初の表銀座縦走 雪渓トラバースに時間取られ槍到達ならず‥


- GPS
- 53:11
- 距離
- 39.4km
- 登り
- 2,863m
- 下り
- 2,799m
コースタイム
- 山行
- 3:59
- 休憩
- 3:28
- 合計
- 7:27
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 5:54
- 合計
- 13:04
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 4:01
- 合計
- 11:26
天候 | 12日 雨→晴 13日 晴→曇 14日 曇→晴→曇 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
上高地-(バス)-新島々-(電車)-松本駅-(しなの)-名古屋駅 中房へのバス http://www.nan-an.co.jp/modules/bus/nakafusa/ 上高地のバス http://www.kamikochi.or.jp/access/bus-timetable_1/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道 中房〜合戦小屋 雪なし 合戦小屋〜燕荘 雪あるが小屋の方が整備しておりアイゼン不要 燕荘〜大天井 2か所ほどトラバースあり。アイゼン不要 大天井〜西岳 10か所ほどトラバースあり。要アイゼン 西岳〜水沢乗越 3か所ほどトラバースあり。要アイゼン 水沢乗越〜槍沢 雪上歩くがなくてもなんとかなる。苦手な人はアイゼン 槍沢〜上河内 雪渓が終わると平坦地以外雪はない。 |
その他周辺情報 | 上高地の温泉(お風呂含む) http://www.kamikochi.or.jp/facilities/bathe/ 入ったのは小梨の湯 http://www.kamikochi.or.jp/facilities/stay/mori-no-resort-konashi/#detail04 温泉に入れないが、電車などで帰るので汗を流したい人にはお勧め。 |
写真
装備
個人装備 |
プロモンテ VL-23(夏テント)
mont-bell #3(シェラフ)
U.L.コンフォートシステム エアパッド150+ピロー(シェラフマット)
銀マット
ツェルト
mont-bell ULダウン ジャケット(防寒具)
フリース(NORTH FACE)
Snow Peak GigaPower ギガパワーマイクロマックス(×1個)
プリムス クッカー コッヘル
BlackDiamond ReVolt(ヘッデン)
予備電池
食事5食分
行動食3食
非常食1食分
水2L
ゼリー飲料×3
ビール350ml×2
日本酒300ml
防寒用品(予備含む)
PENTAX K-5(一眼)
kajitax 12本爪アイゼン
ピッケル
montbellカメラポール
総重量21-22kg
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感想
中ア縦走と悩みましたが、仕事の絡みもあって、松本発になりました。
となると、やっぱり北アだな。となると、歩いたことない銀座だな、となりました。
穂高駅からのバスで中房温泉へ。バスは二人だけ。
昼出発なので燕山荘でいっぱい。中房の温泉は大好きなのですが泣く泣く出発。
バスの方と第二ベンチで話をしたところ、常念〜蝶〜上河内まで行かれるとのこと。
単独同士ということもあり、会うたび会話をしたのでした。
合戦小屋辺りからバテバテ。なんとか気合でCTを守り燕山荘着。
風が強くテント張れないかと思いましたが燕山荘につくと意外と穏やか。
テン場はまだ雪がありましたが、スコップを借りて均し幕営。
夕日まで昼寝とエネルギー補給。ビール美味い。夕方、夕日を見に燕岳へ。
槍穂は曇っていてあまり期待はしてませんでしたが北側は綺麗でした。
翌朝も期待できないかと思いきや綺麗な日の出が見えました。
雷鳥が小屋の裏に居ましたがちょうど日の出とかち合い、撮影できず。
テントを片付け、4年前にできなかった縦走に出発。
思ったより距離があるなーと思いながら休み休み大天井へ。
喜作レリーフから最後の直登、へばりました。
ずっと見たかった大天井からの景色。噂どおり素晴らしい展望でした。
実はちょっと、楽して常念〜一の越〜一の沢で翌日下山しようかと思いましたが‥
良い天気だし、予定通り西岳へ向かうことに。
(ちなみに大天井の先、槍沢まで誰にも会いませんでした)
大天井の巻き道はトラバースがやっかいかと思い、ルートを慎重に選び直下り。
(ブログによると、前日に小屋の方が雪切してたみたいで必要なかった)
大天井ヒュッテで大休止、エネルギー補給。今日は暑い!!
