天国の稜線と白馬三山縦走

2024年08月02日(金) ~ 2024年08月04日(日)

• GPS: 16:31
• 距離: 22.2km
• 登り: 1,904m
• 下り: 2,482m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:12
• 休憩: 0:18
• 合計: 3:30

距離 4.2km 登り 631m 下り 85m

10:50 栂池パノラマウェイ 自然園駅
10:55 11:00 栂池ヒュッテ
11:02 11:03 栂池山荘
12:12 12:19 天狗原/白馬岳神社
12:23 12:23 風吹大池方面分岐
13:27 13:31 乗鞍岳
14:21 白馬大池山荘

2日目

• 山行: 8:19
• 休憩: 1:42
• 合計: 10:01

距離 12.1km 登り 1,134m 下り 1,505m

14:21 白馬大池山荘
6:01 6:03 船越ノ頭
6:55 7:10 小蓮華山
7:53 7:53 三国境
8:41 9:00 白馬岳
9:13 9:45 白馬山荘
10:05 10:05 丸山
11:16 11:28 杓子岳
12:39 12:52 鑓ヶ岳
13:11 13:22 鑓温泉分岐
13:47 13:47 大出原
15:16 白馬鑓温泉小屋

3日目

• 山行: 2:35
• 休憩: 0:02
• 合計: 2:37

距離 5.9km 登り 139m 下り 892m

15:16 白馬鑓温泉小屋
7:11 7:12 鑓沢
7:23 7:23 崩沢
7:30 7:30 杓子沢
7:47 7:47 サンジロ
8:21 8:21 小日向のコル
8:57 8:57 中山沢
9:07 9:07 猿倉台地
9:15 9:15 水芭蕉平
9:33 9:35 猿倉荘
9:35 ゴール地点

天候

初日：晴れのちガス
2日目：晴れのちガス
3日目：晴れ時々曇り

アクセス

●往路
ホテルメトロポリタン長野　08:05
↓アルピコ交通バス　2,700円
栂池高原　09:57

長野駅から乗る場合、座れない可能性があるのでホテルメトロポリタン長野から乗車。同ホテルは長野駅から徒歩2分くらいなので、負担にはならない。
チケットは駅前営業所で事前購入(クレカ可)可能だが、車内でタッチ決済も出来るらしい。

●復路
白馬八方BT 11:10→長野駅 12:30

日曜この時間帯でだいたい40人前後の列。
今回は30分前に並び始めて4,5番目でした。
ずっと並ぶ必要はなく、ザックを放置。

コース状況／危険箇所等

●栂池自然園〜白馬大池山荘
天狗原までは樹林帯のゆるやかな登り。視界が開けると天狗原。天狗原から白馬乗鞍岳はガレ場が多い。白馬乗鞍岳から大池山荘は池の周縁をなぞる道だが、池側は切れ落ちているため注意（ここで滑落して足から大出血しました）。

●白馬大池山荘〜船越ノ頭
ややザレ目の登り。斜度はそこまでではないがこの区間で標高200くらい上げるので、そこそこ疲れる。

●船越ノ頭〜小蓮華山
船越ノ頭を過ぎると小蓮華山へ向かう美しい稜線が出現。斜度も緩やかで、天気が良ければ日本一の稜線歩きが堪能できます。

●小蓮華山〜三国境
相変わらず稜線歩きだが、前区間ほどの眺望はない。

●三国境〜白馬岳
前区間と打って変わって急な登り。

●白馬岳〜白馬岳頂上宿舎
そこそこ急な下り。ザレ場なので油断しないように。

●白馬岳頂上宿舎〜杓子岳
結構長く疲れる。丸山まで登った後、急なザレ場を降る。その後登り返す。正面から杓子岳に登るルートは直登かつ強めのザレ場なので、恐怖感がある。ゆっくり確実に足を運べば問題ないが…

●杓子岳〜白馬鑓ヶ岳
杓子岳の稜線は西側が切れ落ちているので注意。
ザレ場を杓子沢のコルまで一気に下り、その後は白馬鑓ヶ岳まで200mの登り。この登りは特に危険要素なし。

●白馬鑓ヶ岳〜鑓温泉分岐
山頂から急なザレ場を降る。少しだが登り返しがある。コースタイムは20分となっているが、実際30分掛かった。

●鑓温泉分岐〜白馬鑓温泉小屋
ダラダラとした下りが長く続く。しかも稜線と違い風が通らないため非常に暑く、日射があると最悪。後半は濡れた岩場に鎖が付いている何ともいやらしいコース。慎重に行けば問題ないが、ここの下りは滑落事故が多いため高難易度らしい。この区間のコースタイムは『山と高原地図』だと2:30、ヤマレコだと1:30で結構違うが、実際は1:40だったのでヤマレコの方が実態に近い。

●白馬鑓温泉小屋〜猿倉
引き続き、ダラダラとした長い下り。鎖場などの危険箇所はない。この区間も風が通らないので暑いが、杓子沢出合は唯一滝のおかげで天然クーラーで涼しかった。休憩するならここくらい。下り一辺倒と思われがちだが、小日向のコル直前で70mくらいの登り返しがあるので体力を残しておくように。なお、『山と高原地図』のコースタイムは3:40だが、2:40で行けた。

