鳥海山（日本百名山）[上り:吹浦口コース、下り:象潟口コース]

2015年08月10日(月) [日帰り]

• GPS: 06:58
• 距離: 17.5km
• 登り: 1,454m
• 下り: 1,446m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:42
• 休憩: 1:10
• 合計: 6:52

4:40 象潟口登山口（鉾立）
4:46 4:49 吹浦口登山口
5:09 5:09 見晴台
5:21 5:21 清水大神
5:49 5:49 河原宿
6:37 6:37 御田ヶ原分岐
6:48 6:48 七五三掛
7:10 7:10 文珠岳
7:28 7:28 伏拝岳
7:37 7:37 行者岳
7:53 8:18 七高山
8:37 9:00 鳥海山
9:10 9:16 御室
10:05 10:05 七五三掛
10:15 10:15 御田ヶ原分岐
10:24 10:24 御田ヶ原
10:32 10:45 御浜小屋
11:01 11:01 賽の河原
11:32 象潟口登山口（鉾立）

象潟口登山口4:40⇒吹浦口登山口4:46
（自転車を利用）

吹浦口登山口4:49⇒河原宿5:49⇒七五三掛6:48⇒文珠岳7:10⇒七高山7:53
［標準CT　5:35（55％）］

七高山8:18⇒鳥海山8:37
［標準CT　0:30（63％）］

鳥海山9:00⇒七五三掛10:05⇒御浜小屋10:32-10:45⇒象潟口登山口11:32
［標準CT　4:00（63％）］

※本日のペース：標準ガイドタイムの55〜63％程度です。

天候

曇り一時晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道7号線（山形県側）から鳥海ブルーラインで約19km（約35分）で象潟（鉾立）登山口前の駐車場に到着します。
鉾立の駐車場のスペースは100台以上あります。
本日は、鉾立駐車場から大平登山口まで約2.2kmは自転車を利用しました。

コース状況／危険箇所等

★登山道整備度：4（良5・4・3・2・1悪）階段や木道、鎖等の整備度
★体力難易度　：4（難5・4・3・2・1易）歩行距離、累積標高差、急登等
★技術難易度　：2（難5・4・3・2・1易）鎖場、ヘツリ等の頻度や時間等
★登山道の眺望：5（良5・4・3・2・1悪）
★山頂の眺望　：4（良5・4・3・2・1悪）


【すれ違った登山者の数：50〜100人程度】


◆今回利用した「吹浦口コース」及び「象潟口コース」のいづれも大半は石畳の登山道で危険性はありません。七五三掛から山頂までのルートも、梯子等は設置されていますが、危険性は少なく感じました。ただし、新山へ登頂する際、不揃いな火山岩の連続になりますので、ペイントの目印を歩いたとしてもルートの選定には十分注意しましょう。また、外輪山の北西側が絶壁になってるので、落石の恐れがあるので、雨天時や強風時は注意しましょう。

◆鳥海湖の南側の登山道は、斜面を木道でトラバースする区間が多いです。木道が雪圧で傾倒しているものも多いので、足元に注意して進みましょう。この区間に残雪が残っている場合は、十分に注意が必要なルートだと思います。

