リアルな避難小屋を体験! 中央アルプス縦走(千畳敷〜木曽駒〜空木岳〜池山尾根)
- GPS
- 34:00
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 1,653m
- 下り
- 3,437m
コースタイム
- 山行
- 4:26
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 5:13
- 山行
- 9:03
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 10:19
天候 | 1日目:曇りのち雨 2日目:霧のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ロープウェイ:しらび平〜千畳敷 |
コース状況/ 危険箇所等 |
宝剣岳周辺は高度感のある岩場です。足置きが磨かれていて滑りやすい印象を受けました。 |
写真
感想
今年の夏山シーズン1発目は今まで行ったことの無かった中央アルプスを縦走してみました。本当は2泊で北の将棋頭山〜空木岳までを縦走したかったのですが、お天気が微妙で1泊に変更。素直にロープウェーアクセスで百名山2座を繋いできました。
【1日目】
3番目のバスでしらび平、ロープウェーであっという間に千畳敷。トイレを済ませてスタート!天気予報に反してシトシト雨模様。。
乗越浄土までは快適な登山道でしたが人が多くてなかなか自分のペースで歩けません。。この頃から雨も上がり時には晴れ間も見えてきて悪くないお天気。宝剣山荘に荷物をデポして軽やかに木曽駒山頂を目指します。木曽駒からは雲の切れ間に南アルプスの一部と御岳が望めるなかなかのお天気でした。アクセスも楽チンだしこれはたくさんの人が来るのもうなづける。
宝剣山荘に戻って荷物を背負い宝剣の岩場へ。足置きの岩が磨かれていたのと雨で濡れていて意外にツルツル(汗 晴れの大キレットよりも神経使いました。。岩場を抜けて三の沢分岐のあたりからポツポツと雨粒が・・・・と思ったらバラバラと降ってきたー!極楽平で急いでレインウェアを装備して先へ進みました。木曽側から強い風が吹いていて雨は横殴り。。稜線で逃げ場も無いのでひとまずは目的地の避難小屋まで歩くのみ。極楽平〜檜尾避難小屋まで休憩無しで2時間で到着。到着するこrにはすっかり雨・・・・有料の天気予報全然当たらないじゃないか〜!(怒
避難小屋は先客が2パーティーで自分達は楽々場所ゲット。濡れた装備を乾かしてホっと一息ついていたら後から到着するわ到着するわ。。テントを持っていないパーティや夕暮れになって到着する登山者もいて結局定員ギリギリの20名でギッチギチの状態になりました。自分らテントあったのでテントでもいいかなーと思ったんですが風雨がひどいのと先着して場所を取って荷物を乾かしていたので我慢してそのまま避難小屋ステイでした。
避難小屋の過ごし方。小屋の外は雨でお散歩も出来ないので濡れたレインウェアとザックカバーを乾かしながら酒飲んだり昼寝したり。。夕暮れになる前に晩御飯を食べて明るいうちにシュラフに入りました。
夜中になっても降り止まない雨と唸りを上げる強風で何度か目が覚める。2時過ぎ頃にはテントが強風で潰されたという2名が土間に座って寝るというまさに避難小屋の様相。。自分は幸い壁際のいい場所だったので割とぐっすり寝れちゃいましたw
【2日目】
朝3時起床、風雨酷い。。避難小屋の中では檜尾根を下山するか千畳敷まで戻るかが話題の中心。自分らもこのままのお天気では稜線歩きは危険なので檜尾根を下りる予定でした。
早め下山の登山者が次々に檜尾根を下山。自分らは檜尾根なら7時出発でいいやとのんびりコーヒー飲んだりして少し空間の空いた避難小屋を楽しむ。そんなことしていると雨は止み、徐々に空が明るくなって風も弱くなってきた。出発が遅くなってしまったものの予定通り空木岳〜池山尾根下山のルートを歩くことに決定。協力金をちゃんとポストに納めて避難小屋を出発。
檜尾岳は強風(汗 ここからモクモクした稜線を一路南へ。。去年の南アルプスで景色の無い5日間を体験しているので精神的には別にきつくないw 足元のお花を見たり写真を撮ったりしながら熊沢岳通過〜。この辺から右側にチラチラ晴れ間が見えて御岳がドドンと重厚な山容を見せる。東川岳との中間地点あたりで雲が完全に切れて待望の晴れ間が!ここからは楽しい楽しい稜線歩き。縦走予定の登山者はほとんど檜尾根下山しちゃったので前にも後ろにもほとんど人のいない静かな縦走路。アルプスの人気ルートでこの静けさはなかなか痺れます♪
東川岳で空木岳を拝んで木曽殿山荘へ降りレインウェアを脱ぎ休憩。ここから空木岳山頂まで登り返してお昼前に無事登頂できました。いいお天気の山頂が踏めて最高でした♪
駒峰ヒュッテに下りて素敵なテラスで昼ごはん、ここは帰りたくなくなる絶景ですね〜。。そして下りが長いので12時前に下山開始。避難小屋を見たかったので沢ルートを選択して下山開始。避難小屋は広くてキレイでしたがアレな話を聞いたので次回利用するかは疑問w
池山尾根は迷尾根付近の大地獄・小地獄を過ぎてしまえば特に危険箇所も急なくだりも無くひたすら穏やかに高度を下げていきます。それにしても長い尾根だことw 15時半に林道終点の登山口に到着。ここから菅の台駐車場までコースタイム2時間の下り・・・・このあたりから足が痛くなり始めて段差が辛い。。。
痛みに耐えながら1時間で本当の池山登山口まで下山。ここから道路を10分ほど歩いて駐車場に戻り無事下山でした。毎年恒例ながら1発目の山行はキツい、去年の黒戸尾根といい記憶に残る山になりました。
今年も夏山シーズン開始!たくさん登りたいぞ〜!
(追伸)
避難小屋の利用マナーについて。
泊まった避難小屋ですが他の利用者を見ているとお金払わずに出て行く人がいたのが気になりました。。地元の山岳会の方が避難小屋をこれだけキレイに維持するのには大変なコストと手間が掛かります。この素敵な避難小屋を今後も維持するため、最低限のマナーとして利用料は入れていくべきだと思いました。
維持できなくなって利用できなくなってからでは遅いのです。。
はじめまして、私もいつか歩きたいルートです❗空木岳から見た檜尾避難小屋が素敵だったので。駒峰ヒュッテのテラスは時間を忘れます❗空木平避難小屋のアレ話はリアルで一人では無理です。昨年は、空木平で熊さんを見ました‼今年も目撃情報あります。気をつけましょう‼
はじめまして、コメントありがとうございます。
あのテラスは泊まる価値ありですね。次回は是非とも駒峰ヒュッテ泊まりで行ってみたいです。避難小屋はやっぱり(^_^;)自分も無理そうです。熊さんは実は下山中に気配と臭いがありましたので近くにいたのかもしれませんね。
お互い安全に楽しみたいですね!
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