南アルプスの南の方へ 聖から光へぐるっと周回縦走
- GPS
- 56:00
- 距離
- 36.6km
- 登り
- 3,883m
- 下り
- 3,879m
コースタイム
- 山行
- 9:20
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 9:30
- 山行
- 10:00
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 11:00
天候 | 8/14 くもり 8/15 快晴 8/16 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
夏休みを利用して、前から行きたかった聖岳ー光岳の周回コースを歩いてきました。
2000mを超える標高差と、登山口までの遠さがネックになって、なかなかいけませんでしたが、ようやく実現。
お盆期間なので、きっと北アルプスはめちゃくちゃ混んでるけど、こっちなら大丈夫かなという読みもありました。
千葉からは車で6時間くらいかかる。
途中で運転を交代してもらって、睡眠も確保しながら登山口を目指します。
それにしても、高速降りてから便ヶ島までの道は遠かった。
なんにもない道をひたすら走る感じでした。
そんな道を走りながらも、最終的に着いた便ヶ島はすごく立派なところでした。小屋もあるし、トイレも炊事場もテン場もあって、自動販売機まであった〜〜
小屋側の駐車場で準備してさあ出発です。
天気は、雨が降り出しそうなくらいのくもり
ま、天気予報通りだし、明日と明後日が晴れるのでそれに期待です。
林道をしばらく歩くと、渡渉点があって、ゴンドラがありました。
自分で乗ったゴンドラを自分の力でロープを引っ張って動かすやつですね。どこかでは、野猿って言ってた気がする。
これが、思いの外っていうか、めちゃくちゃキツかった。
普通に、これを使わずに、川をわたっていける水量だったので、さらにきつい。ま、でも、話の種に乗ってみました。きついけど、楽しかったよ。
ゴンドラを降りたら、あとはひたすら急登です。
200mピッチで標識があるので、それを励みにがんばります。
休みながらも、確実に歩き続けて、ようやく稜線に出た〜
薊畑ってところ。
ここから、上にのぼってくと聖岳で、下って行くと聖平小屋。
ここで休憩してたら、急に風が吹いて雨も少し降ってきて、急いでカッパ着用。冷えは怖いからね。
相方はザックをデポして、俺は担いだままで聖岳を目指します。
小聖岳までは、すぐに着いたんだけど、ここからが長い・・・
ザレ場をひたすらのぼっていく感じ
ガスガスで景色は全く見えないし、どのあたりが山頂なのかもわからないから、結構疲れてた。
と、ここで、山仲間のMちゃんが上から降りてきた〜
同じ山域にいて、会えるといいなと思ってたけど、ほんとに会えるとは(^^)
わ〜ってなって、わいわいして、元気もらいました(^^)
もらった元気をつかって、なんとか聖岳山頂に(^^)
ま、ガスでしたけどね・・・
ガスが晴れるかもという期待もありつつ、奥聖岳にも寄ってみる。
奥聖岳の手前には、庭園風のお花畑があって、とても素敵なところでした。
といいつつも、あいかわらずガスガスのまま。
聖岳に戻ってもガスは晴れそうにないので、あきらめて小屋まで降ります。
登ったぶんは降りなきゃいけないんだけど、これがまたきつい。
こんなに登ったかなあって思うくらい長かった。
しかも、降りてくると、ガスが切れて晴れ間が見えたりするし〜
きっと山頂ではガスは切れてないよって言い聞かせつつ、下りました。
分岐に戻って、ザックを回収して、小屋を目指します。
心は、フルーツポンチです。
聖平小屋は、ウエルカムドリンクみたいな感じで、フルーツポンチが用意されてるのです。
これが食べたかった〜〜〜
小屋に着いたら、とりあえず受付して、テントを張る前に、フルーツポンチをカップいっぱいに入れて頂きました。
で、テン場に降りて張るところを探していると、小屋の人が、声をかけてきてくれて、小屋のすぐ下の、洗濯物干し場みたいなところにもテントはっていいんだよ〜って教えて頂きました。
小屋に近いし、展望もいいし、平だし。
最高の場所でした。ありがとうございました。
あ、ここのテン場は、水も豊富だし、トイレもきれいで、風もなく最高のテン場だと思います。
テント設営してからは、もうすること無し。
天気もくもりだから夕日も見れないし、とりあえず夕食の準備して、ココア飲んで、食べて寝ました〜
とりあえず、一日目終了です。
二日目〜〜〜
夜は星が見えそうにない空だったので、たっぷり寝て、しっかり食べて出発。
今日は、楽しい稜線歩きだ〜
しかも天気も最高。
雲のない空に、気持ちはワクワク。
聖平小屋を出て、分岐を左に(^^)
まずは南岳をめざします。
しばらく歩くと森林限界も抜けて、展望が広がってきた。
振り返ると、昨日ガスの中登った聖岳がどーんと!
