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Yamareco

記録ID: 653473
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

どでかい飯豊連峰 満腹縦走(オンベマツ尾根-大日岳-朳差岳-権内尾根)

2015年06月02日(火) ~ 2015年06月05日(金)
情報量の目安: S
都道府県 山形県 福島県 新潟県
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GPS
80:00
距離
40.0km
登り
3,096m
下り
3,062m
天候 2日 晴れ
3日 高曇り→午後2時頃から雨(強風)
4日 雨(強風)
5日 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
初日JR会津若松駅から磐越西線 鹿瀬駅へ タクシーで実川集落跡まで35分(7000円弱)
最終日権内尾根大石ダムから越後下関までタクシーの予定でしたが山頂で出会った方に車で送って頂きました。
コース状況/
危険箇所等
1.実川口林道
・倒木による道塞ぎ3カ所、壷安沢からの雪渓に林道が覆われている
・箱の沢手前の隧道トンネル 800m道が曲がってるので要ヘッドランプ、真ん中水の流れる水路有りフタがあったりなかったり

2.オンベマツ尾根-大日岳-御西岳
・アシ沢の仮橋は阿賀町役場(阿賀野市と阿賀町と紛らわしい市町村が二つあるので注意必要)に確認。通常7/1からとのこと。廃道の尾根の道見つかったが下りが見つからず戻って仮橋手前のトラバースから沢に降りて徒渉(増水時は不可と思われる)対岸を木の枝に捕まりながら急斜面を登る(腕力必要)尾根に上がったら薮をこいで登山道に合流(トータル1時間ほどかかった)
・道中 うなり声を聞いた。後から聞いたら熊のうなり声とのこと子連れの場合うなる事が多いらしい。姿は見えなかったが熊鈴を鳴らしながらゆっくり登山道上るとほどなく聞こえなくなった。
・月心清水はまだ雪の下で水汲めず途中の雪渓で水を作る30分ほどプラス、
1400m付近から早川の突き上げ(急斜面)まで雪が出てくる。ブヨにやられた。
大日岳への尾根は概ね歩きやすいが一部細い部分もある山頂直下は雪の急斜面
・大日から御西岳へガスのため山頂直下の道が分からず少し雪渓に降りてしまった。危険なトラバースになったので注意必要

3.御西岳-梅花皮小屋
・雪の上歩く事多く道が分かりづらい所ある、山形県側の道は注意必要。例年より雪解け早く稜線は1ヶ月後の景観とのこと

4.梅花皮小屋から頼母木小屋
・3日目強雨強風だったが尾根が狭い所は少ないので風雨に耐えながらゆっくり歩く。特にギルダ原、地神山付近、頼母木小屋に向かう所は風が強かった。
・エスケープの梶川尾根、丸森尾根分岐はしっかり確認したがすぐに雪渓とガスのため利用の際はコンパスなどでしっかり方角確認が必要と感じた。

