記録ID: 7124647
全員に公開
アルパインクライミング
剱・立山
剱岳 源次郎尾根
2024年08月10日(土) ~
2024年08月12日(月)
raist
その他2人
体力度
8
2~3泊以上が適当
- GPS
- 26:02
- 距離
- 28.6km
- 登り
- 3,599m
- 下り
- 3,598m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 8:47
2日目
- 山行
- 9:47
- 休憩
- 3:59
- 合計
- 13:46
16:53
天候 | 3日間ともに晴天 源次郎尾根は日影が一切ないので本当に暑かった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
3日目のPM0:30に戻ってきた際の駐車料金は5,000円でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
剱沢から源次郎尾根、劔岳までを記載 ■剱沢〜源次郎尾根取付き 事前に仕入れていた情報通り、例年よりも雪渓が少なく2年前に長次郎谷左股から登った時に雪渓へ降りた地点では雪渓が大きく割れて、沢底まで見える状態だった。偵察時は秋道を15分下ったところが雪渓が安定してそうだったので雪渓へ降りてアイゼンをつけて平蔵谷出合いまで雪渓を下りましたが、武蔵谷出合いの少し下で雪渓を端から端までクラック(幅10僉⊃爾30冂度)があった。 平蔵谷出合には雪渓上にある石、流木にこれでもかという程、ピンクテープがつけて会って秋道から歩いて雪渓を渡る際に満ち間違いしないための目印がしっかりしていた。平蔵谷出合は斜度もゆるく、スプーンカットがしっかりしているので翌日朝はアイゼンつけずに渡れました。 ■源次郎尾根取付き〜源次郎主稜取付き 取付きからの最初の数十メートルは急登で浮石が多かったので注意が必要だったが、その先は踏み後明瞭で源次郎主稜へ取付き(ルンゼ上のトラバース)まで道迷いをする要素は一切なし。しっかり踏まれているので基本的に落石等のリスクはあまりなしでした。 最初の核心である枯れ滝はハングしている左側に残置ハーケンあるのと、涸れ滝を乗越た上部からしっかりとした残置ロープあり。また、核心の壁の箇所は残置ハーケン数か所ありますが、終了点は立木となる。他では残置ハーケン等は見かけなかった。 この区間が一番クライミング要素が強かったが、沢登りに近い印象。木登り、ちょっとした岩場が登場する。源次郎尾根主稜取付きのトラバース前は休憩しやすい場所がある。 ■源次郎主稜取付き〜I峰、曲 主稜取付きで凹状の岩場は急な岩場になるが心配があればロープを出した方が良いが終了点が特にないのでハイマツで支点を取った。そのあとは急だが安定して歩いて行ける踏み後を1時間くらい歩くと喫主峰になるが、ピーク手前が広くて休憩しやすい。喫からの下りは、コル直前が少しいやらしい下りがあるが、注意してクライミングダウンで降りれる。 曲への登りは急登のハイマツ沿いに上がるが最初の2つの岩の部分が段差が大きいのでハイマツを掴みつつ登るが、その先は歩いて簡単にピークまで上がれる。懸垂下降の支点は古い大きな鎖の箇所と、ハンバーボルトが2つ打ってある箇所の2つを使用できる。それを待っている間、日陰が無いので熱中症対策が必要。 ■曲〜劔岳本峰 懸垂下降後は歩きとなるが遠くから見ているよりは急登箇所は少ない、途中出てくるピナクル状の岩は右下から簡単に捲ける。山頂近くにあるルンゼ近くは浮石が多く、実際、前PTが石を落としてびっくりした。ここは歩ける場所が広いので雲が掛かって視界が悪いと道迷いをする可能性がある。 また、山頂付近に幕営適地があった。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ザック
アイゼン
ピッケル
行動食
調理用食材
地図(地形図)
トポ
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
サングラス
ナイフ
カメラ
シェラフ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
セルフビレイランヤード
タイブロック
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ツェルト
ポール
テント
ロープ
|
感想
7月上旬にコロナに初観戦して心肺能力が落ちて不安な中、初めての源次郎尾根に挑戦。メンバーは同じ山岳会のお二人と一緒に、私がリーダーだったので足を引っ張らないようにと気を付けたのですが、初日の剣御前小屋までと、2日目の源次郎尾根での懸垂下降後から劔岳本峰でペースが落ちてリーダーとして面目が立たなかったです。
源次郎尾根が初めてだったので自身はありませんでしたが、源次郎尾根自体は尾根筋で道迷いするところは無く、クライミング箇所は沢登りをある程度やっていれば全てフリーで登れるかと思うので、アルパイン入門編としてはとっつきやすかったです。
源次郎尾根では涸れ滝、核心の岩場ともにリードしてお助け、フォロワーのビレー島はしたので最低限の役目は果たせたかな。
あと、源次郎尾根には水は2.5Lを持っていたが水分が多少足りなかった。3Lは水が欲しい。それと、初日早々に帽子を無くしてしまって源次郎尾根での熱中症対策として手ぬぐいを巻いて暑さ対策をしましたが、やはり帽子+手ぬぐいで熱中症対策が必要だったかもしれないです。
源次郎尾根は水場もなく、エスケープルートもないので熱中症対策が本当に重要です。
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