いや〜、ああいう風に見えるのか〜
上からの景色はさぞや素晴らしいんやろな〜
と、想像しながら進んでいく(^^)
特に危ないところもなく、のぼりきった〜と思ったら、山頂でした。
山頂からは富士山もバッチリ
やっぱうれしいね。富士山。
で、進行方向には、ドーンと上河内岳。
ガツンと降りてガツンとのぼるんだけど、山容がかっこいい。
のぼりたくなる山ですね。
まだまだ元気だし、さあいくぞ~
上河内岳には、登山道から、少しピストンする必要があるのですが、そのピストン分岐のところに皆さんザックをデポしていかれている模様。
普段はデポしないんだけど、なぜか、この時は、俺もデポして行っちゃおうと思って、ザックを下ろして準備してたら、すぐそばにきた人がこっち見てる。
あ、あれ?
あっ、やまちゃんやん!
4月に白馬で初めて会って、夏頃に天狗で偶然あって、またここでも会えた〜
愛知の方で、偶然で、しかも事前に連絡もしてなかったのに会えるなんて、奇跡だ〜
というくらい、低い確率かも、しかも今年になって2回目(^^)
ちょっと興奮したなあ。
畑薙からのぼってきて、茶臼で泊まって、聖を抜けて赤石の方までいく予定とのこと。すごいなあ。
せっかくなので、上河内岳に一緒にのぼりました。
山頂で記念写真も撮り合ったし(^^)
いやはや、うれしかったね〜
分岐まで戻って、お互いの健闘を祈り合いつつお別れ。
がんばってね〜
ここからは、大きなアップダウンもなく、天気の最高なので、のんびり気楽に歩けると思ってました。
実際、しばらくは楽々で、気持よかったんですが・・・
日差しが高くなってくるにつれて、暑さとの戦いが!
だんだんと足が止まってくる感じ
こりゃ、熱中症やなとは思いつつ、水飲んで日陰を選んで歩いて、風のあるところで休憩して、でも、早めにテン場にもつきたいよなあとか思って、歩いてました。
しかも、相方はなぜか絶好調
ん〜、追いつけないかもと思いました。
易老岳で、長めの休憩をとって、あとひと踏ん張り
下りはいいけど、のぼりはきつかった〜
樹林帯なので、風も少なめで、暑かったし・
いかんね、体力つけないと!
