泉水谷小室谷遡行、大菩薩峠→小菅下山で赤線も延しちゃお。

2015年07月11日(土) ~ 2015年07月12日(日)

• GPS: 64:00
• 距離: 20.7km
• 登り: 1,490m
• 下り: 1,566m

コースタイム

11日
6：58泉水横手山林道発ー7：18小室向の道標ー7：29入渓場所8：00−17：43蛇抜沢出合少し上のビバークポイント

12日
6：10ビバークポイント発−7：36詰め開始ポイント7：55−8：31妙見ノ頭近くの登山道ー8：47大菩薩峠8：57−9：22フルコンバ−11：15川久保BS近くの商店11：30−11：38役場前BS着

天候

2日とも晴れ時々くもり

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

行き
10日
夜、21時過ぎ三鷹からJR中央線を乗り継ぎ23:09塩山着予定の電車でしたが、ダイヤ乱れ23時半頃に塩山到着
甲州タクシー無料仮眠所泊
翌11日
甲州タクシー塩山営業所5：50頃発、途中コンビニに15分位買い物し6：50泉水谷林道ゲート前に到着。1万円弱

帰り
12日
11：41小菅村役場BS発西東京バスー13：25南二丁目BS着(奥多摩駅一つ手前の停留場)
奥多摩15：26発【ホリデー快速おくたま2号】16：44三鷹着

コース状況／危険箇所等

11日は恐らく増水気味でした。出版されている遡行図通りには行けず高巻きを強いられたりしました。

その他周辺情報

奥多摩駅近くの三河屋旅館1000円に入浴。自分達のみ。
14：30から天益で反省会15：10位まで飲み食いして４人で1万円弱。
トイレは大菩薩峠、小菅村の白糸の滝入口に有りました。

写真

7/10 15:56

金曜日、自分が育てたなすを翌日のカレーに入れるため収穫しました。

7/10 22:40

仕事→夕方寝→バイトを終え電車に乗りましたが大月でしばらく待ちぼうけ。次が遅れているようです。

7/11 6:51

甲州タクシーにて林道入口まできました。
お世話になりました。

7/11 6:58

2年振りにきたら林道ゲートが作り替えられバイクも入れないようになっていた。前回はスクーター持ち上げて入っていた人がいたがもう無理そうね。

7/11 7:12

20分ほどちんたら泉水横手山林道を歩く。

7/11 7:18

着いた〜。ここから沢に降ります。

7/11 7:26

斜面を降り切って真新しい木橋で泉水谷を渡り左(下流)に少し戻ると小室谷です。
右(上流)は泉水谷本流なので行かないように注意。

7/11 7:27

木橋から下流を見ると泉水谷と小室谷の出会いが見えます。

7/11 8:00

小室谷出合の少し上流で入渓準備し遡行開始です。
今シーズン初の泊り遡行なので荷物が重くて体が振られる。
山の中で泊まるのも1月の赤岳主稜振りなので重くて大変(>_<)

7/11 8:12

ずっと雨だったので恐らく増水気味。なるべくへつる。

7/11 8:17

2段7m下部と釜。右の岩を登る。

7/11 8:22

2段7m上部

7/11 8:22

右壁から写真の残置ロープ有るのでこれを利用する。
【2段7m】

7/11 8:25

残置に余り荷重を掛けずに登れます。
【2段7m】

7/11 8:30

河原になり歩いていると目につく青々とした葉を付けた木が散乱している。土砂と一緒に崩れて流されたか、鉄砲水で押し流されたのか？？どちらにせよ長雨の影響でしょうか？

7/11 8:31

神々しい光に照らされるPキノ君。

7/11 8:35

河原が終わり8m滝はへつって右から登った。

7/11 8:39

登り中のメンバー。【8m滝】

7/11 8:45

再び河原。
ここにも折れたての木枝が。

7/11 8:54

綺麗だねー。晴れた沢は良い♪

7/11 8:56

ゴルジュが深いので湿度が高いのか、苔がとても綺麗。

7/11 9:07

河原歩きに飽きてきたころ左から綺麗な伏流。

7/11 9:25

S字峡手前の6mは右から巻いた。

7/11 9:30

んで懸垂下降。Oさんから。
【6m滝】

7/11 9:34

5m程で自分は少し空中懸垂になったがPキノは手足長いので普通に降りてたって言う。俺が短いのか・・。
【6m滝】

7/11 9:51

で現れたS字峡入口。
この時右岸を大高巻している大学生位のパーティーがいてなんで大高巻してるんだろうと思ったがすぐ理由が解った。
釜に近づくが流れが凄すぎて我々には無理。

