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Yamareco

記録ID: 7248591
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍

【久々の本チャン】北穂高岳東稜&滝谷ドーム中央稜

2024年09月14日(土) ~ 2024年09月16日(月)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
25:17
距離
50.0km
登り
3,770m
下り
3,783m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:54
休憩
1:44
合計
11:38
距離 25.2km 登り 2,653m 下り 1,104m
7:24
7:38
53
8:31
8:34
51
9:25
9:33
85
10:58
11:00
32
11:32
143
13:55
14:09
35
14:44
15:11
1
15:12
15:16
23
15:39
15:51
25
16:16
16:33
7
16:40
16:43
36
2日目
山行
0:10
休憩
0:08
合計
0:18
距離 0.6km 登り 129m 下り 100m
9:46
9:48
2
9:50
9:56
0
9:56
3
3日目
山行
8:21
休憩
4:54
合計
13:15
距離 24.2km 登り 988m 下り 2,579m
3:42
26
4:08
4:10
58
5:08
5:40
0
5:40
6:40
0
ドーム中央稜1P
6:40
7:11
0
ドーム中央稜2P
7:10
7:20
20
ドーム中央稜3P
7:40
8:40
0
ドーム中央稜4P
8:40
9:20
0
ドーム中央稜5P
9:20
9:30
27
9:57
10:03
6
10:09
10:30
0
10:30
10:32
116
12:28
12:30
60
13:30
13:33
46
14:19
47
15:06
15:21
95
天候 14日 晴れのち曇り夜から雨
15日 雨
16日 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
あかんだな駐車場から上高地へバス
行き帰りともに臨時バス運行
コース状況/
危険箇所等
東稜の取り付きは落石要注意
ドーム中央稜のアプローチも落石注意だが、特に下降開始するところが怖い
ドーム中央稜アプローチの詳細は感想で
その他周辺情報 平湯の森、レストランは激混み
上高地を出発
2024年09月14日 05:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 5:44
上高地を出発
サルのお出迎え
2024年09月14日 05:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 5:49
サルのお出迎え
木に登っているツキノワグマがいてびっくり
2024年09月14日 05:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/14 5:57
木に登っているツキノワグマがいてびっくり
徳澤園でモーニング
2024年09月14日 07:23撮影 by  SO-52C, Sony
9/14 7:23
徳澤園でモーニング
横尾橋
2024年09月14日 08:34撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 8:34
横尾橋
本谷橋
2024年09月14日 09:27撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 9:27
本谷橋
涸沢が近づく
2024年09月14日 10:55撮影 by  SO-52C, Sony
3
9/14 10:55
涸沢が近づく
涸沢
2024年09月14日 11:04撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/14 11:04
涸沢
ヤマトリカブト
2024年09月14日 11:38撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 11:38
ヤマトリカブト
前穂高北尾根を望む
2024年09月14日 12:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 12:09
前穂高北尾根を望む
南稜取り付き近くから東稜へガレをトラバース
写真一番右のガリーで取り付く
2024年09月14日 12:34撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/14 12:34
南稜取り付き近くから東稜へガレをトラバース
写真一番右のガリーで取り付く
取り付きのガリー
落石は要注意
2024年09月14日 13:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 13:01
取り付きのガリー
落石は要注意
尾根上を目指す
2024年09月14日 13:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/14 13:08
尾根上を目指す
尾根上から常念・大天井方面
2024年09月14日 13:11撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/14 13:11
尾根上から常念・大天井方面
槍も見える
2024年09月14日 13:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 13:14
槍も見える
最初の岩稜は右手から巻く
2024年09月14日 13:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 13:14
最初の岩稜は右手から巻く
ゴジラの背が登場
2024年09月14日 13:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 13:18
ゴジラの背が登場
尾根上を進む
2024年09月14日 13:31撮影 by  SO-52C, Sony
2
9/14 13:31
尾根上を進む
気持ちがいい
2024年09月14日 13:41撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 13:41
気持ちがいい
最初はそんなだが
2024年09月14日 13:44撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/14 13:44
最初はそんなだが
終盤はなかなかのリッジに
2024年09月14日 13:46撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 13:46
終盤はなかなかのリッジに
涸沢をバックに
2024年09月14日 13:49撮影 by  SO-52C, Sony
2
9/14 13:49
涸沢をバックに
細いリッジを進む
2024年09月14日 13:52撮影 by  SO-52C, Sony
2
9/14 13:52
細いリッジを進む
2024年09月14日 13:52撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/14 13:52
最後は懸垂せずクライムダウンでゴジラの背は終了
2024年09月14日 14:00撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/14 14:00
最後は懸垂せずクライムダウンでゴジラの背は終了
ゴジラの背を振り返る
2024年09月14日 14:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 14:02
ゴジラの背を振り返る
