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Yamareco

記録ID: 695252
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

白根三山縦走(北岳・間ノ岳・農鳥岳)

2015年08月09日(日) ~ 2015年08月10日(月)
 - 拍手
子連れ登山 harita53 その他1人
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
31:52
距離
24.6km
登り
2,616m
下り
3,396m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:10
休憩
0:51
合計
7:01
6:49
7
スタート地点
6:56
6:57
95
8:32
8:41
148
11:09
11:11
13
12:01
12:01
38
12:39
12:55
18
13:13
13:15
16
13:31
13:33
17
13:50
2日目
山行
8:15
休憩
0:41
合計
8:56
5:49
28
6:17
6:17
50
7:07
7:32
51
8:23
8:29
56
9:25
9:25
28
9:53
10:03
32
10:35
10:35
248
14:43
14:43
2
14:45
バス停
奈良田ゲート前の「発電所」バス停から、少し遅れていた14:38発奈良田行きのバス(広河原から来たもの)に乗って奈良田まで行くことができて、少し楽をしました。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR甲府駅から広河原へ山梨交通バス
午前4:35発(甲府駅周辺ホテル前泊)午前6:40頃着。

発電所から奈良田まで、「奈良田〜広河原線」のバス 約7分間。
午後2:45頃発 (午後2:38発のバスが遅れていたため)

以上2点については、下記をご参照ください:
山梨交通(株)南アルプス登山バス「甲府駅・竜王・市営芦安駐車場〜夜叉神峠登山口・広河原線」「奈良田〜広河原線」運行のお知らせ
http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/2015hirogawara.htm


奈良田からJR身延駅 バス
午後3:55発 午後5:25着。
身延駅奈良田温泉間「早川町乗合バス」時刻表
http://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/people/pdf/jikokuhyou.pdf
コース状況/
危険箇所等
とくに危険なところはありません。

登山届はバスが到着する広河原のセンター、2階で提出できました。
その他周辺情報 奈良田温泉情報(早川町役場)
http://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/tour/spot/spa/narada.html
ここにも紹介されている「町営 奈良田の里温泉 女帝の湯」がバス停のすぐ上ですので、私たちは利用しました。山梨名物のお土産も売っています。550円。

