北アルプス縦走(雲ノ平～鷲羽岳～水晶岳～黒部～薬師岳)

2024年09月11日(水) ~ 2024年09月12日(木)

• GPS: 29:12
• 距離: 71.8km
• 登り: 6,759m
• 下り: 6,758m

コースタイム

1日目

• 山行: 13:29
• 休憩: 1:07
• 合計: 14:36

9:15 スタート地点
9:21 9:28 折立
9:29 9:30 十三重之塔 慰霊碑
9:58 9:58 太郎坂
10:15 10:16 三等三角点「青淵」ベンチ
10:22 10:23 積雪深計測ポール
10:37 10:38 ベンチ
10:55 10:55 五光岩ベンチ
11:06 11:07 太郎兵衛平
11:21 11:26 太郎平小屋
11:47 11:48 第一徒渉点
11:51 11:52 第二徒渉点
11:56 11:57 薬師沢第2ベンチ
12:03 12:03 第三徒渉点
12:25 12:25 カベッケが原
12:30 12:48 薬師沢小屋
13:43 13:44 アラスカ庭園
14:01 14:01 奥日本庭園
14:26 14:30 雲ノ平山荘
14:45 14:52 雲ノ平テント場
15:18 15:19 祖父岳分岐
16:00 16:00 黒部川水源地標
16:38 16:39 三俣山荘
17:20 17:22 鷲羽岳
17:36 17:39 ワリモ岳
17:48 17:48 ワリモ北分岐
18:45 19:02 水晶小屋
19:28 19:28 水晶岳
19:33 19:34 水晶岳北峰
20:06 20:06 温泉沢ノ頭
20:50 20:51 南赤牛岳
21:22 21:24 赤牛岳
23:59 宿泊地

2日目

• 山行: 12:10
• 休憩: 5:23
• 合計: 17:33

0:23 0:40 奥黒部ヒュッテ
2:04 2:04 平ノ渡場・仮設
2:11 2:11 平ノ渡場
2:17 5:55 黒部湖 避難小屋
6:06 6:19 平ノ渡場・仮設
6:40 6:41 平乃小屋
7:30 7:33 刈安峠
8:42 8:42 五色ヶ原キャンプ場
8:52 8:57 五色ヶ原山荘
9:01 9:07 五色ヶ原
9:28 9:28 鳶山
10:31 10:31 越中沢岳
11:36 11:36 スゴ乗越
12:00 12:30 スゴ乗越小屋
13:08 13:10 間山
13:56 14:01 北薬師岳
14:29 14:36 薬師岳
14:45 14:45 薬師岳避難小屋跡
15:15 15:18 薬師岳山荘
15:37 薬師平
15:55 16:05 薬師峠
16:20 16:21 太郎平小屋
16:35 16:35 太郎兵衛平
16:48 16:48 五光岩ベンチ
17:03 17:04 ベンチ
17:19 17:19 積雪深計測ポール
17:25 17:25 三等三角点「青淵」ベンチ
17:36 17:36 太郎坂
17:56 17:56 十三重之塔 慰霊碑
17:58 ゴール地点

天候

晴れ/曇/雨
基本的にはガスっていた。
日中の晴れ間は稜線にいてもかなり暑く、半袖短パンでちょうどよかった。夜間行動時は動いていれば長袖短パンでいけた。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

折立駐車場に停車。
有峰林道は通行料２０００円。ゲート通行可能時間は６～２０時の間だけなので要注意。

コース状況／危険箇所等

読売新道は悪路で距離が長いのでつらかった。水場等補給場所もない。
奥黒部ヒュッテから平ノ渡場までは、不安定な木製はしごを何回も渡らなければならず、要注意。
平ノ渡場の運航期間は運航期間6月20日～10月31日となっており、時期によって運航本数が違うので要確認。料金は無料。