北穂目掛けて急な岩場を息を切らしながら
2024年09月14日 14:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 14:18
北穂目掛けて急な岩場を息を切らしながら
北穂小屋!
2024年09月14日 14:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/14 14:33
北穂小屋!
相変わらず賑わってます
2024年09月14日 15:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 15:11
相変わらず賑わってます
今日は小屋ではなくテン泊
2024年09月14日 15:13撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 15:13
今日は小屋ではなくテン泊
南稜のテンバへ
2024年09月14日 15:15撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/14 15:15
南稜のテンバへ
適当に設営
2024年09月14日 15:41撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/14 15:41
適当に設営
ドーム中央稜の取り付きを偵察に
2024年09月14日 16:08撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/14 16:08
ドーム中央稜の取り付きを偵察に
よく見るとケルンがあったりする
2024年09月14日 16:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 16:49
よく見るとケルンがあったりする
急なルンゼを下ろす
2024年09月14日 16:32撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 16:32
急なルンゼを下ろす
目印のピナクルでのっこす
2024年09月14日 16:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 16:39
目印のピナクルでのっこす
懸垂下降点!
2024年09月14日 16:40撮影 by  SO-52C, Sony
9/14 16:40
懸垂下降点!
ドームの看板
2024年09月14日 16:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 16:56
ドームの看板
雨でこの日の登攀は諦めて小屋でまったり
2024年09月15日 10:41撮影 by  SO-52C, Sony
2
9/15 10:41
雨でこの日の登攀は諦めて小屋でまったり
お洒落な組木の絵
2024年09月15日 11:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
9/15 11:47
お洒落な組木の絵
お昼ご飯
2024年09月15日 11:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/15 11:53
お昼ご飯
コーヒーブレイク
2024年09月15日 16:16撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/15 16:16
コーヒーブレイク
お弁当をいただく
2024年09月15日 20:11撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/15 20:11
お弁当をいただく
堪能して明日に備える
2024年09月15日 20:16撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/15 20:16
堪能して明日に備える
翌朝、気合の3時半出発
2024年09月16日 03:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/16 3:40
翌朝、気合の3時半出発
ドームを越えて最初の鎖場を下ろしたところから踏み跡を辿り始める
2024年09月16日 04:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 4:11
ドームを越えて最初の鎖場を下ろしたところから踏み跡を辿り始める
一昨日みたケルンを確認しながら
2024年09月16日 04:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 4:18
一昨日みたケルンを確認しながら
ケルン2つ目、この先が少しわかりにくいが急なルンゼを下ろす
2024年09月16日 04:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 4:18
ケルン2つ目、この先が少しわかりにくいが急なルンゼを下ろす
急なルンゼをクライムダウン
2024年09月16日 04:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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9/16 4:20
急なルンゼをクライムダウン
クライムダウン
2024年09月16日 04:27撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 4:27
クライムダウン
ルンゼを下った後は、低いハイマツの中に伸びる踏み跡をトラバースして、尾根の切れ目ぶち当たったちょっと下のピナクルをのっこして下降点へ
2024年09月16日 04:41撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 4:41
ルンゼを下った後は、低いハイマツの中に伸びる踏み跡をトラバースして、尾根の切れ目ぶち当たったちょっと下のピナクルをのっこして下降点へ
少しずつ夜が明ける
2024年09月16日 04:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 4:51
少しずつ夜が明ける
暗闇の中懸垂下降
2024年09月16日 04:54撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 4:54
暗闇の中懸垂下降
下降して踏み跡を右に辿って登り上がるとT2
2024年09月16日 05:00撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 5:00
下降して踏み跡を右に辿って登り上がるとT2
ドーム中央稜
2024年09月16日 05:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 5:06
ドーム中央稜
お弁当をいただく
2024年09月16日 05:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/16 5:06
お弁当をいただく
夜が明けてきた
2024年09月16日 05:18撮影 by  SO-52C, Sony
2
9/16 5:18
夜が明けてきた
雲海は広がる
2024年09月16日 05:19撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/16 5:19
雲海は広がる
笠も見える
2024年09月16日 05:20撮影 by  SO-52C, Sony
2
9/16 5:20
笠も見える
滝谷、キレット、槍 ここでしか見られない景色
2024年09月16日 05:20撮影 by  SO-52C, Sony
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9/16 5:20
滝谷、キレット、槍 ここでしか見られない景色
明るくなってから登攀開始
