鬼怒沼山 鬼怒沼湿原 物見山(大清水からピストン)
- GPS
- 07:40
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,389m
- 下り
- 1,388m
コースタイム
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 7:38
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
尾瀬(大清水)から鬼怒沼方面への入山者は思いのほか少ないようで、大清水休憩所のご主人の話によると平日は「ほとんどいない」、休日も「数組程度」とのことです。私もこの日は誰にも会うことはありませんでした。入山者が少ないにもかかわらず滑落、道迷いを中心に遭難事故は少なくないとのことです。自分自身は危険箇所は多くはないと感じましたが携帯電話も通じないため、滑落や道迷いはもちろん疲労からくる転倒等にも十分な注意が必要です。 またコースを通じて熊を含む野生動物の気配をかなり色濃く感じましたので、こちらも対策が必要です。 |
その他周辺情報 | 沼田インターから片品村へのルートには、道の駅や公営の日帰り温泉♨、土産物店など多数あります。 |
写真
感想
昔、尾瀬の登山口である大清水に「物見小屋」という山小屋がありました。小屋の名が物見山に由来していること、そして物見山の先には鬼怒沼、更に奥鬼怒温泉などの鬼怒川源流域に至るルートがあると知り、いつか歩いてみたいと思うようになったのが今回の山行のきっかけです。
大好きな奥利根の山域と日本最高所(諸説あり)にある高層湿原を2024年7月19日に歩いた記録です。
ハードでありながらも展望には恵まれないコースですが、懐深い奥利根の山域の深部を訪ね心に残る山旅となりました。
■大清水→湯沢出合
大清水から湯沢出合までの約3舛話営瓦蔑啼司發。鬱蒼としており、早朝の時間帯でもあったため熊鈴とホイッスルを鳴らしながら歩いた。泥寧になっているところが多く、野生動物(主に鹿?)の無数の足跡🐾が、、、
■湯沢出合→物見山
湯沢出合はこのコース唯一の渡渉地点。この日は前日の大雨の影響で水量が多く飛び石伝いに渡るのは無理っぽいので、靴を脱いでザックに括り付け、予備の靴下を履いてストックを突き、股下まで水に浸かり沢を渡った。
渡渉後は激しい急登が連続し、約800メートルを一気に登ります。傾斜が緩むところはほぼなく、休憩に適した場所も乏しく、細い尾根をひたすら登ります。途中数箇所の岩場、切れ落ちた痩せ尾根があり注意が必要。更に素人目に見ても熊の痕跡と判るもの(糞、爪の跡、獣臭が漂ってくる穴)を多く見つけた。
標高差たかだか800メートルながらハードな登路だった。
■物見山→鬼怒沼山
物見山から100辰曚媛爾辰燭箸海蹐東電巡視小屋(鬼怒沼湿原北端)。湿原は後ほど周回することにして直進し鬼怒沼山を目指します。このルートは鬼怒沼山から先は黒岩山を経て尾瀬沼に至る縦走路です。鬼怒沼山に向け歩みを進めると登山道は徐々に笹薮に覆われてきます。トレースは付いているので足元を確認し藪漕ぎしながら慎重に進みます。途中の笹薮でホイッスルを吹いたところ20メートルほど先で「ウ〜〜〜」という動物の唸り声が聞こえた後、藪が波打ち、猛スピードで移動していきました。山頂へは縦走路を外れて5分ほど登ります。ルートがやや不明瞭ですが小さなピークですから問題はないでしょう。山頂はほぼ展望は無く、一部を除き笹に覆われている感じです。
■鬼怒沼山→鬼怒沼湿原→物見山→大清水
鬼怒沼山から縦走路に戻る際は鬼怒沼とは反対方向(黒岩山方面)へ引っ張られやすいので注意が必要です。
東電巡視小屋(湿原北端)まで戻り、湿原南端へのんびり散策しながら往復、本日の山行で唯一のんびり歩くことが出来た時間です。
鬼怒沼に別れを告げ登ってきたルートを下山します。物見山から湯沢出合まで強烈な急下降をこなし、湯沢出合ではもう一度靴を脱ぎ腰近くまで水に浸かり渡渉、最後は林道を歩いて大清水へゴールしました。
追記
帰宅後、登山靴を水洗いしたところ、ソールやつま先部分に粘土質の土とともに大量の動物の毛が付着していました
何の毛?どこで着いたのだろうか?
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