のはずだが、ちょうど見上げたコルまでは雪壁となっていて、とても登れそうに思えない。
周囲を見渡すと、そのさらに右側の沢筋が登りやすそうに見えたので、こちらを登ることにした。
登りやすそうにみえても、実際は登れば登るほど角度は急になり、最後はグズグズで悪い雪を慎重にキックステップで登りきった。
途中で気づいたが、結局水俣乗越より1つ東のコルに出た。
ここで東鎌尾根を西に歩いて水俣乗越から天井沢を下降するか、そのままこのコルから天井沢の枝沢を下るか、選択肢は2つだったが、時間も迫っていたのでここは枝沢を下ることにした。出だしが急に見えたので、練習を兼ねてここから懸垂下降3ピッチで沢床に下降。2ピッチ目以降は懸垂の必要はなかったかも。
3ピッチ目を降りる頃には緩やかになったので、あとはロープをしまってひたすら天井沢出合を目指した。ちょうどこの枝沢との出合部分が幕営適地だったので、迷わずここをC1にした。すぐ横からダイレクトに沢の水が取水可能だったので、水作りに時間を取られずにすんだのはよかった。
この日の夜は牛丼。食後のコーヒーやお酒を楽しんでいたらあっというまに9時を回ってしまった。

5/2
この日は3時起床。朝食の棒ラーメンを素早くかき込んで撤収作業。空を見上げると雲一つない青空、絶好の北鎌日和だ。
まずは北鎌沢出合まで100mほど河原歩き。すぐに出合に到着。ここから見上げる北鎌沢右俣は、雪の回廊が天に向かってまっすぐ伸びていておもわず息を呑む。それにしても上部はかなり急そうだ。
北鎌沢左俣出合をすぎると、ところどころにクマの足跡が。過去の記録をみるとクマの目撃情報が載っているが、やっぱりこのあたりは熊がたくさんいるようだ。
それにしても、この北鎌沢の登りはキツイ。その上気温はみるみる上昇してシャツ1枚でも非常に暑い。吹き出るような汗でザックを下ろして休みたくなるけれど、あまりに急すぎてザックを下ろすことすらできないくらい。
3時間もかかって北鎌のコルに到着するも、すっかりバテバテになってしまった。後から見たら、ちょっとした脱水状態だったのだろう。

なので、ここから本番の北鎌尾根というのに、どうもペースが上がらない。最初のP8への登りは最初は雪壁を少し登って、あとは雪とハイマツ帯のミックスを登っていく。
P9の天狗の腰掛も、それだけでも立派なピークだ。ここから見る独標の大迫力に圧倒される。P8もP9も油断ならない登攀で体力を消耗する。P9のピークでランチタイムにするも、どうも食欲がわかなかった。

ここから一旦、北鎌沢左俣が突き上げるコルに向かって下降し、登り返す。この時点で12時すぎ、気温はみるみる上昇し、雪はグズグズで非常に悪く神経をすり減らす登下降が続く。独標の登りは最初天井沢側からとりつこうとするもすぐに進退極まり、千丈沢側へ。アイゼンで岩を捉えながら慎重に進んでいく。次の壁は岩が脆く直登は非常に悪い。右からトラバースしていく夏道が見えるが途中が雪壁に埋まって、雪の状態も悪く嫌らしい。
結局CLが無理やりフリーで登り、上からロープを出して中間2名は登高器とプルージック、ラストはビレイして無事に通過。
この時点で3時、ここから独標を越えて北鎌平まで行ったら確実に日没だし、かなりバテバテで腕は動くけれど足がどうも思うように動かない。ここでの幕営を申し出て、ちょうど1張り張れるスペースがあってちょうど雪もあって水の確保も出来る場所があったので、ここをC2とした。
目的地の北鎌平までは行けなかったけれど、それにしてもこのテン場、目の前には独標の大岩壁が迫り来て、すぐ横には大槍が見下ろすように聳え立つ。
西に目を向ければ急峻な西鎌尾根が高度を下げながらきれ落ち、その雪先には双六、三俣蓮華そして鷲羽岳へ続く緩やかな稜線が続く。三俣山荘は千丈沢をはさんでちょうど向かい側に見える。
西鎌尾根のさらに奥には笠ヶ岳、はるかかなたに白山も望むことができる。
鷲羽の横には水晶岳、右は雪がなく、砂礫が露出した野口五郎岳から裏銀座縦走路が続いている。高瀬ダムの奥にはとんがった針ノ木岳も確認できた。
東には燕岳から大天井、常念と続く表銀座の山々に囲まれており、この絶景と1夜を共にできるのは、ここに来ることのできた人しか味わえない贅沢だ。