2024年09月16日 05:22撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/16 5:22
明るくなってから登攀開始
1ピッチ目
2024年09月16日 05:19撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/16 5:19
1ピッチ目
samoaがリードで(写真は基本安定しているところで)
2024年09月16日 05:54撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 5:54
samoaがリードで(写真は基本安定しているところで)
この狭いところに突っ込んでチョックストーンの先の穴をくぐる
想像以上に狭く、ギアラックをハーネス吊るさないとつっかえるくらい
2024年09月16日 06:00撮影 by  SO-52C, Sony
2
9/16 6:00
この狭いところに突っ込んでチョックストーンの先の穴をくぐる
想像以上に狭く、ギアラックをハーネス吊るさないとつっかえるくらい
基本終了点はしっかりしたボルトがある
2024年09月16日 06:13撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/16 6:13
基本終了点はしっかりしたボルトがある
2024年09月16日 06:13撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/16 6:13
狭いっす、ザックを先に釣り上げた
2024年09月16日 06:25撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/16 6:25
狭いっす、ザックを先に釣り上げた
狭い中を喘ぎ登る
2024年09月16日 06:36撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/16 6:36
狭い中を喘ぎ登る
2ピッチ目
2024年09月16日 06:40撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/16 6:40
2ピッチ目
残置ハーケンを辿って左に抜ける
右に行くと人工ルートっぽくて難しいらしい
2024年09月16日 06:46撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/16 6:46
残置ハーケンを辿って左に抜ける
右に行くと人工ルートっぽくて難しいらしい
カンテ沿いに登り、最後2mのスラブがスタンス・ホールドともに悪めで勇気がいる
2024年09月16日 07:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 7:07
カンテ沿いに登り、最後2mのスラブがスタンス・ホールドともに悪めで勇気がいる
キレットと槍
2024年09月16日 07:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/16 7:07
キレットと槍
2ピッチ目終了点にて
2024年09月16日 07:12撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/16 7:12
2ピッチ目終了点にて
前日の雨は嘘みたいな好天
2024年09月16日 07:13撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/16 7:13
前日の雨は嘘みたいな好天
3ピッチ目途中から4ピッチ目を見る
実際に登るのはもっと右に回り込んだところ
2024年09月16日 07:15撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 7:15
3ピッチ目途中から4ピッチ目を見る
実際に登るのはもっと右に回り込んだところ
ほぼ歩きみたいなものだが、コンテするのも面倒なので結局スタカットっぽく進む
2024年09月16日 07:21撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 7:21
ほぼ歩きみたいなものだが、コンテするのも面倒なので結局スタカットっぽく進む
4P取り付きで休んでいると北穂小屋で働くM野さんが山頂からエールを送ってくれた
2024年09月16日 07:27撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/16 7:27
4P取り付きで休んでいると北穂小屋で働くM野さんが山頂からエールを送ってくれた
どこまで登っても迫力の滝谷〜槍
2024年09月16日 07:28撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/16 7:28
どこまで登っても迫力の滝谷〜槍
みんな迷いがちの4P目
2024年09月16日 07:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 7:36
みんな迷いがちの4P目
迷いながらフェースに挑むが、なんか難しくザイルの流れも悪そうなので、断念
2024年09月16日 07:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 7:39
迷いながらフェースに挑むが、なんか難しくザイルの流れも悪そうなので、断念
フェースの右手にある凹角を登る
2024年09月16日 08:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 8:16
フェースの右手にある凹角を登る
ザイルを伸ばしていく
2024年09月16日 08:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 8:20
ザイルを伸ばしていく
微妙に張り出しているところを左手にでて登る
2024年09月16日 08:37撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/16 8:37
微妙に張り出しているところを左手にでて登る
4P終了点、すぐに5P
2024年09月16日 08:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 8:43
4P終了点、すぐに5P
5P核心手前から見下ろす、ここまでは楽勝
2024年09月16日 08:50撮影 by  SO-52C, Sony
2
9/16 8:50
5P核心手前から見下ろす、ここまでは楽勝
下からも
2024年09月16日 08:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 8:51
下からも
核心手前のフォロー
2024年09月16日 09:06撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/16 9:06
核心手前のフォロー
核心 赤いザイルのほうのクラック沿いに体をあげるだけあげて、左手に出て微妙なホールドを頼りに上に出る
2024年09月16日 09:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 9:07
核心 赤いザイルのほうのクラック沿いに体をあげるだけあげて、左手に出て微妙なホールドを頼りに上に出る
登攀終了!
2024年09月16日 09:15撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 9:15
登攀終了!
ドームの頭と北穂
2024年09月16日 09:21撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/16 9:21
ドームの頭と北穂
ドームの頭より滝谷と北穂
2024年09月16日 09:23撮影 by  SO-52C, Sony
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9/16 9:23