甲府駅前 そば・鳥もつ煮 奥藤
http://okutou.com/ekimae.html
私たちはここで食べました。おいしかったです。
ここは「甲府鳥もつ煮」の誕生したお店らしいです。大変にぎわっていました。
甲府駅周辺には、他にも、提案した方が現在やっているお店などもあるようですし、興味のある方は「甲府鳥もつ煮」で検索してみてください。
前泊の甲府駅前で、甲州名物になっているという「甲府鳥もつ煮」をいただきました。
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前泊の甲府駅前で、甲州名物になっているという「甲府鳥もつ煮」をいただきました。
広河原から北岳。1日であそこまで登るのね…という感じです。
広河原から北岳。1日であそこまで登るのね…という感じです。
大樺沢ぞいのコースでは八本場のコル近くまで水場がたくさんあります。とても美味しい水です。たぶんラストはこの看板のところですが、水量がとても少なかったので、もう少し下でいっぱいくんでおくといいと思います。
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大樺沢ぞいのコースでは八本場のコル近くまで水場がたくさんあります。とても美味しい水です。たぶんラストはこの看板のところですが、水量がとても少なかったので、もう少し下でいっぱいくんでおくといいと思います。
八本場のコルから北岳山荘方面をのぞむ。
八本場のコルから北岳山荘方面をのぞむ。
八本場のコルから山頂をのぞむ。
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八本場のコルから山頂をのぞむ。
やっとついた山頂にはガスが出はじめていました。またバットレスで滑落事故があったそうで、その関係かヘリコプターの飛ぶ音も。
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やっとついた山頂にはガスが出はじめていました。またバットレスで滑落事故があったそうで、その関係かヘリコプターの飛ぶ音も。
北岳山荘から北岳をのぞむ。八本場のコルから山頂までも急ですね。
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北岳山荘から北岳をのぞむ。八本場のコルから山頂までも急ですね。
北岳山荘。
この日は布団1枚に1人でした!前日の土曜日はもっと混雑していたようでした(到着時はまだ「1枚のお布団に2名様」となったままでした)。
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この日は布団1枚に1人でした!前日の土曜日はもっと混雑していたようでした(到着時はまだ「1枚のお布団に2名様」となったままでした)。
北岳診療所からのお知らせ。登山直後には寝ない方がいいと書かれていても、ついつい昼寝をしてしまいました…(僕はなんともなかったですが、息子は少し頭がいたくなったとか)
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北岳診療所からのお知らせ。登山直後には寝ない方がいいと書かれていても、ついつい昼寝をしてしまいました…(僕はなんともなかったですが、息子は少し頭がいたくなったとか)
北岳山荘内の黒板。
北岳山荘内の黒板。
間ノ岳山頂付近
間ノ岳山頂付近
間ノ岳山頂から富士山。
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間ノ岳山頂から富士山。
農鳥小屋。息子が農鳥小屋のおやじさんにほめられるという出来事も(^^)
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農鳥小屋。息子が農鳥小屋のおやじさんにほめられるという出来事も(^^)
西農鳥岳からみた間ノ岳。大きくてたおやかな姿。
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西農鳥岳からみた間ノ岳。大きくてたおやかな姿。
農鳥岳からみた塩見岳。かっこいいので、いつか登りたい。
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農鳥岳からみた塩見岳。かっこいいので、いつか登りたい。
大門沢への降下点にある鐘。この有名な鐘は遭難碑でもあるのですね…
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大門沢への降下点にある鐘。この有名な鐘は遭難碑でもあるのですね…
大門沢への硬貨点から下をのぞむ。「あそこまで下りるのか…」
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大門沢への硬貨点から下をのぞむ。「あそこまで下りるのか…」
大門沢小屋前の沢
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大門沢小屋前の沢
「こわい」吊り橋。足もとの板がぐらぐらします。別に危なくはないと思いますけど…。
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「こわい」吊り橋。足もとの板がぐらぐらします。別に危なくはないと思いますけど…。
一つ目の吊り橋をわたると工事現場で迂回させられました。
一つ目の吊り橋をわたると工事現場で迂回させられました。
2つ目(工事がなければ3つ目?)の吊り橋。立派でまったく怖くもありません。
2つ目(工事がなければ3つ目?)の吊り橋。立派でまったく怖くもありません。
奈良田温泉「女帝の湯」
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奈良田温泉「女帝の湯」
身延駅ゆきのバスから。早川は途中で富士川にかわります。
身延駅ゆきのバスから。早川は途中で富士川にかわります。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ
共同装備
非常食 ライター ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー ナイフ GPS
備考 サングラスあったほうがよかったかも…

感想

 中学生の息子と広河原から北岳に登り、白根三山を縦走してきました。夏休みの山行です。

 息子と北岳に登る、というのは数年前にも計画したのですが、北岳山荘や肩の小屋の混雑状況をきいて断念し、実行は今年になりました。そのときは山の先輩の助言もあり、間ノ岳往復までの計画だったのですが、今回は息子の成長にあわせて白根三山縦走にしました。
 今回は土曜日に甲府に前泊。北岳の小屋に泊まるのは土曜日をさけて日曜日にしたため、計画通り、北岳山荘ではお布団1枚に1人で寝ることができました。

 午前4時半の甲府駅発のバスは3台に(バスの無線を聞いていると)66人が乗車(駅には人があふれていたのですが、駅の時点では全員が座ることができました)。
 広河原から歩きはじめて、大樺沢を八本場のコルまで登りつめました。急傾斜の沢ぞいをずっとつめていくのは確かにきついのですが、かなり上のほうまであちこちに水場がありましたので、南アルプスの天然水!を飲んでも美味しいですし、頭から水をかぶったり、とても気持ちよく登れました。
 ただし、八本場のコルの付近はハシゴがたくさんあり、これを登るためにストックをはずすと、膝と太ももが非常に疲れていることに気づきました。そのため、ここからは短い休憩も随所にとりながら、ゆっくりと登りました(いつも息子と山に行くときはストックはあまり使わないのですが、今回は7月の金峰山のすぐあとにフジロックで3日間遊んでいたらむかし痛めたヒザに違和感が残ってしまったこともあり、北岳という難敵ですから、最初からストックを使って登りました)。
 八本場のコルに出ても、山頂は標高差で、まだ300mほど上。傾斜もかなり急です。そこまで楽々と登っていた息子も、疲れたのか、空気がうすいせいなのか、突然スピードダウン。ゆっくりと山頂に到着しました。ちなみに私は心配していた高山病はまったく症状が出ませんでした(朝めざめたときに軽い頭痛がしたくらい?)。

