表大雪縦走（旭岳〜トムラウシ山）

2015年07月15日(水) ~ 2015年07月17日(金)

• GPS: 57:11
• 距離: 42.6km
• 登り: 2,337m
• 下り: 2,963m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:52
• 休憩: 0:11
• 合計: 8:03

距離 11.8km 登り 1,049m 下り 583m

8:06 スタート地点
8:06 姿見駅
8:26 8:27 旭岳石室
10:18 金庫岩
10:30 10:34 大雪山
11:12 熊ヶ岳コル
11:50 間宮岳
12:00 12:01 荒井岳
12:42 松田岳
12:57 北海岳
14:23 白雲分岐
15:03 15:08 白雲岳
16:09 白雲岳避難小屋キャンプ場

2日目

• 山行: 9:41
• 休憩: 0:23
• 合計: 10:04

距離 17.8km 登り 642m 下り 968m

4:48 白雲岳避難小屋キャンプ場
6:22 高根ヶ原分岐
8:41 忠別沼
9:43 10:01 忠別岳
11:07 忠別岳避難小屋分岐
12:13 五色岳
13:44 13:49 化雲岳
14:52 ヒサゴ沼避難小屋

3日目

• 山行: 11:30
• 休憩: 1:08
• 合計: 12:38

距離 12.8km 登り 634m 下り 1,396m

4:39 ヒサゴ沼避難小屋
9:22 北沼
10:03 10:32 トムラウシ山
11:10 11:15 南沼キャンプ指定地
12:10 12:17 トムラウシ公園
12:57 13:04 前トム平
13:48 14:08 コマドリ沢出合
15:58 カムイ天上
16:54 温泉コース分岐
17:17 登山口
17:17 ゴール地点

天候

一日目(7/15)：曇り　強風
二日目(7/16)：晴れ
三日目(7/17)：晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 飛行機

コース状況／危険箇所等

旭岳東側斜面、ヒサゴ沼付近とコマドリ沢に大きな雪渓が残っているが、キックステップで対応できた。

写真

7/15 7:37

旭岳ロープウェイ乗車口
姿見駅付近は風速13m/s、気温9°Cの案内
昨日は運休だったらしい。

7/15 8:07

強風がガスを飛ばしてくれることを期待して出発。

7/15 8:13

歩き始めて間もなく、登山道脇にお花畑
エゾツガザクラ、エゾノハクサンイチゲがたんまり

7/15 8:21

北海道のショウジョウバカマは紫色が濃かった。

姿見の池はガスで正体不明(;_;)

7/15 8:38

メアカンキンバイ

7/15 10:17

この辺が金庫岩かな？
時々立止るほどの強風が吹きつける。

7/15 10:32

旭岳山頂
視界なく、強風で早々に出発。

7/15 10:49

旭岳東斜面の雪渓を降る。

7/15 11:11

少しガスが切れると、一面キバナシャクナゲのお花畑

7/15 11:16

エゾツガザクラのピンクが鮮やか。

7/15 11:31

イワウメ

7/15 11:31

エゾタカネスミレ？

7/15 11:32

お見事！エゾツガザクラ

7/15 11:33

コメバツガザクラ

7/15 11:38

リシリオウギ

7/15 12:01

昼頃になると相変わらず風は強いが、時折青空が見えてくる。

7/15 12:02

御鉢平はガスで覆われている。

7/15 12:08

ヤマガラシ

7/15 12:15

チシマイワブキかクモマユキノシタだと思う。
ピンボケ残念(´；ω；｀)

7/15 12:24

エゾタカネスミレ？

7/15 13:01

キバナシオガマ

7/15 13:11

お花畑

7/15 13:12

エゾノハクサンイチゲ

7/15 13:13

こんなのが一面広がる

7/15 13:13

北海平
北海岳分岐から白雲岳に向かって南下

7/15 13:13

キバナシャクナゲ

7/15 13:19

エゾオヤマノエンドウ

7/15 13:21

コマクサ

7/15 13:24

ミネズオウ

7/15 13:43

振り返り、辿ってきた旭岳から北海岳の稜線を展望

7/15 14:23

白雲岳分岐
ここにザックをデポして(添乗員が留守番)

