記録ID: 64382
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積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス
千畳敷〜木曽駒ヶ岳〜麦草岳〜木曽駒高原スキー場
2005年02月11日(金) ~
2005年02月13日(日)
kzs_ina
その他1人
- GPS
- 56:00
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 580m
- 下り
- 1,949m
コースタイム
11日:千畳敷-宝剣山荘-木曽駒ヶ岳-頂上木曽小屋
12日:小屋-木曽前岳-牙岩-麦草岳-7合目小屋
13日:小屋-4合目-徒渉点-木曽駒高原スキー場
12日:小屋-木曽前岳-牙岩-麦草岳-7合目小屋
13日:小屋-4合目-徒渉点-木曽駒高原スキー場
天候 | 11日:晴れ時々吹雪き 12日:晴れのち曇り 13日:晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2005年02月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
千畳敷-宝剣山荘:ロープウェイで千畳敷に入る。 千畳敷カール内は基本的に雪崩に対する警戒が必要。 まず、(カールの縁沿いに迂回する)冬ルートを進み、八丁坂(浄土乗越に抜けるルンゼ)の中央を直登すること。 このルート取りで、雪崩の危険度を少し下げられる。 宝剣山荘-木曽駒ヶ岳:中岳や木曽駒ヶ岳はトラバースせずに直登、直降する。 木曽駒ヶ岳-頂上木曽小屋:直降するとすぐに小屋の屋根が見えてくる。 冬季は一部開放。 頂上木曽小屋-木曽前岳:所々膝を越えるラッセル。 木曽前岳-牙岩:木曽前岳から尾根は急に落ちているので、尾根通しには行けそうにない。 我々は、いったん右側(北側)の雪壁を下降し、左(西方向)にトラバースしながら下って麦草岳への縦走路に乗った。 このトラバースでは雪崩に要注意のこと。 牙岩は雪壁を登り詰めてから、岩場をトラバース。 この岩場の下は絶壁となっていて、ここでの滑落は命取りなので、ロープをセットして通過した。 牙岩-麦草岳:牙岩のすぐ先に急な下り雪壁がある。 今回は、はしごが半分ほど出ていたのでクライムダウンしたが、 はしごが完全に雪に埋まってしまったら、立木にロープをセットして 15~20 m ほど懸垂下降した方が楽。 あとは、所々ナイフリッジ状となった細尾根をラッセルしながら縦走する。 最後は急な雪壁を登り詰めて頂上台地に出る。 麦草岳-7合目小屋:山頂からの下降方向に注意。 樹林帯に入ったらマーキングに従う。 7合目小屋は、薪ストーブがあるきれいな広い小屋。 7合目小屋-4合目:所々、股近くまで沈む厳しいラッセルが続く下り。 マーキングに従い下る。 標高1900 m付近にコースが左に直角に曲がっているところがあり、そこはマーキングも薄くてまっすぐ進みがち。 そこが少しわかりにくかった。 4合目-徒渉点:マーキングに従い急下降を続ける。 少しずつラッセルの厳しさが無くなっていく。 雪に埋もれた河原を渡る。わずかな水流あり。 徒渉点-木曽駒高原スキー場:林道を膝高のラッセルで下るとスキー場のゲレンデ(現在は休業中)に出る。 |
写真
感想
中央アルプスに登り、長年の懸案だった木曽駒ヶ岳と麦草岳をつなぐ稜線を踏破することができた。
稜線上での1泊目は頂上木曽小屋の冬季小屋に取る。
翌日は天気に恵まれた。
木曽前岳から先は、まるで迷路のように入り組んだ稜線を右へ左へと伝い、ナイフエッジを越え、岩場を抜けて行く。
ラッセルも厳しかった。
日が沈み、闇が拡がりつつあるころ、この日の宿である7合目避難小屋にたどり着いた。
この小屋には薪ストーブがあり暖がとれる。
この夜は暖かく過ごしながら、つぎの山の計画の話で盛り上がった。
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こんにちは。
先日、この辺りを縦走してきました。
冬は、こんな景色なんですね。
お写真の方、充分堪能させて頂きました。
ありがとうございました。
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