完歩は断念 上日川峠から滝子山を目指すも米背負峠で脱落、甲斐大和駅まで歩く
- GPS
- --:--
- 距離
- 26.3km
- 登り
- 1,123m
- 下り
- 2,087m
コースタイム
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 9:07
天候 | 雨時々曇り のち晴れ 気象庁天気予報は50%的中と言ったところか・・・。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
9:00頃上日川峠に着く、トイレなどを済ませてハイクスタートだが、このロングコースを歩ききるには辛かった。 今思うと、立川駅あたりで夜を過ごし、始発電車で塩山駅に行きタクシーを使うか、夜中から塩山駅より歩く必要があった。つまり、このコースを私のような未熟者が行く場合は、時間かお金を余計に使わなければならないということだ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
米背負峠を15:30に通過したところで撤退を決めた。そして、甲斐大和駅に18:20に到着している。 結局ヘッドランプはトンネル以外使わなかったが、森の中は17:00頃には真っ暗になっている。滝子山から標高を1000m下ろすことを考えたら、撤退を選ばざるを得なかった。林道、県道はヘッドランプ要らず。 |
写真
感想
GWぶりの山行である。基本土曜日に山に行き、日曜日は別の趣味をしているので、土曜日の天気は週間天気予報でいつも気にしている(笑)
16日(土)の天気は全国的に雨と予報されていたので私は、傘さし道路歩きの計画を進めていたが、前日になって予報が変わり長野・山梨だけ予報が好転したのだ。これは、山梨に行くべきだ、そう考え計画不足で行ってしまった山行である。
本日の予定は、上日川峠から大菩薩峠に上がりそのまま尾根を南下、小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、大蔵高丸、ハマイバ、大谷丸、滝子山を経て初狩駅に降りるというルートである。ヤマレコの中でもいくつか記録があるが、距離にしておよそ23〜24km程、早発バスがないのが残念だがきっと歩いてこれるのではないか、と思っていた。甲斐の国市の地図では「甲州アルプス」として書かれているコース、名山多くよい縦走路だと思う。
私はいくつかミスをしている。
急造の計画で山行を実施したこと。
なぜ上日川峠から滝子山まで歩きとおしたレポート数が少ないのか考えなかったこと。
水を多く持ちすぎたこと(前回の縦走の時に3リットル持っていき飲みつくしたので、今回は5.5リットル背負って行った。)。
大菩薩峠にこだわったこと(上日川峠から石丸峠には楽に上がれる縦走路がある)。
そして、何よりもこれだけ厳しい縦走路を歩くのであれば、夜から林道を登り日の出とともに上日川峠スタートとするか、塩山駅より早朝タクシーを使うかなど、時間やお金をかけなければ凡人には厳しい道であったのだ。(夜から歩く山行をいくつかしているが、アスファルト道や一度歩いた道であれば大丈夫かなと思っている。)
朝の甲斐大和駅にはたくさんの人がいた、みんなバスを待っている。私はベンチに座って朝食のおにぎりを食べようとしたら、声をかけられた。3月に出会い一緒にお酒を飲んだ渋描き隊長でした。どうやら同じバスにのるようで、一緒に歩くyamaheroさんとご一緒でした。バスが発車するまでの時間、最近の様子や今後の計画などを交流する。
yamaheroさんは初めてお会いするのですが、レコを結構チェックしていることもあり、初めてという感じがしませんでした。氏のレポートの中の御坂黒岳のことをお話しさせていただく。私は終点までバスに乗るが、お二人は途中で下車し、それぞれの物語を紡ぐために汗水を流すことになったのである。バス前の短い時間でしたが貴重なお話を聞かせていただきました。ありがとうございました。
さて、上日川峠に着いた私は、トイレと準備運動を済ませ、10kg近くなったザックを背負い福ちゃん荘に向かう。福ちゃん荘ではベテランさんとお孫さんでしょうか、大菩薩峠を経て大菩薩嶺に行くか、唐松尾根で大菩薩嶺に行くか話をしている。南アルプスや富士山が見えるのであれば、私は唐松尾根を登って下りながら大菩薩峠に来たいなと思う。しかし、天気は小雨、天気予報はどうなった!?
介山荘に着くころにはもう靴も濡れ、「何かなあ、このまま大菩薩嶺に行って帰りたいなあ」と思うが、自分を奮い立たせて縦走路を行く。
天気さえよければ最高なんだけどなあ?