7/11 10:09

右岸を小さく巻いて遡行図通り行こうとするが水深は深くないだろうが勢いが凄い。懸垂で降りても見えない部分がどうなってんのか？無理の場合、懸垂した所を登り返せるか？ロープが30m1本だけなので4人下で待機できるのか？など話し合い、物凄い時間をロスし結果一回戻って大高巻する事に・・・。行きたかったがリードは嫌だが皆の意見でした(笑)

7/11 10:58

河原に戻ってすぐの崖から登り大高巻する。

7/11 11:47

で適当な所まで上がってトラバースして松尾沢が見えたので3回懸垂して松尾沢まで降りた。

7/11 12:23

松尾沢は小さい沢で下降は容易。すぐに小室谷に出合った。
ちなみに出合いはS字峡の出口。水流直登の数倍の時間が掛かった。

7/11 13:11

8mCS滝はヌルヌルなのでシナリオ通り巻く事に。
残置が有るのだが先行大学生風パーティーで順番待ちなので左のガレから上がってトラバースした。

7/11 13:23

8mCSを高巻きから見る。

7/11 13:31

滑るし水の勢も強いので慎重に。

7/11 13:37

この穴を通ってちょっとショートカットする。

7/11 13:49

へつり中にキバネセセリがいた。こんな暗いゴルジュで吸水中。
レンズに傷が有るからマクロ微妙・・・。

7/11 13:56

小室の淵到着。左から高巻いた。

7/11 14:38

倒木利用して登ったりする。

7/11 14:58

この滝は左の小さい水流を登った。

7/11 15:35

10m雨乞滝
右岸から巻くらしいが記憶にない。

7/11 15:41

で4段40m滝。水流右を行くらしいが水量多くヌルヌルで嫌なので右岸から高巻いてトラバースしたが悪い。ロープ出した方が良いと思います。

7/11 15:42

3段目の釜でメンバーが遡行図見入っていてまだ登ってないので呼ぶ。この迷い時間が多すぎー。

7/11 15:52

残置スリングが左のちょっと下にあるがそこからこの水量＆ヌルヌルは怖いよ〜。

7/11 16:21

2段8m

7/11 16:24

こんな感じで登ったがぬるぬるで嫌な感じ。
【2段8m】
この辺りでpキノがダッグと管付ビナを落としてブルーになる。

7/11 16:54

2段20mの一段目。
左右から一気に巻けるらしいが右のガレから一応ロープを出して一段目を小高巻きした。

7/11 16:54

下からダッグで二人登り最後の一人をビレイして上げた。
【2段20m一段目】
二段目はNOロープで小高巻でパス。

7/11 17:16

6mナメ滝

7/11 17:31

林業用の何かかな？残置ワイヤーも多く注意。

7/11 17:37

蛇抜沢との出合。
その少し上辺りでビバークする。

7/11 19:48

沢登りで初めて釣りして釣ったヤマメ。美味しかったよー。

7/12 5:00

2日目
さあ、片づけて出発です。

7/12 6:36

ビバークポイントから上も水が多い。

7/12 7:10

崩落場所

7/12 7:12

暑くなってきたのでわざとシャワーで。

7/12 7:16

ここも水流通しに。難しくは無い。

7/12 7:38

沢から離れガレ場から楽そうな左の尾根に適当に入る。

7/12 7:53

ビバークポイントも有った。

7/12 8:12

適当に鹿の踏み跡辿って妙見ノ頭を目指します。

7/12 8:25

妙見ノ頭東尾根です。ここを右に詰めて登山道に向かったが左に降りればフルコンバに直接行けたと思う。

7/12 8:28

大菩薩峠(介山荘)が見えます。

7/12 8:31

登山道出た―☆

7/12 8:31

薄ら富士山が・・・。

7/12 8:34

大菩薩嶺

7/12 8:40

親不知の頭

7/12 8:40

大菩薩湖

7/12 8:43

熊沢山と大菩薩峠

7/12 8:57

5年振りの大菩薩峠

7/12 9:04

バスの時間が無いので急ぎ足で下山します。ここは未踏だからじっくり歩きたいのにもったいない。Oさんは「歩くの早いわよ！！」と怒ってます。

7/12 9:18

牛ノ寝通りの玉蝶山かな？

7/12 9:22

フルコンバ次回は丹波方面も歩かねば！
歩きながら写真を撮っているので雑〜

7/12 9:26

木の橋とか有る。

7/12 10:19

登山口まで降りてきました。あちー
数台の車が駐車していました。

7/12 10:22

なっがい、林道大菩薩線

7/12 10:30

