中川川水系 西沢下棚沢【畦ヶ丸】
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 690m
- 下り
- 668m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:50
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
この日はバスの増発便もありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
西沢下棚沢(シモンタナサワ) 【遡行グレード:2級(※F1下棚・F2を除く)】 以下 kamogせんせーのレコを引用。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-69526.html 現場でのレビューを追加させていただきました。 ○F1下棚 F2連瀑帯は高巻き。その後入渓 高巻くための中間尾根の取り付きは下棚から数十m戻った左岸の小台地状からで進入禁止トラロープが張ってある。痩せ尾根と所々ザレの踏み跡を登る。左側(下棚沢側)は急峻かつ高度があり足を滑らせれば致命傷。 2つ目?の小ピークを越えたコル状から高度差20mくらいで唯一斜めに沢へ降りられそうなポイントがある。一部スラブのザレでロープなしでも細い木の根を騙しながら何とか降りられた。懸垂下降を進めている本もある。 続いて2mCS、2m斜瀑、3mCSは沢通しに行けるし、右岸から巻きながら進むことも可能。 標高825m二俣は水量比1:3。 標高850m辺りで3段滝。最初の5mは右側から小さく巻く。取り付き右側のザレを少し登ったところに古い残置ボルトと腐ったスリングが2箇所あったが、今回はザレをもう少し上まで登ってからバンド状を落ち口に向かいトラバースした。落ち口に向かうトラバースが足元悪く嫌な感じ。ネチョネチョの泥が岩の上にのっかっており足場が悪い。ホールドもほとんどないので注意。 wataさんは、右壁を登攀してトラバースされなかったが、metaはトラバースした。上述の通りの緊張する場面だった。 2番目の8mは水流右側。 3番目の7mは水流左側で一部足が滑る。 すぐ3段20m(4+12+4くらい)ナメ滝。ここはロープをだしてもらい、wataさんリードでmeta,anさんはフリクションノットでバックアップをとり登る。2段目の上部は斜度30度くらいで一見容易に見えるが足がよく滑る。僅かな足ジャムで身体を止めながら慎重に登る。 標高945m二俣までは赤床のナメなど平穏さを一時取り戻す。 標高945m二俣は下部がスラブテラス状になった10m滝を架ける左俣へ。 今回の核心部、10m滝は左端からスラブになったテラスへ登り水流左から登る。テラスから乗り越す箇所がポイントで残置があるが、終了点は遠い木しかないのでハーケンを打って確保する。(卦) ここが核心だったように思う。見た目簡単そうだが、ぬるぬるなので足元が決まらず不格好なクライミングになった。wataさんはあっという間にリードし、何回かハーケンを打って確保してくれた。めちゃくちゃ早かった。 2段4m滝(標高990m)、トイ状4m斜瀑(1010m)、2段7m幅広(1025m)、4m壁(1035m)と越し、標高1045m3m滝は右から登るがズルズル。 左から枝ルンゼを2本見送ると、丹沢エリアではめずらしく赤岩のスダレ状12m滝が姿を現す。右ルンゼから上がりトラバースをして巻く。 標高1090m4段10m滝は左右とも行ける。 標高1100m5m滝は一部ズルズル。 標高1110m二俣は左へ進むが、10m滝が進路を阻んでいる。小ルンゼの更に右側の尾根から高巻くが足元がグズグズの急なザレ。潅木とブッシュをつなぎながら数十m登って高巻く。左側の沢を見ると5m、5mCS滝と続き苦労しそうだ。 標高1160mで沢に戻る。 すぐに標高1170m最奥の三俣(右沢はわかりづらい)。 