笹ヶ峰BS→火打山→高谷池ヒュッテ→妙高山→燕温泉BS/タングラム斑尾BS→斑尾山→斑尾高原BS
- GPS
- 21:17
- 距離
- 30.3km
- 登り
- 2,762m
- 下り
- 2,786m
コースタイム
- 山行
- 4:04
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 4:09
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 8:16
- 山行
- 7:48
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 8:31
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
大宮0818→飯山0932 北陸新幹線 飯山0945→タングラム斑尾1030 バス 斑尾高原1530→黒姫1625 バス 黒姫1642→妙高高原 しなの鉄道 妙高温泉0723→笹ヶ峰0810 バス 燕温泉1620→関山1651 バス 関山1701→上越妙高1725 しなの鉄道 上越妙高1748→大宮1934 北陸新幹線 大宮1947→渋谷2024 新宿湘南ライン |
コース状況/ 危険箇所等 |
笹ヶ峰登山口と燕温泉下山口に登山ポスト有り |
その他周辺情報 | 1.妙高温泉に、数軒の旅館があるようだった。 2.燕温泉に、立ち寄り湯が数軒有るようだった。 |
写真
感想
9/12 自宅→渋谷駅→大宮駅→飯山駅→タングラム斑尾BS→斑尾山→斑尾高原・山の家BS →黒姫駅→妙高高原駅→香風館(泊)
早朝、東京湾震源の地震で目覚める。幸い、被害は何もない。電車が遅れているといけないので、一本速い田園都市線に乗る。渋谷で、一本速い湘南新宿ラインに乗り、新宿で埼京線に乗り継いで大宮に出る。
大宮から、開業したばかりの北陸新幹線に乗る。人気が高く、早い時間なのに満席だ。長野から先は、JR西日本になる(JR東海かと思っていた)。すぐに飯山に着く。駅前のロータリーなどは、まだ工事中だ。周りには、人家が数件あるだけで、コンビニも何もない。駅にある感じの良い観光案内所で、黒姫行きのバス乗り場を確認し、両替もしてもらう。
このバス、時刻表には0945発とあるが、なぜか時間になっても出発する様子は無く、0950「定刻通り出発しました」との運転手のアナウンスで出発する。公式の時刻表か、運転手の時刻表か、どちらかが間違っているらしい。
数人が乗っただけのバスは、山の中を登って行き、下山予定の斑尾高原を過ぎ、1035頃タングラム斑尾に着く(\900)。スキー場、ゴルフ場、スイミングプール等がある立派なホテルだ。ホテルを通り抜けると、右手前方に、トレッキングコース入口の看板がある。リフト整備用の道だろうか、コンクリートで舗装された道をリフトとスキー場の斜面に沿ってジグザグに登って行く。振り返ると、ホテルがだんだんと眼下になって行く。
1092mのリフト降り場まで登ると、妙高、野尻湖、黒姫山の素晴らしい眺望が広がってくる。ここからは、舗装道を外れ、かなり夏草が茂っているジグザグの急斜面になる。1315mのリフト降り場が、リフトの最高点のようで、そこで万年峠から登ってくる信越トレイルと合流する。
登山道の右手が開けると、妙高、野尻湖、黒姫山が見える。広葉樹の気持ちが良い森に入って少し行った所で、斑尾高原からの道と合流する。そこから少し行くと斑尾山頂に着くが、樹林の中で展望は全くない。幸い、「大明神岳、眺望抜群」という小さな看板を見つけたので、そちらへ歩を進める。(もう少し大きな看板にしたほうが良いのではないだろうか?)