小金沢山近くで逆に来た人と話をする。どうやらその人は0:00に大月駅を出てここまでやってきたそうである、そしてこのまま大菩薩嶺、丸川峠、塩山駅まで走るという。すれ違った時間から考えると、大菩薩峠から先では富士山が見え、良い心持で塩山駅にたどり着いたのだろうと思う。そんなレポートがあるかどうか探してみたいと思う。
小金沢山では団体さんと話をする。「どうして登山をしても痩せないのか・・・。あの人は10kg痩せたのに君は・・・。」とおもちゃにされる。私は、これでも体脂肪率は減ったんです、一見太っているように見えますが、脂肪が落ちて筋肉がついたんです!!と主張し、小金沢山を後にする。そして、ここからは最後まで誰にも会わない山行でした。
尾根というけれども結構なアップダウンがある。150m下り100m登ることを繰り返す感じだ。そして、黒岳付近の岩場、これはスピードを稼げないわけだ。23〜4km位でもかなりきついわけだ、と納得してどこで縦走をあきらめるかを考えながら歩く。
黒岳、湯ノ沢峠、大蔵高丸あたりではまだまだいけそう、と思うが。少しずつ森が暗くなり始めていることに気づく。そう、ヘッドランプは持っている、予備のヘッドランプと電池も持っている。しかし、初めて来た道、滝子山からは一気に標高を1000m近く下げる、ヘッドランプでうまく下れるだろうか、事前の情報から岩場はないことはわかっているが、一抹の不安がよぎる。
そんな中、米背負峠に達する、右側には「大蔵沢林道を経て甲斐大和駅」という表記が、林道であれば暗くなってもヘッドランプで大丈夫である。5.5リットルも水を背負ってきた私は、因果な地名「米背負峠」で縦走を断念し、下山を決めた。
16:00、登山口に到着、あとは林道なので気が楽だ。さまざまなものを撮影しながら下りてくる、そしてガードレールに「14km」と書かれている、これは何だろうか・・・林道だけで14kmあるのか?甲斐大和駅まで14kmなのか?
また歩いていると、12.3km、時速4kmで歩いたとしても3時間越えか・・・。とげんなりする。
明るさは徐々に少なくなり、森の方を見るともう真っ暗である、あそこで縦走を断念してよかったなと思う。そして、意地でも甲斐大和駅まで歩こうと思う。
林道は、やまと天目山温泉の手前で県道に合流する。上日川峠から甲斐大和までのバスに間に合う時間だ。しかし、意地でも甲斐大和駅まで歩くつもりだ。すると、バスが私の横を通り過ぎる。運転手は怪訝そうな顔をしていた。
この道、バスや自家用車では絶対に立ち寄らないだろうなというスポットもある。特にここは、武田氏終焉の地、武田勝頼の墓所である景徳院、鳥居畑古戦場、そんな表示や記念碑を撮影する。
結局、トンネル以外ではヘッドランプを使わずに甲斐大和駅まで帰ってくることができた。山行は無事に帰ってくるまでが山行である、目標の初狩駅にたどり着くことはできなかったが、なかなかいい判断であったと思う。
なお、3月からある企画山行を行っている。それは、「山梨県かたつむり計画」である。完成まであと3山行である。
ヤマレコの特徴である赤線ですが、今山梨県東部にはこんな赤線が書かれている。
御正体山ー今倉山ー二十六夜山ー禾生駅
猿橋駅ー岩殿山ー大月駅ー高川山ー初狩駅
笹子駅ー本社ヶ丸ー清八山ー御坂黒岳ー河口湖ー三つ峠ー三つ峠駅
上日川峠ー大菩薩嶺ー大菩薩峠
大菩薩嶺ー小金沢山ー大蔵高丸ー米背負峠ー甲斐大和駅(今回)
そこにこんな赤線を書くとどうなるか。
禾生駅ー九鬼山ー猿橋駅
甲斐大和駅ー笹子駅ー初狩駅
御正体山ー石割山ー山中湖
ほら、地図の中にかたつむりが現れたでしょう。赤線繋ぎとはまた違った楽しみ方、赤線お絵かきである。こんなアホな遊びをするのは多分私だけだと思います。完成したらプリントスクリーンで保存しようと思っています。
aideieiさん、こんばんは。
ロング縦走はスピードも要求されるので、
今回は、雨の後で滑りやすくて不利でしたよね。
確かに感想で述べられている通り、石丸峠からなら完踏できたかもです。
ただ、どうしても大菩薩峠や大菩薩嶺にこだわってしまいますよね。
また、チャレンジですか。
コンディションさえ良ければで行けると思いますので、
その場合は下見ということで、
初狩駅から滝子山のピストンしておくことをお勧めします。
yamaheroさん。コメントありがとうございます。
甲斐大和駅では、失礼な態度だったかもしれません。重ね重ね申し訳ありません。
どうせ行くなら、ここも行きたい、あそこも行きたいと計画が壮大になってしまいます。そのくせ、お金や時間を節約しようと思うからさらに残念です。
大菩薩峠に行かず、早朝の塩山駅からタクシーを使っていれば7:00頃より入山可能、夜中塩山駅より歩いていれば5:00入山可能だったように感じます。そう、2時間って大きいですよね。
自分自身が、この計画を甘く見ていたということと捉えることにします。
たぶん、同じコースはしばらくは行かないような気がしています。滝子山にはきっと行くと思いますが、ショートですね。他にも、じっくり企画して狙うロングコースはありますから・・・。
次は舐めずに、ロングコースも平穏無事に完歩したいと思っています。
健脚のyamaheroさん、今後もよい山行を!!
