【将棊頭山～木曽駒ヶ岳】クラシックルートからの西駒テント泊

2024年08月02日(金) ~ 2024年08月03日(土)

• GPS: 12:06
• 距離: 13.6km
• 登り: 1,958m
• 下り: 589m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:48
• 休憩: 1:01
• 合計: 7:49

5:17 桂小場
6:41 6:45 野田場
7:04 横山道分岐
7:14 7:24 馬返し
7:29 白川分岐
7:55 8:04 大樽小屋
8:16 8:17 胸突八丁（信大コース分岐）
9:01 9:11 津嶋神社
9:35 胸突の頭
10:13 水場
10:16 10:28 西駒山荘
10:43 10:57 将棊頭山
11:13 遭難記念碑（聖職の碑）
11:32 黒沢分岐
11:35 11:36 濃ヶ池分岐
12:57 馬ノ背分岐
13:06 木曽駒ヶ岳 頂上山荘

2日目

• 山行: 1:54
• 休憩: 2:23
• 合計: 4:17

4:18 木曽駒ヶ岳 頂上山荘
4:36 5:08 木曽駒ヶ岳
5:24 6:47 木曽駒ヶ岳 頂上山荘
6:59 7:04 中岳
7:24 7:41 宝剣山荘
7:45 7:51 乗越浄土
8:35 千畳敷駅

2日目、ログを取り忘れていたため、手書きで修正
ペース的には1.0～1.1の標準くらいかと思います（1日目、稜線に出てから暑くてペースダウン、2日目、八丁坂が渋滞で待ち時間多し）

天候

1日目　晴れのちガス
2日目　晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

桂小場登山口駐車場（無料）：朝5時で10台ほど
復路：千畳敷～（ロープーウェイ）～しらび平～（バス）～菅の台で途中下車～駒ヶ根駅～（JR飯田線）～伊那市駅～（タクシー）～桂小場登山口

コース状況／危険箇所等

桂小場ルート：特に危険な箇所ありません。水場はぶどうの泉、西駒山荘にあり。早朝出発のため、樹林帯は日陰で涼しかったですが、稜線は暑くてバテバテ
駒ヶ岳～千畳敷：土曜日のため人が一杯。落石に注意。