 富士山以外では日本最高峰の北岳山頂では、ふだんの山登りにはない達成感を味わいました。到着が午後になったためガスが出てきていましたが、ときどき空が晴れ、鳳凰三山などが見られたのも良かったです。
 ヤマレコを読んでいても「午後2時になると雷」と注意されたお話がたくさんありましたし、登る前から多くの人に「夏の南アルプスは雷に注意」と言われていましたので、名残惜しい山頂をあとにして、午後2時少し前に北岳山荘に入りました。

 翌日は、快晴のお天気のなか、間ノ岳、農鳥岳と、3000mの稜線を歩き、奈良田まで下山しました。みわたすかぎり山、山、山。この稜線歩きもすばらしい体験でした。
 本当の計画では、大門沢小屋に泊まる予定だったのですが、北岳山荘の出発が午前6時前と予定よりも30分以上はやかったこと、そして、中学2年生になった息子の健脚ぶりに、急きょ、奈良田まで下りることになりました。大門沢小屋についた時点で、コースタイムを考えても身延駅ゆきの最終バスに間に合うことはわかったのでご主人にキャンセルをお伝えしたのですが、ちょっと申し訳なく思いました。
 実際には歩いているうちにバスに間に合うだけでなく、少し急げば温泉にも入れるとわかり、息子も私もスピードアップして、最後は遅れてきたバスに乗れるという幸運もあり、無事にゆっくり温泉に入ってからバスで帰りました。

 しかし、息子の成長には驚きました。もちろん雲取山(登山口と山頂との標高差は北岳と同じくらいの1500mほど)も難なく登りますし、縦走なら表大雪からトムラウシも体験していますので、大丈夫とはわかって計画した登山です。
 それでも当初の計画は、八本場のコルまで登って、到着時間・体調や天候を考えて北岳山荘に直行することもある、その場合は翌日に北岳山頂をピストンしてから白根三山を縦走するので農鳥小屋泊?いや、さすがに最近の息子の足なら大門沢小屋には行けるだろう、と考えていたのですが、初日に無事に山頂に到達できただけでなく、翌日には奈良田まで下りてきてしまうとは、息子の成長をまた感じる山行でした。
 ちなみに北岳山頂付近では、中学生くらいのこどもをつれたお父さんたちに、他にもけっこう出会いました。

 息子については、農鳥小屋のトイレを借りたくて、農鳥小屋のおやじさんに「貸してもらえますか」とたずねたところ、その「礼儀正しさ」をほめられたようでして、それもまた思い出になりました。
 山では、間ノ岳からみた景色(北岳の山頂にいたときはガスっていましたからね)と、人が少なかった農鳥岳の山頂が楽しかったそうです。

 北岳を登るとき、そして白根三山を縦走するとき、お会いしたみなさん、どうもありがとうございました。楽しい山登りになりました。


P.S.最近のヤマレコではこのコースでの雷鳥目撃報告が多かったのですが、残念ながら雷鳥には会えませんでした。会いたかった…。一眼レフと望遠レンズ(望遠でなくても逃げないから撮れるのは知っているのですが念のため)は使わずに下りてきました(^^;;

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コメント

賞賛
吊橋渡れたのね。2日目は、私が北岳山荘から奈良田に下山したのとほぼ同タイムです。息子も立派だけど、父親もたいしたもんです。農鳥小屋主にほめられたのも賞賛。
2015/8/13 1:00
ありがとうございます!
enzan1402さん、ありがとうございます!

吊橋については、まるで禅問答か一休さんのようですが、息子と次のような会話がありました…
私「このコースは、怖いと有名な吊橋があるんだけど」
息子「ん?怖いの?危ないの?どっち?」
私「(しばし考え)怖い」
息子「あ、そう。それなら大丈夫(平然)」
(^^;;

息子と一緒に低い山からやり直す中で、自分の山登りも少しずつ以前よりもしっかりしたものに変わってきたかな、と思うときがあります。
お褒めの言葉も励みに、これからも頑張って楽しみたいと思います!

また息子を山に連れて行ってくださいね。今後もよろしくお願いします。
2015/8/13 8:43
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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技術レベル
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体力レベル
5/5
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北岳 間ノ岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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