金剛堂山
- GPS
- 06:35
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,171m
- 下り
- 1,169m
コースタイム
天候 | 晴だけど春霞 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
雪山求めて未踏の金剛堂山へ。岐阜県側から登ってみたいのだが、状況がよく解っていないのでまずはメジャーな登山口から往復してみることに。
いきなりの急登で始まり、稜線に乗り上げたら腐れ雪との戦いが待っていた(笑)ズボズボ踏み抜きを選ぶか、雪の縁を踏んで藪を漕ぐか…どちらも似たようなものなので適当に進むと、すぐに別の登山道と合流した。どうやらこちらの方がよりメジャーな登山口らしい。所々に栃谷登山口との表示があったし、後から調べたらそちらの登山口駐車場にはトイレもあったそうだ。調査不足…
それでも標高が上がるにつれ、雪はそれなりに締まってきて少しは歩きやすくなる。快晴で気持ちはよいが、スタート直後からTシャツ1枚で登っているのに片折岳に着くころには汗だく。ここからは金剛堂山へ続く長い尾根がよく見えているけど、まだけっこう遠そうね。 その後は広い尾根と痩尾根が交互に現れ、わりと水平移動もあってなかなか手強い。最後の瘦尾根を通過したら、やっと祠が見えてきた。
山頂からの眺めは素晴らしい。そして眼前に広々した山稜がずっと南に続いている。人気のお山だと聞いていたが誰もいないのでもう少し進んでみることに。中金剛まで来たら多くの登山者で賑わっていた。山頂標識も何も見当たらないがここが3つのピークの中でも最高峰なんですね。せっかくここまで来たのだから奥金剛まで進む。奥金剛には1616の山頂標識あり。ひたすら広い雪原が美しい。ググっと東に巻いているなだらかな尾根を行けば岐阜県側に行けるようだ。今度の冬はそちらから登ってみたいし、スキーでも登られる山のようだから、来年はチャンスがあれば来てみたい。
今回、気温や標高、先週までのレコを見る限り、99%アイゼン・ピッケル不要と思ったが、何分私にとっては初めての山で状況がよく解っていないし、雪の状態悪くて万が一滑落しちゃったらアイゼンないと登ってこれないだろうなどと思ってやむなく両方持参した。ワカンかスノーシューはどうするか?とも思ったが、まあこちらは踏み抜き地獄に耐えようと(笑)。結果的に全て不要ではあったのだけど、奥金剛で出会った方もしっかりワカンとピッケル・アイゼンをお持ちだったので、「いや〜要らないとは思ったけど、何かあったら自力復帰できないと思って持ってきちゃいましたよ、重い重い」と話をすると、その方も「いや〜何かあってヘリレスキューされるのだけは絶対避けたいと思って」と(笑)。最近は山で遭難事故起こすとニュースサイトでの厳しい書き込みが突き刺さる。中には確かにお粗末な事故もありますが、遭難事故起こさないように気を付けていても起こる時には起きてしまう。もうね、私なんぞ年齢からしてそれこそ大非難の的です。自衛しないとね。
とは言っても余分な荷物は無い方がよろしい。だいたい状況も分かったので、次回はこの時期ならせいぜいチェンスパお守りに持つくらいかな?でも下山時に確認した斜面や雪庇の崩壊を見る限り油断はできない。ま、アイゼンくらいの重さはトレーニングと思って身に付けとくのが大事かも?ちなみに下山路は当然のことながら踏み抜き地獄と川になった登山道、下部の取付き急斜面の雪より滑る落葉との戦いでした。
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