【乗り鉄登山入門編】谷川岳・万太郎山 ↑西黒尾根↓吾策新道

2015年07月07日(火) [日帰り]

• GPS: 13:18
• 距離: 19.1km
• 登り: 2,048m
• 下り: 2,101m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:40
• 休憩: 1:38
• 合計: 13:18

距離 19.1km 登り 2,048m 下り 2,116m

3:43 スタート地点
3:50 白毛門登山口駐車場
4:04 4:09 土合口
4:15 4:22 西黒尾根登山口
6:45 6:46 ラクダの背(ラクダのコブ)
6:52 6:55 ラクダのコル
8:22 8:37 谷川岳（トマノ耳）
8:49 8:53 谷川岳
9:13 9:24 谷川岳・肩の小屋
10:31 10:32 オジカ沢ノ頭
11:08 小障子ノ頭
11:21 11:55 大障子避難小屋
12:24 大障子ノ頭
13:14 13:23 万太郎山
14:15 井戸小屋沢ノ頭（吾策新道）
14:54 大ベタテノ頭（吾策新道）
16:29 吾策新道登山口
16:43 16:51 土樽駅
17:01 ゴール地点

天候

たかぐもりのちにわか雨

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

往復：所沢IC～水上IC 291号線で土合駅
駐車場：土合駅前の空地

土樽駅18:09→土合駅18:18 \240

コース状況／危険箇所等

全体的に滑りやすい箇所が多い。黒尾根は蛇紋岩、吾策新道は濡れた赤土に苦労しました。

特に吾策新道の急な下りでは足を滑らし、バランス取ろうとして突いたポールの先端が滑り、さらに踏ん張った反対の足も滑り、アワアワ。何だかお笑い芸人が集まる番組に出てくるローション坂のようなコミカルな動きを何度も繰り返しながら何とか下山。

その他周辺情報

コンビニは水上IC下りてすぐのセブンイレブンに寄りましたが、水上温泉の入口に新しくファミリーマートが出来ていました。

トイレ、登山ポストは土合駅、土樽駅ともにあり。土樽駅にはコカコーラの自動販売機あり。

下山後は定番の湯テルメ谷川へ。平日の閉館間際だったので、ほぼ貸切の露天風呂でゆったりストレッチ。大人550円。

写真

7/7 0:55

赤城SAで夜空を見上げたら、むら雲の中に輝く月。これは晴れちゃう予兆？とか。

7/7 2:46

水上温泉のマスコット、おいでちゃんがお出迎え。またここに帰ってきますよ。

7/7 3:40

準備整えて、未明のモグラ駅を出発。

7/7 3:45

踏切の奥の暗闇をヘッドランプで照らしつつ、暫く舗装路を進む。

7/7 4:01

おなじみのロープウェイ乗り場の照明が、暗闇の中で眩しく輝く。

7/7 4:17

いい感じに焼けてきた。ワンチャンあるかも？

7/7 4:19

薄暗い中、西黒尾根に取り付く。

7/7 4:37

最初の眺望ポイント、鉄塔下から。早くも暑くてTシャツ1枚に。

7/7 4:36

おなじみの。

7/7 4:50

森は雨を蓄え、瑞々しく輝く。

7/7 4:57

夜明け前、静寂に包まれた森歩き。最高。

7/7 4:58

徐々に明るくなってくると、新緑の道もまた心地よく。

7/7 5:17

樹々の切れ間から覗く天神平がちょうど目線の高さに。

7/7 5:38

この時季貴重な青空もチラリ。

7/7 5:42

大玉しずく。次の沼はマクロレンズあたりでしょうか？

7/7 5:50

やっぱりもう少し寄りたいなあとか。ブツブツ、ブツブツ...

7/7 5:55

さっそく居ました、ギンリョウソウ。

7/7 6:04

武尊山に赤城山。土合の駅が、遥か下に見える。

7/7 6:05

オオバギボウシ。

7/7 6:06

開花前のヨツバヒヨドリ。

7/7 6:06

ニッコウキスゲ。

7/7 6:12

ミヤマシグレ。マッチ棒みたい。

7/7 6:23

イワシモツケ。

7/7 6:32

イブキショウマ。

7/7 6:33

カラマツソウ。

7/7 6:41

水玉キラキラ、キンコウカ。

7/7 6:42

雫を貯えたコメツツジで蟻が給水中。

7/7 6:45

ラクダの背で厳剛新道と合流。しかしすごい名前ですね、厳剛。

7/7 6:56

オオカサモチ。

7/7 6:59

天神平の向こうに榛名山、麓にある渋川の街も確認出来る。

7/7 6:59

一番奥に見えるのは、もしかして...

