富士山+宝永山(御殿場ルート、半蔵坊泊)-眺めて◎登って◎

2024年09月05日(木) ~ 2024年09月06日(金)

• GPS: 11:18
• 距離: 20.7km
• 登り: 2,452m
• 下り: 2,452m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:48
• 休憩: 0:13
• 合計: 3:01

距離 4.9km 登り 1,168m 下り 0m

10:43 御殿場口第二駐車場
10:46 10:50 御殿場口新五合目
11:04 11:08 大石茶屋
12:01 12:06 次郎坊
13:44 御殿場口新六合目・半蔵坊

2日目

• 山行: 5:51
• 休憩: 1:56
• 合計: 7:47

距離 15.8km 登り 1,284m 下り 2,452m

6:02 御殿場口新六合目・半蔵坊
6:32 6:37 御殿場口六合目
7:08 7:13 御殿場口七合目
7:19 7:25 御殿場口七合四勺・わらじ館
7:27 7:28 御殿場口七合五勺・砂走館
7:47 7:50 御殿場口七合九勺・赤岩八合館
8:09 8:12 御殿場口八合目
8:57 9:15 御殿場口頂上
9:16 9:19 駒ヶ岳
9:24 頂上富士館
9:36 9:53 富士山
10:23 10:24 吉田口・須走口頂上
10:37 10:44 御殿場口頂上
11:08 11:10 御殿場口八合目
11:17 御殿場口七合九勺・赤岩八合館
11:32 御殿場口七合五勺・砂走館
11:33 11:54 御殿場口七合四勺・わらじ館
11:58 御殿場口七合目
12:12 御殿場口下り六合（走り六合）
12:17 12:18 宝永山馬ノ背
12:23 12:33 宝永山
12:38 宝永山馬ノ背
13:10 13:15 次郎坊
13:35 13:40 大石茶屋
13:45 13:48 御殿場口新五合目
13:49 御殿場口第二駐車場

天候

・9/5(木)
曇り&ガス→晴れ
山中(行動中)の気温は19〜24℃くらい。

・9/6(金)
晴れ→曇り&ガス
山中(行動中)の気温は14〜21℃くらい。
山頂周辺は15℃程度で全然寒くなかった。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

御殿場ルートはマイカー規制無し。

御殿場口新五合目の第二駐車場を利用。(無料)
10:30頃到着でほぼ満車。
下山時13:50頃は9割くらい。

第一駐車場はバス・タクシー専用で一般車は利用禁止。
少し下った場所には第三駐車場がある。

コース状況／危険箇所等

樹林帯は一切無く、終始遮るもののない開けた道。

【御殿場口新五合目〜七合目】
スタート早々に砂礫(火山性の砂利)の道が始まる。
「登り用」「下り用」「ブルドーザー用」の3つの道があり、頻繁に交差するため間違った道に進まないように注意が必要。
次郎坊までは斜度が緩いのでまだ歩き易い。
次郎坊からは斜度が上がって砂礫の量も増え蟻地獄のように歩き辛くなる。

【七合目〜御殿場口頂上】
3000m付近から砂礫が減って岩が増え、登るにつれて溶岩石だらけになる。
ザレた道ではあるが砂礫よりは遥かに歩き易い。

【御殿場口頂上〜お鉢巡り】
斜度の緩いアップダウン。広大な火口路歩き。
平坦で歩き易いが強風になりやすい。

【(下山路)御殿場口七合目〜大石茶屋】
大砂走りと呼ばれる分厚く積もった砂礫の下山専用道。
砂礫に足を突っ込むようにしてザクザク軽快かつ高速に降ることができる。
砂礫の堆積がクッションになるので飛ばしても膝への負担が少ない。

その他周辺情報

◆半蔵坊
http://hanzobo.main.jp/
お世話になった定員12名程度の小さな山小屋。
こじんまりとしているがとても居心地が良い。

・御殿場口から約1150m登った2590ｍにある。
・1泊2食10,000円
・宿泊者はトイレ無料＆水1リットル無料。
※水はペットボトルではなく自分の容器に入れてもらえる
・わらじ館(3090m)の姉妹店