10分ぐらいで到着する大明神岳からは、黒姫、野尻湖、妙高の眺めが良い。火打辺りには雲がかかっている。遠くには、特徴のあるピークが見えているが、ここからだとみなれた双耳峰ではないので、「あの山は何だろう?」と思ってしまったが、帰宅後調べてみると鹿島槍だった。ここで、昼食のパン(大宮駅で購入)を食べる。
黒姫行きのバスの時刻が気になったので、食後、早々に引き上げる。タングラムからの道との合流点まで戻り、今回は斑尾高原方面に進む。すぐに薄の気持ちが良い山腹を下るようになる。すぐそこに斑尾のホテルやペンションが見えているので、どうも早く下山しすぎたようだ。今回、初めて「ヤマプラ」を使ったのだが、未だ使い慣れていなくて、下山中に、やたらと不要な休憩を入れ過ぎてしまったようだ。
ということで、途中で大休憩を取ったりしたにも拘らず、1時間以上も早く斑尾高原ホテルBSについてしまった。しょうがないので、時間つぶしに、斑尾高原・山の家BSまで、斑尾高原街を歩いてみた。冬はスキーで賑わうのだろうか、なかなか良い感じの所だった。
10分ほど遅れてきたバスに乗り、16:23黒姫駅に着く(\1,100)。1642の電車で、妙高高原に出る(\240)。駅から15分ぐらい歩いて、妙高温泉街(と言う程の温泉街ではない)にある「香風館」に着く。(素泊り\7,560+入浴税\150)。明日のバス停を確認し、夜は中華料理「大来」で旨煮ラーメン大盛り(\830)を食べるが、あまりうまくなかった。今日は御祭礼らしく、御神輿が出ていたのは楽しい。近所のスーパー(?)で明日のパンでも買おうと思ったが、パンは売っていなかったので揚げビスケットで代用する。
リトルリーグの団体が泊まっていたので、少し心配だったが、特に五月蝿いこともなく、9時過ぎに床に就く。
9/13 妙高温泉BS→笹ヶ峰BS→高谷池ヒュッテ→火打→高谷池ヒュッテ
朝起きると、朝陽が袴岳から登って来た。しかし、低い雲がかかっており、頭上も分厚い雲に覆われていて、いかにも天気が崩れそうな雰囲気だ。天気予報でも、前線が通過するので、午後から雨とのこと。ホテルから一本下った道にある妙高温泉BSから、笹ヶ峰行きのバスに乗る。他には、天狗の庭を往復するという若い女性の登山者2名だけだ。
終点の笹ヶ峰で降り(\1,000)、駐車場の突き当りにある入口で登山届を出して出発する。樹林帯の中の緩やかな木段の登りから始まる。少し登りがきつくなった頃、黒沢に出て、そこで小休止する。黒沢から少し行くと、十二曲がりになる。かなりの急登かと思いきや、それほどでもなく、むしろ、十二曲がりよりも上の方が急登だった気がする。急登をかなり登って、低木帯になると左手に湿原が広がり始め、そう遠くは無い所に高谷池ヒュッテの三角屋根が見える。雲が低く、霧が出ているので、眺望は無いが、それはそれで良い雰囲気だ。紅葉は、色づき始めたぐらいで、盛はまだまだ先だろう。木段をしばらく歩き、高谷池ヒュッテに着く。
宿泊の手続き(二食+弁当 \7,720)をして、カップラーメン(\310)を食べる。「天気が回復しないかなぁ」と思いながらヒュッテで暫し過ごす。残念ながら、霧は濃くなる一方なので、諦めて、余分な荷物を残して、火打に向けて出発する。
ヒュッテ前の湿原や池塘を見ながら木段を回り込んで行く。しばらく行くと、紅葉が色づき始めた気持ちの良い径になる。その先が、天狗の庭だ。晴れていれば、正面に火打が見えるのだろうが、今日は霧が濃く眺望は無い。ただ、湿原の上を流れる霧は、なかなか良い感じを出している。
天狗の庭から先は、火打への登りになる。整備された木段が続く。やがて右手が大きく崩落している所に出る。ここも晴れていれば良い眺めだろう。火打は、相変わらず霧の中で見えない。
ライチョウ平を過ぎた辺りから雨が降ってくる。さらに登りは続く。やがて山頂に出る。朝の天気予報によれば、今頃、丁度前線がこの辺を通過しているはずなので、冷たい風と雨のなか、じっと我慢して待つ。本当は、この先にある影火打まで行きたかったのだが、道が急に細くなって手入れもしてなさそうな感じだし、何よりも霧で何も見えないので、それは断念する。いくら待っていても、状況はすぐには変わらなさそうなので、諦めて下り始める。
ライチョウ平を越え、崩落地点まで戻ってくると、一時的に青空が少し広がる。すぐにまた曇ってしまったが、天気は回復傾向に入ったたようだ。天狗の庭まで下ると、霧が少しづつきれてきて、火打の山頂が時々見えるようになる。ヒュッテに着く頃には、青空がかなり広がり、火打が良く見えるようになった。あと1時間天候回復が早ければ良かったのに・・・
夕食は、カレーとハヤシライスを心行くまで食べる。auの携帯が繋がったので家にメールする。夜のNHKによれば明日の天気は「快晴!」。外へ出てみると、綺麗な星空が広がっている。明日を期待しながら、1930頃、床に就く。