ドームの頭より滝谷と北穂
お疲れ様
2024年09月16日 09:24撮影 by  SO-52C, Sony
2
9/16 9:24
お疲れ様
やったー
2024年09月16日 09:24撮影 by  SO-52C, Sony
3
9/16 9:24
やったー
2人で
2024年09月16日 09:26撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/16 9:26
2人で
ドームの頭からの下降は落石に気を付けながら
2024年09月16日 09:31撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/16 9:31
ドームの頭からの下降は落石に気を付けながら
ドームを振り返る
2024年09月16日 09:45撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 9:45
ドームを振り返る
北穂3回目
2024年09月16日 09:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 9:59
北穂3回目
北穂小屋に帰投
2024年09月16日 10:06撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/16 10:06
北穂小屋に帰投
今回もお世話になりました
2024年09月16日 10:23撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
9/16 10:23
今回もお世話になりました
はたらくお館様
2024年09月16日 10:26撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/16 10:26
はたらくお館様
北穂山頂から改めてドーム
2024年09月16日 10:28撮影 by  SO-52C, Sony
1
9/16 10:28
北穂山頂から改めてドーム
南稜を下る
2024年09月16日 10:38撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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南稜を下る
シラタマノキ
2024年09月16日 10:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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シラタマノキ
南稜を見下ろす
2024年09月16日 10:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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南稜を見下ろす
立派な階段
2024年09月16日 11:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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立派な階段
ハシゴ
2024年09月16日 11:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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ハシゴ
鎖場
2024年09月16日 11:24撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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鎖場
東稜を望む
2024年09月16日 11:24撮影 by  SO-52C, Sony
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東稜を望む
タイアザミ?
2024年09月16日 11:28撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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タイアザミ?
ガスに中からのぞく前穂
2024年09月16日 11:46撮影 by  SO-52C, Sony
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ガスに中からのぞく前穂
迫力ある
2024年09月16日 11:49撮影 by  SO-52C, Sony
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迫力ある
涸沢に帰って来た
2024年09月16日 12:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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涸沢に帰って来た
2024年09月16日 12:15撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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横尾本谷を望む
2024年09月16日 12:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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横尾本谷を望む
屛風岩
2024年09月16日 13:39撮影 by  SO-52C, Sony
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屛風岩
横尾橋
2024年09月16日 14:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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横尾橋
道がいろいろ変わってる
2024年09月16日 14:26撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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道がいろいろ変わってる
徳澤園で再びのソフトクリーム
2024年09月16日 15:10撮影 by  SO-52C, Sony
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徳澤園で再びのソフトクリーム
癒しの森
2024年09月16日 15:45撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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癒しの森
クラシックルートも開通した
2024年09月16日 15:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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クラシックルートも開通した
急いでバスターミナルへ
2024年09月16日 16:12撮影 by  SO-52C, Sony
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急いでバスターミナルへ
2024年09月16日 05:20撮影 by  SO-52C, Sony
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装備

