白根三山縦走(北岳・間ノ岳・農鳥岳)
- GPS
- 31:52
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 2,616m
- 下り
- 3,396m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 7:01
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 8:56
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
午前4:35発(甲府駅周辺ホテル前泊)午前6:40頃着。 発電所から奈良田まで、「奈良田〜広河原線」のバス 約7分間。 午後2:45頃発 (午後2:38発のバスが遅れていたため) 以上2点については、下記をご参照ください: 山梨交通(株)南アルプス登山バス「甲府駅・竜王・市営芦安駐車場〜夜叉神峠登山口・広河原線」「奈良田〜広河原線」運行のお知らせ http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/2015hirogawara.htm 奈良田からJR身延駅 バス 午後3:55発 午後5:25着。 身延駅奈良田温泉間「早川町乗合バス」時刻表 http://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/people/pdf/jikokuhyou.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
とくに危険なところはありません。 登山届はバスが到着する広河原のセンター、2階で提出できました。 |
その他周辺情報 | 奈良田温泉情報(早川町役場) http://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/tour/spot/spa/narada.html ここにも紹介されている「町営 奈良田の里温泉 女帝の湯」がバス停のすぐ上ですので、私たちは利用しました。山梨名物のお土産も売っています。550円。 甲府駅前 そば・鳥もつ煮 奥藤 http://okutou.com/ekimae.html 私たちはここで食べました。おいしかったです。 ここは「甲府鳥もつ煮」の誕生したお店らしいです。大変にぎわっていました。 甲府駅周辺には、他にも、提案した方が現在やっているお店などもあるようですし、興味のある方は「甲府鳥もつ煮」で検索してみてください。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
---|---|
共同装備 |
非常食
ライター
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
ナイフ
GPS
|
備考 | サングラスあったほうがよかったかも… |
感想
中学生の息子と広河原から北岳に登り、白根三山を縦走してきました。夏休みの山行です。
息子と北岳に登る、というのは数年前にも計画したのですが、北岳山荘や肩の小屋の混雑状況をきいて断念し、実行は今年になりました。そのときは山の先輩の助言もあり、間ノ岳往復までの計画だったのですが、今回は息子の成長にあわせて白根三山縦走にしました。
今回は土曜日に甲府に前泊。北岳の小屋に泊まるのは土曜日をさけて日曜日にしたため、計画通り、北岳山荘ではお布団1枚に1人で寝ることができました。
午前4時半の甲府駅発のバスは3台に(バスの無線を聞いていると)66人が乗車(駅には人があふれていたのですが、駅の時点では全員が座ることができました)。
広河原から歩きはじめて、大樺沢を八本場のコルまで登りつめました。急傾斜の沢ぞいをずっとつめていくのは確かにきついのですが、かなり上のほうまであちこちに水場がありましたので、南アルプスの天然水!を飲んでも美味しいですし、頭から水をかぶったり、とても気持ちよく登れました。
ただし、八本場のコルの付近はハシゴがたくさんあり、これを登るためにストックをはずすと、膝と太ももが非常に疲れていることに気づきました。そのため、ここからは短い休憩も随所にとりながら、ゆっくりと登りました(いつも息子と山に行くときはストックはあまり使わないのですが、今回は7月の金峰山のすぐあとにフジロックで3日間遊んでいたらむかし痛めたヒザに違和感が残ってしまったこともあり、北岳という難敵ですから、最初からストックを使って登りました)。
