室堂〜薬師岳

2024年09月14日(土) ~ 2024年09月16日(月)

• GPS: 23:48
• 距離: 29.2km
• 登り: 2,302m
• 下り: 3,396m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:58
• 休憩: 0:47
• 合計: 5:45

8:51 室堂
9:43 浄土山登山口
10:20 浄土山
10:30 浄土山南峰
10:34 10:39 龍王岳分岐
10:44 10:57 龍王岳
11:04 11:06 龍王岳分岐
11:39 12:05 鬼岳東面
12:48 獅子岳
14:00 14:01 ザラ峠
14:36 五色ヶ原キャンプ場

2日目

• 山行: 10:14
• 休憩: 1:29
• 合計: 11:43

1:51 五色ヶ原キャンプ場
2:03 2:16 五色ヶ原山荘
2:16 2:59 五色ヶ原
3:36 鳶山
5:07 5:08 越中沢岳
7:20 7:25 スゴ乗越
8:28 8:43 スゴ乗越小屋
10:10 10:16 間山
11:47 11:53 北薬師岳
12:38 薬師岳
12:53 薬師岳避難小屋跡
13:34 薬師岳山荘

3日目

• 山行: 4:11
• 休憩: 0:20
• 合計: 4:31

4:11 薬師岳山荘
4:39 薬師平
5:07 5:08 薬師峠
5:26 5:44 太郎平小屋
6:03 太郎兵衛平
6:20 五光岩ベンチ
6:47 ベンチ
7:12 積雪深計測ポール
7:21 7:22 三等三角点「青淵」ベンチ
7:48 太郎坂
8:30 十三重之塔 慰霊碑
8:42 折立

天候

1日目晴れ時々ガス
2日目早朝曇り、11時前から雨。薬師岳付近は激しい風雨
3日目雨、7時頃から曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

13日の22:30頃立山駅到着。第一駐車場も若干空きあり。
14日は05:10頃から室堂行き当日券に並ぶ。取れたのは07:30。
16日は予約していた9時折立のバスに乗り、有峰口で電車で立山駅に戻る。10:28着。