共同装備
ザイル(50mダブル)×2・・・アプローチの懸垂は50mでギリ足りる<br />ヌンチャク×8+アルパインヌンチャク×4(実際に1ピッチで使ったのが5〜6本)<br />カム(キャメロット#1と#3を1回使った程度)<br />記録から残置ハーケンは豊富にあることが分かっていたので ハンマー・ハーケンは持参せず

感想

今夏は、同じ山岳会に入っている御館様ことMさんが北穂小屋で働いていて、7月にも小屋泊を絡めたキレット縦走をしたところだったが、この機会にクラシックルートの滝谷に行ってみようということになり、大定番のドーム中央稜に挑むことにした。

毎年いろんな沢登りいっているが、アルプスのアルパインルートに挑むのはコロナ前の前穂北尾根以来で久方ぶり。

システムの確認から登攀力確認を兼ねて、8月から小樽赤磐のマルチや、台風の隙間を縫って金毘羅で岩トレ、仕上げに1泊2日で御在所一の壁、前尾根と近年稀に見る練習をこなして当週を迎えた。

初日に東稜、2日目に滝谷ドーム中央稜、3日目に西穂へ抜けるという欲張りプランだったが、直前に日曜日の予報が芳しくなくなる。果たしてどうなることやら。

14日 東稜から北穂へ
何だかんだで仕事が押して、帰りがけに拾ってもらいSAでシャワーを浴びたりして、三連休の混雑を警戒してあかんだなまで。
細切れ仮眠で眠い目をこすりながら4時過ぎくらいバス停に向かうと既に行列ができている。

臨時バスも出て5時過ぎにバスに乗りこんで上高地へ。
こちらも激混みのトイレで用を足して出発。
今日は晴れ予報だが、稜線はまだガスの中のようだ。

河童橋から右岸にわたって迂回しなくてはならず少し面倒臭い。上高地らしくサルたちが迎えてくれると思っていたら、河童橋からほど無い木道の上に人だかりが。
またサルかななんて思っていると、木の上で黒い獣がゆっくり動いたいる。まさかのツキノワグマ。
あまりにも人に近いし警戒してもいない。知床じゃあるまいし困ったクマもいたものだ。

そんなこんなでバーッと歩いて徳沢園へ。
ご多分に漏れず、コーヒーとソフトクリームでモーニング。美味い。
正月にヘトヘトになってたどり着いた横尾から橋を渡り本谷で水浴びをしながら涸沢へたどり着く。概ね5時間半。
横尾本谷しかいったことのないtentyoは実は涸沢は初めてとのこと。

思ったよりもテントは少ない涸沢で一休みして北穂目指して登り始める。いよいよ暑くなってきて汗が止まらなくなってくる。
南稜の取り付き手前からガレ帯に向かってトラバースし、東稜方面に向かう。
トムラウシ山のロックガーデンみたいな感じだが浮石もあるので注意が必要。

二俣になって尾根上に突き上げるガリーの右俣を行く。左股は急なルンゼとなり取り付くのは苦労しそうだ。
とにかくザレと浮石が多く落石には最新の注意が必要。あまりガリーの中には入らず、ガリーの際のまだ岩が安定しているところを繋いで行って尾根上にのった。
尾根上からは横尾本谷や槍ヶ岳、振り向くと大天井や常念などを望むことができて気持ちがいい。尾根に乗ったところの直ぐ先には、いきなり岩の積み重なったような岩稜があるがこれは右側から巻く。

