鳥倉林道より 荒川岳と赤石岳（断念）

2024年07月18日(木) ~ 2024年07月21日(日)

• GPS: 36:26
• 距離: 43.4km
• 登り: 4,080m
• 下り: 4,070m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:01
• 休憩: 1:37
• 合計: 8:38

距離 10.1km 登り 1,466m 下り 327m

6:13 鳥倉林道ゲート（駐車場）
6:55 7:03 鳥倉林道登山口
8:22 8:23 豊口山のコル
9:29 9:35 ほとけの清水
10:12 10:34 塩川・鳥倉ルート合流点
10:55 11:26 三伏峠小屋
11:30 11:30 塩見・烏帽子分岐
12:34 12:44 烏帽子岳
13:39 13:57 前小河内岳
14:46 小河内岳
14:51 小河内岳避難小屋

2日目

• 山行: 9:29
• 休憩: 0:28
• 合計: 9:57

距離 11.0km 登り 988m 下り 1,147m

14:51 小河内岳避難小屋
5:41 5:41 小河内岳
7:01 7:01 大日影山
7:14 7:14 瀬戸沢の頭
7:48 7:48 板屋岳の肩
8:04 8:04 板屋岳
9:12 9:21 高山裏避難小屋
9:53 9:55 高山裏縦走路水場
12:59 13:03 前岳
13:21 13:22 中岳
14:02 14:05 荒川中岳避難小屋
14:11 14:11 中岳
14:46 14:56 お花畑（荒川前岳南東斜面）
15:39 荒川小屋

3日目

• 山行: 6:19
• 休憩: 1:34
• 合計: 7:53

距離 7.0km 登り 617m 下り 825m

15:39 荒川小屋
5:40 大聖寺平
6:16 7:34 荒川小屋
8:36 8:52 お花畑（荒川前岳南東斜面）
9:20 9:20 前岳
12:22 12:22 高山裏縦走路水場
12:59 高山裏避難小屋

4日目

• 山行: 10:12
• 休憩: 0:32
• 合計: 10:44

距離 15.3km 登り 1,009m 下り 1,772m

12:59 高山裏避難小屋
6:46 6:46 板屋岳
6:50 6:51 板屋岳の肩
7:33 7:33 瀬戸沢の頭
7:43 7:44 大日影山
9:41 9:44 小河内岳
10:02 10:20 小河内岳避難小屋
10:22 10:22 小河内岳
10:57 10:58 前小河内岳
11:44 11:50 烏帽子岳
12:32 12:32 塩見・烏帽子分岐
13:00 13:02 三伏峠小屋
13:16 13:20 塩川・鳥倉ルート合流点
13:58 13:59 ほとけの清水
14:48 14:49 豊口山のコル
15:37 15:37 鳥倉林道登山口
16:16 鳥倉林道ゲート（駐車場）

天候

１日目　晴れ
２日目　曇り
３日目　曇り、一時小雨、強風
４日目　曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鳥倉林道ゲート前第一駐車場

写真

7/18 6:48

　鳥倉林道歩きで、今年お初。

7/18 7:03

　鳥倉ルートと地図にはあるが、豊口ルートとも言うんだー。

7/18 7:13

　センジュガンピ。

7/18 8:41

　クルマバムグラ。

7/18 9:04

　コバノイチヨウラン。

7/18 9:04

　イチヨウラン。

7/18 9:07

　イチヤクソウ。

7/18 9:08

　フタバラン。
　樹林帯は直射日光に当たらずこういう花を探すのが楽しい。

7/18 9:32

　冷たかったー、でも飲まない。手を洗うと気持ちいい。

7/18 9:33

　キソチドリかな？似てるのあるから。

7/18 9:48

　花は終わりのオサバグサ。

7/18 10:01

　ゴゼンタチバナ。

7/18 10:03

　中央アルプス。

7/18 10:38

　樹間から見えるのは。

7/18 10:40

　バイカオウレンの結実。

7/18 10:44

　さっきのは仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳。

7/18 11:01

　三伏小屋まで来る間、大鹿村と松川町の消防団員等が抜いて行った。三伏に下ろしてある登山道整備の資材を、各所に下ろす作業をしに来たとのこと。また、８月になってから設置の作業をするとのこと。古くなっている木の梯子等を新しくしてもらえると歩き易くなる。