その他周辺情報

日帰り温泉：早太郎温泉　こまくさの湯（700円）
下山後の食事：明治亭ソースカツ丼
食後のスイーツ：すずらんソフトクリーム

写真

8/2 5:16

桂小場駐車場
金曜日早朝なので余裕がありました

8/2 5:17

西駒登山ルート（桂小場ルート）はロープーウェイが出来るまでのメインルート

8/2 5:17

では出発

8/2 5:42

15分ほどでぶどうの泉
冷たい水でのどを潤す

8/2 5:52

ヒメシャジン？

8/2 6:00

静かな森を緩やかに登っていきます

8/2 7:32

昭和50年、伊那中学校の学校登山で落雷事故があった場所だそうです。
向かいには遭難碑もありました。

8/2 7:55

大樽避難小屋

8/2 8:17

胸突八丁
ここから急登が始まります

8/2 8:58

ミヤマアキノキリンソウ

8/2 9:39

ようやく稜線見えてきた

8/2 9:44

胸突の頭で展望が開けました
堂々とした木曽御嶽山

8/2 9:45

伊那谷の奥には八ヶ岳連峰

8/2 9:45

茶臼山方面には行者岩

8/2 10:16

西駒山荘に到着
水場があるので水分を補給

8/2 10:27

隣には1915年に建てられた西駒山荘石室

8/2 10:37

西駒山荘から将棊頭山まではすぐそこ

8/2 10:43

将棊頭山山頂
360度の展望です

8/2 10:44

木曽駒ヶ岳と周辺の峰々

8/2 10:44

木曽駒ヶ岳アップ

8/2 10:46

眼下に西駒山荘と遠く南アルプス

8/2 10:54

北アルプスはだいぶ雲がかかってしまってます

8/2 11:04

将棊頭山直下はお花畑
チングルマは穂になってました

8/2 11:14

大正2年に学校登山で11人が死亡した木曽駒ヶ岳大量遭難事故の記念碑
新田次郎の小説「聖職の碑」のモデルにもなり、映画化もされているそうです

8/2 11:43

将棊頭山から続く歩いてきた稜線

8/2 12:02

だいぶ木曽駒ヶ岳が近づいてきましたが、まだまだ登りがあります

8/2 12:07

下には濃ヶ池が見えます

8/2 12:27

THE夏山って感じです

8/2 12:40

雷鳥の子ども
近くに親鳥もいましたが、はぐれて不安なのか盛んに鳴いていました

8/2 13:02

ようやく今日の宿泊地、駒ヶ岳頂上山荘とテント場が見えてきました

8/2 13:54

本日の宿が完成
春に新しく買ったテントのデビューです

8/2 17:22

夕飯はアマノフーズの限定品フリーズドライのかつ丼
テント泊の自炊でかつ丼が食べられるとはびっくりです

8/2 18:51

夕方、山頂に行く予定でしたがガスガスになってしまったので断念
明日の朝に期待します

8/3 4:23

2日目
八ヶ岳のほうが明らんできて、空には三日月
山頂から日の出を見るために4時20分に出発

8/3 4:57

テントから20分ほどで山頂
日の出まで時間があったので、先に参拝

8/3 4:58

八ヶ岳からの日の出
山頂からのご来光、久しぶりです

8/3 5:01

宝剣岳から空木岳へと続く中央アルプスの縦走路
あそこを歩いてもう6年も経つのか…

8/3 5:02

南アルプスとひょっこり富士山

8/3 5:03

自分のテントも分かるほど、山荘とテント場はすぐ真下に見えます

8/3 5:05

今朝は北アルプスも一望
左の笠ヶ岳、中央には穂高・槍、右奥には後立山まで見えました

8/3 5:07

雲海に浮かぶ木曽御嶽山
神秘的な雰囲気です

8/3 5:09

とりあえず山頂標も撮っておく

8/3 5:25

テントに戻り、この絶景を見ながら朝ごはん

8/3 6:29

幕営地周辺はお花畑が拡がります（だいぶ終盤でしたが…）

8/3 6:49

宝剣岳を越えて千畳敷に下るか、濃ヶ池から桂小場に戻るか、決まらないまま出発
中岳の上空にはうろこ雲で早くも秋の気配

8/3 7:01

中岳から木曽駒ヶ岳と御嶽山

8/3 7:02

間近に迫った宝剣岳と空木岳への稜線

8/3 7:14

端正な形の三ノ沢岳
マイナーな山ですが、あちらから見る木曽駒ヶ岳も良いです

8/3 7:14

宝剣岳の厳つい岩峰
テント泊の重装備で歩くにはちょっと厳しそうだったので今回は諦めました

8/3 7:29

昨日歩いてきた将棊頭山からの稜線
さすがにこれを戻るのもシンドイ
ということで、このまま千畳敷に下ることに

8/3 7:58

何という登山者の数…
すれ違いでなかなか前に進みません

8/3 8:09

八丁坂を見上げる
それにしてもすごい人
下界は猛暑なので、気持ちは分かりますが

8/3 8:17

千畳敷カールはお花畑

8/3 8:21

南アルプスも良き

8/3 8:23

ミヤマキンポウゲかな
キンポウゲ系、キンバイ系の区別はいつも分からなくなります

8/3 8:27

剣ヶ池に映る宝剣岳

8/3 8:35

千畳敷から宝剣岳
このまま帰りたくない

8/3 11:08

駒ヶ根といえばソースカツ丼
そういえば昨日の夕食もかつ丼だったな（笑）

8/3 11:36

すずらんソフトクリーム
なかなか立派な巻です

撮影機器：

E-M1MarkIII OLYMPUS CORPORATION

感想

ken_poplar

木曽駒ヶ岳は春、夏、秋、冬とこれまで幾度となく訪れていますが、いつもロープーウェイを使っての楽チン登山。いつかは古からのルートを下から歩いてみたいと思っていました。
伊那地方では東にある南アルプスの甲斐駒ヶ岳を東駒ヶ岳、西にある中央アルプスの木曽駒ヶ岳を西駒ヶ岳と古くから呼んでいて、桂小場からのクラシックルートは西駒ルートとも呼ばれ、途中にある小屋も西駒山荘と名が付いています。なんか、このルートで登ると西駒と言うほうがしっくりくる気がします。
西駒ルートで会ったのはほんの10数人のみで、下山のロープーウェイへの登山道では数百人もとすれ違い、今や比率は1：50どころではなさそうですが、長い樹林帯をひたすら登り、将棊頭山から見る西駒ヶ岳の堂々とした姿とそこからの稜線歩きは満足感が全然違いました。
それにしても、この夏の猛暑は半端なく、日差しの照りつける稜線は標高2500m以上といえどもかなり暑くて、後半は熱中症気味のバテバテで失速。翌日も西駒ルートを戻る余裕もなく、宝剣岳を超える気力もなく、体調を考えて、そのまま千畳敷へ下山。7月は西沢渓谷ハイキングだけで、しばらく登山できていなかったので、体力も落ちていたかも。もう少し鍛えないといけませんね。