ぜいたくな山行・棒の折山(棒の嶺)小沢峠ルート
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 1,267m
- 下り
- 1,372m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:00
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
復路=さわらびの湯〜タクシー〜飯能駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
小沢峠から棒の嶺山頂は。特に危険なところはありません。急傾斜地などはありますが、じっくり歩けば大丈夫。ただし、踏み跡がわかりにくいところがあり、地図読みの技術は必須。白谷沢は沢沿いの道を歩きます。渡渉を何度も繰り返し、滑りやすい岩もあります。急傾斜の鎖場もありました。慣れていないと怖いかも。 |
その他周辺情報 | コース上にトイレはまったくありません。青梅駅が最後のトイレです。 |
写真
感想
「なぜ、こんなところで」と思うような変哲ない登山道で二つも遭難碑
があったのには驚いた。推察するに、悪天候で低体温症になったのだろう。夏でも風雨が強いと体感温度が零度近くまで下がり、低体温症の危険が高まる。臆病者の僕は悪天候では山に入らない。途中から突然悪天候になれば、近くの小屋に逃げるか、下山すると決めている。
なかなか立派なゴルジュの白谷沢ルートは2回目、ちょっとしたスリルを味わえる。石が濡れているので慎重に。同行のI女史は「面白いわ」とキャッキャ喜んでいました。
反省会はいつもの「ひものや」。魚の干物がうまい。
このコースは、様々な山歩きが楽しめる、面白いコースです。なかなか楽しめました。
棒の折山に行くには、いくつかのコースがありますが、取り付きという点ではこのコースが一番難しいでしょう。小沢峠登山口付近には上成木バス停があるのですが、午前中に一本しかなく、事実上使えません。そのために青梅駅からタクシーとしました。三人で乗車し、一人1100円でした。青梅駅前にタクシーはおらず、予約した方が無難でしょう(前日に予約の電話を入れたのですが、『青梅駅前にはいつもタクシーがいるから大丈夫』と女性のオペレーターに言われ、予約を受け付けてもらえませんでした。が、実際にはタクシーはおらず、お客さんは列になっていました)。
小沢峠トンネル付近に着いたら、準備をして山道へ向かいます。取りつきはわかりにくいのですが、標識はあります。
急傾斜を登るとすぐに小沢峠に着きます。風情のある峠です。江戸時代からここを利用していた人がいると思うと、歴史を感じます。
ここからは本格的な登山道です。登り基調で、アップダウンが続きます。急傾斜地もあり、のんびり攻めたいところ。途中に、寛政年間の日付がほられた社がありました。
夏の暑さですが、樹林帯の中を進むため、さほど暑くありません。また、他の登山者とはほとんど会いませんでした。棒の折山はにぎやかな山ですが、コサワコースに限っては静かな山歩きを楽しめます。
危険個所はほとんどないのですが、権次入峠までに遭難碑が二つもありました。いずれも女性で、「どうしてこんなところで」と疑問がわきました。と同時に、命を落とされた方を教訓に、安全登山に努めなければと肝に銘じました。
また、歩きやすい道が続くのですが、25000図の461メートル峰付近で踏み跡がわからなくなりました。GPS(今いるところがわかる)と、コンパスと25000図(これから行く方向がわかる)を使い、踏み跡に回復できました。もし、GPSもなく、地図を読めなかったら、やばかったです。なぜ、踏み跡を見失ったのか。研究の余地があります。
山深い小沢コースも、黒山まで来ると大勢の登山者と出会います。また、棒の折山
はにぎわっていました。快晴の山頂は爽快そのもの。来てよかった。
帰路の、白谷沢コースは、沢沿いの道をゆきます。都内でも珍しいゴルジュ地形が楽しめました。鎖もありますが、慎重にゆけば問題はありません。それよりも危険なのは、沢沿いの濡れた石。不用意に足を下すと、つるりと滑って転倒の恐れがあります。沢で転倒して手をつくと、手首を骨折する恐れもあります。慎重に歩きました。
さわらびの湯は、到着が遅かったこともあって、ほどほどの込み具合。のんびりしました。帰りも急ぐため、タクシーを呼びました。さわらびの湯から飯能駅前まで、一人2000円でした。
じっくり山に向き合えて、沢まで歩けるぜいたくな山行になりました。一緒に歩いてくれたケンメイ先輩、Iさん、ありがとうございました。
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