コース状況／危険箇所等

浄土山の登りと越中沢岳の下りは両手使う感じなので、ストックはしまった方がいい。
薬師平からの下りは暗いとルート間違えやすい。

写真

9/14 8:09

バスから薬師岳が見えた！

9/14 8:11

大日連山迫力ありますねー

9/14 8:23

おお...劔岳

9/14 8:36

室堂賑わってます

9/14 8:59

さあ出発。ちょっと雲湧いてきましたね〜

9/14 8:59

振り返って奥大日岳。こちらも雲が湧いてきとるー

9/14 9:01

浄土山に登ります。歩き始めはなんか気持ちが落ち着かない

9/14 10:42

龍王岳に登ると雄山が見えた！

9/14 10:44

一の越からの稜線。いいっすね

9/14 11:42

龍王岳と雄山。かっこいい

9/14 11:47

槍が見えてます！

9/14 13:02

ついに薬師岳も見えてきました

9/14 13:02

裏銀座〜薬師岳。いいっすねーいいっすねー

9/14 13:05

五色ヶ原。右の切れ落ちがすごい

9/14 13:16

ザラ峠への下り。ダイナミックな感じです

9/14 14:04

振り返って獅子岳

9/14 15:45

五色ヶ原山荘から野口五郎岳

9/14 15:46

赤牛岳もかっこいいですね

9/14 16:18

キャンプ場へ下りていく。針ノ木岳は一日中良く見えていた。

9/14 17:59

夕日に染まる鬼岳、獅子岳。しかし、いかつい名前やな

9/15 5:48

スゴ乗越小屋が見えた。その奥に薬師岳があるはずなんですが、今日は見えませーん

9/15 6:32

急だった越中沢岳

9/15 9:11

一瞬ガスが切れて越中沢岳が見えた。見納めです

9/15 10:16

間山の山頂では雷鳥がたくさんいた

9/15 12:39

なんとかたどり着きました。この後が試練だった。

撮影機器：

D40 ニコン

iPhone 8 64GB SIMフリー Apple

感想

nakanin

室堂行きのバスで大日連山の迫力に見とれてたら、急に剱岳が現れてカッコ良さに心震える。これが剱岳か…初めて全貌を見た。
室堂に着いた時はまだガスがかかっておらず、稜線が見えて期待が高まる。が、浄土山を登っている途中でガスがかかり始めた。龍王岳ではちょうど山頂でガスが切れて、1ヶ月前に登った一ノ越から雄山からの稜線が見事だった。
今回のコースでは2日目の12時間を歩き切れるかが不安すぎて、1日目は気にしてなかったのだが、龍王岳〜ザラ峠も結構ハードだった。ただ針木岳や裏銀座の稜線がよく見えて嬉しい。獅子岳の下りではついに薬師岳が見えて興奮。
五色ヶ原では夕陽に染まる獅子岳がきれい。
2日目は天気が崩れそうなので、3時に出発。歩き始めると東の空に星が見えてきた。時々ガスったりするが、富山の夜景がくっきり見えたりして、暗闇の中テンションがあがる。予報より天気良くなるのでは？とか思っていた。
予定より少し早いぐらいでスゴ乗越に到着。噂通り越中沢岳の下りは激しかったが、その後のスゴノ頭の下りも結構急だった気がする。そして予報通り10:30頃には雨が降り出した。北薬師に近づくにつれ、風も吹き出した。ストックを握る軍手が冷たい。防水グローブ持ってこなかったのを後悔した。が、途中でストックを仕舞って腕組みすれば風を受けないことに気づいた。一つ学んだ。
北薬師山頂では「ここで雨が降っていたら、この先の薬師越えは厳しい」みたいな注意書きあり、ビビる。が、本当に凄かったのは薬師岳を越えてからだった。笑うしかないような風雨で一瞬にしてずぶ濡れ。しかも途中で左膝に激痛が走り、全く動かせない状態に。まさか救助案件か？と思ったが、数分休むと関節を曲げなければ痛くない状態になった。悪化させてしまったら終わりなので、慎重に倍以上の時間をかけてゆっくり下りる。速度をあげられない上に全く弱まらない風雨でどんどん体が冷えていく。薬師岳山荘までもうすぐなはずだが、ガスっていて先が見えず我慢の時が続く。小屋の中に入った時は暖かさに有り難みを感じた。本当は薬師峠でテント泊の予定だったが、雨予報で急遽小屋に変更。23時頃まで結構降っていたので、小屋にして正解だった。
3日目、0時頃の雨雲レーダー予報だと雨に降られず下山できそうだったのに、3時に起きると5時ぐらいから降り出す予報に変わっていた。そして4時に勢いよく外に出たら「もう降ってるやん！」今日も雨具パンツにしておいて良かった〜。
暗い中、薬師峠まで下るのは結構道が分かりにくい。先頭を行くM氏は2回ほど道を間違えていた。薬師峠に着くと10張り以上テントがあった気がする。昨晩は大丈夫だったのだろうか？
太郎平小屋周辺に着く頃には雨が上がり、折立から登ってくる人や黒部五郎に向かう人などで活気がある感じだった。ガスで全く景色は見えないが、とても雰囲気が良さそうな気がした。晴れた時にまた来たい。そこから折立までは足を痛めないように丁寧に下った。

後半は景色が見られない時も多かったが、代わりに雷鳥をたくさん見た。間山山頂で5匹が巣穴作り？に勤しむ姿はチョー可愛かった。
獅子岳や越中沢岳からの下りでのダイナミックな景色や五色ヶ原から見た烏帽子〜野口五郎岳や赤牛岳、そして未明の富山夜景と富山湾が特に印象に残っている。薬師岳はリベンジ必要やな。