写真

9/5 10:41

10:43【御殿場口第二駐車場】からスタート

9/5 10:46

10:46【御殿場口新五合目】ここは1440m。山頂は遠い。

9/5 10:54

事前登録のQRコードで受付してリストバンドを受け取る。
木札は協力金1000円(任意)を払うともらえる。

9/5 10:58

初っ端から砂礫の道。まだまだ平坦で歩きやすい。

9/5 11:04

でっかいフジアザミ！

9/5 11:07

11:04【大石茶屋】登山口には何もないので食事や補給をするならここで

9/5 11:09

イタドリ！鮮やかな翼果が綺麗ね。

9/5 11:35

砂礫の斜面を悠然と登るブルドーザー。乗っけて〜😂

9/5 12:12

次郎坊(1920m)を過ぎると斜度が上がって足場が蟻地獄と化す…。黙々とペンギン歩きで登る🐧

9/5 13:45

13:44【半蔵坊】(2590m)に到着。今日はここで一泊。

9/5 15:10

時間が経つと共に晴れてきた

9/5 15:13

雲がどんどん下がって雲海になっていく

9/5 16:16

半蔵坊は定員12名程。こじんまりとして居心地良い。

9/5 16:16

1区画を2名で利用する。1人あたりのスペースはソロテントより少し広いくらい。モンベルの寝袋があるので寒さとは無縁。

9/5 16:53

バッチGET！カメラ好きにはたまらないデザインに一目惚れ

9/5 17:04

夕食は餃子と豚汁。ご飯と豚汁はおかわりOK。具の多い豚汁がうまかった😋

9/5 17:31

夕日に伸びる影富士

9/5 19:12

御殿場市街地の夜景。明るいレンズじゃないので夜景は難しい。おやすみ！

9/6 5:10

【2日目】
小屋前でご来光待ち。空が燃えてきた。

9/6 5:08

夜明けを待つ山中湖

9/6 5:18

キタ―(゜∀゜)―！！

9/6 5:18

おはようSUN🌞
最高だね

9/6 5:30

朝飯は味噌汁、生野菜、炒り卵、ベーコン、たくあん。もりもり食って元気に登るで。

9/6 6:01

6:02【半蔵坊】を出発。今日は天気良さそう。

9/6 6:23

雲海に溺れる愛鷹山

9/6 6:37

にゅい〜っと伸びた宝永山

9/6 6:48

朝霞の山中湖が素敵すぎる✨

9/6 7:03

サクッと3000m。一晩で高度順応したようでまだ酸素の薄さは感じない。

9/6 7:10

7:08【七合目・日の出館跡】小屋の跡地に鳥がたくさん

9/6 7:12

高所に強いイワヒバリ🐤
ずんぐりして可愛い。小屋の跡地に溜まった水に集まってるようだ。

9/6 7:21

7:19【わらじ館】お世話になった半蔵坊の姉妹店。スイカが気になる…

9/6 7:32

山頂が近くなってきた

9/6 7:58

地面が真っ赤。遠目だと青いのに山自体は赤い不思議。

9/6 8:09

8:09【八合目・見晴館跡】3400mあたりからペースを落としてもすぐ息が切れる。酸素の薄さが効いてきたらしい。

9/6 8:11

景色はどこで降り返っても絶景

9/6 8:43

青い空、赤い土、白い岩、険しくも美しい道を一歩一歩進む。

9/6 8:56

8:57【御殿場口頂上】に到着！ラスト300mがキツかった💦

9/6 9:22

火口ドーン！

9/6 9:23

剣ヶ峰ドーン！

9/6 9:31

剣ヶ峰へのビクトリーロード
(ここの登り50mが一番キツかった…)

9/6 9:37

9:36【富士山(剣ヶ峰)】到着！3776m🗻

9/6 9:39

日本最高地点を示す赤ペンキ

9/6 9:46

😄

9/6 9:40

お鉢を魚眼で一望。凄まじい…

9/6 9:57

ゆるゆるお鉢巡り。風も弱くて快適。

9/6 10:00

西側に南アオールスターズ！

9/6 10:05

南アルプスがめっちゃ低くてビックリ😲
当たり前だが南アをこんなに見下ろせるのはここだけ。

9/6 10:08

白峰三山！

9/6 10:09

仙丈ケ岳＆甲斐駒ヶ岳！

9/6 10:12

火星だ(地球)