7/15 14:40

白雲岳を目指す。

7/15 15:03

白雲岳山頂

7/15 15:43

チシマクモマグサ

7/15 15:49

白雲岳避難小屋とキャンプ指定地が見える

7/15 16:06

チシマノキンバイソウ？

7/15 16:09

出発から約8時間40分
白雲岳キャンプ指定地到着。
テント泊

7/16 4:11

二日目
白雲岳キャンプ指定地の早い夜明け
トムラウシ山がクッキリ

7/16 4:14

トムラウシ、十勝岳、富良野岳
右奥に微かに見えるのは芦別岳、夕張岳か？

7/16 4:52

エゾタカネツメクサ

7/16 4:53

キャンプ地からトムラウシ山方向に向かって出発。

7/16 5:06

チシマノキンバイソウ
真っ黄色のお花畑が広がる。

7/16 5:28

進行方向東側に石狩岳、奥にニペソツ山を展望

7/16 5:40

ヤマガラシ

7/16 5:41

高根ケ原を忠別岳を目指して進む。

7/16 6:18

ウルップソウ

7/16 6:19

キバナシオガマ

7/16 6:21

コマクサやウルップソウが点々と独立国を創っている。

7/16 8:28

高根ケ原から旭岳を振返る
写真右側の雪渓付近に白雲岳避難小屋が確認できた。

7/16 8:31

忠別沼の東岸を通り忠別岳に縦走路が続く。

7/16 9:01

何度も辿った道を振返ってしまう。
忠別沼と旭岳。

7/16 9:13

ヨツバシオガマ

7/16 9:48

忠別岳山頂

7/16 9:51

忠別岳から旭岳を展望

7/16 9:56

7/16 9:59

忠別岳からトムラウシ山を展望
まだまだ遠い。途中に山が増えた気がする。

7/16 10:01

山頂付近で愛嬌をふりまくシマリス。
大勢が喝采の声を上げても逃げない。

7/16 10:09

ウスラバハクサンチドリ

7/16 10:44

ミヤマオグルマ

7/16 12:13

五色岳からトムラウシ山を望む。

7/16 12:14

五色岳から忠別岳、左奥に旭岳を望む。
青空に稜線が映える。

7/16 12:29

キクバクワガタ

7/16 13:16

チングルマ畑と沼とトムラウシ山

7/16 13:37

何とも見事な花畑

7/16 13:39

イワヒゲ

7/16 13:44

化雲岳到着

7/16 13:45

化雲岳から旭岳を振返る。
よくぞ歩いてきたもんだ。

7/16 14:13

エゾコザクラ

7/16 14:23

化雲岳直下の大雪渓をヒサゴ沼に向かって降る。

7/16 14:51

出発から約10時間、ヒサゴ沼キャンプ指定地到着。
テント泊

7/17 4:09

三日目
ヒサゴ沼の南側の山に日差しがあたりだす。

7/17 4:10

東にニソペツ山が今日もクッキリ

7/17 4:41

さあ最終日
トムラウシ山山頂を目指し出発。
沼脇の雪渓をトラバースして正面の雪渓際を巻いて登る。

7/17 5:00

エゾコザクラの群落

7/17 6:11

日本庭園

7/17 6:17

見事な石庭

7/17 6:30

東下方にヒサゴ沼を俯瞰

7/17 6:44

日本庭園

7/17 8:34

ロックガーデンから北を振返る。
今日も表大雪の稜線がクッキリ

7/17 9:00

北沼
正面がトムラウシ山頂

7/17 9:19

ホソバイワベンケイ

7/17 9:39

北沼と表大雪の峰々

7/17 10:03

トムラウシ山頂から表大雪方向

7/17 10:08

トムラウシ山頂

7/17 10:09

トムラウシ山頂から十勝岳方向
直下に南沼が見える。

7/17 10:46

トムラウシ分岐に近づいてきた。
直進は十勝岳へ続く道
左折してトムラウシ温泉へ向かう。

7/17 12:23

トムラウシ公園を振返る

7/17 12:35

イワブクロ
ようやく開いている花に会えた。

7/17 12:47

下に見える付近が前トム平

7/17 13:24

エゾツツジ

7/17 13:44

コマドリ沢の

7/17 14:10

サンカヨウ

7/17 15:58

カムイ天井通過

7/17 16:31

ズダヤクシュ

7/17 17:17

出発から約12時間40分
短縮コース登山口到着。

撮影機器：

RICOH WG-4 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

waiwai5963

北海道の屋根大雪山からトムラウシ山縦走、山中テント泊2日の登山ツアーに参加した。
移動日を含め前後泊があるので実際は4泊5日の行程である。

大型の台風11号の動き次第では山行にも影響しそうな週間天気予報だが移動日初日は羽田空港から富士山がみえるほどの快晴。もしかして岩手山が見れるかもと期待したが、蔵王上空を過ぎた頃から雲が厚くなり残念。
千歳空港からバスで旭岳温泉へ移動、ホテル泊。

