剱岳~立山
- GPS
- 14:53
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 2,042m
- 下り
- 2,046m
コースタイム
- 山行
- 3:21
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 3:29
- 山行
- 8:37
- 休憩
- 2:45
- 合計
- 11:22
天候 | 7/26(金)は、晴れたり、ガスったり。 7/27(土)も、晴れたり、ガスったり。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
◦トイレ無し(扇沢駅のトイレを利用する) ⚫︎扇沢駅からアルペンルート利用で室堂へ。 この日の始発は、扇沢駅07:30発で室堂着08:55。 ⚫︎立山黒部アルペンルートwebページ https://tateyama-kurobe-webservice.jp/AlpenTour/html/VW001W0010.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
⚫︎室堂、立山 ◦特に危険な箇所は見当たらなかった。 ⚫︎剱岳 ◦道迷い、落石、つまずき、転落等。 ◦ヘルメット必須。 ◦渋滞回避のため、深夜3時に山荘を出発したが、夜露で岩場が濡れており、危険度倍増でした。 |
その他周辺情報 | ⚫︎下山後の温泉 ◦ 湯けむり屋敷 薬師の湯 https://o-yakushinoyu.com/ |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
11年ぶり3回目の剱岳。過去2回は早月尾根で、別山尾根ルートは初めてです。
もともとの計画は、26日に立山に登り、剱沢キャンプ場でテント泊、27日に剱岳の予定でした。しかし、前日に天気予報で確認すると、26日午後の早い時間帯に雷雨になるらしい。
立山縦走中に雷雨になるのは嫌だったので、予定を変更し、26日は剣山荘で小屋泊まり、27日に剱岳と立山を登る計画に変更しました。
そんなわけで、初日は室堂から直行で剣山荘へ。剣山荘は綺麗でシャワーもあり、居心地の良い山小屋でした。
2日目は、渋滞するのが嫌だったので、深夜3時に剱岳へ出発。ガスガス状態で視界が限定される中、ヘッドライトを頼りに、先行者の灯の位置を確認しながら登り始める。長袖のTシャツで丁度良いくらいで、寒さは感じない。ひと登りして一服剣に到着。振り返ると、眼下に後続者のヘッドライトが点々と見える。ここから前剱まではガレ場の登りで、落石や浮石による転倒等で怪我が多いらしい。特に落石しないように気を遣いながら一歩一歩慎重に登りました。
前剱に到着すると、険しい岩場◦鎖場が始まります。最初に金属製のブリッジを渡りますが、濡れて傾いており、予想以上に嫌らしかった。ブリッジの先の岩場が「前剱の門」で、最初の本格的な鎖場になります。
「平蔵の頭」はスラブ状の岩壁で、登りルートでは下りになります。慎重に下れば問題ないが、視覚的にインパクトがありました。
平蔵の頭を過ぎると、先行者が小休止をとり、前方に誰もいなくなりました。すぐに「カニのタテバイ」に到着。登る前は「余裕でしょ」とナメてましたが、岩場が濡れていて滑るので、想像以上に危険を感じました。足場のグリップがあてにならないので、腕力に頼ることが多く、息が上がります。鎖のボルトに足を乗せて登るところもあり、鎖設置のセンスが秀逸だと感じました。「カニのタテバイ」を登り終えると、11年前に登った早月尾根を左に眺め、あとは山頂を目指すのみ。「もしかして、山頂一番のりかな?」と思いながら登っていくと、やはり、山頂には誰もいない。しかし、社の反対側に回り込むと、先着者が一人いました。
「カニのタテバイ、足場が濡れていて、ヤバかったですよね?」そんな話で盛り上がりました。後続の方が、一人、また一人と登ってきて、登頂写真を撮り合いました。みんな口々に「想像以上に凄かった」と話します。
下山は、山頂で知り合った方と3人パーティを形成しました。すぐに「カニのヨコバイ」のトラバースですが、鎖場に慣れたのと、岩が乾いたため、怖さは感じませんでした。「平蔵の頭」も下山時は登りになり、足場も乾いたので、問題なく通過。山の話をしながら剣山荘に下山しました。
「お疲れ様ビール」で乾杯した後、皆さんと別れて立山に出発。剱岳は早朝登山でサクサク登りましたが、こちらはかなりの大渋滞。真砂岳から先はガスガス状態が続きましたが、「熱中症にならずに逆に良いかも」と気持ちを切り替え、雄大な立山の尾根を楽しみました。最後に雄山の山頂で万歳三唱をして、日本3000m峰21座の18座目をゲット。残すは乗鞍岳、間ノ岳、農鳥岳になりました。
大満足の2日間、夏の北アルプスは、やっぱり最高でした。
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