5.頼母木小屋-朳差-権内尾根
・鉾立峰直下の急坂。権内尾根は概ね歩きやすいが細い所がおおいので強風時は緊張しそう。カモス峰から断続的に急坂くだり、東俣第2橋から東俣第1橋までキツイ登り返しとヘツリ気味に歩くので注意必要
壷安沢の雪渓が覆ってます。長い林道歩き
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壷安沢の雪渓が覆ってます。長い林道歩き
この長いトンネルが真っ暗。黙々と足早に歩く
10分位は歩いていたのかな?抜けると草履塚方面が見えてくる
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この長いトンネルが真っ暗。黙々と足早に歩く
10分位は歩いていたのかな?抜けると草履塚方面が見えてくる
アシ沢の徒渉には時間かかった。
やはり仮橋が付く時期が良いと思う。
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アシ沢の徒渉には時間かかった。
やはり仮橋が付く時期が良いと思う。
伊豆諸島、御蔵島で巨木の魅力にはまったので、
大きな木には目がいきます。ブナの巨木が多い道。
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伊豆諸島、御蔵島で巨木の魅力にはまったので、
大きな木には目がいきます。ブナの巨木が多い道。
オンベマツ尾根もやはり急坂です。
初日は暑く。飯豊らしく稜線までこってりしぼられました
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オンベマツ尾根もやはり急坂です。
初日は暑く。飯豊らしく稜線までこってりしぼられました
月心清水の分岐、一様スペースある
水は雪渓に覆われてなかった。
ココの水場を期待してたので、当てが外れる。
水が足りない。。。
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月心清水の分岐、一様スペースある
水は雪渓に覆われてなかった。
ココの水場を期待してたので、当てが外れる。
水が足りない。。。
ひと登りの急登で森林限界を越える。早川の突き上げ。
ブヨに攻められるが二日目に天気崩れるのでなんとか御西小屋に行きたいと頭が一杯。虫除けはしたがすぐに汗で落ちる。食われるがまま
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ひと登りの急登で森林限界を越える。早川の突き上げ。
ブヨに攻められるが二日目に天気崩れるのでなんとか御西小屋に行きたいと頭が一杯。虫除けはしたがすぐに汗で落ちる。食われるがまま
残雪の道チェーンスパイクにピッケル
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残雪の道チェーンスパイクにピッケル
右手に牛首山の稜線が見えたが早川の突き上げまで思った以上にきつく時間かかる
最後のひと登りは急坂。雪も腐れて来て滑る
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右手に牛首山の稜線が見えたが早川の突き上げまで思った以上にきつく時間かかる
最後のひと登りは急坂。雪も腐れて来て滑る
早川の突き上げ登ると大日岳が見えてきた。
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早川の突き上げ登ると大日岳が見えてきた。
どっしりしてかっこいいがすでに15:30
急がねばとあせる
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どっしりしてかっこいいがすでに15:30
急がねばとあせる
ミネサクラがとても鮮やかでした。
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ミネサクラがとても鮮やかでした。
ハクサンイチゲもたくさん
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ハクサンイチゲもたくさん
牛首山から越後三山の中ノ岳に似てる
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牛首山から越後三山の中ノ岳に似てる
右手には飯豊本山、御西岳
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右手には飯豊本山、御西岳
振り返ると牛首も鋭い
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振り返ると牛首も鋭い
山頂直下の雪壁気味登り
やっとついたがガスの中
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山頂直下の雪壁気味登り
やっとついたがガスの中
御西への稜線に日が落ちる。くたくただったので
御西に行く事が頭の9割
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御西への稜線に日が落ちる。くたくただったので
御西に行く事が頭の9割
なんとか19:00前につけた。
日が長いので助かる。
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なんとか19:00前につけた。
日が長いので助かる。
二日目は天気が崩れる予報だったので、本山は潔くあきらめ
北股岳方面に向かう。高曇り
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二日目は天気が崩れる予報だったので、本山は潔くあきらめ
北股岳方面に向かう。高曇り
前日歩いた道。よく歩いたと考え深い
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前日歩いた道。よく歩いたと考え深い
雲が晴れて烏帽子岳(右)と北股岳(左)が見えたあの間に梅花皮木小屋ある
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雲が晴れて烏帽子岳(右)と北股岳(左)が見えたあの間に梅花皮木小屋ある
振り返ると大日岳から西大日岳の稜線は大きく雪も多かった
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振り返ると大日岳から西大日岳の稜線は大きく雪も多かった
ゆっくりなので花もじっくりシラネアオイはたくさん
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ゆっくりなので花もじっくりシラネアオイはたくさん
飯豊本山。こちらも大きい。ダイグラ尾根など気になるところがあるので次の機会に
飯豊本山。こちらも大きい。ダイグラ尾根など気になるところがあるので次の機会に
北股岳もくっきり
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北股岳もくっきり
赤岳沢の雪渓も石転沢みたいに長大でした。
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赤岳沢の雪渓も石転沢みたいに長大でした。