その他周辺情報

水場
今回の山行順
太郎平小屋(お気持ち)、薬師沢小屋(無料)、雲ノ平山荘(有料)、雲ノ平キャンプ場(無料)、三俣山荘(有料)、水晶小屋(有料)、奥黒部ヒュッテ(無料)、平ノ小屋(無料)、五色ヶ原山荘(有料)、スゴ乗越小屋(お気持ち)、薬師岳山荘(有料)、薬師峠(無料)、太郎平小屋
水晶小屋から奥黒部ヒュッテまで時間がかかるので水切れ注意です。

写真

9/11 10:43

折立をスタートし、長い樹林帯の登りを経てようやく稜線。

9/11 10:59

太郎平への稜線はいつ来ても素晴らしい

9/11 11:00

ガスってなければ薬師岳が見えたはず

9/11 11:20

太郎平小屋に到着

9/11 12:40

薬師沢小屋。水は無料

9/11 14:11

秘境雲ノ平に到着

9/11 14:33

雲ノ平山荘。嬉しくて、思わず手拭いを買ってしまった

9/11 15:16

雲ノ平と薬師岳。

9/11 16:04

このあたりは沢沿いを進むので水は豊富。

9/11 16:27

三俣山荘と鷲羽岳。

9/11 16:53

振り返って三俣山荘と三俣蓮華岳

9/11 17:20

鷲羽岳。残念ながらガスっていて展望なし

9/11 17:34

ようやく鷲羽岳が見えた

9/11 17:36

圧倒的な景色。

9/11 17:53

夕焼けの水晶岳

9/11 18:11

水晶小屋に到着。

9/11 18:27

水晶小屋で日没を迎える。

9/11 19:28

水晶岳に到着。

9/11 21:20

赤牛岳。ここから読売新道。悪路かつ距離が長いので精神的にきつかった。何度も心が折れた。

9/12 0:22

なんとか奥黒部ヒュッテに到着

9/12 0:47

避難小屋まであとひとふんばり。疲れた体ではしごを渡るのは怖かった

9/12 5:55

避難小屋で船の始発まで３時間ほど寝れた。小屋の位置情報がずれていて、正しくは平ノ渡場から東側に行ったところ

9/12 6:16

平ノ渡場

9/12 6:41

対岸の平ノ小屋に到着。水無料

9/12 8:53

五色ヶ原まで一気に登る

9/12 9:44

越中沢岳への稜線

9/12 12:15

スゴ乗越小屋に到着。越中沢岳からアップダウンが多くて脚にきた。しかし、ここからラスボスの薬師岳

9/12 13:57

北薬師岳から薬師岳

9/12 14:31

ようやく薬師岳までこれた。あとはひたすら下るだけ

9/12 14:57

薬師岳山荘。大きくてきれいな山荘だった

9/12 17:57

折立までひたすら下って日没前に到着。かなり無茶をしたけど、今回も無事に帰れて良かった

撮影機器：

iPhone 12 mini 128GB au Apple

感想

enken144

北アルプス縦走に行ってきました。
北アルプス最奥地、雲ノ平、鷲羽岳、水晶岳を含むルートなのでかなり厳しい山行になることは予想されましたが、まさにその通りになりました。
水晶小屋までは順調だったものの、日没をむかえての水晶赤牛。極め付けの読売新道が果てしなく長く、もはや来なければ良かったと心がボキボキに折れました。それでもエスケープルートもなく前に進むしかないので、心を無にして耐えて耐えて耐えてなんとか黒部湖避難小屋に到着。翌日の不安をかかえながら、３時間ほど仮眠して２日目スタート。
２日目も有峰林道ゲートの門限までに帰らなければならないため油断はできず、登山を楽しむわけでもなくもくもくと登り続けることに。雨が降ったりもしたものの、それでも時折見える素晴らしい景色に励まされながらなんとか完走することができました。
全体を通してガスっている時間が長く、心の余裕もなかったため、ほぼ修行のような山行になりました。今このまとめを書いている時は、２度と無理な計画はしないと心に決めているけれど、時間と共に記憶は美化されて不思議とまた同じ過ちを犯してしまう。
また来年も懲りずにアルプスにチャレンジして山の中で激しく後悔しているはず。来年の自分、頑張ってね！それは成長だから。