笠ヶ岳から槍ヶ岳〜夏山合宿
- GPS
- 36:38
- 距離
- 45.2km
- 登り
- 3,604m
- 下り
- 3,188m
コースタイム
- 山行
- 1:35
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 1:42
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 10:06
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 7:39
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 8:42
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 8:01
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
勤めていた高校で山岳部顧問になりました。強力な男性顧問が二人いたので私の出番はあまりありませんでしたが、この年は部員数が多く、夏山合宿引率を頼まれました。私は個人で山歩きはしていましたが、山岳部やワンゲルの経験はありません。高校生について行けるか心配ではありましたが、笠ヶ岳に登る絶好の機会だと思い、同行させてもらいました。幸いというべきか、部員の荷物は重く、進みはそんなに早くなく、天候にも恵まれ、部員と共に無事歩き通すことができました。これは仕事、生徒の安全や体調に気を配るのが私の役割なので仕方ないのですが、天気いいのに写真をバチバチ撮れなかったのがちと残念。
当時は登山アプリなんてものは存在しないのでどのくらいの標高差、距離を歩いたのか分かりませんでしたが今回行程を作成してみて距離45キロ、累積標高差三千メートル以上あったことを知った時、相当ハードなコースであったことを改めて認識しました。当時の私はこれで自信がつき、日本百名山登頂可能かもと思い目指すことを決めました。
この記録を書いていて思いだしたエピソードを書いておこうと思います。
ー飮卻燭了沈磧長い長い笠新道を登って来た私には神の雪に見えました。私は塊状に残る雪を抱きしめ、頬ずりをしました。顧問の一人が「Sさん、今、雪と旦那とどちらかを選べと言われたらどっちを選ぶ?」と聞いてきました。「雪に決まっているじゃないですか。」言わずもがな、です。
1987年の映画「私をスキーに連れてって」の影響でアマチュア無線が流行り、私も免許を持っていました。顧問3人で無線機でやり取りしながらの山行でした。でも、部員のお花摘みの実況中継なんぞしたり、使い方に問題ありでした。
殺生ヒュッテのテント場トイレ。内容物がすぐそこまで迫る恐ろしいトイレでした。今でも夜中にトイレに行きたくなると夢に出てきます。
せ生ヒュッテのテント場から槍ヶ岳山荘のトイレまで40分かけて登り返して行った部員がいました。いなくなったので心配していましたがしばらくして戻って来たので聞くと、殺生ヒュッテのトイレを避けたのでなく、そこにトイレがあるのが分からなかっただけのようでした。でも、槍ヶ岳山荘のトイレの方がキレイだったと思います。
タ料担当はある女子部員でしたが、彼女の指示のもと、皆で食事を作るのがルールでした。しかし、日を追う毎に朝起きて外に出るのは女子部員と私だけになり、男子部員が起きてこなくなりました。女子部員は自覚を持って朝起きてるのに何と甘えた男子部員ども。食事が遅れると1日の行程が全部遅れるぜ。
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