◆花の見頃は少し過ぎているような気がしますが、それでも残雪が最近まで残っていた箇所は、春から初夏に咲くような花も残っています。

◆天候が良ければ、新山だけでなく、七高山も立ち寄ることをお勧めします。眺望は最高で、一見の価値はあると思います。

写真

8/10 4:31

象潟口登山口前の駐車場。
日の出前の空が赤く染まってきました。

8/10 4:38

鳥海山の山頂もちょっとは顔を出しています。
かかっている雲が取れますように！

8/10 4:44

今日は、上りと下りでルートが違うので、車は鉾立に駐車し、折り畳み自転車で鳥海ブルーラインを約2.2km走り、吹浦口登山口へ向かいます。

8/10 4:48

自転車は、吹浦口（大平登山口）前のガードロープに固定し、いざ、出発です。
登山口にはポストも有ります。

8/10 4:51

登山口からは、コンクリートの細い登山道を歩きます。

8/10 5:09

登山口から30分ほど歩くと見晴台に到着です。
秋田県側の海岸線が見えますね。

8/10 5:11

見晴台から山形県の酒田市方面を眺めます。

8/10 5:19

8/10 5:26

急登ではありませんが、石畳の登山道をどんどん登って行きます。

8/10 5:29

東側の雲の隙間から日の出が見えました。

8/10 5:31

清水大神を過ぎ、この上の河原宿を目指します。

8/10 5:44

標高1500m付近から、ガスで視界が不良になってきました。

8/10 5:50

河原宿の分岐に到着。
登りは、鳥海湖を経由するので、右折します。

8/10 5:56

流石、信仰の山、立派な石畳の登山道ですね。

8/10 6:05

御浜・鳥海湖分岐。
分岐が多いですが、今日は、視界が悪いので、GPSで現在位置を確認しながら進みます。

8/10 6:08

鳥海湖までは、斜面をトラバースしながら木道を歩きます。
残雪がある場合は、注意が必要でしょう。

8/10 6:15

鳥海湖に到着ですが、さっぱり見えません。
帰りの下山時に期待するしかないようです。

8/10 6:14

鳥海湖の南側を進みます。

8/10 6:23

次は、本線の御田ヶ原分岐を目指します。
この辺りは、花が沢山咲いていました。

8/10 6:33

酒田市方面を眺めます。

8/10 6:36

御田ヶ原分岐から七五三掛方面を眺めます。

8/10 6:37

御田ヶ原分岐に到着。
ここから本線の登山道を歩きます。

8/10 6:41

鳥海湖から登ってきたルートを振り返ります。
ちょっとはガスが晴れてきたかな〜

8/10 6:46

平日ですが、早朝から多くの方が登っています。

8/10 6:48

七五三掛（分岐）まで岩場を登ります。

8/10 6:51

8/10 6:54

視界は不良ですが、登りは外輪山コースで七高山を目指します。

8/10 6:55

岩場の急登です。
特に鎖やロープは無いですが、玄武岩で滑りにくいので、普通に登れました。

8/10 7:01

おや〜、何の鳥だろう？？

8/10 7:10

文殊岳に到着です。

8/10 7:17

北側は絶壁の稜線を進みます。

8/10 7:19

幾つか梯子がありました。
特に危険性はありませんが、慎重に進みましょう。

8/10 7:33

8/10 7:37

8/10 7:39

再び、梯子箇所。

8/10 7:47

お〜、少し晴れてきたかな〜

8/10 7:49

外輪ケルン分岐。

8/10 7:49

お〜、ついに七高山（左奥）、虫穴岩（右）が見えてきました。

8/10 7:52

この岩のてっぺんが七高山の山頂。

8/10 7:54

立派な山頂標柱と一等三角点がありました。

8/10 8:05

反対側から七高山を眺めます。
西側は断崖になっているので、高所が苦手な方は怖いかもしれません。

8/10 8:05

なかなかガスが取れず、新山が見えません。
「鳴くまで待とう、ホトトギス」の精神で、七高山で約20分弱待機していると、一時的に新山が顔を出してくれました。

8/10 8:22

では、最終目的地の新山に向かいましょう！

8/10 8:22

外輪山から山頂小屋方面に急登を下ります。

8/10 8:25

急登を振り返ります。
外輪山は絶壁なので、落石の注意も必要と感じました。

8/10 8:31

さて、小屋の手前から、新山に登ります。
岩にペイントされたマーキングを頼りに登ります。

8/10 8:34

ゴツゴツした火山岩の溶岩ドームを両手両足を使いながら登って行きます。

8/10 8:36

玄武岩の大岩は迫力満点ですね。

8/10 8:38

ガスの中で山頂（新山）が見えてきました。
人のシルエットが見えますね。

8/10 8:41

岩のペイントが岩の中に続いています。
「えっ、ここを行くの？」と思えるルートでした。

8/10 8:41

新山の山頂へはこの穴の中を進みます。
そんなに狭くないので、普通の体格なら問題なく通れそうです。

8/10 8:43

最高標高点の新山に到着です。
外輪山も一時的に見えてきました。

8/10 8:44

山頂にはちょっとした標柱が置いてありました。

8/10 8:44

新山周辺は、どこも迫力満点で、登り応えがありましたね〜