なんとか、がんばって、光岳小屋のテン場についた〜
受付して聞いたら、小屋の脇のテン場はもう一杯で、小屋から少し降りたところのテン場もほぼいっぱい。でも、ここには、まだスペースはあったので、いい感じに張れました。
俺がテントを張っている間に、相方には水を汲んできてもらいました。
この水場ってのが、めちゃくちゃ急勾配を5分ほど下りたところにあるので、すごく大変だったらしい。上りは水で両手がふさがっている中、15分くらいかかって登り返してきたとのこと。
ありがとう、助かりました。
寝るとこも準備出来たし、少し休憩して、光岳に行ってみました。
光岳までは5分位かな。
あっという間につくけど、山頂は展望なしなので、少しさみしい。
でも、すぐ脇の展望所からは、いい景色が眺められます。
眼下に光岳の名前のもとになった光石もみられるし(^^)
この展望所から、下り10分くらいとのこと。
行く?やめとく?と逡巡しましたが、のぼってきた人が、いいところでしたよ〜って行ってくれたので、行くことに決定。
悩んだ時は、行かなきゃね。
行ってみたら、テカリ石の近くの同じような白い石の上に立つことができて、高度感もあって気持よかった。
しかし、ココだけなんで岩が白いのかなあ、不思議でした。
で、戻って、バッジ買って、あとはのんびり
ごはん準備して、夜の星に備えて早々に寝てしまいました。
寝てからも、何度か起きて外を見ても、ガスってる。
でも、3回目くらいに見た時には、星がたくさん見えてて、一気に目が覚めた。
カメラと三脚を準備して、防寒対策して、そそくさと外に出てみた。
うーん久しぶりの満天の星かも
天の川も見える。
小屋のところまで上がってみると、富士山も見える。
写真はイマイチくらい仕上がりだったけど、実際には結構きれいでした。
寒さもそうでもなく、結構楽しめました。
で、3日目
星見て寝て、起きたらガスでした。
あれ、日の出は見れんなあと思い、準備の速度がゆっくりになっちゃった。いかんね。
5時前に全部撤収して、出発したんだけど、その頃にはガスも晴れていい天気だった。あれ、あかんやん。ちゃんと急いで準備して、出発するべきでした。
光岳から少し行ったところにあるイザル岳によってみる。
ココは、稜線から少し富士山側に張り出してる山で、最高の展望台。
雲の覆われてた聖も富士山までも、雲が流れていって見えた。
日の出はどうだったんだかわかんないけど、ダイナミックな日の出は見れたかもな〜
ここからの景色は、すごくよくて、雲も動くからどんどん景色が変わるので、目が離せない。
30分くらいここで景色見てました。たのしかった。
あとは、降りるだけ〜
一度、易老岳に登り返して、そこからは、ひたすら下る道。
展望もあまりないし、どんどん暑くなるし、重たいし・・・
でも、意外とがんばれました。
登ってくる人も多く、こりゃのぼるの大変やわって思うような急坂でした。
下りだとなかなか、休憩のペースがつかめず、あと、腰掛けるような場所も少なかったので、ペース配分はイマイチだったかも。
でも、面平まで8/10とかの標識が一個刻みであって、それを励みに歩いていけました。
最後は、ほんとに急な坂のつづら折り。
楽さしてくれんわな〜
易老渡の川を渡る橋が見えた時は、ほんとにうれしかったよ〜
3日間のゴールだ〜〜〜
ここの駐車場脇にザックをおいて、夜露に濡れたテントを干してもらいつつ、俺一人で空身で林道を30分くらい歩いて、便ヶ島まで車をとりに行きました〜
この歩きは、暑かったけど、思ってよりは楽だったよ。
聖ー光の周回は、今年も目標の一つだっただけに、うれしかった。
天気もめまぐるしく変わったけど、終わってみれば楽しい思い出です。
一緒に歩いてくれた相方や、途中で会った仲間にも感謝です。
南アルプスの南の方は、関東からは遠いけど、静かで雄大でいい山でした。
やま最高!!!!!
こういうコースで歩けるって、とっても良いですね
天気も快晴になり、稜線の写真がとても素敵です。
私も次このあたり行く時は同じようなコースで歩いてみたいと思っています。
光岳あたりは先日行ったばかりですが、懐かしく 見させていただきました。
なかなか、コメントが書けず、完成してません。
すみません。
この山域、やはり遠くてなかなか行けなかったんですが、この時期、北アは激混みなので、思い切って行ってみました。
思っていた以上に、すごく良かったです。
聖、光もいいですけど、イザルガ岳も、上河内岳も最高でした(^^)
試験の追い込みの間、ネットからも遠ざかっておりました。
結果はどうか分かりませんが山はもう完全復活しようかなと思ってます。
まずは超低山のハシゴ登山から。
早く20KG担いで縦走したいー。
光岳と聖岳ですか!日本アルプスの百名山のなかで一番シブいやつですね。
それにしてもこのクラスになるといくら「シブいやつ」でも九州みたいに
藪化してたり道ビミョーだったりとかはさすがにないんですね。
クマは怖いですけど。。
最高の青空、ありがとうございます。
山復帰したんだね(^^)
しっかり楽しんでね〜
聖と光は、たしかにシブかった。
でもめっちゃいいやまだったよ。
うん、藪化してるところはなかったね
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