夏休み家族登山は表銀座縦走
- GPS
- 28:29
- 距離
- 45.0km
- 登り
- 3,123m
- 下り
- 3,062m
コースタイム
- 山行
- 3:19
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 4:34
- 山行
- 9:55
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 11:25
- 山行
- 7:52
- 休憩
- 3:50
- 合計
- 11:42
天候 | 一日目:大雨 二日目:曇のち晴 三日目:晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
のマイカー回送サービスを利用。 (しゃくなげ荘〜沢渡:回送料金9,500円 しゃくなげ荘〜中房登山口タクシー料金:7,300円(変動有)) |
コース状況/ 危険箇所等 |
合戦尾根(中房ー燕山荘):特に危険箇所はありませんが、大雨のため登山道は沢のようになっていました。 燕山荘ー喜作レリーフ:特に危険箇所はありません。 喜作レリーフー大天井ヒュッテ:所々に鎖場があります。 大天井ヒュッテーヒュッテ西岳:地味な登り下りが続きます。虫が多くて嫌でした。 ヒュッテ西岳−殺生ヒュッテ:ハシゴや鎖場が連続します。 殺生ヒュッテー槍ヶ岳:槍の穂先への登り降りは確実に手と足の置き場を取れば問題ありませんが、小さい石を落しやすいので気をつけないといけません。ただし高い所が本当に苦手な方はやめておいた方がイイかも知れません。 |
その他周辺情報 | 下山後は「ひらゆの森」http://www.hirayunomori.co.jp/ で日帰り入浴して帰りました。 大人500円 子供400円 (沢渡駐車場から約10辧^陀璽肇鵐優襦ε鬚諒織肇鵐優詬料区間770円) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
飲料
笛
ヘッドランプ
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ポール
シェラフ
ヘルメット
テントマット
|
---|---|
共同装備 |
予備靴ひも
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ナイフ
カメラ
テント
|
備考 | 妻がコンタクトレンズを忘れた。 |
感想
今年の夏休みの旅行として北アルプス表銀座縦走にチャレンジしてきました。
事前にまたまた装備やら何やらで大金を使い果たし、他人から見ればこんなことでいいのか?って感じのバカ家族旅行の始まりです。
そんなこんなで前日まで汗水たらして仕事を頑張った?のですが、お天道様はなかなかこちらの都合には無関心のようで・・・
出発時からしっかり雨。
予報も雨だったのでわかりきっていたと言えばそうなのですが、、、
一縷の希望もむなしく、登山口に向かうタクシーの運転手さんも一生懸命はげましたり明るい見通しを言ってくれたりと、すごーく気を使ってくれますが、登山口に着いた頃には本降りです。ガーン。
しかし、こんな天気でも猛者達は登山準備を整えています。
彼らに引きつられるかのように、準備を整え、レインウェアに身を包み出発します。
・・・登山道は沢と化してました。
風景など全く見えません。
無口な家族はただ黙々と歩を進めるのみです。
合戦小屋名物のスイカよりもあったかいおでんが食べたい。。。
そんな寒さも加わる中、ようやく燕山荘に到着。
予定では大天荘でテント泊予定でしたが、娘の靴内が濡れていたのと、これ以上進むのは危険と判断して燕山荘に停滞することに決定。
予期せず超綺麗な山小屋ライフをエンジョイしていまう事になりました。
しかし、みなさんやはり同様で燕山荘の乾燥室はフル回転状態です。
この日は明日の天候回復を願って寝すぎるほどに寝ることが出来ました。
翌朝、風は強いものの夜明け前から天候は回復し始めたので縦走継続です。
しかしこの日は昨日の行動予定分も歩かないと行けないので、子供にはかなりハードな行程となります。
燕岳も大天井岳も行きたかったのですが、時間短縮のため今回はパスしてひたすら槍ヶ岳を目指します。
ヒュッテ西岳まではまずまずのペースで元気もあったものの、東鎌尾根へと近づくにつれて、ザックの重みと足の裏の痛みとで徐々にキツさが増して来ます。
しかし娘が難所であるはずのハシゴや鎖場を楽しそうに越えていくのを見ると、我が子ながらビックリです。
鎖場よりもまわりにまとわりつく虫のほうがよほど嫌いなようで、なんでもない所でギャーギャー騒いでるし・笑。
やがてそれまで雲で隠れていた槍の穂先もくっきりと見えるようになり、槍まで〇○劼良充┐某汗泙蕕譴弔弔癲⊇々に今日の目標の槍ヶ岳山荘も目前になってきました。
しかし、ここでまたガスに覆われ始め、時間もタイムオーバー必至となりテント幕営地を殺生ヒュッテに変更。
元気な受付のおねえさんに迎えられ、無事テントを張って休むことが出来ました。
夜、満点の星空を今回の楽しみにしていたカミさんは、ちょこちょこ起きてはテントのベンチレーションから夜空の様子を伺っていたそうですが、なにも見えないから諦めた、との弁でしたが、残念ながらベンチレーションの開放口は東鎌尾根の岸壁を向いていたのでした・笑。
槍ヶ岳アタックの為に起きたボクが槍のシルエットの奥に写る星空を見たのはもう夜空も終わろうとしていた時刻なのでした。。。
そして夜明け前から槍ヶ岳を目指しアタック開始です。
幸運にも槍ヶ岳山荘から槍の肩越しに御来光を見ることが出来、最高の気分のまま穂先へのアタックを始めました。
最初不安がっていた娘も登るにつれ楽しくて仕方ないといった様子で無事登頂!
祠の前で念願だった写真も撮る事が出来ました。
思っていた以上に槍ヶ岳の山頂は達成感を満たしてくれて最高の気分です。
しかし、苦行は待っていました。
上高地への下山はひたすらの下り。
分かってはいたけど、、、、
長い。。。。
長すぎる。。。。。
上高地に着いた頃には全身の重みを受け止め続けた足の裏は自分のものではないような感覚でした。
でもやっぱり充実感たっぷりの三日間を過ごすことが出来た事の嬉しさにはかないませんね。
そして最後に、今回いろいろな面でサポートしてくれた家族や親せきに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
この場を借りて感謝の気持ちを表したいと思います。
本当にありがとうございました!!
ヒュッテ大槍に辿り着いたところで声をかけさせていただいた者です。
三人とも「疲れた〜」と言って登って来られましたね。
大天荘からでも大変だったのに、燕山荘から来たとお聞きしてビックリしました。
親子での表銀座縦走は夏休みの良い思い出になりましたね。
コメントありがとうございます!
なんとか目標の槍ヶ岳に親子で登れて本当に充実した三日間になりました。
上高地までの下山もクタクタでしたが、また親子で穂高の山に来れたらいいなと思っています。
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