9/14 高谷池ヒュッテ→黒沢池ヒュッテ→大蔵乗越→妙高山(北峰) →妙高山(妙高大神) →燕温泉BS→関山駅→上越妙高駅→大宮駅→渋谷駅→自宅
起床すると快晴。天気予報通りだ。ヒュッテからは、雲海に浮かぶ白馬から鹿島槍に続く稜線や、遠くには槍穂高がくっきりと見える。勿論、火打や噴煙を上げる焼山も見えている。期待に満ちた一日の始まりだ。
朝食の中華丼を食べ出発する。湿原には霜が降りている。ヒュッテの少し先の黒沢池分岐から、黒沢池方面に歩をとる。笹の中を登って行く。振り返ると、白馬から鹿島槍の稜線が見事だ。登りきった所で、上越市方面の視界が開ける。日本海上空と思われる辺りには雲が有り、それと確認できないのは残念だ。ここから、正面に妙高を見ながら樹林帯を行く。
樹林帯を抜けると、黒沢の湿原を見下ろす、気持ちの良い場所に出る。右手には、高妻・乙妻も見えている。その横遠くに、槍穂高も見えている。黄金に色づき始めた湿原の草紅葉が、陽の光に輝いて綺麗だ。なんと気分の良い朝だろう。気持ち良く黒沢ヒュッテに下って行く。黒沢ヒュッテで小休止後、大蔵乗越に登り返す。振り返ると、青空と火打が感動的だ。
・・・・・と、本日、良かったのはここまでで、大蔵乗越に着くと、正面の妙高に濃い霧がかかり始めている。見あげると、いつの間にか、頭上は分厚い雲に覆われている。晴れているのは、振り返った火打辺りだけだ。それでも、高い受信料を払っているNHKの「快晴!」の言葉を信じ、一時的に霧がかかっているだけで、山頂に着く頃までには快晴に戻っているだろうと期待して先に進む。左手下、霧の中に長助池が見え隠れする。時折、青空がぽっかり見えたりするものの、霧は濃くなる一方で、なんとなく天気は下り坂のようだ。
下りきった鞍部が樹林の中の長助池分岐だ。バスの時間が気になるので、上から見た長助池はパスし、小休止する。
ここから、妙高山頂まで、400m程の文字通りの直登だ。大きな岩が露出し、登りにくい。時々、短い休憩を入れながら、ゆっくりと、ひたすらに樹林の中を登って行く。相変わらず、空は真っ白だ。やがて山頂の岩が見え始めて来ると、すぐに山頂(北峰)に出る。360度、真っ白の霧で、昨日に続いて今日も何も見えない。誰もいないからか、寒々としている。最高点は、妙高大神と書いてあり、ここではないようだ。
ここでランチ休憩+晴れ間待ちとして、高谷池ヒュッテのレトルト赤飯を食べる。食べたりないので、持ってきた軽食を合わせて食べる。風はあまり冷たくないのだが、待っていても霧が晴れる様子は無いので、諦めて妙高大神へ進む。日本岩を過ぎ、少し行くと妙高大神に着く。「将軍地蔵」という馬に乗ったお地蔵様が御祭りしてあり、その横に大きな岩があるが、この岩のテッペンが妙高最高点だろうか。ここでも、期待しながら少し待つが、天気は回復しない。遂に諦めて、妙高山を発つ。
山頂から燕温泉まで、約1000mの下りだ。霧で景色が見えないので、ひたすら足元に注意しながら下って行く。すぐに樹林の中に入り、ロープが有ったり、鎖が有ったりする急な下りを行く。この下りは長い。嫌になったころ、ようやく天狗堂に着く。この頃から、雨が降って来たのだろうか、葉に雨があたるようなパラパラと言う音が聞こえる。身体には感じない。
天狗堂から下って行く。赤茶色の沢を渡った辺りで、雨が少し降ってくる。「快晴は、どこへ行ってしまったんだよ〜受信料返せNHK!」等と思う。それほどの雨ではないが、木の葉が濡れている。上着は着替えを持ってきたが、ズボンは、これで東京まで帰らなければならないので濡れてしまう訳にはいかない。快晴の言葉を信じて、リュックの一番下に入れたカッパを引っ張り出して、ズボンの上に羽織る。
延々下って行くと小さな小屋(源泉?)がある所に出て、そこから狭いながらも舗装道になる。目の前にある地肌が赤茶色の滝が称名滝のようだ。左手の深い谷を見ながら舗装道を下って行く。やがて車道に出て、暫らく下って行くと燕温泉上部に出る。土産物店、旅館など十軒程度からなる小さな温泉街だ。アルペン風なつくりの旅館もあって、鄙びた温泉街と言う感じはしない。
温泉街の一番下にバス停がある。時間を確認し、すぐ横の花文旅館で温泉に入る。旅館の雰囲気も良く、とても気持ちが良い温泉(\400)だったが、露天ではなかった。ここで、牛乳アイス(\300)を食べる。定刻通りにやって来たバスというかワゴン車に乗り込み意外にお洒落な造りの関山駅に出る(\500)。
関山から、しなの鉄道で上越妙高に出て(\410)、駅弁のカニずし(\900)を買い、お土産「おむすびころりん(お米のロールケーキ\500×2)を買う。ここも駅前のロータリなどは工事中のようだった。北陸新幹線で大宮に出て、新宿湘南ラインで渋谷に出る(\8,550)。長野までは空いていたが、長野からほぼ満席となる。
今年の夏は、どうも天気に恵まれない・・・
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