9/6 10:22

山中湖が綺麗で何回も撮ってしまう

9/6 10:32

火口見納め

9/6 10:41

日本一の空見納め。気付けばすっかり秋空。

9/6 11:06

下山開始。息切れしないのでガンガン下れる。

9/6 11:34

11:33【わらじ館】まで帰還して気になってたブツを

9/6 11:38

スイカ🍉
小屋閉めセール中で100円引きの300円だった😊
めちゃうま！塩振ると最高！

9/6 12:11

大砂走を爽快に下って宝永山へ

9/6 12:24

12:23【宝永山】に到着

9/6 12:29

宝永山から眺める富士山が最高に格好いい！

9/6 12:29

初めて見る富士山の表情に魅了された

9/6 13:02

馬ノ背を下るとガスガス。分厚く積もった砂礫をザクザク滑り降りる下山路が楽しい🤣
登りの地獄とは真逆で下りは超楽ちん。

9/6 13:45

13:45【御殿場口新五合目】にゴール！最高だった！

撮影機器：

DC-GF10 Panasonic

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 笛 ヘッドランプ ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 サングラス タオル ストック カメラ

備考

水 3080ml 持参 → 残 700ml
半蔵坊で1000ml、わらじ館で600ml+スイカ補給。

感想

げんじゅ

以前から一度は登りたいと思いつつ眺めるだけの山になっていた富士山。
休みと天気が合致したので日本一の頂へ。
手続きも簡単で混雑も大したことはなく煩わしい思いは全然しなかった。
厳しくもひたすら楽しい山行になり、また登りたいと強く思えた。

-ルート選び
観光客が多いのは勘弁なので4つあるルートのうち登山者数2トップの吉田と富士宮は早々に除外。
須走と御殿場で悩み、「登山者が一番少ない」＆「どうせなら一番きついルートで登ったるか」な感じで御殿場ルートを選んだ。マイカー規制が無くアクセスが楽なのも要素としては大きい。

-山小屋選び
3000m辺りで泊まりたかったので「わらじ館」「砂走館」「赤岩八合館」を候補にしたが…
人気の「わらじ館」は満室。「砂走館」は8月で予約申込を終えたとのこと、同系列の「赤岩八合館」も同様にNG。
んで当初の予定より500m程下がったが「わらじ館」姉妹店の「半蔵坊」が宿泊地となった。

-コースと難易度
4コース中最低標高(1440m)から始まるタフなコース。
そして累積標高以上にとにかく砂礫登りが辛い。普通に歩くと「3歩進んで2歩下がる」状態になるので意識的に歩幅を狭くしてペンギン歩きするのが良い。
足の沈み込みを少なくするために先行者の足跡を踏んで進むのも良いが、足跡を踏むことばかりに気を取られて歩幅が広くなると本末転倒なので一定の歩幅をキープした方が良い。
逆に下山時は滑る砂礫を利用して爽快&高速に降れるので楽ちん。登りとは真逆で足跡を避けて砂礫の厚い場所を踏んだ方が下りやすい。

-人
山中で会ったのは初日は30人くらい。2日目は数百人くらい(適当)。
あちこちに人が居るものの渋滞はほとんど無く、八合目以降で集団とのすれ違い待ちが2〜3回あった程度。メディアで見るような混雑は全く無かった。
剣ヶ峰山頂標の撮影待ち行列は発生してたが並びたくないのでスルーした。

-筋肉痛記録
ふくらはぎ、尻：強　太もも、内もも：中　すね、肩：弱
久々に全身バキバキ。大砂走(下山路)は楽は楽なのだが普段と違う筋肉を使うようで、なったことのない太ももの前側の付け根あたりが筋肉痛になった。
山中での体調はずっと良く、高山病の症状が全くなかったのは幸い。