808-37 北岳、間ノ岳、農鳥岳
- GPS
- 21:04
- 距離
- 34.7km
- 登り
- 4,137m
- 下り
- 4,852m
コースタイム
- 山行
- 5:39
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 7:15
- 山行
- 8:13
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 9:53
- 山行
- 3:23
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 3:49
森山橋:迂回ルートの次にわたる巨大砂防ダム下のつり橋。この後すぐに車道へおりる。
農鳥岳:200名山70座目
天候 | 3日:快晴、4日:霧時々晴れ、5日:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
5日:奈良田9:50発(早川町営バス)10:59下部温泉駅12:03→13:19甲府 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大門沢はザレているところ等あるが整備良好。特に問題は無し。 |
その他周辺情報 | 奈良田 女帝の湯700円(清涼飲料水自販機有。) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
インナーシーツ
|
---|---|
備考 | 水消費 3日:1リットル(小屋飲み1リットル、4日:1.5リットル(小屋飲み1リットル、5日:1リットル |
感想
ぽっかりと開いた8月第1周の週末。先日行きそびれた農鳥岳に行けないかと思って、大門沢小屋に2泊、奈良田からピストンで考えていたが、土曜日の肩の小屋に空きが出た!
予定を奈良田入りから広河原入りに変更し、3千メートル級のお散歩も入れる。(本当は北岳山荘泊の方が行程的に楽だが、文句も言ってられない)
甲府前泊は変わらないため、甲府駅前の旅館で一夜を過ごし、朝4時40分発のバスで広河原へ。3台運行だったが、2台でほぼ足りる感じ。運賃は交通系ICカードで行けるが協力金は現金のみ。今年は300円だった。
広河原にはほぼ定時着。トイレは大行列。これはだいぶ人が入っているな〜。青空だし、みんな山に行きたいんだね。
御池までの道のりでは多くの人に抜かれる。最近ますます歩行が遅くなったような気がする・・・年かな?
尾根の急登にあえいで、御池小屋にはほぼ予定通り着。水の補給とトイレを済まして、再出発。
草すべりは、木々が低くなって、日が照って暑い! ますますペースダウン・・・。お花はきれいだけどね。
小太郎山分岐まで上がってくると展望が開けてくるが今度はガス。まだお昼前なのに、これは予報通り夕立が来るのかな?
きれいになった肩の小屋に荷物をデポして、北岳山頂を往。花はきれいだったが、展望はガスのためなし。
夕食は肩ロースの陶板焼き。美味いが食べる量のやはり減ったな・・・年だ・・・。
夕食後は歯磨きついでに外に出ていると、だんだんとガスが取れてきていた。そして、何度もブロッケンが見える。最後には北岳頂上のガスもとれた!
結局夕立も降らなかったが、ガスは夜中も途切れるように流れ、満天の星とはいかなかった。(天の川くらいは確認できましたが。)
(水分2リットル持参。途中消費1リットル。小屋で追加1リットル購入)
2日目
朝食弁当を3分の2ほど食べて、真っ暗なうちに出発。北岳山頂はまだ真っ暗で、降り始めると明るくなってきた。そして、間ノ岳が大きな姿を見せ始める。左手の雲海の中には富士山も浮かび上がる。
今日も、快晴だが、雲がもう既に沸き上がり始めている。今日こそ夕立来るかな。せめて大門沢下降点までの間では雷来ないでくれ! と祈りつつ、早立ちゆっくり歩き休憩時間少な目を心がける。
展望を楽しみながら下り、北岳山荘でトイレ休憩。そして、登り返す途中でまたもやブロッケン! 中白根からの眺望はすばらしかったが、間ノ岳までまだ遠い。山荘で見えていたのは間ノ岳ではなかったのね・・・。
間ノ岳から塩見方面はもう既にガスがかかっており、農鳥岳方面も、早川方から雲が湧きあがりはじめ、ガスに埋没するのは時間の問題だ。
農鳥小屋へはしつこいくらいのペンキマークがあり、迷うことなく淡々と下る。農鳥岳がどんどん大きくなる。振り返る間ノ岳はガスがかかり始めてきた。
農鳥小屋でジュース1本を購入。小屋傍までセミが飛んできて鳴いていた。こんなところまでセミが・・・そして、昨日17時頃大門沢で滑落事故があった話を聞く。気を付けねば・・・。
西農鳥岳への登りはつらかった。そして頂上かと思った場所もさらに先・・・頂上ではガスがかかり始めで、農鳥岳はさらに先。
農鳥岳ではいよいよガスの中で展望はきかず。でも、これで山梨100名山は99座目。日本200名山は70座目だ。
大門沢下降点までもすいすい下る。時間があったら広河内岳も行ってみたかったが、ガスも湧いてきたし、疲れてきたので大休止を取ってから小屋へ向かって下る。
滑落地点は、沢が崩れている処かなと思いながら、急坂をどんどん下る。いいかげん嫌になってきた頃に、大門沢小屋に到着した。
ランチ終了までまだ時間があったので、先にざるそばと缶ビールを注文。美味しくいただいた。
水場はテント場の奥にある方が冷たくておいしい。明日用に汲んで、何度かがぶ飲みする。
夕食後、19時前から雨が降り出した・・・すぐ寝たからどれくらい降ったかはよくわからんかったが。
3日目
雨の跡はあまりなく、そんなに降らなかったと判断。もう疲れてきているので、余裕をもって歩くために、朝飯は弁当にしてもらう。
沢沿いなので4時半ではまだ暗かったが、先行者もいるのでヘッドランプを点けて出発。案の定、ペースは上がらなかったが、それほど遅くもなかった。
道の手入れはよくなされているが、ザレたトラバースなどクフ井の必要な区間は多いし、本流を渡る丸木橋も下が見えて怖い。(3回目の橋は膝をついて渡りました。ビビりだよな・・・)
取水所のある吊り橋の先では、崩落のため迂回路となっていた。わかりやすいが登り返しはキツイ。そして、ここからは日に照らされて暑い・・・滝の汗を流しながら、奈良田第一発電所に到着。広河原方面のバスを待つ昨晩の同宿者達に挨拶して、奈良田へ車道を下る。
ダンプのほかにも許可書をフロントガラスの所に置いた普通車も結構通る。
奈良田の里駐車場に自販機とトイレ発見。自販機は炭酸系は売り切れだが、麦茶はまだあった。入浴後に買おうと心づもりをして、まずは赤線つなぎのためにバス停と奈良田の吊り橋へ向かう。以前、笹山に登った時には下手の臨時駐車場から奈良田の吊り橋を渡って取りついたので、吊り橋まで歩かないと赤線が通じないのだ。
吊り橋まで往復してから、バス停から「女帝の湯」への近道を登り、荷物整理をしながら開店を待つ。
お風呂はぬるゆと暑湯の二つの浴槽があり、汗を流した後は、のんびりとぬるゆにつかる。
お風呂後はメイプルサイダーを飲み、ポポのシャーベットをいただく。ビールがないのが残念・・・駐車場の自販機で冷たい麦茶でのどを潤して帰るかと思ったが・・・なんと10円玉の釣銭切れで買えない! なんてこった! 残しておいた大門沢小屋の美味しい水(もうぬるい)でがまんするか・・・
奈良田からのバスの乗客に登山客は私一人。みんな車なんだな〜。地元の人はそれなりに乗ってきて、下部温泉駅で私は下車。ちょうど開店となる駅前食堂で待望の生ビールとロースかつ定食をいただいてから、普通列車で甲府へと向かった。
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