詰めもあと僅かななので、ここから三俣の更に右側尾根から畦ケ丸頂上の少し東側を目指す。 ■本棚・下棚中間尾根下降 下降点は畦ケ丸から善六ノタワに向かい北東側標高1250mの一旦平地になったところで赤テープが巻きついている。 下降点から中間尾根標高1150m尾根屈曲ポイントに出るまでが判然とせず読図力と、主尾根と支尾根を見分ける眼を試される。 標高1040m小ピークには一斗缶、ヘルメット、やかんが残置されている。 標高860m小ピークから下棚沢へ降りるまでは痩せたザレ尾根が続く。足を滑らせれば致命傷となる。悪場で足のフリクションを利かせるのが苦手な方、登山中にストックを使わなければバランスをとれないような方は入るべきではない。 ★本棚・下棚中間尾根は地形図を細かく読める方、コンパスを使える方、ザレや痩せ尾根など腰がひけずにしっかり歩ける方でないと非常に危険です。 |
写真
装備
個人装備 |
シューズ フェルト。。。わたさん
ラバー。。。めた anさん
|
---|---|
共同装備 |
8mm30m ロープ
|
感想
今回もワタさんにひっついて行ってきました。
私と行く所だから初級だろう→ろくに調べもせず前日メタさんを誘う→難しそうだからと断られ→焦って調べビビる Σ( ̄ロ ̄lll)
50mの滝はもちろん巻くとのことでホッ・・
メタさんもならば行くとのことで、頼りになる人が2人になり心強いわと
ルンルンでお仕度してたら、あら ない!
ネオプレーンの靴下とスパッツ!!
最後に見たのいつ? いつ? ずーっと見てない!
去年の米子沢が最後か? っつかあの時が初使用だったんですけどぉ・・
ガーン(゜д゜lll) 色んな意味でショックがデカイ
でもメタさんがAちゃんのを貸してくれることになって、ホントにありがとうございました!
ってな前置きが長いですが、西丹沢のセンターから出発し行ってきました。
ヌルヌルドロドロで緊張もしましたが、登れた時の嬉しさあり、日に透ける開放的な新緑を眺めありで最高の沢体験ができました。
色々フォローありがとうございました。
あの滝、いつかは登れるかなー
このGWは当初南アへ、計画変更して北アの奥の方へと出かけようと調整していたのですが、事情があって出かけられませんでした。
ぼんやりと天気の良い青い空を見つつ、「去年はヘルニアで出かけられなかったんだしその時に比べたらまだマシかな。」と思っていました。
・・・
そこにanさんから「明日 沢行くからどう?。」と連絡がありました。
行先は【西沢下棚沢】。
あわてて調べたのですが、確か2級くらいの沢のはず・・・
絶対足をひっぱると思って、一旦諦めお断りの連絡をいれさせていただいたのですが、今回は下棚(45m滝)は巻いてくれるという追加の連絡があり、それならばと同行させていただくことにしました。
去年の今頃 腰の痛みから徐々に解放されつつある頃の新緑のきれいな丹沢の沢に癒された記憶が蘇ります。今回もその期待を裏切らない【西沢下棚沢】は、苔むした緑の綺麗な沢でした。それと同時にわたさんという素晴らしい沢屋さんに同行させてもらって、本物の沢屋さんの技を見せていただき感動しました。
スピード・技術・知識、そして物腰の落ちついた優しいお人柄にただただ引き込まれました。基本動作を確実にそして早くすることの大切さを改めて感じました。そうすれば、沢でも雪でも体が冷えることもありませんし、集中力を途切れさせることもないので。自分みたいな【なんちゃってな沢ノボラー】にも親切にいろいろと教えていただき、ありがとうございました。「俺の山」が空いている時、またぜひよろしくお願いします。
anさん今回は誘ってくださり本当にありがとうございました。明るい姉御にはいつもお世話になってばかりです。スパッツとソックスは準備してまた沢登り誘ってくださいね。沢登りも下山の地図読みもとても楽しかったです。
雪とはお別れできなかったけれど、GWの〆としてはとてもよかったです。
山とは関係ありませんが、この山行の後 自分は親知らずを抜くために歯医者に向かい、抜歯完了。