その他周辺情報

●白馬大池山荘
夕食　17:00／17:45
飲料水はカルキ臭が強め。
白馬館運営山荘全般に言えることだが、コーラやアクエリアス、天然水などが総じて800円程度で相場は高め。

●白馬鑓温泉小屋
夕食　17:00／17:40
朝食　05:00／05:30

夕食はカレー食べ放題、朝食もご飯食べ放題。
どちらも味噌汁が食べ放題。

温泉は24時間いつでも入れるが、20時から21時は露天風呂が女性限定になるため注意。

●猿倉からのアクセス
猿倉〜白馬のバスは07:50を逃すと12:37で使いにくい。ネットで調べた情報だと、ハイシーズンはタクシーが常に待機しているとのことだった。今年は大雪渓が通行止めなので居ないかもと思っていたが、複数台待機していた。白馬八方BTまで3,700円。

写真

8/2 10:25

栂池高原のゴンドラから

8/2 10:50

ここから！

8/2 11:00

8/2 11:00

行ってきます！

8/2 12:13

天狗原で視界が開ける

8/2 12:13

ちょうどいい休憩所

8/2 12:14

雲の感じもとても良い

8/2 13:03

白馬乗鞍岳への雪田。チェンスパ不要です

8/2 13:23

白馬乗鞍岳登頂！

8/2 13:35

白馬大池が見えてきました

8/2 13:35

やっぱり火山湖はいいなあ

8/2 13:54

池の周縁を歩きます

8/2 17:45

夕食

8/3 4:58

翌朝、でっぱつ！

8/3 5:22

日の出

8/3 5:25

天気は最高

8/3 5:53

稜線が見えてきました

8/3 5:54

ワクワクが止まらない

8/3 5:58

こちらも展望◎

8/3 6:03

小蓮華山の稜線ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!

8/3 6:14

最高ですよ！

8/3 6:32

8/3 6:37

8/3 6:57

小蓮華山登頂！

8/3 7:10

三国境を経て白馬岳へ向かいます

8/3 7:11

引き続き稜線を進む

8/3 7:28

美しい…

8/3 7:50

東側も地平線がくっきり

8/3 7:52

三国境。ここから登ります

8/3 8:06

ライチョウの群れと出会い

8/3 8:08

8/3 8:08

かわいい

8/3 8:08

ライチョウと白馬連峰

8/3 8:10

これまでの道を振り返る

8/3 8:41

白馬岳登頂！
日本百名山31座目、白馬三山1座目

8/3 8:42

相変わらず最高の展望です

8/3 8:42

8/3 8:52

8/3 8:52

8/3 8:59

正面右の白馬山荘、中央左の杓子岳、中央奥の白馬鑓ヶ岳が見えています

8/3 9:55

清水岳分岐。目の前の丸山へ向かいます

8/3 9:59

旭岳をトラバースして清水岳に至るルート。そのまま行くと祖母谷温泉、欅平に出るコースです

8/3 10:06

白馬岳も大分遠くに…

8/3 10:07

手前の杓子岳と奥の鑓ヶ岳。
杓子岳の登りきつそう…

8/3 10:50

8/3 11:18

杓子岳登頂！
白馬三山2座目

8/3 11:28

杓子岳の稜線は西側が切れ落ちています

8/3 11:44

杓子岳を一気に下る。正面奥はラスボス白馬鑓ヶ岳。登り返しが辛い…

8/3 12:38

白馬鑓ヶ岳登頂！
これにて白馬三山制覇です！

8/3 13:21

鑓温泉分岐から白馬鑓ヶ岳を振り返る。
ザレザレの山です

8/3 17:29

2日目の宿、白馬鑓温泉小屋に到着

8/3 16:37

さっそく露天風呂へ。
山小屋での温泉は阿曽原温泉以来です

8/3 16:36

硫黄臭が良き

8/3 17:06

8/3 17:38

夕食

8/3 19:37

夜の山荘周辺

8/4 5:15

朝焼け

8/4 6:57

ありがとうございました！
また行きたいけどコースが過酷なので中々行きづらい…

8/4 7:27

杓子沢出合。

8/4 7:29

天然クーラー🧊

8/4 9:34

猿倉に下山。おつかれ山⛰️

撮影機器：

iPhone 14 Pro Apple

感想

haukka

この週末は荒川・赤石・聖の縦走を予定していたが、調整不足とコンディション不良でキャンセルに…

埋め合わせにと計画に浮上していたのがこの白馬三山縦走プランでした。
前日16時前に鑓温泉小屋が空いたので計画実行。

天気が不安でしたが、無事最高の天気で山行を終えることができました。
特に小蓮華山の稜線は登山を始める前からずっと行ってみたかったので、今回最高の条件で歩くことができて、感無量。

白馬鑓温泉も良いところで、今年1番の思い出になりました。猿倉ルートは中々アクセスが悪いのが難点ですが…

次回の山行は未定です。