聖岳、光岳【Deeeep southを3日間】
- GPS
- 56:00
- 距離
- 34.4km
- 登り
- 3,547m
- 下り
- 3,552m
コースタイム
- 山行
- 10:20
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 12:30
- 山行
- 11:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 11:50
天候 | 1日目 曇りと雨、2日目曇り晴れその後暴風雨、3日目 晴れときどき曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
行きのR152からの林道は深夜だったため落石や荒れ道に注意した。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
このコースは長く体力を要するが岩場鎖場はほとんどない。道も大体わかりやすい。暴風雨にあった上河内岳手前では広いザレ場でコースを見失ったが、下に戻りすぐにわかった。 |
その他周辺情報 | かぐらの湯は広くていい塩湯。名物のジンギスカン丼まんぷくセットを食べる。 |
写真
装備
備考 | 2日目の暴風雨でゴアテックスも能力の限界で、靴や服がびしょ濡れ。 |
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感想
過去2年に渡り台風や悪天で行けなかった聖岳。今回も大きな台風がきていて現地の観光課に電話で林道の状況を問い合わせてた。夜中に車を走らせ大雨の中、中央高速-R152-易老渡Pまで。
1日目は曇り予報。易老渡までは樹林帯の急登の連続で登る、登る、登る。”疲労だけ”の易老岳 は本当でした。30丁目あるうち、29丁目あたりが疲労のピーク。静高平には水場があり、高山植物も綺麗で開けていていい雰囲気。光岳山頂は2592Mあるのに樹林体の中で地味。光石にも行ったがガスって眺望なし、青空に白い石をイメージしたんだけどなあ。光小屋は小奇麗で快適に休めた。
2日目は曇り予報。そろそろ梅雨明けでカラっといかないものかと思う。ガスが濃く、展望を期待したイザルガ岳は”見ざる”、”行かざる”にしておいた。易老岳のあたりから晴れてきて聖岳や兎岳の勇姿が見えた。南アルプス南部独特の樹林はどうだ?緑豊かでいかにも蒸し暑そうな感じは悪くない。サザンロックが似合う感じ。
しかしこの後、希望峰を過ぎたあたりからがブルース。雨が降り出し茶臼岳あたりでは暴風雨。茶臼小屋で休もうかとも思ったが道中長いため先を急いだ。雨はひどく亀甲状土を過ぎたあたりで木の中に座り込み軽食。このあたり、晴れたらいい景色だろうな。上河内岳手前のザレ場の広い所で道を見失う。来た道を戻って登山者に出合いなんとかなった。暴風雨で視界が悪いときは要注意。そんなことで上河内岳はパス。南岳から聖平小屋まで長く感じたが、そんな時、雷鳥の親子に会い癒される。ゴアテックスの限界を超えたのか、古くなたためか、メンテが悪いためか靴もレインウェアも最後は役にたたなかった。特に靴下は濡れて気持ち悪い。
やっと聖平小屋にたどり着き、ビールと夕食でくつろぐ。
3日目はガスがとれ晴れの予感、聖平から聖岳が見えた。薊畑にバックパックを置き軽い小さいパックで登る。小聖岳に着くと聖岳がお出迎え。山がでかくてかっこいい、もうすぐ行くから待ってなよ。ヤセ尾根を越えガレ場を登り頂上。雲に隠れた赤石岳がでかい。昨日悪天の中歩いた稜線や兎岳、富士山などが見渡せた。下りも良い景色を見ながらで気持ちE〜!薊畑では絶景を見ながら靴を脱いで靴下乾かしてのんびりランチ。機能とは大違い。これだから山はやめられないし自然はすごい。
苔平のあたりの苔は見事で一見の価値あり。ガレの上あたりは滑落注意。しかし薊畑からの下りはコースタイムで4時間くらい、高低差1400Mくらいあるので長い長い。西澤渡では川にかかる梯子が流され手動式ロープウェイで渡る。交代でロープを引き寄せるが結構重い。その先は森林鉄道の跡のようで枕木が登山道に埋まっていた。
Deeep south! 3年目の聖岳は待たされただけあって見事な山でした。その魅力は、南アルプス南部で抜きん出た存在感。深くて、遠くて、緑で、大きな、聖なる山。パスした上河内岳はいい格好だったので機会があれば登りたい。いやー厳しくもいい山行でした。
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