記録ID: 717822
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無雪期ピークハント/縦走
剱・立山
劔岳 〜夢で逢えたら〜(早月尾根)
2015年09月12日(土) [日帰り]
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 13:47
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 2,443m
- 下り
- 2,443m
コースタイム
天候 | お陰様で晴れますた |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
取付き付近の路駐pointではかなりの空きスペースが残っていた。 週末晴天予報だっつうのに楽勝で停められたじょ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ー取付き〜早月小屋ー 基本的に大変よく整備されております。 木製板で施された階段状ステップが随所に見られ滑り止めも兼ねているので大変歩き易い。 ま、急登と言えば急登ですけれど、ここぞと言うpointにはロープや丸太梯子など施されているので恐怖を感じるまには至らない。 強いて言うなれば木の根が張り出した箇所も多いので下山時のつまづき及びスリップによる転倒には注意したい。 ー早月小屋〜頂上ー 小屋からしばらく進むと樹林帯を越える。 ここからは尾根が狭くなりかなりの高度感を感じるpointも多くなってくる。 それでも道はしっかりと整備されているので迷子の心配は無用である。 岩場登りではホールドがしっかりなされていて苦戦を強いられるようなpointは見当たらない。 核心部分にも鎖やロープもがガッツリと施されいるので基本が出来ていれば問題なく進むことが出来る。 いやらしいのはザレた斜面がポツポツ存在する。 なぜかこういったpointにはロープや鎖の補助がなされていないのである。 下山時では下界の視界が目に入るのと足元はズリズリしちゃうのでかなりの緊張をもたらすことになる。 はっきり言って早月尾根の最大核心はこのいやらしいザレた斜面と言っても過言ではない。 標高差2260mの試練の登り降り。 しっかりとした体調のもと水分(塩分)補給を万全にして挑むべし。 |
その他周辺情報 | 下山後は上市町にございます「アルプスの湯(上市町保健福祉総合センター内)」へお邪魔させていただきますた。 http://www.town.kamiichi.toyama.jp/info/svFacHP.aspx?faccd=200316 まぁ〜いい湯だったわ〜♨ |
写真
早月小屋
ここまで約3時間半くらいでしょうか、思惑通り想定内の時間でたどり着けた。
ここらでちょっと一息入れましょうよ。
ハニーちゃんはゼリーTIME、Millerさんはドラ焼きTIMEと甘い時間を過ごします。
ここまで約3時間半くらいでしょうか、思惑通り想定内の時間でたどり着けた。
ここらでちょっと一息入れましょうよ。
ハニーちゃんはゼリーTIME、Millerさんはドラ焼きTIMEと甘い時間を過ごします。
恐怖!組長だってビビるザレ斜面登場
岩場とのミックスで形成されているザレた斜面が現れ出した。
結構急な上にズリズリしちゃうのでかなり難儀した。
ここまでのあらゆるヒャ〜な場所ではとても有難いくらいにロープや鎖が施されてきたが、「おいおい、ここにも是非欲しいゾ!」と思える肝心な場所には施されていなかった。
今日も勿論ピストン山行である。
下山時の事を思うと苦手なデッカイ人参の入った味噌汁を差し出された気分となってしまった。
岩場とのミックスで形成されているザレた斜面が現れ出した。
結構急な上にズリズリしちゃうのでかなり難儀した。
ここまでのあらゆるヒャ〜な場所ではとても有難いくらいにロープや鎖が施されてきたが、「おいおい、ここにも是非欲しいゾ!」と思える肝心な場所には施されていなかった。
今日も勿論ピストン山行である。
下山時の事を思うと苦手なデッカイ人参の入った味噌汁を差し出された気分となってしまった。
カニの横ばい
ガイドブック等で紹介されている「早月尾根最難関ポイント(だそうです)」がここ。
ロケーションでは超ブットイ鎖が横にはう様に施され、人がカニになれる超メジャーどころである。
実際歩いてみると足場も鎖もしっかりしている安心感からか、高所恐怖症のMillerさんでも泣きが入ることは無かった。