続いてまたも岩が積み重なった岩稜がでてくる。これがゴジラの背。
序盤は適当に登りやすいところを登って尾根伝いに進むことができる。
斜度がなくなると途端にナイフリッジみたいになる。落ちたらアウトだが、ホールドスタンスもしっかりあるので、クライミングをやっているものならノーザイルで行けるだろう。
2年前の11月に雪が積もった状態で尾根上を進むの諦め、左手にのがれたが、尾根上を進まなくて本当に正解だった。

ナイフリッジが終わると進行方向がスパッと切れ落ち、懸垂下降用の支点が出てくる。ここまできてハーネスを履くのも面倒なので右側から巻き降りるとノーザイルでクライムダウンできた。

コルっぽくなってひと息ついて振り返ると確かにゴジラの背っぽい感じだ。
さて、あとは小屋を目指して詰め上がるのみ。とはいえ1日目に一気に3000mまで上げているので、疲れと空気の薄さもあってか結構息切れがする。
ぜぇぜぇいいながら適当に急な岩交じりの尾根上を登っていきひと月強ぶりの北穂小屋に到達。

お館様の姿が見えないと思っていたら、東稜からくるのが伝わっていなかったみたいで、ピークで待っていてくれていたようだった。すみません。
わいわい再開を喜んだりジュースをいただいたりしながら過ごす。小屋泊まりは明日なので今日は南稜のテン場へ移動。
下の方に行くのは面倒なので、ちょっと狭いが尾根上に近いところにテントを張る。

さて今日はこれで終わりではない。そこそこみんな迷い勝ちの滝谷ドーム中央稜の取り付きを偵察に行く。
南峰・ドームを越えて最初の鎖場を下ろしたところから、ドーム方向に伸びる踏み跡を辿る。

この踏み跡、ガリーを横切りながらジグを切って下降していくのだが、2回目のガリーを横切って中央稜によった時に、そのまま中央稜方向に進むような踏み跡があるが、これには入らず、折り返して中央稜に沿ってガリーを下降していく。

正しい方に進むとケルンが2つでてくる。1つ目はそのまま踏み跡を辿り、2つ目が出てくるところはガリー・尾根ともに急になり、ちょっとどこを下降するか迷うが、尾根上に乗り切らずケルンのちょっと先を探すと、尾根上左手に急なルンゼがあり、そこを下ろすことができる。ここまでもそうだが落石には本当に注意が必要。

ルンゼを下ろしきるとはっきりとした踏み跡が、右手に向かって伸びている。背の低いハイマツの中に続く踏み跡でトラバースしていくと、はっきりとした尾根地形になり、ケルンが出てくる。ここを尾根にそって下ろしていくと、記録でよく見るピナクルが出てきて、その手前で尾根をのっこすと、これまた記録で見慣れた懸垂下降用の支点に辿り着くことができる。

スムーズに懸垂下降支点までたどり着くことができて一安心。登り返してテントに戻ると5時過ぎ。さすがに疲れたし眠い。軽量化のためフリーズドライのシチューと粗食だ。
明日午前中天気が持てばドーム中央稜に挑戦したいところだが天気予報は厳しそう。
とりあえず3時に起きてみることにしてシュラフにもぐりこんだ。

15日 無常の雨、小屋Stay
なんか日付が変わるくらいから雨音がしだし、3時くらいには風も相まってとてもじゃないけどという感じ。ふて寝していたものの、風雨にさらされテント内はビチョビチョ(古いのもあるけど)。
暖かいもののんだり、朝ごはんの棒ラーを食べたりもしたが、どうにも不快指数がMAXになってちょっと早いかもと思いつつ、テントを畳んで小屋に移動する。

乾燥室でいろいろ干させてもらい10時過ぎくらいから小屋の食堂でまったりさせてもらう。すでに今日泊まるグループが何組かいる感じ。
ちょうど受付を済ましたあとに御館様が休憩になったのでプチ宴会。

午後は昼寝したり、山渓読んだりしたりと思い思いに過ごす。依然として雨はザンザン降りだが夕方の天気予報では明日の午前は晴れ間が見込めるとのことで、早デッパでドーム中央稜を登攀し、その日のうちの下山を目指すことに。
そうと決まれば気合も入り、晩御飯もおかわりしてエネルギーを充填。食後はほどほどにと思っていたが関西から来ているという方々と話が盛り上がり消灯と共に沈。
まだ雨音はしているが、どうなることやら。