【山行一日目】
前日、強風のため運休だった旭岳ロープウェイは動くとのことだが、終点の姿見駅周辺は雨、視界不良、風速13m/sとやや厳しい天気情報。
旭岳山頂は視界不良、強風で早々に次の峰へ。
旭岳から北海岳に至る登山道から見える御鉢平の景観を期待していたが、視界不良で思い通りにはならず。それでも時折切れるガスの間から一部が見えただけでもラッキーかも。
北海岳を降るあたりから、風も少し収まり雲の切れ間から日差しが差し込むようになってきた。一瞬開ける登山道の先に山の大きさを垣間見る。
明日に期待してテントに入る。
夜、空は満天の星空、久々に見る天の川に感動する。

【山行二日目】
素晴らしい好天。
キャンプ地から南真正面にトムラウシ山や連なる峰々が朝日に映える絶景である。
トムラウシ山はなだらかな尾根連なりの先に見えるので、すぐ行けそうな気がするが、もう一泊必要なのだ。広い！大雪の山は他の山と比べても無駄と友人が言っていたが納得する。
高根ケ原のほぼ平坦な登山路の脇、ザレ場にポツリ、ポツリと咲くコマクサに出会う。
岩手山や秋田駒のように斜面一面に密集してというような雰囲気ではないが、株は大きい気がした。咲く場所が平であることが影響しているのだろうか？
それでも登山路から離れたところには沢山の株が見える。おそらく人が踏み入れていないところにはとんでもない驚くようなコマクサ畑がまだまだあるのだろうなと妄想しながら歩く。
ヒサゴ沼キャンプ地はほぼ満杯状態。
一部に水たまりがあったため、よけい狭くなった。
終日の好天と絶景に感謝。

【三日目】
今日も好天
ヒサゴ沼の東側、水面の向こうニペソツ山の山容に心動かされる。
キャンプ地から残雪を慎重に登って縦走路へ。
昨日までの草原歩きから日本庭園と呼ばれる、大きな岩が点在する岩稜帯を進む。
岩と沼と花と残雪が見事に噛み合って目を楽しませてくれる。
ナキウサギとの出会いを期待したが、この大人数では無理か。鳴き声を聴けただけでも良しとしよう。
トムラウシ山の山頂は狭く、360度の景観を楽しむ余裕が無い程大賑わいである。
山頂直下の急坂を十勝岳や富良野岳、眼下にトムラウシ公園を眺めながら慎重に降る。
前トム平を通過、コマドリ沢の残雪歩きを経てコマドリ沢分岐から樹林帯に入っていく。
約3時間の樹林帯歩きだが、歩けども歩けども標高が下がってないような気がしとても長く感じた。
今日も終日好天。
トムラウシ温泉東大雪荘に宿泊3日間の汗を流した。

コメント

Spring

こんばんは☆
表大雪の縦走お疲れ様でした！！
コメント遅くなってすみません。自分のことでいっぱいいっぱいだったので

私の少し前に歩かれていたんですね！
そして、良いお天気じゃないですか！！
北海岳から白雲岳のみ同じルートを歩いていますが、景色やお花に足取りも軽かったのが想像できます
私は、撮影とランチのために、荷物はデポせずに白雲まで行きました。
でも、デポする方が多いですね。
そんな中で、ナッキーを撮るために巨大バズーカ砲を持ち歩いていた方もいましたが…。
私はトムラウシを見ることはできなかったので、いつか、また見に行きたいです。

お花、ちょっとだけ…。
１６はミヤマタネツケバナ
２０はクモマユキノシタでOKです。
３７はエゾノリュウキンカ
４５はチシマキンレイカ
６３はエゾヒメクワガタかと…。

黒岳ロープウェイの下駅で、大雪山の山の花図鑑を買いました。
今回は新たなお花をたくさん見られたので、勉強になりました