7/18 11:30

　ここを右へ。初めて入る。ワクワクするが、ザックの重みが肩にくい込む。

7/18 11:35

　お花畑の始まり。

7/18 11:37

　でも、フェンス越し。

7/18 12:16

　ダケカンバの林の中を歩く。
　この春、会に入ったＯさんと、今日、初めての泊山行。きれいだー、と感激している。この人、こういう人なんだと一面が分かった。日帰りより、泊山行はよく人柄を知ることができる。

7/18 12:22

　富士山が見えて、また感激しているＯさん。

7/18 12:22

　姐御が泊まりたがっていた小河内岳避難小屋が、遥か向こうに見える。今日はあそこまで行くんだー。少し気が遠くなる。でも、素敵だ。

7/18 12:33

　一つ目のピーク、烏帽子岳。

7/18 12:34

　そこからの塩見岳。

7/18 12:40

　その隣は蝙蝠岳。

7/18 13:17

　少しづつ近づく小河内岳避難小屋。

7/18 13:37

　前小河内岳。ここを下って上れば小河内岳避難小屋。上って行く人が見える。後で分かったが、その人は小河内岳避難小屋の管理人さんだった。三伏小屋まで出かけ戻るところだったとのこと。道々、ハイマツの枝が切り落とされていたのは管理人さんの登山道整備の跡だと分かった。低山でもないのに、チョッキリがいる訳ないものね。

7/18 13:54

ミヤマダイコンソウ。

7/18 13:55

　シコタンソウ。

7/18 13:56

　ニョホウチドリ。

7/18 14:46

　ウサギギク。

7/18 14:47

　ヨツバシオガマ。

7/18 14:49

　うーん、いよいよ目の前に現れた今日のお宿、小河内岳避難小屋。

7/18 14:50

　ハクサンシャクナゲ。

7/19 5:36

　１５日に小屋が開いて、昨日は私たち３名だけ。きれいな小屋だが、あまり広くはないので、独占できて良かった。朝までよく眠れた。二日目の出発、ザックは重い、風はやや強い、３泊目の高山裏避難小屋に余分な荷物を預けることに決めたが、気が重い。いっそ、椹島に抜けてしまったほうが良いのではと考える。高山裏避難小屋に着くまでに決めなくては。

7/19 5:41

　小屋の直ぐ上が小河内岳。

7/19 7:53

　そうは言っても、下りなのでわりと先に進める。板屋岳。

7/19 8:19

　コウリンカの群生。咲揃ったら見事にだろう。

7/19 8:59

　タカネナデシコ。腹を括って、高山裏避難小屋に衣類やガスや食料を預けた。ここの管理人さんもとても良さそうな人。着くと紅茶を入れてくれた。
　あそこの中だけカールを上る、上がりきる手前に５メートルくらい両側が切れ落ちている箇所があり、ハイマツも岩もないから気をつけるようにと、と教えてもらった。

