火打山「高谷池雪渓テント泊」

2015年07月13日(月) ~ 2015年07月14日(火)

• GPS: --:--
• 距離: 17.4km
• 登り: 1,225m
• 下り: 1,213m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:45
• 休憩: 1:20
• 合計: 7:05

6:25 笹ヶ峰登山口
7:14 黒沢橋
7:29 十二曲り1/12
7:51 十二曲り12/12
8:47 富士見平分岐
9:50 11:05 高谷池ヒュッテ
11:20 天狗の庭
11:47 ライチョウ平
12:15 12:20 火打山
13:30 高谷池ヒュッテ

2日目

• 山行: 2:19
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:19

8:00 高谷池ヒュッテ
9:19 十二曲り12/12
9:34 十二曲り1/12
9:44 黒沢橋
10:19 笹ヶ峰登山口

天候

13日　晴れ後ガス後晴れ
14日　未明ガス後快晴（カンカン照り）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

笹ヶ峰駐車場利用（ここで既に不感地帯）

コース状況／危険箇所等

十二曲りまで気持ちの良い木道
十二曲り　意外と楽？
十二曲りの先の方がきつい（結構な岩場とぬかるみ）

写真

7/13 6:17

06:17笹ヶ峰駐車場着。登山届をポストに入れて06:25出発。

7/13 7:14

07:14黒沢橋通過。

7/13 7:29

07:29十二曲り1／12通過。

7/13 7:51

07:51十二曲り12／12通過。

7/13 8:01

十二曲りが終わったと思ったら、結構な岩場がお待ちかね。
岩場の次はひどいぬかるみ！

7/13 8:06

7/13 8:24

初めて見つけた花。ツツジ系？

7/13 8:47

08:47富士見平通過。

7/13 9:05

火打山、影火打、焼岳、三役揃い踏み。

7/13 9:28

見頃のサンカヨウ

7/13 9:38

キヌガサソウ

7/13 9:39

やっといい感じの登山道になってきた。

7/13 9:49

09:49三角屋根の高谷池ヒュッテが見えてきた。

7/13 9:50

ビールは新潟限定サッポロビール、美味かったけど空缶はお持ち帰り！
地元の岩の原ワイン赤、これも美味かった！瓶は回収OK

7/13 9:54

テン場代100円。

7/13 9:55

水場。但し池の水なので飲用には煮沸処理が必要。
ちなみに自分はここにコンロを持ってきて夕食用と朝食用に2L煮沸して飲料水を確保した。

7/13 10:53

まさか、この時期に雪渓の上にテントを張らされるとは思わなかった。火打山をバックに1枚。

7/13 11:09

テン泊準備完了したので、11:05空荷で火打山山頂へ。

7/13 11:16

逆さ火打。

7/13 11:17

ハクサンコザクラ

7/13 11:18

コバイケイソウ

7/13 11:19

7/13 11:20

ハクサンチドリ

7/13 11:20

11:20天狗の庭通過。

7/13 11:23

ミズバショウ

7/13 11:24

ハクサンコザクラの群生。

7/13 11:34

クルマユリ

7/13 11:47

11:47ライチョウ平通過。

7/13 11:53

ラスト1km。

7/13 11:56

ハクサンシャクナゲ

7/13 12:14

ヒオドシチョウ。

7/13 12:15

12:15火打山山頂に立つ。

7/13 12:19

祈願のケルンを積みました。

7/13 13:16

7/13 13:40

ヒュッテで買った新潟限定ビールは雪渓に埋めて冷やす。

7/13 14:30

することがなくなったので、一人宴会開始。

7/13 17:12

根曲り竹と牛とじ煮込みで日本酒。18時頃にワインを持参して、お隣さんのテントを訪問。ワインの後はお隣さんが歩荷してきたニッカを雪渓の氷でオンザロックにして盛り上がりました。

7/14 5:47

翌朝04:30ウグイスの囀りで気持ち良くお目覚め。

7/14 7:49

快晴。07:49テント撤収完了。

7/14 7:53

逆さ火打、その2．

7/14 7:54

いい山でしたね。

7/14 9:17

7/14 10:19

10:19笹ヶ峰駐車場着。下山届をポストに入れてゴールです。

撮影機器：

DSC-HX30V SONY

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 着替え 靴 サンダル ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ

備考

今回のマットはエアポンプ内蔵という所に引かれて買ったニーモコズモインシュレーテッド20Rを持っていったが、雪渓の上では背中と腰が冷えて×！
やはり、サーマレストネオエアXサーモが最強！

感想

くろゆり

夏休み登山第1弾は、日本百名山、花の百名山に選定されている火打山にテント泊で行ってきました。ホントは火打山に登るなら妙高山とWピークハントしなきゃと思ってたんですが、7月6日に白山を南竜テント泊で登るつもりで装備を車のトランクに入れて出発したのですが、白峰を過ぎてから雨になり、更に別当出合まであと5分という所で道路がホワイトアウトで10m先も見れなくなったので登山中止としました。結局、火打山に変更したのに装備は白山仕様のままで来てしまい、アイゼンとピッケルを持ってこなかったので妙高は諦めることにしました。その分、テントでゆっくり過ごそうと考えたのですが、まさかこの時期に雪渓の上にテントを張らされるとは夢にも思ってなかったので、ペグはY字ペグ、シュラフマットは便利さを優先してニーモコズモインシュレーテッド20R、インナーもダウンも夏用（但しシュラフだけは冬用モンベル♯1）、テントもニーモタニ2Pという装備で、ペグが効かない（→フライがインナーに張り付きダブルウォールの意味がなくなる）、イコール無常な結露、そしてインシュレーテッドと謳っていたにもかかわらず、全然断熱保温効果がなくて背中側からの冷えに悩まされることとなりました。
高谷池の水場は池の水というのは分かっていたので、プラティパスに水2Lとキャメルバックにアクエリアス2L、ナルゲンボトルにお茶.5Lを入れてパリセード80の重量は20kgオーバー。因みに日帰りの方や山小屋泊の方は20〜30Lのザックを担いでました。しかもスカスカの…。
でも高谷池からの火打山の風景飽きませんでしたね〜。
13時半に頂上から戻ってきて、まずはカルボナーラをつまみに雪渓に埋めてキンキンに冷えたビールを一気。続いて歩荷してきた日本酒をちびちび飲んでいると後ろの藪の中から話し声が聞こえてくる？
こんな所に登山道あったっけ？と思ってたら、藪の中から白髪の男性が現れ、「今日のテント泊、貴方と私の2人だけみたいですね」と声を掛けられた。「雪渓の上冷たくないですか？私の張った所、あと2張くらいなら張れますよ」とわざわざ教えてくれたのに酒呑んでありがた〜くなってたので移動しなかった。まだ16時だったから、あの時土の上のテン場に移動していれば結露で苦労することもなかったであろう。GW前後の涸沢での雪上テン泊に慣れていたから、どおってことないだろうと思っていたら張綱が緩んでフライシートが内幕に張り付いて結露がとんでもなかった。次の日の朝テントを撤収したらグランドシートが張られていたところだけ、きれいに周囲よりも10cm高くなっていた。つまり他の所が均等に雪渓が融けて10cm下がったということ。
まあ、とにかく酒もなくなったのでヒュッテにワインを買いに行った。そしてワインを手土産に藪を越えて隣のテントを訪問。ご主人は快く自分を迎えてくれて、話をするとご主人は御年70歳！なんと今回が人生初の単独登山とテント泊で今日は高谷池、明日は火打山に登った跡、黒沢池に移動しテントを張って妙高山に登り、Wピークハントを2泊3日で成し遂げるのだそう。70歳で初登山！初テント泊！自分57歳で涸沢初テント泊で北穂と奥穂をWピークハントしたし、西穂〜ジャンダルム〜奥穂を縦走して十分すごいと自負してたけど、上には上がおるもんやの〜。お見逸れしました。
で、頂いたニッカ。御主人がこれを雪渓の氷でオンザロックにして飲みたいと言うので雪渓を掘って中の綺麗な氷を取り出してストレートのニッカに入れて飲んだら美味いこと美味いこと！すっかりウイスキーが大好きになりました。
今日は無事に黒沢池でテント張って妙高山に登られたでしょうか？