赤岳

2024年09月21日(土) ~ 2024年09月22日(日)

• GPS: 10:16
• 距離: 20.8km
• 登り: 2,596m
• 下り: 2,459m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:19
• 休憩: 1:24
• 合計: 6:43

7:46 山の子駐車場
8:25 美濃戸山荘
9:50 9:52 中ノ行者小屋跡
11:00 11:19 行者小屋
11:29 11:45 赤岳・阿弥陀岳分岐
13:03 13:04 赤岳主稜チョックストーン
13:23 13:36 文三郎尾根分岐
13:41 13:58 キレット分岐
13:59 14:04 赤岳
14:15 竜頭峰
14:16 14:22 竜頭峰分岐
14:24 14:29 赤岳
14:29 赤岳頂上山荘

2日目

• 山行: 3:42
• 休憩: 1:17
• 合計: 4:59

6:21 赤岳頂上山荘
6:21 6:26 赤岳
6:27 6:30 竜頭峰分岐
6:35 6:37 キレット分岐
6:43 6:48 文三郎尾根分岐
7:00 7:17 中岳
7:35 中岳のコル
7:56 8:10 阿弥陀岳
8:25 8:26 中岳のコル
8:32 8:36 中岳のコル登山道水場
8:36 阿弥陀岳北稜
8:42 8:47 中岳のコル登山道水場
9:06 9:14 行者小屋
9:26 9:31 中山尾根展望台
9:45 9:50 赤岳鉱泉
11:13 11:16 美濃戸山荘
11:19 赤岳山荘
11:20 山の子駐車場

雨の日の登山は厳しい修行。

天候

雨・強風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

山の子駐車場

コース状況／危険箇所等

コースに異常はないが、南からの風が異常に強い。

写真

9/21 7:46

8時前に着きました。天気はいまいち、管理人さんからは「上は風がすごいから気をつけて」と言われました。ムムッ、マジか。

9/21 8:06

時間に余裕があるので北沢から中山乗越を通って、と思って足下を見ると、運転時のアシックスの運動靴。あれ？何でだ？いったん引き返し車の中を確認、登山靴がありません！ひぇ〜・・・やってもうた！

9/21 8:09

トリカブトなんか撮ってる場合ではありませんが、惹かれます。

9/21 8:27

時間をロスしたので南沢で急ぎます。足下は運動靴です。トホホ。

9/21 8:32

沢沿いなので橋を渡ります。木道って山の雰囲気があって好き。

9/21 9:49

途中大岩の上に祠を発見。

9/21 9:51

長い木道にワクワク。

9/21 10:41

森の中を進んだり、

9/21 10:53

河原を進むうちに、

9/21 11:10

行者小屋に到着しました。ここで昼食休憩を取ります。あと、小屋に寄って「カモシーTシャツ」を購入しました。「山なめんなよ」

9/21 11:44

ここで暫し考えます。阿弥陀岳に登ってから赤岳に行くか、直接赤岳に向かうか。

9/21 12:14

赤岳直行にしました。風が強くて寒い上にガスがすごく、靴も心配なので・・・とにかく早く頂上山荘に入りたい。しかしこの階段、むちゃくちゃきつい。

9/21 12:37

鬼のような階段をなんとか上がり、小休止。もうバテバテです。
後続のベテランさんから色々アドバイスを頂きました。やはり、この階段はきつかったそうです。

9/21 12:51

再び鬼の階段です。これがなければ上には行けなかったので設置に感謝しなければいけないんですが、きついものはきつい。

9/21 13:08

誰かの遭難碑でしょうか。気を引き締めます。

9/21 13:15

ガスで先（終わり）が見えない恐怖。

9/21 13:27

稜線に出ました。風の強さが今までの比ではありません。立っていられないのでしゃがんで丸まって風をやり過ごします。一瞬弱まった瞬間に、ダッシュで進みます。

9/21 13:51

意外と分岐まで近かったので助かりました。ダッシュと風に耐えるのに、体力を消耗しました。

9/21 13:56

ここからさらに風は強く、岩にしがみつきながら、登るタイミングを伺います。その間にも体力はどんどん消耗していきます。飛ばされないように必死です。

9/21 13:59

鎖が岩の下敷きに。風でザックカバーが何度もめくれ上がって、そうなるとヨットの帆のごとく、体が持って行かれ回転しました。やばい、本気で遭難が頭をよぎりました。

9/21 14:15

本日最強の風の通り道です。せまいところに風が集中します。風が強すぎて息ができません。苦しい・・・

9/21 14:21

はしごの上で風にあおられなければ良いが。もう帰りたい。

9/21 14:24

やっと頂上です。生きてて良かった。感謝を述べて、

9/21 14:27

一目散に赤岳頂上山荘に逃げ込みました。

9/21 16:59

ありがたい夕食。下界は昨日まで36℃の猛暑でしたが、ここは8℃の世界。温かいシチューが体にしみます。駆け足酸欠登山だったので、頭がガンガンします。高山病やっちゃいました。