7/19 9:34

　カールに辿り着くまで、また樹林帯を長〜くトラバース。

7/19 12:12

7/19 12:31

　カールを見下ろす。

7/19 12:54

　無事、稜線に上がった。

7/19 13:03

　荒川前岳は初めて。この標柱の手前に亀裂が入っている。以前の前岳は既に崩壊して場所が今の所に移っているんだそうだ。
　

7/19 13:21

　荒川中岳。

7/19 13:23

　中岳避難小屋と悪沢岳。

7/19 13:27

　チングルマ。

7/19 14:05

　１０年前は悪沢岳を下りた所でゴロゴロカミナリ。中岳避難小屋に飛び込んだ。まさに避難だった。
　今日はここでゆっくり休憩をさせてもらった。

7/19 14:18

　荒川のカールを下る。

7/19 14:24

　タカネヤハズハハコ。

7/19 14:29

　あれ何？と姐御。笊ヶ岳と布引山じゃないの。そっか、山梨からと違って並び方が反対なんだ。

7/19 14:37

　悪沢岳はやっぱりカッコいい。

7/19 14:44

　お花畑のＺ道に入る。

7/19 14:46

7/19 14:47

7/19 14:50

7/19 14:55

　クロユリやタカネマツムシソウが見当たらない。未だ早いのかな？

7/19 15:38

　荒川小屋に到着。ここは食事の提供がある。だから、余分なものを高山裏避難小屋に預けてこられた。

7/20 4:59

　雨は落ちてはいないが、ガスガスの出発。山の天気では赤石岳は風速８から９メートル。

7/20 5:40

　小屋周辺は風は無かったが、風は強まる。ここ大聖寺平で、姐御が、二人で行ってきて、私はここで終わりにするとのこと。それなら皆んなで引き返そうと決めた。

7/20 6:01

　タカネナデシコ。

7/20 6:01

　アオノツガザクラ。
　荒川小屋にザックを置いてあったので、戻ってしばらく休憩。

7/20 10:03

　荒川カールもなかなかの強風。
　でも、悪沢岳から次々と下りてくる人たち。私たちが高齢者？と見てとったか、掛けていたメガネを吹き飛ばされたと言う人、悪沢は爆風だと言う人、心配？してくれていたんだろうか。
　稜線に出る前に、とにかく距離は短いから踏ん張って進もうと声をかける。前岳の手前のトラバースまで、そこまで行けば。その後は、例の両側が切れ落ちた箇所。運良く、そこは風が弱まっていた。

7/20 12:01

　ガレガレカールを下り、樹林帯へ。

7/20 12:58

7/20 13:55

　高山裏避難小屋に着き、しみじみと下りてきたカールを見上げる。

7/20 18:51

　奥茶臼岳の右手に沈む夕日。

7/21 5:27

　この高山裏避難小屋は樹林に囲まれ、一階部分は暗いが、部屋は二階で明るく広々としていた。姐御はその昔に通ったときのイメージが悪かったようで、泊まりたくはなかったようだ。でも、管理人さんもとても感じの良い人で居心地が良かった。
　さあ、最終日。頑張るぞー。

7/21 5:53

　奥茶臼岳と前茶臼岳。

7/21 6:05

　聖岳に向かう稜線かな？

7/21 6:14

7/21 6:33

　聖岳が上に重なって。

7/21 6:48

　小河内岳避難小屋、あそこまで上るんだ。

7/21 9:43

　思ったほど、きつくはなかったかな。

7/21 10:21

　あと２つ大きなピークを超えて。

7/21 11:24

　塩見岳のガレガレ。下の方は採石場の様。

7/21 12:21

　三伏小屋までもう少し。

7/21 12:23

　行くときには右ばかり見ていて、目に入らなかったタカネマツムシソウ。
　三伏からは下りだが、疲れがたまっているだろうから、休み休み下りよう。

撮影機器：

iPhone SE (2nd generation) Apple

感想

shimotsuke

　去年のこと、「姐御が鳥倉林道から荒川明石へ行きたい」と言い出した。しかし、小屋の予約が取れず、代わりの行き先は私の希望する大日岳になった。
　姐御の「あの小河内岳避難小屋に泊まったら、どんなに素敵な朝を迎えられるだろう」との言い分に、今年は何とかせねばと小屋予約をすると、日にちが良かったのか簡単に取ることができた。（荒川小屋、避難小屋は予約無し）
　私より９歳年上の姐御は若い頃に、あっちこっちを一人で歩き、この小屋は泊まらずに飛ばして通ったとのこと。この年になってから通り過ぎたそれに泊まってみたくなったんだろう。私も良い思いができた。