16日 充実の登攀
3時すぎに起床。なんか北穂小屋にいるはずなのに目を覚ましたら下界に逆戻りみたいな夢をみたが、ちゃんと小屋の布団の上で一安心。
昨日のうちにパッキングは済ませていたので身支度を済まし、3時40分に小屋を出発。

日付が変わるくらいに雨音止んでいて、がスってはいるものの、涸沢方向の灯は見え回復傾向か。岩も濡れているが岩質のせいもあってか滑る感じではない。

一昨日と同じようにドーム先の鎖場から踏み跡に入り、スムーズに懸垂下降支点まで。
早速セッティングしてザイルを投げる。まだ真っ暗で奈落に向かって下降するような様相で、ビビってバックアップを取って下降する。記録にある通り、25mでちょうど踏み跡に降り立つ。
そこから右手に歩いていきT2に登り上がると記録で見慣れたドーム中央稜の取り付きにたどり着いた。
概ね1時間半。ここまではスムーズにこられた。

明るくなるまで、いただいた弁当を食べたりして過ごす。おにぎり2つに唐揚げなどのおかずで腹ごしらえはバッチリ。
すっかり天気も良くなり、迫力の滝谷からキレットと槍、広がる雲海とロケーションも最高だ。笠が雲海から顔を出したくらいに準備も完了。
多少濡れてはいるが岩質もあってかフリクションが効くのも確認して登攀開始。
1ピッチ目対策もあり、リードは空身、フォローが全荷で登る。

1ピッチ目 samoaリード(IV+)
概ね階段状のジェードルから上部は狭いチムニーになり、その一番奥からチョックストーンの先の穴をくぐり登ると終了点。中間支点は残置ハーケンや残置スリングと豊富にある。終了点はステンレスボルト(支点は以降ずっとそんな感じ)

話には聞いていたがとにかく狭い。顔の方向を変えようにもヘルメットが引っかかるくらいで、ギアラックをハーネスに吊るす。

チムニーの一番奥までいくと、ホールドスタンスが多いのでそれを頼りに体を上げていく。スタンスに足を上げにくいところがあるので、全身ジャミングで喘ぎ登りながら足を上げて抜けていく。めんどくさいが落ちる気は全くしない。

フォローのザックはチムニーに入る手前で一方のザイルで引き上げ。微妙にひっかかるので、フォローが少し登りながら押し上げて突破。

トポでは垢箸△襪、全身を使った泥臭い登りに慣れているとそこまで難しく感じない印象。
tentyoを確保している間に2人組のパーティが懸垂して降りてきていた。

2ピッチ目 tentyo (IV+)
フェースにいかにも登りやすそうな薄い凹角が右上に伸びているが、1段上がったところからカンテを回り込んで残置ハーケンを辿っていくのが正解。

終了点の直下2m、ホールドを頼りに左上した先にあるフェースがホールドスタンスともに浅く緊張する。
慎重に体を上げて右上のガバを掴んで突破。
なんか御在所一の壁右ルート左ルートのおさらいみたいな感じA0してしまえば楽勝だろう。

3ピッチ目 samoa()
記録通りのほぼ歩きのピッチ。ノーザイルでも行けるが、ザイル畳んでコンテで行くのも面倒なのでスタカットっぽくいく。
リッジ伝いに歩いて、4ピッチ目にぶち当たったところで一段落したが、実際の4ピッチ目の登攀開始はもっと左手のほうに進んで1段岩壁を上がった小テラス。そこにボルトの終了点もある。

そんなこととは露知らず、岩壁にぶち当たったところで休んでいると「おーい!」と声が聞こえてくる。声のする方を見ると北穂山頂に小さい人影が。
今度は「M野でーす!」と聞こえ、声の主が御館様だと認識でき、こちらからも「おーいっ!」と大きく手を振る。すると向こうからも「おーい」と手を振り返してきた。なかなかエモい感じだ。
ひとしきりコールを送りあって、一息ついたところで登攀再開。