再度参加の連絡をする際、歯を抜くドキドキ(19:00予約のため)に耐えられずどうせドキドキするなら沢登りでドキドキして気を紛らわせたらいいかなと思っていました。
あっという間の楽しい時間でした。その代りお二人には時間の点で気を遣わせてしまい、畦ヶ丸山頂をパスさせてしまい申し訳なかったです、すみません。
パンパンに右ほほは腫れあがり2015年のGWは終了となります。
来年こそは赤石さん、待っててください。
最後に、当初一緒に出かける予定だったじゅんさん。
今回はご迷惑をおかけしました。どこかでお返しできればと思います。
懲りず この夏もよろしくお願いします。
コメント
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meta_boman さん、みなさま、こんばんは。
西沢下棚沢や本棚沢は東沢と共に聞く名前で難しいらしいですが、レコを拝見するとヌメヌメ・グズグズで確かに大変そうですね
こういうところでのクライミングや高巻は上越方面のものとは違い、それ独特の大変さがありますよね。ちなみに私は苦手です
PS gankoyaさんも絶賛してましたが、watasaruさんはすごい方なんですね
yoshi629さん はじめまして!
ヌルヌルドロドロボロボロでドキドキしっぱなしで、ついて行くので精一杯なかんじでした。
ワタさんがいなきゃ行けてません・・
はい、ワタさんすごい方です
yoshiさん こんばんは。
出張で遅くなってしまいました。すみません。
丹沢の沢は暗くてヌメッてる沢が多いイメージがします。ツルツルの氷の上の斜面を歩いているような感じでした。
この沢はコンパクトで一日もかからず、またwataさんというすばらしいCLがいて安全に楽しませてもらいました。目の前でのハーケンうちや一連の作業を見せていただくと極めた方々の世界は本当にすごいなと思いました。興奮しました!!
上越の沢はレベルが高いところが多く自分程度の沢のぼらーではなかなかお邪魔できるところは少ないですが今シーズンもぜひお邪魔したいと思っています。
yoshiさんの過去レコを含めいろいろ拝見させていただきますね。コメントありがとうございました。
ついにハンマー買っちゃいました。cassinのです
anさん、こんばんは!みなさまはじめまして
私はまだ雪と戯れていますが、沢はすっかり夏の装い、日本は広いですね。
にしても、anさんかっちょいい!身軽そうでいいなあ
doronpaさん おはようございます
どこかにダジャレが潜んでいるのではと何度も文章を読んでしまいました
格好だけは沢やる人ですが、中身はスカスカです
このままではいけないと漠然とした危機感は感じてますのよ
アンさん、メタさん、こんにちは
見慣れない3人での遡行ですが、とても楽しそうですね
ヌメヌメズルズルは僕は苦手です・・
わたさん先輩はいつもスゲーですね
すごすぎて参考にできないのがつらい
ちなみに、ヒルはいませんでした?
うーむ、沢に行きたくなってきたぞーーー!
がんこさん
ついて行くので精一杯でしたが、ヌルヌルでの加重のかけ方やバランスなどいい勉強させて頂きました。
っつかワタさんはどんな所でもスイスーい
同じように登れないところに、どエライ差を感じました。
ヒルはいませんでしたよ。
もう喰われても構わねーと思って登ってましたが・・
葛葉本谷でしたっけ? ワタさん曰く、簡単簡単 とのことでしたよ
gankoyaさん こんばんは。
an姉さんに誘っていただいて沢に行けました。GW悶々としていたのでほんと嬉しかったです。
きっとgankoyaさんやyoshiさんとも御一緒させていただく機会があったら技術を拝見して自分感動させていただくことになると思います
いつか勉強させてくださいね。
オヒルさまは5/9に発生の多いはずの北丹沢でいませんでしたよ。
ところで、いつから沢始めですか
レコ楽しみにしています
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