赤岩岳に登りたいので、もう少しダラダラしたかったのですが、出発。
今年は雪が少ないと聞いていたので、楽勝かと思いましたが甘かった!
のっけからすごい斜度のトラバース連発。しかも雪ズルズル。
トラバースが8〜10個ありました。まさにトラバース地獄。
特に赤岩岳まわりは落ちたら二の俣まで落ちそう。アイゼンピッケル大活躍でした。
脱着にも時間かかりますが、稜線から見える槍と北鎌尾根の美しさには癒されました。
赤岩岳は稜線とGPSの感じでとりつくとドンピシャでした。
しかし、いつ崩壊してもおかしくない。赤沢山もそうですが、百高山は罪作りだ‥。
雪渓のトラバースでも疲労困憊なところに赤岩岳もやって、疲労もピーク。
西岳で早く休みたいが、最後の最後にまた長いトラバースが‥。絶望しかけました。
慎重に一歩一歩進み、やっとヒュッテに到着。へたりこみました。
が、ここからの槍穂は素晴らしいですね!疲れも吹き飛び冬季小屋検索も、なし。
小屋の陰に幕営。夕方曇ってきて、西岳に上がりましたが残念な景色でした。
重かった日本酒とビールを空にしてこの日は即就寝。
最終日、赤沢山に行くことも考えると槍は諦めるか。二回登ってるし。
と思い、朝はダラダラ。朝日も綺麗に上がらず、ダラダラに拍車がかかりました‥。
が、まだトラバースがあることを昨日偵察で確認していたので、赤沢山へ出発。
赤沢山へは、うっすら踏み後がありましたが、序盤取付から少しルートを誤り‥
苦労してルートに戻り、ここからサクサク。三点支持に慣れていれば特段苦労しません。
稜線に出ると、鱗雲の下、残雪の山々が綺麗でした。三角点で一休み。
戻りは楽でしたが、最後テン場への登りで少しルート選択をミス。
素直にトラロープ沿いに上がればよかったのですが、脆い岩場に苦労し、ヒヤヒヤ。
テントに戻り、昼(?)寝。意外にも晴れてきて、暑くなったので下山することに。
序盤のトラバース、慎重に抜け、後はサクサクと思いきや、トラバースが二つ‥。
慎重に毎回アイゼン、ピッケルで慎重に抜けました。
どうもやや下りのトラバースが苦手で、徐々にステップが上がってしまう。
高さが合わなくなり最後に下る余分な作業が発生しヒヤヒヤしました。
雪のコンディションがよくないのでどのトラバースも一歩一歩の疲労感がすごい。
のどが渇き、暑さ以上に水分補給しました。
水沢乗越で北鎌の分岐を少し偵察。こちらはまだ残雪が多い。
水沢乗越からの下りは序盤を除けば夏道が半分以上でており、下部の雪渓は傾斜も緩い。
グリセードで楽しみながら一気に槍沢へ。しかし小屋まで意外と長い‥。
さらに横尾までも長い!お腹がすきビールと豚丼をいただきました。
ここから一気に上高地バスセンターまで!が、電車バスだから温泉に入らねば!
と思い歩きながらネット検索。ト伝の湯だが、予約制??
入れなかったときのダメージがでかいな。ということで上高地の小梨の湯へ。
循環バリバリでしたが、貸切でさっぱりできたので良かった!
あとはバスに乗り、接続が悪かったので松本駅でラーメン。
電車なので酒飲み放題!静かで素晴らしい山旅となりました。
北アの稜線もだいぶ赤線がつながったな‥。
常念から大天井の稜線と、有明・餓鬼にもいつか登りに行こうと思います!
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