【剱岳】初日まさかの雨の早月尾根→剱岳→剣山荘1泊→室堂
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- GPS
- 18:37
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 2,894m
- 下り
- 1,211m
コースタイム
- 山行
- 11:50
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 13:40
天候 | 1日目雨→2日目霧→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨は危険です |
その他周辺情報 | みのわ温泉ファミリーハウス 1人580円 登山前と登山後利用 お風呂は室内のみ、サウナと水風呂あり 地元客が多い印象 https://bunspo-namerikawa.jp/minowa#facility ファミリーマートで買える剣岳Tシャツ https://maps.app.goo.gl/BLqfAiuYVtskTL3q7 https://www.facebook.com/namiko.kuga30082 氷見きときと寿し黒部店 下山後の食事 https://maps.app.goo.gl/BfwsLSTQVpsgGYf68 1日目観光時の昼食 手打ちそば かたせ teuchisoba-katase.com |
予約できる山小屋 |
剣山荘
|
写真
感想
まさか命がけの山行になるとは思ってもいませんでした。
天気予報は、午後から雨というのがずっとは続いてました。午前中は雨予報ではなくくもりできていたので、午前中に剣山荘を目指そうとなっていました。
自宅からは、土曜の朝から出発しその日は親不知の道の駅に寄ったり、ファミリーマートで剱岳のTシャツを買いに行ったり観光を楽しみました。夕方に温泉に入って馬場島荘駐車場へ20時頃到着。ハイエースで、寝袋で仮眠。23:30起床。その頃雨が一時的に振りました。天気予報は、1時間くらいの雨が2回くらい午前中にあるくらいでした。0時半には出発。
雨が降って一時的に止んでもすぐ雨という感じでした。それでもそのうちくもりになっていくだろうと希望を持ち進みました。
ところがどっこい天気は悪くなる一方、午後からの雨へと繋がった感じで結果的にほぼ1日雨となりました。
メンバー1人のペースが遅くなっていき、私は動画や写真を撮って遅れるので一番後ろで歩いていました。その為、岩場では特に待つことになりました。
雨も強くなって、風も出てきてカッパも中まで湿っているような状態でした。止まって待っていると、体温が奪われていきます。
先に進めば進むほど、引き返すより剣山荘に行く方が、体力はもつという思いに変わっていきました。
山頂では普通に雨が降っていて、カニのヨコバイに到着時も雨。後ろから前の人が進むのを見ていると恐怖になりました。霧に包まれていたからか、岩の下は何も見えません。それが逆に良かったのかもですが。鎖しか自分を支える物がなく、鎖から手が離れたら落ちるということだけはわかってます。
手袋は中まで濡れてしまって滑りやすくなってます。前の人が次の人に、足の置き場を説明していきました。赤い線が引いてる岩があります。右足で赤い線が引いてある部分に足を置きます。左足をそのまま下ろし足が着くところを探って見つけます。自分では確認できないので、前にいる人に確認してもらい教えてもらうと良いかもです。
何とかカニのヨコバイを通過すると長いハシゴがあります。そのハシゴがまた恐怖でした。掴みづらいのです。しかも雨でツルツル。そこを通過すると、次なる試練です。鎖はあるけど岩がツルツル。その後も岩場、鎖場は鞭打つように次から次と続きます。
そんな中、雷鳥のつがいと遭遇。私達の休憩に一緒にいる感じになってました。近くにいても全く逃げません。メンバー同士で励まし合い、雷鳥にも元気をもらい剣山荘を目指し歩きました。
その後も鞭打つように岩場のオンパレードで、集中力は切らせませんでした。
遅れ気味のメンバーの後ろを私は歩いていたので、鎖場でも鎖にぶら下りながら崖の上の方で強風にしばらくさらされ待つこともありました。これ以上待ち続けて立ち止まると、寒さで自分も駄目になると感じてきました。そしてついにメンバー1人が雨の中座りだし、眠いから先に行ってくれと言い出しました。ここで置いていくわけにはいきません。かと言って私もその場で立ち止まるということは、凍えて動けなくなる可能性も高いと感じました。大声で前を歩くメンバーにリーダーに伝言を頼み、判断を煽りました。
リーダーがその人について、私含め3人は先を歩き小屋で助けを求めることになりました。座り込んでしまったメンバーは高山病の症状になっているようでした(私は初対面なのもあり、状況がよくわかってませんでした)。寒さで震えながらもあと2時間歩かなくてはいけません。しかも雨に濡れた岩場を通過しないといけない。
でもここで動きを止めたらやばい…と感じました。体力と言うよりも、寒さで動けなくなる心配の方が大きかったかもです。
ゴアの靴の中はビショビショ。
ゴアのレインウェアの中も濡れてしまってる状態でした。
無事に14時過ぎに小屋に到着し、遅れてメンバー2人が到着。2日目のルートは、当初はピストンで元来たルートで帰る予定でしたが、室堂へ下山しようとなりました。
2日目の天気予報はくもり。
それでも前日の天気予報がはずれたのもあり、
ピストンはやめました。
朝から霧でした。
登山靴は、乾燥室に置いていたけど全く乾かず。靴下ももうあえて前日の濡れた靴下を履いて、水たまりの中に足を突っ込むような状態でビショビショ靴で下山でした~。
カニのタテバイは次回のおあずけになりました。
立山連邦は、紅葉が始まりつつありました。
テント泊でもまた来たいなぁ
なんだか夢のような2日間でした。
リベンジできたらしたいです。
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