9/21 20:06

夜、一瞬ガスがなくなり下界が見渡せました。甲府方面です。

9/22 5:03

日の出の時間ですがガスでどうしようにもないので、ゆっくりと朝食を頂きます。

9/22 6:20

ガスで景色は諦めているので、ゆっくり出発します。

9/22 6:23

ゆっくりでも、頂上のお参りは欠かせません。無事に下山できますように。天候回復までは望みません。

9/22 6:37

昨日よりもすごいんじゃないかと思える強風をなんとか耐えて、キレット方面との分岐まで来ました。写真を撮る余裕はありませんでした。

9/22 6:53

阿弥陀岳と行者方面の分岐まで、転がされたり浮いたり、本当に下山できるか心配でしたが、ここまで来ると欲が出て、阿弥陀コースを選択しました。

9/22 6:56

吹きっさらしで賽の河原のようです。雪山訓練の耐風姿勢を思い出しやってみました。いけますね。

9/22 7:03

ハイマツの中に身を隠して風をしのぎます。15分くらいじっとしていたら、ハイマツが愛おしくなってきました。

9/22 7:08

少し風が弱くなったので中岳にチャレンジします。

9/22 7:12

中岳頂上です。風は強いがなれてきました。

9/22 7:17

阿弥陀岳を目指します。振り返っての中岳。地味だけどいい山です。

9/22 7:17

樹木が多くなって風を防いでくれます。あの小山の向こうが阿弥陀かな。

9/22 7:33

阿弥陀岳が視界に入りました。下に中岳のコルも見えます。なんか怖い山ですね。

9/22 7:34

中岳のコル。コルって風の通り道にもなってるんですね。風強し。

9/22 7:38

阿弥陀岳登山開始です。運動靴でも登りは大丈夫。

9/22 7:41

コルに荷物をデポしていないので、登攀には邪魔です。

9/22 7:52

風が弱まれば岩登りは楽しい。強いので怖い。

9/22 8:05

頂上に着きました。風はまだまだ強いですが、時々弱まるようになってきました。

9/22 8:05

でもガスは晴れません。視界ゼロ。

9/22 8:07

戻りましょう。

9/22 8:25

コルはやっぱり風の通り道。やばい。

9/22 8:39

稜線の北側に入りました。あれあれ、風が、

9/22 8:42

ほとんどないよ。普通の登山道でした。

9/22 8:44

やっと、イメージしていた八ヶ岳登山になりました。

9/22 9:12

行者小屋を通過し、

9/22 9:16

中山乗越に入る頃、雨脚が強くなってきました。

9/22 9:26

中山展望台。展望がないとわかっていながら、無駄足ですね。晴れていればぐるっと山が・・・と想像力を働かせます。

9/22 9:44

土砂降りの中、赤岳鉱泉を通過します。

9/22 10:14

北沢コースは大好きな木道がたくさんあって、

9/22 10:19

とても楽しい。

9/22 10:26

うれしい。

9/22 10:30

ワクワクです。

9/22 10:43

後は御決まりの林道歩きです。スマホがおかしくなってログがとんでました。

9/22 11:15

戻ってきました。この頃には雨が上がりました。

9/22 13:12

帰りの高速から、甲斐駒かな。車線規制で渋滞・停車中にパシャリと。明日は晴れるんだろうなぁ・・・

撮影機器：

OM SYSTEM Tough TG-7 OMデジタルソリューションズ

装備

備考

自動車登山のときは登山靴の忘れに注意。

感想

toktok

過去一番、悲惨な山行だった。登山靴は忘れるわ、ガスで展望はないわ、風は強すぎるわ、寒いわ、滑るわ、靴はズブズブびちゃびちゃの泥だらけになるわ、と散々でした。さらに、帰り道、晴れてくるおまけ付きです。あ〜あ、何しに行ったんだろう。休日をずらせないサラリーマンの宿命ですね。そんな悪条件の中、赤岳・阿弥陀岳を登ったことは、自信になりました、と前向きに考えよう・・考えましょう。