一本ボルトの通過時のみ一瞬の空中遊泳気分を味わえる。
基本さえ忠実に出来ていれば「恐怖の最難関ポイント」と畏縮するまでもない。
ガイドブック等で紹介されている「早月尾根最難関ポイント(だそうです)」がここ。
ロケーションでは超ブットイ鎖が横にはう様に施され、人がカニになれる超メジャーどころである。
実際歩いてみると足場も鎖もしっかりしている安心感からか、高所恐怖症のMillerさんでも泣きが入ることは無かった。
一本ボルトの通過時のみ一瞬の空中遊泳気分を味わえる。
基本さえ忠実に出来ていれば「恐怖の最難関ポイント」と畏縮するまでもない。
立山グランビュー
別山から望む劔岳は超圧巻であったが、劔岳から望む立山もきっと素敵なんだろうな〜とずっと思っていた。
今回実際に眺めてみて思っていた以上にグレートだったよ。
このシーンが見られただけでもすごく感動したよ。
別山から望む劔岳は超圧巻であったが、劔岳から望む立山もきっと素敵なんだろうな〜とずっと思っていた。
今回実際に眺めてみて思っていた以上にグレートだったよ。
このシーンが見られただけでもすごく感動したよ。
お陰様で・・・
ありがとうございます。
ありがとうございます。
皆様方のお陰で何とか無事に劔の頂に立つ事が出来ますた。
これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
ここで実にタイムリーなお話をどうぞ。
以前からこの祠にあった記念撮影時では無くてはならない存在でありますグリーンベースの劔岳の表示板。
実はここひと月以上前から真っ二つに割れて今もその状態のままとなっている。
そこで今回この地に立った時に同じくしてここを訪れた集団ハイカー様がおいでました。
そのウチのお一人が何やら新たな劔岳の表示版をお持ちになられますたよ。
立派な檜で造られた板にはどこぞの由緒ある書道家が趣のある書体で「劔岳2999m」と表記されてあった。
お聞きしますと今日からこちらに置いていかれるそうです。
我隊はその素敵な表示板を抱え栄えある記念撮影をさせていただきますた。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
皆様方のお陰で何とか無事に劔の頂に立つ事が出来ますた。
これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
ここで実にタイムリーなお話をどうぞ。
以前からこの祠にあった記念撮影時では無くてはならない存在でありますグリーンベースの劔岳の表示板。
実はここひと月以上前から真っ二つに割れて今もその状態のままとなっている。
そこで今回この地に立った時に同じくしてここを訪れた集団ハイカー様がおいでました。
そのウチのお一人が何やら新たな劔岳の表示版をお持ちになられますたよ。
立派な檜で造られた板にはどこぞの由緒ある書道家が趣のある書体で「劔岳2999m」と表記されてあった。
お聞きしますと今日からこちらに置いていかれるそうです。
我隊はその素敵な表示板を抱え栄えある記念撮影をさせていただきますた。
再度下山開始
早月小屋で昼食を楽しんだ後、いざ下山って時にハニーちゃんの脚に不具合が生じてきていたのだ。
どうやらふくらはぎに軽い痙攣が起きているようであります。
ここは無理せず小屋で一泊するべきと考えたのですが、明日のお天気はこれから下り坂を迎え荒天予報も考えられるのである。
「大丈夫。何とか頑張れそう」とハニーちゃん。
時間を掛けてゆっくりゆっくり降りるジャッジとなった。
Millerさんも写真を楽しみながらゆっくりに付き合いますよ。
ま、いつも道草三昧しているからのらりくらりは慣れている。
早月小屋で昼食を楽しんだ後、いざ下山って時にハニーちゃんの脚に不具合が生じてきていたのだ。
どうやらふくらはぎに軽い痙攣が起きているようであります。
ここは無理せず小屋で一泊するべきと考えたのですが、明日のお天気はこれから下り坂を迎え荒天予報も考えられるのである。
「大丈夫。何とか頑張れそう」とハニーちゃん。
時間を掛けてゆっくりゆっくり降りるジャッジとなった。
Millerさんも写真を楽しみながらゆっくりに付き合いますよ。
ま、いつも道草三昧しているからのらりくらりは慣れている。
装備
