雪が繋ぐ縦走路 コマノカミ-シシゴヤ-武能西尾根

2024年03月15日(金) [日帰り]

• GPS: 13:55
• 距離: 15.7km
• 登り: 1,408m
• 下り: 1,403m

コースタイム

日帰り

• 山行: 13:28
• 休憩: 0:25
• 合計: 13:53

距離 15.7km 登り 1,408m 下り 1,407m

3:38 水場／高波吾策像
4:47 4:48 蓬新道登山口
9:19 9:26 コマノカミノ頭
11:07 11:09 シシゴヤノ頭
12:23 12:25 1544ｍ地点分岐
12:47 12:54 蓬ヒュッテ
12:54 蓬峠
14:04 14:10 武能岳
17:30 水場／高波吾策像
17:31 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

◇全行程トレースなし、出会った人0人
◇除雪終了地点からズボズボ重雪、コマノカミへの尾根に取り付いてからも重いモナカ雪で苦労
◇標高上がるにつれモフモフ雪、稜線ではところによりアイゼンに換装したり、スノーシューに戻したり
◇コマノカミから蓬峠へは積雪量と時期と場所により雪庇が硬く高くせりあがるので慎重な判断が必要
◇西尾根のナイフリッジは雪の状態次第では(私には)かなり危険

その他周辺情報

岩の湯(＠500円)

写真

3/15 7:16

樹林帯を抜けるあたりで日の出ならいいなぁと思いながら歩き出すも、重く沈むモナカ雪ラッセルにひと苦労、林道歩きを経て朝焼けの主脈を樹間に眺めながら上がる急登、馬蹄形の稜線からの朝陽。