8/10 8:46

岩の上に佇んで気持ち良さそうです。

8/10 8:49

新山から七高山を眺めます。

8/10 8:52

山頂小屋（御室）まで下山します。
山頂を振り返り、見上げます。

8/10 8:53

小屋方面のルートは、この隙間の中を通過します。
閉所恐怖症の方は、嫌な感じがするようなところです。

8/10 8:55

南側の外輪山を眺めます。

8/10 8:57

8/10 9:08

ここを降りれば、御室です。

8/10 9:12

鳥海山神社。

8/10 9:12

神社でも色々売ってますね。
コーラが飲みたかったですが、500円もするので、今回も下山まで我慢することに。

8/10 9:11

月山のように参拝料を払わないとダメなのかと思いましたが、普通に御参りできました。

8/10 9:13

山頂の公衆トイレ。

8/10 9:14

トイレの入り口は、こんな感じ。

8/10 9:17

再び、ガスが濃くなってきたので、下山することにしました。
下山ルートは、そのまま千蛇谷に沿って七五三掛を目指します。

8/10 9:20

8/10 9:25

8/10 9:29

千蛇谷は独特な火山地形を呈した沢で、花も沢山咲いていました。

8/10 9:39

8/10 9:42

新山を振り返ります。

8/10 9:51

1801年の噴火では、ここを火砕流が流れたんですかね〜

8/10 9:52

ここだけ残雪を歩きます。
平坦なので、危険性は無いです。

8/10 9:57

8/10 10:00

岩手県の高校生が登っていました。
今日は、小屋泊かな〜？

8/10 10:00

最後、外輪山に取付くため、梯子等を使って登ります。

8/10 10:03

8/10 10:15

御田ヶ原分岐まで戻ってきました。

8/10 10:27

御田ヶ原を過ぎ、御浜小屋が見えてきました。

8/10 10:34

御浜小屋。

8/10 10:39

登りで見れなかった鳥海湖がみえました。
お〜、すごい、小学生が登っています。

8/10 10:45

ここにも公衆トイレがありました。

8/10 10:45

御浜神社。
ここにも色々と売っているんですね。

8/10 10:45

鉾立まで一気に下ります。

8/10 10:54

8/10 10:59

ちょっとした池塘。

8/10 11:02

こっちのルートも石畳みの登山道で歩き易いです。

8/10 11:21

御浜小屋方面を振り返ります。

8/10 11:26

最後は、こちらもコンクリートの登山道を歩きます。

8/10 11:32

お〜、鳥海ブルーラインが見えました。
お疲れ様でした。

8/10 11:32

鉾立登山口。
ここにもポストがあります。

8/10 5:06

8/10 5:17

8/10 5:18

チングルマ

8/10 5:23

アキノキリンソウ

8/10 5:32

ミツガシワ

8/10 5:42

タカネトウウチソウかな

8/10 5:47

ヒナザクラ

8/10 5:51

ニッコウキスゲ

8/10 5:52

イワカガミ

8/10 5:53

カラマツソウ

8/10 5:54

アオノツガザクラ

8/10 6:16

キンコウカ

8/10 6:07

シラネニンジンの群生

8/10 5:54

チングルマ

8/10 5:55

チングルマ

8/10 5:57

ウサギギク

8/10 5:58

イワショウブ

8/10 6:03

オオバギボウシ

8/10 6:19

ウメバチソウ

8/10 6:23

ヨツバシオガマ

8/10 6:34

8/10 6:37

ハクサンシャジン

8/10 7:06

チョウカイフスマ

8/10 7:07

ハクサンシャジン

8/10 7:23

ウゴアザミ

8/10 7:36

イワギキョウ

8/10 7:50

イワブクロ

8/10 9:54

8/10 9:54

ハクサンフウロ

8/10 11:02

ニッコウキスゲ

8/10 10:19

オヤマリンドウ

8/10 10:22

撮影機器：

PowerShot S120 CANON

感想

Joker

本日は、日本百名山の鳥海山に約20年ぶりに登りました。
天気予報では、午前中は晴天になりそうな予報だったので、昼頃までに下山できるように出発を日の出時刻としました。
しかし、標高1500mまで登り、鳥海湖付近より上は、雲がなかなか取れず、山頂では、ガスの切れ間からの写真が撮りたくて、「鳴くまで待とうホトトギス」感覚で、じっと待機しちゃいました。
外輪山の七高山、1801年の噴火で生じた溶岩ドームの新山は、荒々しい風貌の迫力満点の眺望なので、天候が良いときは最高だな〜っと思います。

今日は、平日にも拘わらず、小さな子供連れ、年配の方、元気な高校生の団体、お洒落な山ガール等、数多くの方が登っていました。
「えっ、こんな軽装で」なんて思える方もおり、「百名山は、色んな方がいるな〜」っと改めて実感した山行でした。

平場は晴れてるのに、標高の高い山は、雲がかかり易い、夏真っ盛りの気象条件が多くなってきたなっと感じます。
次回は、スカッとした秋晴れにでも再来したと思える山でした。