備考 | 日本屈指の高低差を誇る早月尾根。 今回初チャレンジとなるハニーちゃんは意気揚々としているものの、道中にどんな試練やアクシデントが待ち受けているか分からない。 前回、Millerさんが単独で挑んだ時より若干余裕を持った早めのスタートを切ることにした。 登りでは想定内のコースタイムで無事PEAKをクリアー出来た。 よ〜やった、よ〜やった。上出来ですわ。 しかし、下山時に試練が待ち受けていた。 やはり登りでかなり頑張ったのであろうか、足にかなりの披露がきていた模様だ。 足のふくらはぎの痙攣(軽度)に見舞われ思うように足が運ばないのである。 ザレた滑りやすい斜面も中々踏ん張りが効かず時間を費やすばかりとなってしまう。 結果的に下山時も登りと変わらない時間を要することになってしまったのだ。 途中の早月小屋で泊りも検討してみるが翌日の悪天予報も気になるので無理せず慎重にゆっくりと降りる事に決めた。 幸いスタート開始時刻を早めにしたことが吉となり日没下山終了には至らなかったことが何よりだった。 やはりハニーちゃんにとっての劔岳は試練と憧れだったようだ。 |
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感想
夢にまで見た憧れの劔。
やっと逢えたよ。
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(特に)ミラー妻さん、おつかれさまでした。
去年の同時期に登ったときは頂上で雪が降ってたんですよ〜
イワツメクサも凍ってたし・・・
それにしてもその滑らなさそうな赤い手袋が気になる〜
受験生に受けそう
試練と憧れと試練と試練。
ねぎらいコメントありがとうございます。
五日めにしてようやく階段の登り下りできるようになりました。
岩にへばりついてる最中どうか夢であってほしい、目を開けたら布団の中にいますようにと何度お祈りしたことか。
これで凍ってるとか寒いとかだったらアウトです。
夢の舞台に立てるとは思ってなかったので登頂時には夢ならどうか覚めないでと思いました。
今でもほんとに頂上にたった実感がありません。
赤い手袋見つめて一緒に剱岳行ったよねと語りかけております。
ミラー妻
こんばんは。
お邪魔させてください。
やはり2000m程上におられましたか
ハニーちゃん凄い!さすがです。
お写真もすごく綺麗でただただ感動です。
と同時に私には絶対無理だと確信しました(笑)
nonちゃんさん、こんにちは。
ありがとうございます。
いやいやホント、ハニーちゃんには驚きですね。
よ〜やりますたわ。
なんでもねお聞きしましたところ、彼女のお山歩き歴で一番感動したそうよ。
笈と互角だって。
Millerさん的には彼女の作ってくれる餃子の腕前のほうがスンゲェんですけどね。
nonちゃんさんも気合で劔に登ってみてちょうだい。
ガラリと世界感が変わりますよん。
そしてMillerさんに美味しいかに玉を作って下さい。
ミラー隊の皆様、こんばんは。
絶好の天候の中、早立ちで日帰り早月尾根、お疲れ様でした。
ご自宅からの往復も含めて、日帰りで劔岳とは、なんとも贅沢❗
北陸に住む者の、これぞ特権ですね!
ハニーちゃんの筋肉痛も治った頃でしょうか?シルバーウィークは天気が良さそうなので、どこに出没するのか楽しみにしてますよ。
Happiさん、おはようございます。
ありがとうございます。
夏のお花も終わり次なるステップへと移る紅葉までの間として、残っていた宿題に取り掛かる事に決めました。
自宅の近所にありながらいつも眺めるだけで充分満足していた二人。
「今日は良いお天気になりそうだね〜。じゃ〜劔の見えるお山へ行こうよ」というのが私たちの当たり前でした。
だが今回は。
「今日は良いお天気になりそうだね〜。じゃ〜劔に行こうよ!」と言ってみた。
「えっ!今無謀なこと言わなかった?。それに劔へ行ったら劔が見えないじゃない!」と返事された。
確かに「劔へ行ったら劔が見えない」。
これは正解だが挑む事は無謀ではない。
今の彼女のレベルであれば十分に対応出来るspecは持ち備えていると判断し誘ってみることにしました。
「え〜、私に出来るかなぁ〜」。
結果はご覧の通り。
彼女自身のお山歩き歴の中で最も感動した一日を送れたそうです。
その後4〜5日にも及ぶ激烈筋肉痛もプレゼントされたみたいですけどね・・・(笑)。
紅葉が見頃を迎えますこれからはやはり自宅から見える白山となりそうです。
御前峰周辺の人の多い場所以外でも紅葉の綺麗な穴場がありますので、そちらにでも行こうかなと考えています。
ただMillerさんはシルバーウィークも仕事人稼業の依頼が来ていますので泊まりを含めたのんびりハイクが出来ないんだよね。トホホ・・・。
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