ハクサンイチゲに大日岳
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ハクサンイチゲに大日岳
振り返るとどでかい主脈
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振り返るとどでかい主脈
すっきりした北股岳がかっこいい。崩れる予報なのと梅花皮木小屋も綺麗なので早めに停滞。結局次の日の11時頃にでたので24時間以上の滞在。午後に一組上がってきて山菜をごちそうになった。なんと小国山岳会の方で現役のマタギやっているS氏でした。小屋番もされたりとか
外国の方を案内。びっくりしたのは荷物の量。何キロ担いでいるのだろうか本物の強者である。
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すっきりした北股岳がかっこいい。崩れる予報なのと梅花皮木小屋も綺麗なので早めに停滞。結局次の日の11時頃にでたので24時間以上の滞在。午後に一組上がってきて山菜をごちそうになった。なんと小国山岳会の方で現役のマタギやっているS氏でした。小屋番もされたりとか
外国の方を案内。びっくりしたのは荷物の量。何キロ担いでいるのだろうか本物の強者である。
午後になる前に北股岳は往復した。
コチラは紛らわしい烏帽子山
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午後になる前に北股岳は往復した。
コチラは紛らわしい烏帽子山
石転沢雪渓
大日岳を撮ったあとガスになり午後3時くらいから猛烈な雨。
三日目も強風、強雨は一日中。S氏は梶川尾根を降りるとのこと
エスケープや停滞も考えたが頼母木小屋まで行く予定と相談。
稜線の尾根は広いのでゆっくり行けば4時間くらいとのとで出発
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大日岳を撮ったあとガスになり午後3時くらいから猛烈な雨。
三日目も強風、強雨は一日中。S氏は梶川尾根を降りるとのこと
エスケープや停滞も考えたが頼母木小屋まで行く予定と相談。
稜線の尾根は広いのでゆっくり行けば4時間くらいとのとで出発
4日目の朝ご褒美の晴れ間でした。前日は本当に4時間ジャスト。厳しい歩きだったが強風のなかでもけなげに耐えている高山植物に勇気をもらい一歩一歩進んだ。
飯豊連峰北端の雄 朳差岳。
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4日目の朝ご褒美の晴れ間でした。前日は本当に4時間ジャスト。厳しい歩きだったが強風のなかでもけなげに耐えている高山植物に勇気をもらい一歩一歩進んだ。
飯豊連峰北端の雄 朳差岳。
ハクサンチドリ
朝日があたってキレイでした。
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朝日があたってキレイでした。
鉾立峰の急坂登りアゴク峰の尾根(バリエーションルート)、二王子岳
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鉾立峰の急坂登りアゴク峰の尾根(バリエーションルート)、二王子岳
二王子岳も1400mと思えない大きさ
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二王子岳も1400mと思えない大きさ
頼母木方面
朳差岳山頂から小屋は絶好のロケーションにある
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朳差岳山頂から小屋は絶好のロケーションにある
長者平の池塘
ココでこんどは今年頼母木の小屋番をされるI氏にあった。
これから降りる権内尾根の整備をされている。色々と話を聞かせていただいた。
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長者平の池塘
ココでこんどは今年頼母木の小屋番をされるI氏にあった。
これから降りる権内尾根の整備をされている。色々と話を聞かせていただいた。
山の名前と位置を的確に教えていただいた。
ダイグラ尾根と飯豊本山
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山の名前と位置を的確に教えていただいた。
ダイグラ尾根と飯豊本山
二つ峰と烏帽子山。
I氏と山話で盛り上がり。一緒に下山する事になった。
権内尾根の整備をしているので整備の状況から越後の山、鉱石など多岐にわたる話題であきさせない。はっきり行ってガイドと一緒に降りているようなものでした。
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二つ峰と烏帽子山。
I氏と山話で盛り上がり。一緒に下山する事になった。
権内尾根の整備をしているので整備の状況から越後の山、鉱石など多岐にわたる話題であきさせない。はっきり行ってガイドと一緒に降りているようなものでした。
前朳差岳。細い部分はあるが歩きやすい。飯豊らしくきついケド。
このあと栃木方面まで乗せていただける事になり、本当にありがたい。元々は国体の際に整備された尾根だという。
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前朳差岳。細い部分はあるが歩きやすい。飯豊らしくきついケド。
このあと栃木方面まで乗せていただける事になり、本当にありがたい。元々は国体の際に整備された尾根だという。
花も一杯ナナカマド
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花も一杯ナナカマド
タニウツギ
ヒメサユリは一輪
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ヒメサユリは一輪
ウラジオヨウラク
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ウラジオヨウラク
振り返る前朳
ブナの巨木も
月夜平はとても雰囲気の良い所
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月夜平はとても雰囲気の良い所
今回の旅は飯豊のどでかさ、厳しさ、人との出会いと心に残る山歩きでした。5年ほどでたくさんの所に登った靴も寿命が来たようだ。家まで良くがんばった。ご苦労様でした。
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今回の旅は飯豊のどでかさ、厳しさ、人との出会いと心に残る山歩きでした。5年ほどでたくさんの所に登った靴も寿命が来たようだ。家まで良くがんばった。ご苦労様でした。

感想

初日にしっかりあるいたのと
三日目の強風の中何とか距離を縮められたので
縦走を完遂できた。
計画からじっくり味わえました。

山の静けさ、厳しさ、雄大さ
そして人との出会いが本当に心にしみた。
ありがたいです。
飯豊はきついケドいいですね。
しっかり歩きたい人にはオススメかも

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