7/7 7:09

イブキジャコウソウ。

7/7 7:18

ヒメジャシン。

7/7 7:19

やっぱり君は、富士山だ！（by松岡修造）

7/7 7:26

ウラジロヨウラク。

7/7 7:29

アカモノ。

7/7 7:31

タニウツギ。

7/7 7:44

来し方を振り返る。でかいラクダだな。

7/7 7:45

雲が徐々に剥がれて、猫耳山が顔を出す。

7/7 7:48

ミネウスユキソウ。エーデルワイス。

7/7 7:52

ユキワリソウ？ギリギリセーフ？

7/7 7:54

ミヤマキンポウゲ。

7/7 7:55

水上の温泉街を一望。右奥に見えるのは子持山か？

7/7 7:56

ハクサンチドリ。

7/7 8:05

コバイケイソウ。美味しそう（毒です）。

7/7 8:10

猫耳、にゃーにゃー。

7/7 8:11

ほんの少しだが、雪渓歩き。

7/7 8:11

ショウジョウバカマ。

7/7 8:17

おなじみの格好良い道標。右奥に浅間山。

7/7 8:17

イワイチョウ。

7/7 8:18

イワカガミ。

7/7 8:19

妻と理想。いや、ツマトリソウ。

7/7 8:20

バイケイソウの葉でくつろぐマイマイ。

7/7 8:21

冴え渡るナイフリッジを臨む、肩の小屋。

7/7 8:34

トマ！

7/7 8:40

トマからオキ！

7/7 8:27

肩の小屋越しに八ヶ岳、浅間山まで見えた。梅雨時にしては上出来ではないかと。

7/7 8:38

ヨツバシオガマ。

7/7 8:44

ハクサンフウロ。

7/7 8:49

オキ！

7/7 8:46

オキからトマ！

7/7 8:55

ウサギギク。

7/7 9:01

この日一番美人だったミネウスユキソウ。

7/7 9:01

こんなところに、コケ丸が。

7/7 9:07

パノラマで。

7/7 9:07

大（笹）草原の小さな小屋。

7/7 9:15

100円払ってトイレだけ借りて、ガスの襲いかかる尾根道に進みます。

7/7 9:23

シャクナゲ。

7/7 9:28

やたら見かけたこの虫、マルクビツチハンミョウと言って毒を持ってる甲虫らしい。ひー。

7/7 9:36

タカネバラ。

7/7 9:43

おなじみのマツダランプ。

7/7 10:16

ゴゼンタチバナ。

7/7 10:31

たぶんこの辺が上越新幹線の真上辺り。お馴染みの湯沢の街があんなに小さく。

7/7 10:32

三つある頭の一つ目、オジカ沢の頭。

7/7 10:32

たまに雲が切れ、行く先の道程が一望できる。ここはぜひ晴れた日に再訪したい。

7/7 10:36

定員3名の小さなシェルター。中を覗いてみたけれど、実際3人寝たら窮屈そうな感じでした。

7/7 11:00

だいたい関越道の上辺り。この下のトンネルを、もう何十回往復したことか。

7/7 11:10

見覚えのあるやつが群生してるなと辺りを見回してみると...

