34kg背負って中崎尾根から槍ヶ岳へ(^^)/

2015年05月02日(土) ~ 2015年05月05日(火)

• GPS: 80:00
• 距離: 31.2km
• 登り: 2,968m
• 下り: 2,954m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:17
• 休憩: 0:05
• 合計: 6:22

11:30 スタート地点
12:00 12:05 新穂高登山指導センター
13:11 穂高平小屋
14:04 13:20 白出
17:08 滝谷避難小屋

2日目

• 山行: 7:20
• 休憩: 0:17
• 合計: 7:37

6:25 宿泊地
6:25 滝谷避難小屋
8:01 8:16 槍平
12:31 12:33 中崎尾根稜線
14:02 ビューポイントコル

3日目

• 山行: 4:33
• 休憩: 0:08
• 合計: 4:41

7:28 ビューポイントコル
10:30 10:38 千丈乗越分岐
12:09 槍平小屋

4日目

• 山行: 13:10
• 休憩: 2:28
• 合計: 15:38

3:11 槍平小屋
8:00 8:05 飛騨乗越
8:20 8:31 槍ヶ岳山荘
8:43 8:53 槍ヶ岳山頂
9:09 9:45 槍ヶ岳山荘
13:30 14:53 槍平小屋
15:35 滝谷避難小屋
17:09 白出小屋
18:30 18:33 新穂高登山指導センター
18:49 ゴール地点

天候

晴れ、曇り　雨ガス、ピーカン…

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高無料登山者用駐車場はほぼ満杯でした（5月2日昼前）
帰りは、ガラガラでした。（5月5日夕方）

コース状況／危険箇所等

●気温が高い腐った雪の状態で、30kgを超えるザックを背負っての槍平から中崎尾根に這い上がるルートは、非常に危険でした。ピッケルもアイゼンも効きにくく、足元が崩れるとそこから小さな雪崩が発生します。急斜面に急角度なトラバース。雪質がよければ問題ないのですが・・・それと荷物が重すぎてバランス感覚を取るのにも難儀しました。
ココは、涸沢岳西尾根よりも緊張しましたね・・・。ココはこの雪質とこの荷物では絶対にクライムダウンは不可能だと感じましたので、何があっても中崎尾根を縦走するしか手はないと思いました。
●中崎尾根の絶好なビューポイントコルでテン泊しました。テントを張り終えたら天気が悪化(/ω＼)　夜はテントを叩きつける雨の音で目が覚めました。「停滞」か「前進」か判断を迫られました。
結局雨の中をテントを撤収して、槍ヶ岳に向けて「前進」を選びました。
●標高2500mを超えると雨なのですが、ガスの粒が衣服に当たってなんと霧氷ができつつありましたっ( ゜Д゜)　雪庇乗越やトラバース…雪がもうシャーベット状でいつ滑落するか判りません。でもコレだけ雪が柔らかかったら落ちても岩や立木に激突しない限りは助かりそうです。
●遂にゴアテックスの雨具が役目を果たさずに前進がずぶ濡れになって、食糧も重いザックを下せる所がありません。（ずっと傾斜のあるトラバース）
ホワイトアウトに近い中、落石岩を見つけましてそこにザックを下せました。ガタガタ体が震えてミトンもずぶ濡れ、靴もずぶ濡れ…オマケに自分が霧氷のターゲットにされる始末( ゜Д゜)
●このまま千丈乗越まで行って槍ヶ岳山荘に向かうか（最低5時間はかかる）飛騨沢にトラバースして赤布の竹竿を発見して、一般コースを降りて槍平冬季避難小屋に逃げ込むか・・・
●結局飛騨沢をトラバースし竹竿を発見して、尻セードで降りましたが勢いが付きすぎて一回転して停止・・・（動画あり）
●雨の次の早朝から　午前3時から再アタックです。しかし予想してた通り標高2400m辺りから昨日の雨が氷に変化していました。特に飛騨沢上部はアイスバーンモドキになっており角度もありますので、堕ちたら昨日の尻セードでは済まないでしょう。氷の沢の滑落とシャーベット状の柔らかい沢の滑落では、全く別物になります。厳冬期富士のような感覚でピッケルとアイゼンを慎重に打ち込んで飛騨乗越に成功しました。一夜にして早朝のみ氷の山に変身。本当にカリカリ状態でした。奥穂で朝6:58に滑落された方々は、この氷で滑ったのだと思います。私も朝の7時前後はカリカリの緊張していた時でした。ご冥福をお祈りいたします。
●天候や時間に応じて雪質も変化します。凍った斜面を登るのは意外と楽ちんですが堕ちたら緩い斜面でも加速が付きますのでアウトになります。腐れ雪は、体力が消耗するのとアイゼン・ピッケルが効かないです。緩い角度の斜面なら落ちても助かりまが、中崎尾根や涸沢西尾根みたいな急角度な所は、氷は勿論、腐れ雪でも角度が角度ですから助かりにくいですね・・・
中間の締った雪が一番いいのですが、GW頃は緩みっぱなしと一夜にして全山氷…の変化が非常に大きい時期ですので、ある意味厳冬期より滑落事故は多発しています。
●3泊4日荷物の担ぎ過ぎで、足のかかとの皮がべろんとむけてしまい　歩行に支障がでました。荷物はやはり30kgまでにしておくべきだと自分は思いました(/ω＼)

その他周辺情報

平湯の森など多数天然温泉があります。

写真

5/2 10:01

平湯から見るお山は雪が少ないです( ゜Д゜)

5/2 10:18

ここは、この季節GWは、シバさくらがめっちゃきれいな河川敷です。

5/2 10:19

安物デジカメですから色がぁ・・・ほんまもんはもっと鮮やかで綺麗です。

5/2 10:20

下に降りるには槍ヶ岳の鉄ハシゴ？がかけられています。そこを降りたら来れます。タダです(^^)/

5/2 10:41

わー、ほぼ満車の2日の駐車場。登山口から一番遠い手前の端っこに止めることができました。

5/2 10:44

おっ、つくしが・・・

5/2 10:47

早春ですね・・・桜も咲いていますしフキノトウやチューリップに菜の花…標高千mは、おししい春を二度味わえます。

5/2 11:25

行ってきまーす。っと言いながら　かなり進んだ所でストック忘れに気がついて戻って来ました…ショック・・・

5/2 11:34

雪解け水はブルーです。

5/2 11:57

登山指導センターです。

5/2 12:03

登山届を出しました。オマケに巾着袋とティッシュもらえます。（セルフサービス）ですがっ。

5/2 12:22

ひー、今までに3番目に重いザックです。34kgは超えちゃいましたっ(/ω＼)　原因は水が7.5ℓ入ってるからです(*_*)。

5/2 13:11

穂高平小屋は営業していました。

5/2 13:14

本当にココはハイジの感じがします。ペーターもいるかな(笑)

5/2 14:04

重いザックの割には、夏山標準タイムの2時間を割りました。はい、本日はここまでと思って必死漕ぎました。しかし、工事中で近くにテントを張れません。仕方がないので上に上がります。

5/2 14:11

抜戸岳が綺麗に見えます。

5/2 15:22

雪が一か月前とはまるで無くなったお山です。

5/2 15:24

調子漕いで、白出出合まで飛ばしたから、もうバテバテです。

5/2 15:25

振り返りながら　汗びっしょりです。

5/2 15:32

こういうのどないでしょ？　おおっ、イケますねー。(^^)/~~~

チビ沢を超えて　やっとこさ・・・

5/2 17:08

霊の滝谷避難小屋に着きました。

5/2 17:15

取りあえず、今日はココまで。でも先客の方々のかなり専門的な登攀器具とか沢山デポってます。クライミングにいってるのでしょう。小屋の横の台地を整地しましょう。そこにテントです。

5/2 17:22

よいしょ！テント整地です。スコップは必需品ですよ。

5/2 17:28

専門チームが返って来られました。仲間の一人が先月下旬に登攀終了後に雄滝近くのシュルンドに堕ちたまま行方不明で、福岡から捜索に来ているそうです。「今夜●●が出てきたら叱ってやってくださいよ！」とリーダーの方が優しい笑顔で私に言いました。

5/2 17:45

谷に網を張って　流れて来るのを防ぐ作業をしていました。一旦穂高平小屋まで帰り、また明日も捜索に来るそうです。

5/2 18:04

なので、今夜は独りなのでやっぱり小屋にテントを張りました。
今夜は●●さんが出てきたら色んな話を聞いて、明日仲間の捜索隊に知らせたいです。

5/2 18:41

こういうレトルトモノを担ぎ上げるから重くなるのです。でも山で牛丼が食べたかったので…すき家より山で！(笑)

5/2 18:44

おいしそうでしょ？

5/2 18:46

この味噌汁も愛用です。

5/2 18:48

野菜が具だくさんなのです。紙コップがちょっと品を下げてますが・・・

5/2 18:57

滝谷川の戸もいつでも入って来れるように開けっ放しにしましたが、雪の壁でした。
去年の秋の…あの強烈トイレ臭は全く無いです。

5/3 4:21

結局、誰も訪問する方は居なくて…朝を迎えました。秋には霊体験したこの小屋なのですが・・・●●さん、はやく見つかりますように。

5/3 5:18

これが重い原因ですっ。

5/3 6:25

小屋を片付けて出発です。

5/3 6:27

橋が流されていますので渡渉です。まさかこの時期に川の水がでているなんて・・・いつもは雪の下ですよー。水を担いできた意味ないじゃーん（悲）

滝谷ドーム。

5/3 6:47

近づかない

5/3 6:56

小さなシュルンド。この上をトラバースするので万が一ハマったらこれも出にくいでしょうね。シュルンドの中はとても寒いので長くは保たないらしいです。

5/3 7:25

槍平の冬季はこちら側を上がるトレースがデキてました。

5/3 7:31

今年は谷筋が危なそうですから、そうなったんでしょうね。

5/3 7:36

標高1915mです。近畿最高峰大峰山脈の八経ヶ岳と同じ高さです。

5/3 7:58

無積雪の標準タイムの2倍の3時間もかかっちゃいました(/ω＼)

5/3 8:01

3月下旬に来た時は屋根に4m程の雪があったのに・・・・雪がすっかり解けてます。

5/3 8:02

色とりどりのテント村ができていました。

5/3 8:03

ここもなんと川の水が出ていました。例年なら穴を掘って水を汲みだすのに・・・。

5/3 8:06

さてと、中崎尾根をこの重装備のザックで上がります。標高差は350m。どうしても中崎尾根のビューポイントコルでテン泊がしたいのです。水も汲んで満タンにしました。

5/3 8:16

こんなん新行動食に持ってきました。意外に良かったのは、水ようかんでした。ようかんよりいいですよ(^^)/

5/3 8:27

最初は緩やかですが・・・

5/3 8:59

アルミ梯子が埋まって使えません。そこを34kg背負って上がります。（重っ）

5/3 9:00

結構大変な角度です( ゜Д゜)

5/3 9:13

飛騨沢が見え始めました。

こういう所をせり上がりますが、背中の荷物が後ろに引っ張ります・・・

5/3 10:27

いつもと違って重たくって、バランスが取りにくいです。

5/3 10:49

しかもピーカンなので雪が腐ってきました。

5/3 10:53

そろそろピッケルが刺さっても流れ出しました( ゜Д゜)

5/3 11:09

空は秋っぽいのですが、めっちゃ暑いです。

5/3 11:20

かなり上がりました。

5/3 11:36

おおっ！槍ヶ岳の頭が見えましたよ！

5/3 11:42

あわわ。この雪壁登るんでっか？・・・うーん。荷物さえまともなら行けるんですが・・・不安です。

5/3 12:08

このトラバースも超怖かったです。ズルっとなるとそこから小さな雪崩を何回も起こしてしまいました。そろそろ雪の柔らかさがシャーベット状になってきてトラバースや登攀の限界です。

5/3 12:08

ギリギリ尾根にせり上がりました。

5/3 12:31

雪庇がありますね。

5/3 12:39

ふいー・・・でも、このコース…本日のような雪質では絶対に下れません。完璧に滑落します。なので稜線を進むしかありません。

5/3 12:39

えっ！おいおい、お天気がぁ・・・

5/3 12:39

大キレットも雲で隠れようとしています。

5/3 12:52

こんなんも　持って来ました。が、ビミョウでした。

5/3 12:58

こっちの方がナイスでした。どら焼き登場！

5/3 13:39

おおっ、望遠しますとテント村が見えてます(^^)/

5/3 13:51

さぁーて、どこにテントを張ろうかな？

5/3 13:54

もう少し行くと、あのコルです。

5/3 14:02

やったぁ！ビューポイントのコルに着きました(^^)/

5/3 14:05

さっそく基礎工事開始です。土木作業も大変ですっ！

5/3 14:19

稜線ですから飛ばされないように竹ペグを沢山持って来ました。

5/3 14:24

スコップで穴をほり、こいつを差し込んで・・・

5/3 14:24

埋め立て工事

5/3 14:25

最後は圧縮。重たい春の雪これで十分です。厳冬期のサラサラ雪は、アンカー袋やそれ専用のペグの方が安全です。

5/3 14:58

じゃーん、完成(^^)/

5/3 15:00

セルフ十秒で　走って写りました・・・

5/3 15:00

うーんばっちり。

5/3 15:09

しかし・・・一番楽しみにしていた北アの主稜線に雲がかかり始めてます。ココでコーヒー飲むのを楽しみに・・・重たいザック背負って必死に登ってきたのに・・・

5/3 15:17

あああ。雲が降りてきちゃいましたっ(*_*)

5/3 15:21

でも、ぎりぎりなんとかビューポイントはセーフ？

5/3 16:03

コレをやりたかったんです(笑)　でも　奥穂もジャンも西穂も頭が見えましぇーん（悲）

5/3 16:13

こんなん風来たら飛ばされちゃうかもよー。

5/3 16:14

移動式マイ別荘です。一泊・・・一万円以上の価値？はあるかも(笑)

5/3 16:15

のんびーりのびのび！

5/3 16:23

チョットだけ雲が上がってくれました。

5/3 16:24

少し明るくなりましたよ。

5/3 16:24

目印の宝の木？

おおっ、お天気回復するかも？ラジオもスマホも持ってない。ケータイは有るけどメールと電話専用。明日も明後日の天気もなぁーんも判らない(笑)　多分大丈夫な「勘」ですっ。

5/3 16:30

っと思ったらまた雲が下がり始め・・・

5/3 16:58

よしっ、春の雪で水つくり実験をしよう。

5/3 17:20

えっ！結果少量の雪でも十分にできますやん。今年の雪は水分が多いので・・・しかも綺麗でゴミはほとんど無し・・・これなら水を担ぎ上げる必要なしです。
あっ、槍沢で2リットル×2と500ml4の合計6リットルも担ぎ上げたのに・・・まぁ、ボッカ訓練と思えば・・・

5/3 17:38

ジップ袋に居れたキャベツの葉を取り出します。

5/3 17:41

焼きそばを包んで食べると　めっちゃ美味しいです。ビタミン不足の解消にもなる？かも？

5/3 17:46

ついでに　夜にランチパックです。

5/3 17:52

そして、つぶつぶコーンスープで　決めます(^^)/~~~

5/3 18:34

おいおい、ガスってきましたがな・・・( ゜Д゜)

5/3 18:34

ひえー、風も出てきましたっ。

5/3 18:43

ビミョウな温度です。霙か雨か？

5/4 7:28

おはようございます。真夜中に雨が叩きつける音で目が覚めました。この稜線で本当はのんびーりしたかったのですが、雨風の中テント撤収して、槍に向かいます。雨風の中でテント撤収荷物の整理・・・めっちゃんこ大変でした（涙）

5/4 7:58

バイバイです。中崎尾根君

5/4 8:03

小雨模様に変わりました。お天気になるかもぉ？

5/4 8:04

雲の水平線は標高2700mかな？

5/4 8:12

しかし・・・勘は外れっぱなし。

5/4 8:35

雨とガスがひどくなってきました。

5/4 8:38

それでも　自撮を行う余裕(笑)　テントが雨でびしょ濡れですのでリュックが重たく感じます。

5/4 8:43

雪庇が割れてます。

5/4 8:43

あんまり近寄らないことですね。

5/4 8:52

標高は2400m 　あっ、先月の日帰り槍でココでタイムアウト（体力アウト）した中崎尾根の無名ピークに来ました。

5/4 8:52

ここから、トラバースの始まりです。もう完璧にシャーベットになってます。

5/4 9:10

えっ、誰か雪洞掘ってますよ。横にテント跡がありましたからきっと作りかけてしんどくて止めたのでしょうね。未完成作品？。

5/4 9:12

ほい、入ったんですが小さいです。でもイザとなれば北風の暴雨風雪をしのいでくれますね。

このガスの中、嫌というほどトラバースが続きます。

5/4 10:12

頭上で「けっけっけぇー」と笑ったように舞い降りてきたのが「雷鳥」です。ガスってよく映ってないですが、今時模様の雪と岩ファッションです。天敵から身を守るためでしょうね。

5/4 10:13

アップしてもボケてます。

5/4 10:22

シャーベット状な急斜面のトラバースが続くので重いザックを下せる場所がありません。下ろせても担ぐ時に滑落する可能性大です。落石岩を発見しました。そこでなんとか行動食を取り出せました。

5/4 10:22

取り出せたのはランチパック

5/4 10:22

おまたに置いて風で飛ばされないように・・・

5/4 10:33

はい、この落石岩が　なんとか食事をさせてくれることになりまして、感謝です。

5/4 10:34

雨がひどくなってきました。

5/4 10:37

千丈乗越分岐点・・・このまま槍に上がろうか・・時間的には大丈夫かな？五時間として・・・
しかし、ゴアテックスの雨具からしみこんで体全体がびしょ濡れです。さすがの靴もオーバーミトンも・・・
さらに・・・なんと霧が衣服に霧氷としてくっつきだしたのです。

5/4 10:38

低体温症になる可能性が出てきました。
飛騨沢を横切ります。きっと赤布をつけた竹竿が並んでいますので、そいつを見つけ出しひとまず一般ルートで槍平冬季小屋に降りることにしました。

5/4 10:40

風がきつくカメラは雪の斜面に半分ぶち込んでセルフ写真。

5/4 10:43

雨でできた雪の川です。コレはもっと先にできるんですが今年は気温が高く異常ですね。

5/4 10:49

ほい、狙い通り竹竿発見(^^)/

5/4 11:11

もう、この雪質では滑落しても大丈夫です。疲れ果てたので尻セードで一気に降ります。
・・・凄いスピードで　滑落停止に失敗して一回転半して止まりました(笑)　動画ありますっ。
まぁ、このゆるゆる雪だからこそできる技です。コレが凍るとアウトになりますが・・・

5/4 12:09

ほーい。今晩とめておくんなせぇ。冬季避難小屋さん。

5/4 15:55

槍ヶ岳山荘のレトルトカレー900円を食べれなかったのでマイレトルトカレーを作ります。

5/4 15:59

・・・うまい(^^)/

5/4 16:27

ついでに　キャベツヌードルもいただきますっ。

5/5 3:11

いよいよ、5月5日の朝です。1時に起きて空を見ると雲は多いのですが、月と星が出たり入ったり。よーし、今日は絶対お天気だっ！の勘で、槍ヶ岳に再出発を決めました(笑)

5/5 4:19

月が沈んでいきます。私が上がると月はまた出ます。沈む月と競争して登りました。

5/5 4:20

こちらは東の空です。なんか夜明けを感じさせてくれます。

5/5 4:28

うう。中崎尾根稜線に沈んで行く月に負けそうです。自分が上がれば月はまた見えます。お月さまがペースメーカー？

5/5 4:33

遂に私の敗北です(笑)　月は稜線に沈みましたっ。ありがとう・・・

5/5 4:58

代わりに、夜明けです(^^)/

5/5 5:49

真ん中の尾根が標高2350m前後の中崎尾根です。はい、この地点から昨日の降った雨が凍っているのです。あのシャーベット状の雪がカリカリに凍ってます。こりゃ、滑るとヤバいなぁ。

5/5 5:50

写真では判り辛いですが、凍ってます。

5/5 7:09

ほらね。アイゼンが刺さりにくいです。

5/5 7:09

赤旗を目印に上がってきましたが、シンドイです。

5/5 7:09

この辺りからは、ちょっとアイスバーンですね。ココで滑ると600m位堕ちちゃいますね。氷ですから加速は半端ないんで・・・
でも、厳冬期富士山に比べたらまだまだ大丈夫です。

5/5 7:35

おはよー！太陽君！待ってました！凍った表面がテカッテいるの判りますか？
標高2500m以上は、氷の山に化けました。

5/5 7:35

登ってきた飛騨沢です。コレ凍ってます。堕ちたらどうなるか・・・昨日の雪なら途中で止まって、軽いケガで済むでしょうが本日は慎重にやらないと・・・

5/5 7:46

飛騨乗越に着きました。中崎尾根がとても低く見えますね。

おおっ、やりです。しかし真っ黒けですねぇ・・・。

5/5 8:03

東の景色が見えました。真ん中の尖っている山が常念岳です。

5/5 8:04

えー、富士山はどこかいなぁ？

5/5 8:14

まっ、槍に登りに行きましょう！

5/5 8:15

セルフでピンボケ？槍ヶ岳山荘です。

これは、登山者さんに撮っていただきました。今日はGWなのに槍への渋滞は起こっていません。待ち時間ゼロです。昨日の雨と今朝のこのカリカリで、みなさん時間を遅らせておられるのでしょうか？東〜南面の雪は、もうカリカリから普通の雪に変わっていました。

鉄ハシゴもガラーンとしています。

ほいじゃ。わたしも。2年前の北鎌尾根から久しぶりの山頂ですね。所々凍り付いていますがアイゼンは要らないです。外した方が安全ですね。

5/5 8:46

たまたまお1人登られていましたので、お互いに撮影交換をいたしました。

5/5 8:46

北鎌尾根にトレースが付いていました。うーん。厳冬期は無理ですが雪の締る頃に一度は北鎌積雪期をにチャレンジしてみたいです。

5/5 8:47

槍ヶ岳山頂からの眺め

5/5 8:47

富士山は・・・？

5/5 8:47

ありました！　あまりにも富士山に雪が少ないのでコレもビックリです。

さてと、降りますか。

5/5 8:51

アレは、白山ですね。雪が多いです。

5/5 8:52

手前から大喰岳・南岳・北穂高岳・奥穂高岳・前穂がちょこんと見えますね。北アの主稜線です。

5/5 8:53

では、誰も居ない山頂から　私も居りますね。

5/5 9:06

ああ、槍沢を数多くの登山者さんやスキーボーダー屋さんが登って来ました。皆さんきつそうですね。ファイト！

5/5 9:06

槍ヶ岳山荘前にも　今年は本当に人が少ないです。

5/5 9:20

降りてきて、山荘のベンチでジャムパンの気持ちです！

5/5 9:59

さて、大喰岳西尾根を降りたいのですが、もうかなり疲労度があり飛騨沢経由で帰ります。

5/5 10:08

本日のテン泊はゼロでした。大概何組は居るのになぁ。やはり昨日の悪天候が静けさをもたらせてくれたのかもしれませんね。

5/5 11:11

飛騨沢からトラバースして大喰岳西尾根偵察です。

5/5 11:13

正面は、昨日テン泊した中崎尾根です。

宝の木かぁ？

これかなぁ。宝の木？

5/5 11:31

空が蒼いです。もうすっかり雪は腐り始めて、朝のカリカリがウソのようです。

5/5 11:31

5/5 11:33

5/5 11:47

5/5 11:59

5/5 13:35

避難小屋でコレをリュックに押し込まなけれ・・・帰れません。整理整頓が苦手な私・・・

5/5 14:33

約1時間で　きれいさっぱりに(笑)

5/5 14:53

お世話になりました。また来ますね。

5/5 15:01

針葉樹と奥穂

5/5 17:28

ああ、降りてきたら緑がいいです(^^)/

5/5 17:48

新緑が新鮮に感じます。今年はもう白の世界は閉店ガラガラです。

5/5 18:18

ここでは雪山が夕日に照らされる名スポット場なんですが、もう雪は少ないですねー。

5/5 18:49

はい。たっち。

5/5 18:51

へろへろです。

5/5 19:05

足の踵上が痛くて仕方なかったんですが、こんなことになってましたぁ・・・。ううう。痛い。

5/6 2:21

真夜中2時過ぎの高速道路です。こんな時間に渋滞しています。
はぁ、起きたのが昨日の1時過ぎで、槍に登って…25時間以上起きてますやん！ひぇー。帰って爆睡するぞー(>_<)

撮影機器：

PENTAX WG-10 OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー バラクラバ 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック アイゼン ピッケル スコップ 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット

備考

今年は雪が少なく、例年雪に覆われている槍平に川が出現・・・槍平まで水を担ぎ上げた意味なーし（悲）

感想

jyunntarou

疲れましたが、色んな天候のもとで4日間北アを楽しめました。中崎尾根のビューポイント尾根テント泊でのんびりできなかったのが悔しかったです。
でも、槍ヶ岳にも登れましたし　静かな山行が出来て満足でした。

コメント

multiflora

お疲れ様でした（≧∇≦）
どこでも別荘でサイコーのビューポイントでコーヒータイム♪
でもお天気がイマイチだったんですね〜
例の避難小屋　夜中に訪問者がなくてホッとしました(^^;
雪の状態がカリカリだったりユルユルだったりで大変でしたね
なにはともあれ 槍ヶ岳登頂 おめでとうございます！
山頂で記念撮影　サイコーの笑顔ですねっ

jyunntarou

Re: お疲れ様でした（≧∇≦）
こんばんは multifloraさん(^^)/
どこでも別荘、最高のビューポイントで、最悪な朝でしたっ(笑)
でもギリギリなんとか　コーヒー飲めたし。まっ、いいかぁ。
避難小屋はマジでお待ちしてたんですよ。
でも、今回は誰の訪問もなくって。
カリカリはピッケルバス！アイゼンビシッ！で登りやすく楽ちんですが、滑落するとアウト。
ユルユルはピッケル・アイゼンともにズボッ・・・で登りにくく体力が要りますし…シャーベット状の雪は滑る滑る…。うまくいきませんねぇ(/ω＼)

ピーカンは暑くてバテますが
景色は最高(^^)/
悪天候は　寒くて　震えますが
景色も　最悪(笑)

人生色々　お山も色々　咲き乱れるわぁー♪　(笑)
multifloraさんの　次回「どこでも別荘」レコ　楽しみに待ってマース(^_-)-☆

rina

水を背負うと、やはり重いですね！
雪の残っている槍ヶ岳に、ただ歩いて登るだけでも、かなりハードだと思いますが、34kgもの荷物を背負って無事に槍ヶ岳に登頂を果たして下山されたjyunntarouさんは、やはり凄い体力と技術の持ち主ですね~！足の踵の皮が剥けてしまうほどの重い荷物を背負って山を歩くのは忍耐力も半端ではないと思います。移動別荘をせっかく持って行ったのに、天候には今一、恵まれずに残念でしたね~(´・ω・`) まぁ、でも槍ヶ岳に無事に登頂出来た事ですし、それぐらいは善しとしましょうね~(^-^)v
滝谷避難小屋では、今回は何事も不思議な現象は起きなかったんですね‥‥‥‥‥。あの辺りは、沢登りをする場所があり、それに関する死亡事故が 昔から多いらしいですね。登山は、常に危険と隣り合わせです。遭難は誰にでも起こり得る事です。足の踵の皮は剥けて痛い目をされましたが、今回も無事に下山されて本当に良かったです(^-^)v

jyunntarou

Re: 水を背負うと、やはり重いですね！
rinaさん、こんばんは(^^)/
はい、今回の反省は雪が溶けて川が出現していたのに水をたっくさーん担ぎ上げたことです。それは今年の3月に、水不足で雪を食べながらも日帰り槍を頑張ったのですが、力尽きた苦い経験からです。まさか1ヶ月でこれほど雪が溶けてしまうなんて・・・
しかも、稜線の雪を解かすととても綺麗でした。
でも、溶かすのにはガスの使用量が増えますので　ガス缶を担ぎ上げなければなりません。でも水よりは遥かに軽いです(/ω＼)。
槍平から中崎尾根稜線に上がる尾根道は、腐った雪と急角度、そして30kgオーバーの荷物で本当にビビりました。足下から雪崩が頻繁に発生しザァーっと広がっていくのです。コレは二度と行きたくないですね。ピッケルのシャフトを全部埋め込んでの登攀とトラバースは、喉がカラカラになるほど緊張しました。
後は悪天候の中でのテント撤収の辛さと、全身びしょ濡れでのホワイトアウトの中での「下降」判断です。
後、標高差500m上がる槍ヶ岳山荘か一旦600m下ってしまう槍平の冬季避難小屋に逃げ込むか・・・ココは判断力を要しました。
しかし、降りたのが正解だと思いました。
実は、もう避難小屋で着替えてシュラフの中に入ると、「もう帰ろ」っとの弱い心も生じたのは事実です。
しかし、3度目の正直・・・槍のてっぺんまで午前1時起床3時発で　頑張りました。

氷になっていて飛騨沢がカリカリになっていたのが登りやすくもアリ、滑落の危険性が高まったのもアリ・・・

今回は、猛吹雪になるような天候は見られずに　後半はお天気だったのでなんとか登頂することができました。

滝谷避難小屋は、捜索隊の方々も「ココは出ますからねぇ・・・あいつによろしく伝えておいてください・・・」って言われたので、責任感を持って待っていましたが、特になーんにも今回は起こらなかったです。

足の皮がベロンベロンになったのは、この靴を履いて初めてだったです
一旦引き下がる勇気を持てたことが今回の登頂につながったと思います。経験と知識、それと堕ちない技術力と重荷に耐える　体力がモノを言いました。

さて、来週はまったり新緑ハイキングにでも　出かけたいです。雪はもういっぱい　いっぱいです(笑)

doritos

避難小屋、出なくて良かったですね〜（笑）
jyunntarouさん、こんにちわ！

今回は出ませんでしたね
ニオイもなかったようで。
34kgとはすごいですね。
もし自分なら、自宅で背負ってみた時点であきらめてます

水も状況が変化する時期では、どうするか難しいですよね。
重いですが、現地で困るよりは持っていったほうが精神的には安心しますよね。
ただし、めちゃくちゃ重くなるんですね

GWの4日間お疲れ様でした。
足の靴ズレは痛そうですが、ご無事で何より
登頂、おめでとうございます！

jyunntarou

Re: 避難小屋、出なくて良かったですね〜（笑）
doritosさん　ありがとうございます。。
荷物…重すぎました
一度下ろすと　担ぎ上げるのが　大変です。
水が現地調達可能であれば　一番いいですね。
積雪期は雪を溶かす方が　軽くてよいかもです。

靴ズレは治りましたが・・・
現在　六甲の沢で転倒し・・・病院通い中です
今回のんは・・・少しヤバいかなぁ・・・(/ω＼)

お山にけがは付き物ですが、doritosさんも　気を付けてくださいね。
滝谷避難小屋、トイレ臭いもなく、今回は全くへんな現象は皆無でした。
常連になると（笑）　大丈夫らしいです。