白糸の滝入口。いつかきっと来ます〜。

7/12 10:31

ここも頑丈なゲートです。閉まっていたらバイクも入れなそうだ。

7/12 10:44

後ろから車が来たので避けると知ったシュルエットが・・。
Oさんだ！優しいカップルが乗せてくれたそうだ。
バス停まで先に行ってもらう。

7/12 11:11

やっと集落が出てきた。ながーあつー

7/12 11:30

バスまであと15分程有ったのでここでビールタイム！生き返るわ〜☆歩いてきた方を見る。

7/12 11:38

役場前バス停に何とか時間までに着きました。
やさしい車の方が自分達が来ないから迎えに行こうとしていたそうです。優しすぎる〜
この後遅れていたH君も無事合流。

7/12 11:44

すぐに
奥多摩行バスが小菅の湯から降りてきました。
Oさんが金麦買っていてくれたので飲みながらバスでウトウト。

7/12 13:26

奥多摩駅の一つ手前、南二丁目で下車し空いている三河屋旅館で入浴。
後ろは愛宕山

7/12 13:29

さっぱりして駅前まで歩く。氷川大橋からみた日原川

7/12 13:31

奥多摩駅着。
これから天益で反省会です！！

撮影機器：

PENTAX Optio WG-1 GPS PENTAX

SC-04F SAMSUNG

装備

備考

全員フェルト。結構滑りやすい。ラバーはもっと滑りそう。
ロープは30ｍを1本持参。懸垂に数回使用。ｓ字峡を行くならもう一本欲しかった。

感想

krkdx

今回は前から狙っていた小室谷に遡行してきました。車で行けば楽なんだろうけど、飲めるし赤線も延せるしと言う事で公共交通機関でいきました。
行は、中央線で飲みながら塩山へ。昨年和名倉山登山の時に利用した甲州タクシーの無料仮眠部屋で飲んで前夜泊し、翌日タクシーでコンビニ経由で三条橋林道入り口へ。そこからタラタラ林道を歩き小室谷に入渓しました。先週の大滝沢は明るい沢だったがここは対照的に暗いゴルジュの沢だ。真夏向きだなと思った。沢床や水流脇はヌルヌルのフェルトシューズ向けだ。
今回初めて竿を持って行った。途中魚影が濃い釜でヤマメが羽虫を狙い水面から顔を出していた活性高いぞ！！と言う事で時間が厳しいが休憩がてら竿を振った。エサが重りに引っ張られ水中に落ちて行くのを魚が追いかけるのが見えた！その瞬間目印が踊り合わせるとポイッとヤマメが連れました。7年振り位にヤマメを釣ったぞバンザーイ!(^^)!
【因みに小学生位の時買った渓流竿を押入れから探し出し確認せずにザックに入れたのだがへし折れていた。そう言えば折ってしまい落ち込んだ事を思い出したぞ！！と現場で騒ぐがどうにか使えた。他に使えそうな渓流竿は短いので新しいの買っちゃおうかな？？】
2投目と思ったが、すぐに後続2組が来てしまい釣り終了。この為にわざわざブドウ虫をかったのにこの後釣りをする余裕はありませんでした〜。
蛇抜沢出合の少し上流でビバークをし自分が今回食担だったので、カレーライスを作った。ヤマメは塩ふって酒のつまみとなっりました。朝はそうめん食べて6時過ぎ出発。
今日は11時41分のバスを狙う次が3時間後なので。
難なく登山道に出て大菩薩峠からは小走り下山。荷物が重く辛い。林道に出てから集落まで長かった。商店で役場までの時間を聞き少し余裕が有ったのでビールを飲み沢用の服からTシャツに着替えスッキリ。そこから10分弱でバス停到着〜。無事バスに間に合い、風呂入って天益で反省会して久し振りに明るい時間に帰れました。沢登りは洗い物をすぐしないと臭くなるから遅くなると辛いのだ。
日曜日の代表番組サザエさんを観ながら幸せな時間を過ごしました。
お終い。

コメント

yoshi629

美渓
krkdxさん、こんばんは。

小室川本谷は何年か前に遡行しましたが、とても美しい沢だと思いました。新緑の頃だったのであまり暗くなかったのも要因かも知れません。
奥多摩・奥秩父エリアでは、小室川本谷・大常木谷・竜喰谷・和名倉沢などがきれいな沢だったとの記憶があります。

今回は水量が多かったので大変だったようですね。写真を拝見すると、あの水量ではS字峡のゴルジュ突破は厳しかったかも知れません。

krkdx

Re: 美渓
yoshiさんこんばんは。本当に色々な沢に行かれていますね！！
そして単独でタイムが速いし 恐れ入ります
大常木谷・竜喰谷・和名倉沢行きたいですね〜。和名倉なんか今のレベルじゃ無理だろうな 。東北やアルプスの沢にも沢山行きたいです。
Ｓ字は流されて倒木に挟まって溺れて死ぬイメージが出来たので止めましたが巻に物凄く時間が掛かってしまいました・・・。