静かな稜線を行く十勝岳(上ホロ避難小屋泊)

2024年08月14日(水) [日帰り]

• GPS: 08:51
• 距離: 12.4km
• 登り: 1,109m
• 下り: 1,103m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:17
• 休憩: 0:34
• 合計: 3:51

距離 4.5km 登り 688m 下り 135m

12:50 十勝岳温泉凌雲閣
13:26 13:27 新Z
13:45 新D
13:53 14:15 上富良野岳分岐
15:18 旧D
15:51 16:00 上富良野岳
16:21 16:23 上ホロカメットク山
16:41 上ホロカメットク避難小屋

日帰り

• 山行: 4:30
• 休憩: 1:34
• 合計: 6:04

距離 7.9km 登り 420m 下り 968m

4:37 上ホロカメットク避難小屋
4:54 4:55 大砲岩
5:46 6:12 十勝岳
6:52 大砲岩
7:04 8:09 上ホロカメットク避難小屋
8:50 上富良野岳
9:09 旧D
9:42 9:43 上富良野岳分岐
9:55 新D
10:12 10:13 新Z
10:41 十勝岳温泉凌雲閣

天候

1日目：曇り霧あり、夜半から小雨、ほぼ無風(気温は18-25℃のイメージ。太陽が出ているかどうかによる)

2日目：朝のうち曇り霧あり一時霧雨時折晴れ、のち小雨、ほぼ無風(気温は前日とほぼ同じイメージ)

アクセス

利用交通機関：

自家用車 飛行機

○陵雲館前駐車場(無料、トイレあり)

コース状況／危険箇所等

○十勝温泉→上富良野岳:林道の後沢を渡り、トラバース気味に尾根を越えて別の沢の富良野岳分岐へ。そのあと400m登ります。分岐を確認すれば道はしっかり。途中木約500段あり。その後森林限界

○上富良野岳→上ホロカメットク山→避難小屋→十勝岳:十勝山脈の稜線。晴れてればさぞ素敵でしょう、という稜線。左に爆裂火口を見下ろしつつ。アップダウンはそれなりにあります。季節が合えば花がたくさん

○上ホロ避難小屋:数年前建て替えられた2階建の小屋。綺麗です。裏にトイレあり。裏にテン場あり

その他周辺情報

○十勝温泉陵雲閣:1,000円。鉄分たっぷりの温泉と、劇的な酸性温泉。疲れが癒えます(08:00から)

○ニセコ五色温泉:硫黄泉。800円。これまた素晴らしい(09:00から)

写真

十勝岳温泉(陵雲閣)の横が登山口です(12:50)

【番外】千歳からの途中、釧路本線(富良野〜新得間)が24年3月で廃止となったのでレールを撮影^_^(富良野の布部駅は駅舎だけ残っていました)

ナナカマドの実があちこちに。曇ってる

エゾオヤマリンドウはたくさん

安政火口方面。この谷を渡ります

アキノキリンソウ

ミヤマリンドウ

1時間ほどで上ホロ分岐。まっすぐ行くと富良野岳に行ってしまうので注意(アルファベットがたまに書かれてます。ここはE)

上ホロ分岐から沢を詰めます。オトギリソウ

チングルマもあちこち

タカネシオガマ

ウメバチソウがいました

尾根に取り付く木段地獄笑(500段くらいかな)

尾根に。ガース〜

たくさんのオトギリソウが癒してくれます

かわいい

主稜線に出てから左を見てみると

上富良野岳(1,893m)。なお十勝岳は2,077mです(15:58)

稜線にコガネイチゴ

チングルマ〜

稜線を下って登ると、

『上ホロカメ
ットク山　一九二〇米』

ホロカメットクとはどんな意味？
調べたけど、山奥？水源？逆戻り？　よくわかりませんでした...。

急斜面を100m近く下ると避難小屋に(近くなのに霞んでる)

上ホロカメットク避難小屋に到着(16:40)

今日はもう1人だけ。1Fに1人、2Fに1人の贅沢モードでした。持参したテントは使わず

もう1人の方と、持ち込んだウニ盛りで飲み会しました(ウイスキーご馳走様でした)

明日もガスかなぁ

おはようございます。十勝岳に向かいます(04:37)

朝露で花々はみずみずしい

相変わらずのガス(火口方面)

40分ほど素敵な稜線を歩くと、徐々に晴れ間が...

ご来光と十勝岳

十勝岳山頂です(05:47)

上空は晴れてます。下はガス〜

おー、白いレインボー(白虹)🌈が山頂標の上に

山頂で30分。昨日も今日も主稜線ですれ違う人はゼロでした

白虹にプラスしてブロッケンが出そうな雰囲気(出ませんでした💦

ガスから晴れに。歩いてきた稜線が右手。

左手に山々

見えないけどカミエク方面も

その稜線を小屋にもどります。快晴だと凄まじく素晴らしいのでしょうね

避難小屋で後片付けしてお掃除して朝食取って。下山は上ホロを巻くトレイルで戻ることに(08:09)

結局主稜線では2日間とも同宿の方以外誰にも会わない静かな山歩きでした。徐々に雨が降ってきて途中からレイン着用

幸いクマの気配を感じることなく、2時間半ほどで十勝岳温泉陵雲閣に下山しました。濡れちゃったけど(10:41)

陵雲閣で鉄分たっぷりの美湯♨️につかり、4時間半かけてニセコの野営場へ来ました(もうひとつのキャンプ用テント利用)

今日から4連泊の予定。目の前の五色温泉も素晴らしかったです♨️

お疲れ様でした♪

感想

Sheilas

十勝岳を訪ねました。当日関東発ということで昼過ぎスタート。避難小屋泊です。

陵雲閣(十勝岳温泉)を午後出発し、下山者とすれ違いながら。花は終盤で、何よりガスです。インパクトある火口も楽しみにしていましたが。避難小屋ではソロの方と2人で軽く宴会。翌早朝真っ白な中、十勝岳に向かいました。

主稜線の途中や山頂で時折り晴れ間が。稜線や近くの山並み、そして白虹が出現したりして、楽しめました。素晴らしい稜線です。どこまでも無人で静かでした。

諸事情あり、前日昼までキャンセルを考えていた北海道行き。来たとしても山は無理かも(台風やもろもろ)。たくさんの⛳️オプション作りましたが、この日は当初予定通り十勝岳に来られました。

もう10回近く来ている富良野から何回もみた山陵。10年前手術直後で体力なくて登山口から10歩で取りやめた十勝岳。父親未到の百名山に登れたこともあり、良い山歩きになりました。

(このあとニセコに移動して8/18に羊蹄山に登りました)

【日本百名山58座】

『上ホロカメットク山』の山頂標は『上ホロカメ・ツトク』と書かれていました。それはないにしても、
『ホロカ・メットク』なのか『ホロ・カメットク』なのか。そしてその意味は？　下山後も気になっております