記録ID: 6982033
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無雪期ピークハント/縦走
道東・知床
南斜里岳〜かつての夏ルートの今・・(2024年)
2024年06月30日(日) [日帰り]
- GPS
- 10:55
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,326m
- 下り
- 1,318m
コースタイム
天候 | 快晴☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
斜里岳から派生する山として北海道夏山ガイドで以前はちょこっと備考程度に紹介されていた南斜里岳⛰。近年、積雪期に根北峠から登られるレコは見られるものの、夏ルートのレコはすっかり見なくなりました(最新版の夏山ガイドでも紹介されず)。 そこで、南斜里岳へのルートが今、どうなっているのか取材して来たので皆さんにご報告です🤠。 登路としてはまず、斜里岳のメインルートで馬の背へ向かいます。砂礫右の1480m峰の稜線に上がり、南斜里岳へと続くコルと稜線めがけて歩きやすい所を真っ直ぐ下ります。 コルから1508m峰に向けては、薄い踏み跡が断続的に続き、山頂部の稜線間際から見分けが付かない分岐を左へ。ガスがなければ南斜里岳が見えているはずです。 なだらかな稜線では、踏み跡はほとんど見られず、所々で背丈のあるハイマツをかき分けながら進みます。 南斜里岳の岩峰へは、左側から巻くように取り付き、樹林の中の土のステップと、目立たないロープを頼りに直登します。岩稜の上に出るとすぐに右側が切れ落ちている箇所が現れます。劣化したロープを手すり代わりに通過しますが、このロープは切れかけていて引っ張って掴むことはかなり危険です。 後は間近となった山頂を目指してハイマツと草地を伝いながら進みますが、ここでも踏み跡はほとんど期待出来ないでしょう。 山頂には三角点、その先に休憩出来そうなスペースがありますが、そこは蟻の巣。振動をキャッチしてかすぐに群がって来ます💧。 休憩するなら、岩場が間近に見られるコルの手前の草地。ここからの荒々しい南斜里岳の姿は圧巻です。 1508m峰の稜線部分は濃いハイマツで覆われています。ここも踏み跡は消えてしまったようです。 山頂には何かの計測標のようなものが折れ曲がって立っています。山頂標識や三角点は見られませんが、斜里岳の対面に位置するピークですので、巨大な山塊を眺めるには良い場所なのかもしれません。問題は道が分岐以降、その形跡すら見られないことですが、その分岐から山頂まではそう距離はありません。 1508m峰〜1480m峰間のコルに枯れ沢の分岐らしきものがあります。上二股へ戻る短縮路として使えるかもしれませんが、藪漕ぎが想像出来たので、1480m峰経由で馬の背にそのまま戻りました。 |
その他周辺情報 | パパスランドには温泉がありますが、21時までの営業です。前夜泊に利用する人は、それまでに余裕のある到着を😬。 清岳荘での車中泊は520円の協力金が掛かります。駐車場やトイレの利用の際にもそれぞれ100円の協力金。 |
写真
感想
駐車場が満車で路駐する車も多数の日。登山者で賑わう斜里岳でしたが、南斜里岳を目的にしていたのは自分だけでした。
結論から言うと廃道です。藪漕ぎに耐えられる人は別ですが、山頂直下の岩場のロープの状態を考えると、もはや夏ルートは無いものと考えた方が良さそうです😢。
ヒグマの落とし物は1508m峰〜南斜里岳間で見つけました。
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