3/15 7:24

標高を上げるにつれ雪質が少しずつ良くなるがまだまだ重い

3/15 8:15

それでもコマノカミへの稜線が眼前に現れれば出てくる元気

3/15 8:17

あれがコマノカミ、遠く苗場山

3/15 8:22

右手にはシシゴヤから馬蹄形へ向かう稜線、チラリ蓬ヒュッテ

3/15 8:19

ふり返れば背中を押してくれた茂倉、万太郎、仙ノ倉

3/15 8:25

ようやくのモフモフ雪を稜線に上がれば

3/15 8:26

そこは雪波の上

3/15 8:40

アイゼンに履き替え、ゆく波打ち際

3/15 9:04

姿現すコマノカミ、向こうに平標と遠く佐武流山

3/15 9:12

励ましてくれるのは新雪と青空

3/15 9:19

自らのトレースをふり返り

3/15 9:20

上がったここがコマノカミノ頭

3/15 9:21

武能岳、一ノ倉、茂倉

3/15 9:21

エビス大黒、万太郎、仙ノ倉、平標、遠く佐武流山

3/15 9:21

足拍子岳や日白山、遠く苗場山

3/15 9:23

巻機山の手前には

3/15 9:23

キレキレ大源太山

3/15 9:24

コマノカミから

3/15 9:26

馬蹄形の山々が両腕を広げる この景色の中へ

3/15 9:30

ゆく稜線は

3/15 9:30

雪の高波、少雪の今年はこれでもずいぶん穏やかな波

3/15 9:35

波に乗り

3/15 9:43

越えて

3/15 9:57

泳ぎゆく

3/15 9:59

巻機山を眺めながら

3/15 10:06

進む まるで滑走路

3/15 10:11

しかしアイゼンでは膝上まて沈むから

3/15 10:45

再びスノーシュー

3/15 10:45

シシゴヤノ頭からふり返るコマノカミ、仙ノ倉や平標、苗場山

3/15 11:12

眼前には巻機、柄沢、七ツ小屋のゆったりと大きな山並み

3/15 11:15

シシゴヤから向かう蓬峠

3/15 11:16

続く優しい

3/15 11:17

雪波の

3/15 11:17

リッジ

3/15 11:18

近づく七ツ小屋

3/15 11:24

稜線は左右にうねるから

3/15 11:28

次の波では武能に向かう

3/15 11:31

稜線は次第に広がり大雪原

3/15 11:36

雪の海にただ

3/15 11:38

漂う

3/15 11:41

ふり返るコマノカミ、シシゴヤを経て歩いた稜線

3/15 11:45

可愛い雪庇のフリルの先は

3/15 11:46

雪の大海原

3/15 12:30

上がった谷川馬蹄形の稜線、ふり返るコマノカミとシシゴヤ、遠く苗場

3/15 12:33

眼前に現れる朝日岳、笠ヶ岳、白毛門

3/15 12:29

七ツ小屋の向こうに巻機山

3/15 12:33

ゆく馬蹄形稜線

3/15 12:35

先に見えるのは谷川岳

3/15 12:57

蓬ヒュッテの先は氷と

3/15 12:59

シュカブラの国

3/15 13:23

上がるエビモンロード

3/15 13:37

もこもこエビモン

3/15 13:42

下山に使う予定の西尾根が近づく

3/15 13:42

あそこを行けるだろうか…

3/15 13:51

モンスターと目指す武能、向こうには茂倉岳

3/15 13:59

ついに武能へ

3/15 14:05

ふり返るトレース、馬蹄形の山々と巻機山、上越国境稜線、点のように見えるのが蓬ヒュッテ

3/15 14:08

やってきた武能

3/15 14:06

一ノ倉と茂倉、チラリ谷川岳、遠く赤城山

3/15 14:09

霞んで見える万太郎、仙ノ倉、平標

3/15 14:09

どっしり朝日岳の向こうには平ヶ岳、この後大きな隠れクラックに落ちて冷や汗

3/15 14:38

気を取り直してさぁ下りよう、西尾根を

3/15 14:40

アイゼンピッケルに換装して下り出すも、クラックに落ちた際に雪にまみれたカメラのレンズフィルターが曇ってしまう(ノД`)

3/15 14:44

写真ではなかなか伝わらないけれど、雪庇の左は切れ落ちた崖

3/15 14:45

右側もかなりの斜度、ズルッといけば止まりそうにない

3/15 14:46

幸い程よく沈む雪、慎重に一歩一歩

3/15 14:58

核心部を過ぎてようやくふり返る

3/15 14:58

少雪の今年だからなんとか越えられたのかもしれない、3年前は重荷でここまで登ってきて越えられず、泣く泣く撤退した

3/15 15:28

そこからはゆったりと広い雪原を足拍子やコマノカミを眺めながらモフモフ下山

3/15 15:53

標高を落とせばやっぱりモフモフ、タムシバの冬芽。次第に雪は重くなったが、まだ藪はそんなにうるさくなくひと安心。

3/15 11:37

晴れの日に、そしてトレースのない日に歩きたかったこのルート。雪で繋がる青と白の世界。

撮影機器：

ILCE-7M3 SONY

装備

個人装備

スノーシュー ストック アイゼン ピッケル

感想

chee2005

美しい雪稜を歩きたかった。刻むトレース、うねる稜線、大好きな雪が繋ぐ真っ白な縦走路。

コメント

Tom57

cheeさん
こんばんは！（コメント遅くなりました）
青い空、変幻の波をスノーサーフ！最高です！

今年は少雪のおかげで、普段はデブリ帯の林道を行けたり、西尾根のようなリッジにも行けたり、ルートの幅を広く考えられて楽しいですね。いつもよりかなり春が早くやってきますが、またのレコを楽しみにしています。

（追伸）
コマノカミノ頭＝P1464なのですね。直近YMPを見ており、P1464隣のピークがコマノカミノ頭となっていました。地理院地図などいろいろ調べるとYMP上のコマノカミノ頭は違っているようです。（自レコを訂正）

chee2005

Tom57さんこんにちは♪いつもお天気を見定めいい場所を軽快に歩かれていて、惚れ惚れと拝見しております。
3年前に撤退した西尾根がずっと心に引っかかったままでしたが、TOMさんのレコを見て勇気をいただきました。ありがとうございます！
P1464がピークなのかどうか、私にはいずれにしろこのルートでここまでしか行かれないのですが、TOMさんの使われた尾根は凄い壁で！角度が変わるたび眺めてはひぇ〜と悲鳴を上げておりました。
そうですね、少雪が嘆かれていますが、だからこそ歩ける場所もあって例年とは違うお楽しみもありますね。しかもここにきて結構な大雪、もうしばらく雪の山を歩けそうで嬉しいです(^^)