aideieiさん
上日川峠から滝子山経由で初狩と聞いたとき、ロングコースだなと思いましたが、aideieiさんなら大丈夫だろうとおもいました。
私は、大菩薩連嶺は2回(湯ノ沢峠→景徳院2014/5/11、石丸峠→湯ノ沢峠201/7/6)に分けて歩きました。
また滝子山は甲斐大和駅から大鹿峠、曲沢峠を経て滝子山へ(2013/9/21)行きました。
aideieiさんの予定ルートは、私が3回に分けて歩いたルートを1日で歩くのにほぼ等しいですよ!
無理せず、途中下山、事故無しで大正解だったと思います。
マップ拝見しましたが、まだ私の目にはカタツムリが見えません。
もう少し繋がると見えてくるのかな
hamburg
P.S.
「うしおくのかりがはらずりやま」「ushiokunokarigaharazuriyama」は
「うしおくのがんがはらすりやま」「ushiokunogangaharasuriyama」です
渋描き隊長様、再会をうれしく思っております。
あのわずかな時間でどれだけ勇気をもらえたかと思うと・・・。あれが無かったら、大菩薩嶺まで登って断念して一人ビールにしていたかもしれません。
結果は残念でしたが、判断も含めてよい山行だったと思っています。林道から森の中を見ると、暗さに「これはきついな」と思いましたから・・・。yamaheroさんへの返信に書きましたが、私のような凡人がここを行くのであればお金か時間を余計に使うことが必要だったのだと思います。
ヘッドランプを使った山行は、初めて行く道ではお勧めしない。丹沢バカ尾根や高尾山などのルートだったら大丈夫と思うのですが・・・。
でも、初見の道をヘッドランプで歩くという経験も今後は必要だなとも思っています。
マップについては、もう少し自分が歩くといびつなかたつむりが現れると信じています。(あれをかたつむりって・・・という声もあると思います)
P.Sについては、直しておきます。
今後とも、お互いに良い山行をしましょう!!
aideieiさん、こん○×は(^o^)/
ロング縦走お疲れ様です。平地や自分が歩いている超低山の25kmとは段違いの25kmだったと思います いろいろ歩かれているので、途中撤退は正解だったのでしょう 何かあったらそのときだけでなく、あとにも影響が出ますから。
赤線でのかたつむり、楽しそうですね 以前何かの番組で、日本国内で「MERRY ME」とGPS奇跡で書いてプロポーズした人を紹介していました。でも自分の脚で歩くとまた違った意味で楽しいでしょうね 完成を楽しみにしています。
mamepapa
mamepapaさん、コメントありがとうございます。
3月前にあった赤線から、この企画(山梨県かたつむり計画)を考えました。
しかし、どうしてもいびつになります。それはご容赦いただきたいところです。どうしても、違うものに見えたら、何も見えなかったりしたら申し訳ありません。
こんなことを考えながら山行予定を立てているのも私ぐらいかな・・・と・・・。
最近は、20kmをロングだと思わなくなってきました。他の方へのコメントにも書いてあるように、早朝より歩ければ、きっと成就した企画と思います。しかし、どこか甘さがあったのでしょう。
次のロング企画は、入念な準備をしたいと考えています。
これから夏にかけては、縦走に加えピークハントが出てきます。秋になるとまた縦走スタイルに戻ります。その点はご容赦ください。
mamepapaさん、今後もよい山行を!!
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