エーデルワイス咲く朝日岳
- GPS
- 08:51
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,798m
- 下り
- 1,810m
コースタイム
天候 | 晴れときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鳥原山と小朝日岳の間に何箇所か雪渓が残っています。ここは谷方向へ傾斜しており滑落への不安を感じました。軽アイゼンとダブルポールが必要です。 大朝日岳手前の銀玉水にも雪渓が残りますが、ここは滑落の恐怖感はありませんでした。 中ツルコースは積雪ありません。朝日川沿いの高巻き箇所はコース幅がいので、慎重な通過が必要です。コースの補修は地元の方々がボランティアでされているようで、管理が行き届いていましたが、自然の脅威には勝てないようで橋が2箇所落ちており、つり橋が1箇所傾いていました。こちらのつり橋は、今月中には修理されるそうです。 下山してから見つけた地元情報誌「Moriver」6月号に朝日岳を守る地元ボランティアの活動が詳細に報告されています。また、今回お世話になった「朝日鉱泉ナチュラリストの家」のオーナー西澤さんに関する記事も掲載されています。 http://www.ein-k.jp/digital-book/moriver/moriver/HTML/list1.html |
その他周辺情報 | 山開きは6/27に鳥原山で行われるそうです。 |
写真
感想
山頂での天候こそ恵まれなかったものの、貴重な経験と朝日岳を愛する地元の方々や朝日鉱泉のオーナー西澤さんに出会えて、とても感動する山旅であった。
朝日岳は朝日連峰の南端にある山で、磐梯朝日国立公園の北の盟主である。百名山に選ばれていることから、多くの人で賑わいを見せるであろう。ただし今回はまだ山開き前の残雪期と言うこともあり、静かな山行きであった。
「朝日鉱泉ナチュラリストの家」という素敵名前の山小屋は、実際に訪れてみるとさらに愛着の沸く小屋であった。元湯治小屋であった建物、外装にステンドグラスがあてがわれ洋風の趣。一歩中に入ると、清潔に保たれた玄関と食堂。2階に上がる階段から上は、湯治宿のたたずまい。今回は夜半の到着となり、素泊まりでの利用となったが、是非今度は食事つきで再訪したい者だ。
小屋の名前からは、ちょっとプライドの高そうな親父が経営しているような気がしなくもないが、オーナーの西澤さんは温かみがある気さくな人。たまたま、下山後地元の情報誌「Moriver」6月号を読む機会に恵まれ、その人となりを知ることができた。
最新号はこれ
http://www.ein-k.jp/digital-book/moriver/moriver/
副題が「朝日町のシンボル 朝日岳登山を支える人々」
鳥原湿原では大朝日小屋の管理人佐藤さんに情報を頂き、たぶん下りの中ツルコースの上り口で声をかけていただいたのが、山岳会の西山さんか?地元人々が、朝日岳登山を守るために、いかに日ごろから愛着を持って管理されているかということよくわかった。単に活字や映像の情報のみならず、実際に山を歩いてみて、コースが丁寧に直されていたり、登山道に良く駆り払われていたり。大自然は大雪や大雨、強風、雷などの脅威で登山道は放っておくと、荒れるばかりだ。
西澤さんの話によると「中ツルコース」は今でこそ多くの登山客、とくに日帰り利用の登山客が利用しているが、以前はかなり荒れていたとのこと。それをいったん県が費用を投じて整備したので、利用客の増加になったそうな。ただし、現在でも大きく橋が崩壊した箇所が2箇所。ここは毎年また崩れるそうな。
写真で見ていただいた傾いた橋こそこの6月中に修理されるそうであるが、自然は時として牙をむき、さらには人工的な登山道ほど被害にあいやすい。
Moriverには地元山岳会がボランティアで登山道の保全につとめいていることが紹介されており、そのおかげで我々が安心して歩けることを知ることができた。
5月30日付で「朝日鉱泉ナチュラリストの家」のブログで紹介されたように、そのときとは雪渓が少なくなっているとはいえ、軽アイゼンとダブルポールは必須であった。
時間と体力さえあれば、鳥原山周回コースをお勧めする。湿原や雪渓、高山植物...朝日岳を満喫するには、中ツルや古寺鉱泉のピストンでは不十分。西澤さんもそう言っておられました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
初めましてbono2と申します。
・“サユリ”、開花したみたいですね。自分は7日に登ったのですが、蕾しか見られなかったもので・・・。俄然、また登りたくなりました。本当に、ありがとうございました。
・銀玉水は登山道を降りた、雪渓の手前にあります。登山道からそんなに離れていないので、今度、汲まれると良いかと思います。うまいッス
コメントありがとうございました。
植物に疎いもんで、ネットで名前を調べたのですが...。
朝日鉱泉でもらったパンフを見直し、ヒメサユリであろうことに気がつきました。
風の強い稜線上でたくさん咲きかけていましたが、まだまだこれからのようでした。
風下からでないと、花の写真が撮れないのですが、谷向きの日当たりのいい左側が咲き始めていて、登山道に向いている右側はほとんど咲いていませんでした。写真は、運良く咲いていたユリでした。
これからが見ごろでしょうね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する