4ピッチ目tentyo()
記録でもどこを登るか迷いがちな4ピッチ目。我々も登り始めでルート探しに少し迷う。後から記録を見返しても諦めたフェースも登った凹角もどちらも正解みたいだ。

古い残置ハーケンが2本打ってあるところが開始点かと思い登り始めたが、フェースにぶち当たった当たりで、ザイルの流れが悪いのと、フェースとその上部のチョックストーン部分が難しそう。

tentyoが自分の少し下に前述の小テラスのステンレスボルトの終了点を見つけたので、samoaもそこまで上がって仕切り直し。ボルトの右手のほうにある凹角に沿って登っていくのがハーケンも続いてルートっぽい。
1ピン目が少し遠いのでカムでとる。
凹角から張り出し気味の岩に当たったところから左のフェースっぽいところを上がり、左上に伸びるクラックに沿って登る。最後のテラスに出るところは少しボルダームーブ。テラスを左手に進むと終了点。

フォローで登る前に後続が追いついて来たので聞いてみると涸沢から上がってきたとのこと。お疲れ様です。今日は前日の天気、午後からの悪天予報もあってか、2パーティーのみで、のんびり楽しめる。

5ピッチ目 samoa()
いよいよ最後のピッチ。チムニーを登っていき、ぶち当たったハング気味のところを左手に出て超えていく。
チムニー部分はなんもだが、1箇所ピンか遠いところがあったのでカムで取った。

核心の小ハングは記録通りハーケンがいっぱい打ってある。安心感もあるがどの方向にも登れそうで少し迷う。
結局クラックに右腕を突っ込みジャミングをしながら体を上げていくと右手にガバホールドが見つかる。
それを頼りに足を上げていき、左の方に出ていく。
右足は壁で突っ張りながら、手は向き的にもガバと言うほど良くはない中、左足のフリクションを利かせながら登り上がる。
抜けた勢いで尾根上緩くなった所まで行って、ビレイ解除&ザイルアップしてしまうが、核心抜けたすぐの所にボルトの終了点があったので取り直して、フォローの確保。tentyoも順調に核心を抜けて登攀終了。

久方ぶりにアルプスの絶景の中のクライミングで、本ちゃんはそれこそが醍醐味というのを思い出させる、気持ちのいいクライミングだった。

平らなところでザイルを畳んでドームの頭で記念撮影。うーん最高。満足感に浸っているとガスも増えてきたので小屋に帰る。ドームの頭から縦走路に下ろすところは落石注意。

バーッと北穂を登り返し、小屋にたどり着くと先程山頂から呼びかけてくれた御館様が出迎えてくれた。御館様がいなかったらこの山行の企画もなかったような気がするし、本当に感謝。炭酸飲料で喉を潤し気分は爽快だ、
預けていた荷物をまとめて、御館様と記念撮影して小屋を後にする。次はクラック尾根とかから辿り着けたらいいな。

重い荷物に切り替わり、今日3度目の北穂高岳山頂。
ちょっとガスが取れてドームを望むことができるという素敵なプレゼント。ありがとうございました。

実は初めての南稜を噂のハシゴや鎖場をこなしながら下っていく。取り付きでは東稜を望むことができて粋な計らい。
涸沢に降りる途中でもガスの中に浮かび上がるような前穂が見えたりと、ドピーカンという訳では無いが見たいものは全部見えたといったところ。

時間があれば、パノラマ新道をとも思ったが流石に時間が厳しいのでまたの機会に。来た道を戻って上高地をめざす。
暑い中、ゔぁーと下るだけかと思っていたが、徳沢園のソフトクリームの誘惑に負けて一休み。
気を取り直して、バスに間に合うように最後の方は急いでバスターミナルに着く頃には足が棒になっていたが、いい充実感、いつも通り平湯の森で汗を流して京都への帰路に着いた。

この間、小樽赤岩や金毘羅、御在所一の壁、前尾根で練習したが、ルートを間違えなければ、前尾根を確実にリードできる実力があればそんなに苦労しないように思える。御在所一の壁の控薀襦璽箸犯羈咾垢襪函核心とそれ以外のメリハリはハッキリしている印象でした。

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