一眠りして水をたくさん飲んだら少し元気になったので、水作りの手伝いをして早めの夕食にして7時には就寝となった。
ここからなら頑張れば1日で北鎌沢まで戻れるが、ここをすぎて独標へ向かってしまえば、もう後もどりはできない。体力不足でパーティーに迷惑をかけて申し訳ない思いだったが、かといってここで撤退することも心の残り。不安の中の就寝。

5/3
この日は2時半起床、いよいよ核心の大槍への登攀だ。しばらくは夏道が露出しているのでノーアイゼンで出発。すぐに核心部に到達する。最初は雪稜を歩いて取り付くのでここでアイゼンを装着した。
1ピッチ目は2箇所に立木からランナーをとることができる。左へ少しトラバースして、2つ目のランナーをすぎるといよいよ90度近い雪壁の登攀になる。ここはラストで全員をビレイし、2ピッチ目はリードで登らせてもらった。ここは比較的簡単で難所もなく終了点へ到着。3ピッチ目は高度感のある登攀だった。
ここでビレイヤーがATCを落とすハプニングがあるも、気を取り直してここからは独標山頂へちょっとの登り。あっという間に独標に到着して一息入れることができた。

独標から上部は次々に岩峰を超えていく。ここから先、あきらかに夏道が出ているのでここでいったんアイゼンを脱いだ。正面にはいよいよ大槍が聳える。
P11、P12と夏道通りに超えていく。ところどころのクライムダウンは緊張を強いられる。どうもクライムダウンが苦手だ。しかも岩がもろく剥がれやすく浮き石も多い。一度パーティーのラストの落石であやうく拳大の岩が直撃しそうになるハプニングもあった。
P13の手前からは天井沢側の雪壁をトラバースしていくので、ここでアイゼンを再び装着。少し進むと明らかに雪がもろく、崩れ始めている。ここは危ないのでフィクスロープを張った。通過中に早朝2時に北鎌沢出合を出たというパーティーに追いつかれた。
ここからはそのパーティーと抜きつ抜かれつしながら、北鎌平を目指していく。
船をひっくり返したようなP15は千丈沢側をトラバースする夏道が露出していたので、ここを慎重に通過した。この日は晴れて気温も上昇、けれど少し西から雲が湧いている。やはり明日以降天気が下り坂というのは本当のようだ。
北鎌平で一息いれると、いよいよ大槍だ。まずは岩塊が折り重なる雪稜をくの字型に登っていく。穂先へは階段状のフェースになっていて、凹状のチムニーを2箇所超えていく。
ただ、やはり今年は雪が少なく、最初のチムニーは左の雪壁と露出した岩場を慎重に上りきり、上部チムニーは右側の雪壁と岩場をロープなしで通過することができた。
ただ、最初のチムニーの取り付きでアイゼンが片方外れてしまい、その対処に15分くらい要してしまった。
ロープは出さずに通過できたといえど、このあたりは必死で無我夢中で登る。
最後は天上沢側の雪壁と岩場を登りきると、賑わいを見せる山頂へと到着。がっちりと握手を交わして登頂の喜びを味わった。

明日天気が崩れることもあり、C3予定の槍沢まで下ることも考えたが、今日は山荘での宴会を楽しみに登ってきたのだからと、この日は槍ヶ岳山荘でC3に。小屋の近くに雪のない幕営地も確保、テントを張って、小屋でビールとおでんで乾杯して、みんな若干の高揚感を味わいながら最後の夜を過ごした。

5/4
翌日は2時起床、4時にはテントを撤収して、昨夜小屋泊に変更した1名と小屋前で合流して濃いガスが立ち込める槍ヶ岳山荘を後にする。ここからは旗竿が等間隔に立てられており、ルートは明瞭。途中は尻セードで順調に高度を下げていく。みんなこの日は下山日ということもあり、リラックスモードだ。
7時間ちょっとで無事に上高地に到着。なんとか無事に帰って来れた。
体力不足を痛感したが、それでも登りきることができた。
残雪の北鎌尾根は中級者の総合力を試される場所だと聞いていたけれど、これで初級者から中級者くらいにステップアップできたかな。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3297人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
槍ヶ岳北鎌尾根/上高地・水俣乗越ルート
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から横尾経由槍ヶ岳ピストン!
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [5日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
新穂高〜上高地
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら