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Yamareco

記録ID: 6322683
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

北岳(夜叉神から)

2023年12月29日(金) ~ 2023年12月30日(土)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
24:11
距離
39.1km
登り
4,112m
下り
4,115m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:10
休憩
0:26
合計
8:36
5:53
27
スタート地点
6:20
6:21
4
6:25
6:25
6
6:31
6:33
4
6:37
6:37
4
6:41
6:42
56
7:38
7:38
105
9:23
9:39
165
12:24
12:24
14
12:38
12:43
69
13:52
13:53
36
14:29
宿泊地
2日目
山行
13:20
休憩
2:17
合計
15:37
5:17
76
宿泊地
6:33
7:02
63
8:05
8:19
16
8:53
9:06
20
9:26
9:59
12
10:11
10:17
13
10:45
10:53
59
11:52
12:00
127
14:07
14:07
38
14:45
14:45
13
14:58
15:03
94
16:37
16:43
151
19:14
19:15
44
19:59
19:59
4
20:03
20:04
4
20:08
20:08
7
20:15
20:15
7
20:22
20:23
31
20:54
ゴール地点
天候 2日とも晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
夜叉神峠登山口の駐車場を利用(SG地点)・・トイレがあり、空きは十分ありました

南アルプス林道の夜叉神ゲートは、29日・30日は無人で特に問題なく通過できました(前夜泊した28日は人が駐在していたよう)
コース状況/
危険箇所等
南アルプス林道バスが運行されない時期なので、まずは5劼領啼司發から・・路面凍結やツララ落下などの問題はありませんでしたが、反響音が少々ブキミ

鷲ノ住山〜野呂川発電所とアルキ沢橋からの義盛新道は急坂部分が多く、テン泊の重荷ではキツいコース

積雪は非常に少なく、池山御池小屋の先の城峰手前辺りからようやくチラホラ現われ、その先でテン泊しましたが水作りのためのキレイな雪を取るのに苦労・・砂払辺りまでガンバればもう少しマシだったかも(枯葉等を濾して煮沸するとコメツガ臭が残り、これがイヤだったのも2日目に下山強行した理由です)

北岳へは地面露出部も所々あり、主稜線は西側を巻く夏道通しでした(冬道の尾根ルートは雪全く無し)・・トレースあるもののトラバース部は凍結気味の所もあって一歩一歩慎重通過(写真33)

八本歯の頭〜コルは岩やトラロープが出ていて、それ程の緊張感なく通過できました(写真31)

下山の鷲ノ住山ではマサカのヘッデン・バッテリー切れ(USB充電式の弱点)で、暗い予備ヘッデンでの下山となったのでルーファイにかなり難儀しました・・予備ヘッデンが無かったらビバークでした

*奈良田と夜叉神の比較
奈良田からは、高さ3mの開運隧道ゲートを乗り越えなければいけないが、その後は舗装林道歩きのみで、(3日目雨予報で)2日目強行下山となっても安全性は高い。但し、距離が12km超あってしかも単調。
一方、夜叉神からだと、鷲ノ住山の急な登降の難所はあるが林道歩きは奈良田より短い。観音峡から北岳〜間ノ岳の展望があるらしく、「長い林道歩きのみより面白そう」というのが決め手で夜叉神からに

**累積標高差が4100mになっていますが、ログが谷間で飛ぶせいで、実際は3千m以下と思われます

難所らしい鷲ノ住山が明るくなる時間帯目標にゲートをスタート
2023年12月29日 05:54撮影 by  Canon IXY 650, Canon
4
12/29 5:54
難所らしい鷲ノ住山が明るくなる時間帯目標にゲートをスタート
林道展望地から間ノ岳〜北岳ですが、ぶ厚い雲
2023年12月29日 06:58撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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12/29 6:58
林道展望地から間ノ岳〜北岳ですが、ぶ厚い雲
少し待っていると北岳!・・その手前は池山吊尾根で少し白いのがボーコン沢ノ頭付近
2023年12月29日 07:02撮影 by  SC-51C, samsung
8
12/29 7:02
少し待っていると北岳!・・その手前は池山吊尾根で少し白いのがボーコン沢ノ頭付近
ここが鷲ノ住山入口
2023年12月29日 07:20撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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12/29 7:20
ここが鷲ノ住山入口
鉄塔に出て下に野呂川発電所で上の白峰は間ノ岳
2023年12月29日 08:00撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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12/29 8:00
鉄塔に出て下に野呂川発電所で上の白峰は間ノ岳
重荷でバランスを崩さぬよう急坂を慎重に下り、夜叉神より250mも低い今回最低点の発電所に到着
2023年12月29日 08:25撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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12/29 8:25
重荷でバランスを崩さぬよう急坂を慎重に下り、夜叉神より250mも低い今回最低点の発電所に到着
吊橋は揺れるので両方のワイヤーでバランス取りつつ
2023年12月29日 08:26撮影 by  Canon IXY 650, Canon
4
12/29 8:26
吊橋は揺れるので両方のワイヤーでバランス取りつつ
林道復帰の直下は短い岩場で、重荷なので慎重通過・・吊橋から林道まではストック畳んでおくのを推奨
2023年12月29日 08:34撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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12/29 8:34
林道復帰の直下は短い岩場で、重荷なので慎重通過・・吊橋から林道まではストック畳んでおくのを推奨
鷲ノ住山?
2023年12月29日 08:49撮影 by  Canon IXY 650, Canon
3
12/29 8:49
鷲ノ住山?
アルキ沢橋登山口からは急登
2023年12月29日 09:23撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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12/29 9:23
アルキ沢橋登山口からは急登
何とか池山到着フ〜;
2023年12月29日 12:25撮影 by  Canon IXY 650, Canon
3
12/29 12:25
何とか池山到着フ〜;
池山御池は雪が無く氷も融けそう
2023年12月29日 12:35撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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12/29 12:35
池山御池は雪が無く氷も融けそう
小屋内は寒いのでしょう皆さんテントを張っておられました
2023年12月29日 12:39撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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12/29 12:39
小屋内は寒いのでしょう皆さんテントを張っておられました
しかし小屋の先も雪が無い
2023年12月29日 12:42撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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12/29 12:42
しかし小屋の先も雪が無い
城峰辺りから雪が現われ、その先で何とか水が作れそうなのでテン泊地に
2023年12月29日 15:28撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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12/29 15:28
城峰辺りから雪が現われ、その先で何とか水が作れそうなのでテン泊地に
翌未明、ボーコン沢ノ頭でのご来光狙いで砂払に到着
2023年12月30日 05:59撮影 by  SC-51C, samsung
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12/30 5:59
翌未明、ボーコン沢ノ頭でのご来光狙いで砂払に到着
ボーコン沢ノ頭で目指す北岳にご対面!
2023年12月30日 06:41撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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12/30 6:41
ボーコン沢ノ頭で目指す北岳にご対面!
甲斐駒〜八のバックがピンクに
2023年12月30日 06:47撮影 by  SC-51C, samsung
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12/30 6:47
甲斐駒〜八のバックがピンクに
来ました!
2023年12月30日 06:50撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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12/30 6:50
来ました!
農鳥岳〜間ノ岳がウッスラと染まります
2023年12月30日 06:51撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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12/30 6:51
農鳥岳〜間ノ岳がウッスラと染まります
笊ヶ岳
2023年12月30日 06:51撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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12/30 6:51
笊ヶ岳
今日は狙いがズバリ♪
2023年12月30日 06:51撮影 by  SC-51C, samsung
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12/30 6:51
今日は狙いがズバリ♪
雲海に浮かぶ富士山が美しい
2023年12月30日 06:51撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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12/30 6:51
雲海に浮かぶ富士山が美しい
月と北岳モルゲン
2023年12月30日 06:54撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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12/30 6:54
月と北岳モルゲン
間ノ岳
2023年12月30日 06:56撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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12/30 6:56
間ノ岳
ウッスラと北アルプス
2023年12月30日 06:57撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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12/30 6:57
ウッスラと北アルプス
上手く撮れませんでしたが穂高〜槍
2023年12月30日 06:58撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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12/30 6:58
上手く撮れませんでしたが穂高〜槍
八本歯ノ頭〜北岳
2023年12月30日 07:33撮影 by  SC-51C, samsung
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12/30 7:33
八本歯ノ頭〜北岳
間ノ岳〜中白峰山
2023年12月30日 07:48撮影 by  SC-51C, samsung
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12/30 7:48
間ノ岳〜中白峰山
八本歯ノ頭から北岳ですが夏道出てそうです
2023年12月30日 07:50撮影 by  SC-51C, samsung
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12/30 7:50
八本歯ノ頭から北岳ですが夏道出てそうです
コルへの下りは雪薄くて凍結も無いですが、アイゼンを着けているのでそれなりに慎重に
2023年12月30日 08:07撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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12/30 8:07
コルへの下りは雪薄くて凍結も無いですが、アイゼンを着けているのでそれなりに慎重に
トレースあってありがたい
2023年12月30日 08:24撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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12/30 8:24
トレースあってありがたい
トラバース部は凍結気味の所もあったので一歩一歩安全第一で
2023年12月30日 09:11撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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12/30 9:11
トラバース部は凍結気味の所もあったので一歩一歩安全第一で
ビクトリーロードから〜
2023年12月30日 09:17撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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ビクトリーロードから〜
易しいコンディションとは言え、一応北岳冬期登頂!
2023年12月30日 09:34撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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12/30 9:34
易しいコンディションとは言え、一応北岳冬期登頂!
櫛形山の奥の富士山が雲海を従えて美しい
2023年12月30日 09:34撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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12/30 9:34
櫛形山の奥の富士山が雲海を従えて美しい
農鳥岳〜間ノ岳〜塩見岳
2023年12月30日 09:36撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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12/30 9:36
農鳥岳〜間ノ岳〜塩見岳
笊の右は稲又山〜青薙山で、農鳥に隠れないのは北岳の高さの証か
2023年12月30日 09:37撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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12/30 9:37
笊の右は稲又山〜青薙山で、農鳥に隠れないのは北岳の高さの証か
西に中央アルプス
2023年12月30日 09:37撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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12/30 9:37
西に中央アルプス
宝剣〜木曽駒
2023年12月30日 09:41撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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12/30 9:41
宝剣〜木曽駒
南駒〜空木
2023年12月30日 09:41撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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南駒〜空木
大仙丈ヶ岳の奥は乗鞍岳
2023年12月30日 09:37撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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大仙丈ヶ岳の奥は乗鞍岳
仙丈ヶ岳の奥には穂高〜槍
2023年12月30日 09:38撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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仙丈ヶ岳の奥には穂高〜槍
立山〜剱〜鹿島槍〜白馬三山はサスガに白い
2023年12月30日 09:39撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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立山〜剱〜鹿島槍〜白馬三山はサスガに白い
甲斐駒の左奥に頸城三山
2023年12月30日 09:40撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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12/30 9:40
甲斐駒の左奥に頸城三山
その右の八は全然雪無さそう
2023年12月30日 09:40撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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12/30 9:40
その右の八は全然雪無さそう
鳳凰山や奥秩父も
2023年12月30日 09:41撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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12/30 9:41
鳳凰山や奥秩父も
赤岳奥の白峰は仙ノ倉山〜万太郎山〜谷川岳など上越国境の山々
2023年12月30日 09:42撮影 by  ILCE-7M3, SONY
5
12/30 9:42
赤岳奥の白峰は仙ノ倉山〜万太郎山〜谷川岳など上越国境の山々
光線が変わってくると表情も違いますね
2023年12月30日 09:47撮影 by  SC-51C, samsung
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12/30 9:47
光線が変わってくると表情も違いますね
大仙丈沢カールの奥に乗鞍〜笠
2023年12月30日 09:47撮影 by  SC-51C, samsung
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12/30 9:47
大仙丈沢カールの奥に乗鞍〜笠
八本歯ノ頭に戻って北岳の雄姿
2023年12月30日 11:14撮影 by  SC-51C, samsung
5
12/30 11:14
八本歯ノ頭に戻って北岳の雄姿
白峰三山
2023年12月30日 11:46撮影 by  SC-51C, samsung
6
12/30 11:46
白峰三山
ボーコン沢ノ頭から
2023年12月30日 11:59撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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12/30 11:59
ボーコン沢ノ頭から
絶景満喫しつつも13時前に戻れたので強行下山します・・入山下山共にヘッデンに
2023年12月30日 12:45撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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12/30 12:45
絶景満喫しつつも13時前に戻れたので強行下山します・・入山下山共にヘッデンに
下山も小屋はスルー
2023年12月30日 14:44撮影 by  SC-51C, samsung
3
12/30 14:44
下山も小屋はスルー
アルキ沢橋で林道着地
2023年12月30日 16:45撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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12/30 16:45
アルキ沢橋で林道着地
無事下山・・最後の夜叉神トンネルは長かった〜;
2023年12月30日 20:51撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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12/30 20:51
無事下山・・最後の夜叉神トンネルは長かった〜;

感想

毛無山でデッカイ富士山を眺めた後は、夜叉神に移動して今回メインの北岳へ。

歩いた39劼瞭癲30劼賄擇舗装路面で、とにかく「雪少な〜」に驚かされた2日間でした。

おかげで、年末トレースもあって北岳登頂は大きな問題なく、“冬期登頂”とするには申し訳ない感じです。

それでも天気は予報通りのピーカンに恵まれ、富士山の左手からから昇るご来光をはじめ、やや黒味が多いものの雪化粧した南ア高峰群の展望はバッチリ♪

翌31日が雨予報なのと、“コメツガ煎じ茶”風味の水になってしまう雪に辟易し、2日目に強行下山してしまいキツかったですが、逆に体にはいい負荷がかけられて満足度↑でした。

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