7/7 11:11

やっぱりチングルマでした。

7/7 11:35

お花畑の真ん中、避難小屋の前でランチタイム。水が心許なかったのでお湯少なめで作ったカップヌードル、味が濃すぎて喉が渇くという悪循環。

7/7 11:57

鞍部にポツンと佇むカマボコ小屋に別れを告げ、出発。

7/7 12:00

ミヤマコゴメクサ。

7/7 12:02

二ガナ。

7/7 12:18

笑っちゃうくらい、きっちり半分湯沢方面が曇る。

7/7 12:20

タテヤマリンドウ。

7/7 13:20

ガス万太郎！まあ仕方ないですな。

7/7 13:26

谷川岳も何もかも、全部真っ白な世界。

7/7 13:27

見えない尾根に向かって下山。見るな！感じろ！

7/7 14:12

ギリギリ咲き残っていたタテヤマウツボグサ。

7/7 14:37

気の早いナナカマドって、必ずいるよねー。

7/7 14:39

ギンリョウソウ、群生。

7/7 14:43

これの名前だけが思い出せない。確か昔調べたはずなのだが。むむー。

7/7 15:32

土樽のパーキングエリアが見えた、あそこまで歩くのかー。

7/7 15:46

新緑の森歩きですが、足元の濡れた赤土が滑る滑る。何度も止まれなくなり、1人で奇声をあげる。

7/7 16:17

何者かが残した幹の傷跡をなぞるように苔が生える。こういう自然の治癒能力、たまらない。

7/7 16:23

シトシト雨が降り出したけど、森が優しく守ってくれる。

7/7 16:24

普段は嫌な下山後の舗装路だが、滑る泥濘歩きに疲れ果てた足には願ったり叶ったり。

7/7 16:39

駐車場に1台停まっていた四駆のお父さんが、乗っていきなと。汚れた靴で申し訳ないと恐縮しながらもお言葉に甘える。感謝！キノコ採りに来ていた80歳の先輩、スキーチューンが好きでワックスもご自身で調合するとか。素晴らしい！

7/7 16:44

という事で数十分、2㎞ほどワープしてゴール。

7/7 16:46

濡れタオルで身体さっぱり、自販機でコーラ買って、無人の待合室でまったりと電車を待つ。

7/7 17:33

文明の利器最高。コーラだけでは飽き足らず、おかわりのアンバサ。シュワー。

7/7 18:09

18:09ピッタリに電車到着。ドアの開閉は手動でした。

7/7 18:12

駅には自動改札も切符売り場もなし。係員の人が来て、車内で精算します。

7/7 18:22

トンネルくぐって、9分で土合駅に到着。上りホームはモグラ駅じゃあないんですね。ってことで薄暗い階段の入口だけ撮影。

7/7 18:23

暗がりでは気づかなかったが、駅前にはダイナミックな廃墟が。

7/7 18:25

生まれて初めての乗り鉄登山、無事終了。

7/7 18:26

車はモグラ階段脇の空き地に停めました。この後、湯テルメ谷川で汗を流してさっぱりと帰路に。

撮影機器：

iPhone 5 Apple

PENTAX K-50 PENTAX

感想

otkme

子供の頃の山登りはバスだったり、自家用車だったり。

大人になって再び山に登る様になった時にはすでに自分の車を持っていたので、登山と電車って、全く繋がらないものだった。
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月曜火曜の天気予報によると、谷川岳が比較的良さそう。ならば土合駅に車を停めて谷川岳を越えて土樽駅まで。帰りは電車に乗って土合まで帰ってくると言う、乗り鉄登山入門ルートを思いつく。

4年前に一度登った西黒尾根はひどい雨で、びしょ濡れの身体で天神平からロープウェイで下山。それに比べれば今回は高曇りだったものの、遠くは富士山、群馬の山々に八ヶ岳、苗場山や新潟の山々も時折顔を出し、天候はまあまあ良好。

一の倉方面に抜けるか、万太郎山回るか悩んだのですが、時間も余裕あったので万太郎回りで。期待していた稜線歩きはガスが出てしまったものの、カエルに蜻蛉にお花畑と、それなりに満足。まあまたいつか晴れそうな日を狙って、今度は大縦走を決め込もうとか目論んでみたり。

下山時には、パラパラと雨。吾策新道で靴をドロドロにしながら登山口に出たら、きのこ採りを終えた80歳の地元の男性が駅まで乗せて行ってくれると。感謝感激。おかげで余裕を持って土樽駅に到着。1分の狂いもなくホームに入ってきた列車に乗って土合駅に無事帰着。乗り鉄登山デビュー大成功。
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ちょうど先週、新幹線で起きた焼身事件のせいで乗ろうとした便に乗れないというトラブルに巻き込まれた。品川駅でも東京駅でも、駅員さんに向かって声を荒げる人をチラホラ見かけた。報道でも、新幹線の安全神話が云々とか言い出す始末。

いや、しょうがないじゃん。駅員さんも新幹線も悪くないじゃん。日本の鉄道、優秀だよ。13時間かけて歩いた山道も、電車でトンネルくぐれば9分で着いちゃうよ。ビバ☆電車。電車最高。負けるなJR！

すみません、少し取り乱しました。