八本場のコルに出ても、山頂は標高差で、まだ300mほど上。傾斜もかなり急です。そこまで楽々と登っていた息子も、疲れたのか、空気がうすいせいなのか、突然スピードダウン。ゆっくりと山頂に到着しました。ちなみに私は心配していた高山病はまったく症状が出ませんでした(朝めざめたときに軽い頭痛がしたくらい?)。
富士山以外では日本最高峰の北岳山頂では、ふだんの山登りにはない達成感を味わいました。到着が午後になったためガスが出てきていましたが、ときどき空が晴れ、鳳凰三山などが見られたのも良かったです。
ヤマレコを読んでいても「午後2時になると雷」と注意されたお話がたくさんありましたし、登る前から多くの人に「夏の南アルプスは雷に注意」と言われていましたので、名残惜しい山頂をあとにして、午後2時少し前に北岳山荘に入りました。
翌日は、快晴のお天気のなか、間ノ岳、農鳥岳と、3000mの稜線を歩き、奈良田まで下山しました。みわたすかぎり山、山、山。この稜線歩きもすばらしい体験でした。
本当の計画では、大門沢小屋に泊まる予定だったのですが、北岳山荘の出発が午前6時前と予定よりも30分以上はやかったこと、そして、中学2年生になった息子の健脚ぶりに、急きょ、奈良田まで下りることになりました。大門沢小屋についた時点で、コースタイムを考えても身延駅ゆきの最終バスに間に合うことはわかったのでご主人にキャンセルをお伝えしたのですが、ちょっと申し訳なく思いました。
実際には歩いているうちにバスに間に合うだけでなく、少し急げば温泉にも入れるとわかり、息子も私もスピードアップして、最後は遅れてきたバスに乗れるという幸運もあり、無事にゆっくり温泉に入ってからバスで帰りました。
しかし、息子の成長には驚きました。もちろん雲取山(登山口と山頂との標高差は北岳と同じくらいの1500mほど)も難なく登りますし、縦走なら表大雪からトムラウシも体験していますので、大丈夫とはわかって計画した登山です。
それでも当初の計画は、八本場のコルまで登って、到着時間・体調や天候を考えて北岳山荘に直行することもある、その場合は翌日に北岳山頂をピストンしてから白根三山を縦走するので農鳥小屋泊?いや、さすがに最近の息子の足なら大門沢小屋には行けるだろう、と考えていたのですが、初日に無事に山頂に到達できただけでなく、翌日には奈良田まで下りてきてしまうとは、息子の成長をまた感じる山行でした。
ちなみに北岳山頂付近では、中学生くらいのこどもをつれたお父さんたちに、他にもけっこう出会いました。
息子については、農鳥小屋のトイレを借りたくて、農鳥小屋のおやじさんに「貸してもらえますか」とたずねたところ、その「礼儀正しさ」をほめられたようでして、それもまた思い出になりました。
山では、間ノ岳からみた景色(北岳の山頂にいたときはガスっていましたからね)と、人が少なかった農鳥岳の山頂が楽しかったそうです。
北岳を登るとき、そして白根三山を縦走するとき、お会いしたみなさん、どうもありがとうございました。楽しい山登りになりました。
P.S.最近のヤマレコではこのコースでの雷鳥目撃報告が多かったのですが、残念ながら雷鳥には会えませんでした。会いたかった…。一眼レフと望遠レンズ(望遠でなくても逃げないから撮れるのは知っているのですが念のため)は使わずに下りてきました(^^;;
吊橋渡れたのね。2日目は、私が北岳山荘から奈良田に下山したのとほぼ同タイムです。息子も立派だけど、父親もたいしたもんです。農鳥小屋主にほめられたのも賞賛。
enzan1402さん、ありがとうございます!
吊橋については、まるで禅問答か一休さんのようですが、息子と次のような会話がありました…
私「このコースは、怖いと有名な吊橋があるんだけど」
息子「ん?怖いの?危ないの?どっち?」
私「(しばし考え)怖い」
息子「あ、そう。それなら大丈夫(平然)」
(^^;;
息子と一緒に低い山からやり直す中で、自分の山登りも少しずつ以前よりもしっかりしたものに変わってきたかな、と思うときがあります。
お褒めの言葉も励みに、これからも頑張って楽しみたいと思います!
また息子を山に連れて行ってくださいね。今後もよろしくお願いします。
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