北岳〜間ノ岳〜塩見岳(鳥倉下山)
- GPS
- 51:50
- 距離
- 28.9km
- 登り
- 3,153m
- 下り
- 2,893m
コースタイム
甲府駅12:10〜(バス)〜14:00広河原14:15-16:30白根御池小屋(テント泊)
◇2日目
5:10白根御池小屋-7:20北岳肩ノ小屋7:35-8:20北岳8:40-9:30北岳山荘9:40-11:15間ノ岳11:30-12:10三峰岳
-13:20熊の平小屋(テント泊)
◇3日目
3:50熊の平小屋-6:05北荒川岳-8:10塩見岳8:30-9:20塩見小屋-11:35三伏峠小屋11:50-13:35鳥倉登山口14:30
〜(バス)〜16:15伊那大島駅〜(電車)〜帰宅
天候 | 1日目:曇り 2日目:雨のち曇り(時々晴間) 3日目:晴のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
この日は乗客が多かったため、急遽増便が手配されて10分遅れの出発でした。 旧アルペンプラザ広河原は、広河原インフォメーションセンターに変わって新築されてます。 鳥倉登山口発のバスは、駐車場まででも乗車できます。(\350) 乗車している時間は2時間ほどあるので、途中でトイレ休憩が5分ほどありました。 伊那大島駅には自販機がありますが、ビールはありません。 近くに売店はありませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◇白根御池小屋のテント場 小屋前と30mほど先の白根お池の辺りに設営できます。 水は給水施設から、トイレは水洗で綺麗です。(鏡も付いてた) ◇間ノ岳から熊ノ平小屋 間ノ岳から三峰岳まで少々気をつけたい岩場あり。 三峰岳の先の下りも同様な箇所あり。 (間ノ岳から先には鎖などの登攀補助具はありませんでした) ◇熊ノ平小屋のテント場 小屋から2〜5分ほど離れた林間に、4張り程のスペースが3箇所くらい。 水は近くの流水から。(私の設営した近くで便利だった) トイレは小屋まで行くので、少し離れてます。 ◇熊ノ平小屋から塩見岳 北荒川岳までは歩き易い樹林帯の登山道。途中で眺望のある岩峰などもあり。 北荒川岳先の大崩壊地脇を通る箇所がちょっと(いや…かなり)怖い。 踏み跡につられて行ってしまったが、北荒川岳キャンプ地跡を経由した道を行けば回避できそうです。 北俣岳分岐までの登りは、かなりの急登でガレ場。 登りでよかった…しかし、ここで一気に体力消耗する。 下から見上げた時は、北俣岳分岐のすぐ近くに見えた塩見岳であったが、 上がると未だ結構遠くて登らないとならない。。…体力さらに消耗。 ◇塩見岳から三伏峠小屋 塩見岳直下は慎重に下りたい岩場。 塩見小屋から三伏峠小屋までは樹林帯の道が続く。 本谷山・三伏山の登り返しがキツイ。…もうバテバテ。 ◇三伏峠小屋から鳥倉登山口 木製の梯子や橋が多く出てくる。とても滑りそうなので慎重に! 登山口近くではアブがうるさい。 |
写真
感想
今年予定していた塩見岳。
どう行こうか考えていたのですが、youtaroさんの塩見岳の記録写真にもあった仙塩尾根が気になります。
yasuhiroさんのような山旅もしたかったので、電車やバスを利用しての縦走山旅としました。
(1日目)
いつもの甲府駅なのですが、何故か気持ちが高ぶってます。
山旅への出発…という為でしょうか。
広河原に着くと流石に朝一番のような混雑はありません。
のんびりと白根御池に登ります。 しかし夏の午後からの登りは暑いですね!
白根御池小屋でテントを張り終えると…雨が、、、
まー、明日は晴れるだろう、、
(2日目)
しかし出発すると直に雨。。
草すべりは急登で、、雨具を着ると内側から蒸し暑い。
時おりガスも晴れるのですが、いまいちの天気です。
でも少しの間、北岳と間ノ岳が姿を見せてくれました。
さて、間ノ岳からは初めてのコースに入ります。
ここから先には鎖などはありません。
少々危険と思われる箇所は3点支持で慎重に通過します。
テント場で…
後から来た若い単独女性、
関西の山岳会に所属していて、今回は個人的な山行とのことで、、
今日は広河原から来て、明日の予定はテント泊できる高山裏避難小屋とか…
まーいろいろ話を伺いましたが、山岳会での山行では岩登りなどが多く、
縦走などは少ないらしい。
コースタイムが15時間を超えると、進むかどうかの悩むところと言っていましたが、
午前3:20に出発していきました。 …恐るべし。
(3日目)
私も続いて午前4:00前には出発。
少し登って眺望のある稜線に出ると、おー見事な星空と山並みのシルエットがくっきりです。
塩見岳はかなり遠くにぼんやりと見えます。
日の出を迎え、朝日が差し込むと森が気持ち良いです。
大したアップダウンもなく、歩き易い道が続くので快調に北荒川岳に到着。
塩見岳と北俣岳が迫力です。そして風が涼しくて気持ち良い。
北荒川岳の先は、キャンプ地跡への砂地の道には足跡が無かったので、
西側大崩壊地の縁に続いている足跡をたどって進みますが、
滑りそうな斜面のトラバースが2箇所ほどあります。少し進むと東側斜面の安全地帯へ…ひと安心。。
その後キャンプ地跡からの道と合流。。(あっち通ればよかった…。気疲れした〜)
そして次は北俣岳分岐への急登です。ガレ場でまたまた気を使う登り。
塩見岳までの登りでは、かなりの体力を消耗した上に時間もかかってしまいました。
鳥倉登山口のバスは14:25です。…気になり始めました。
まー間に合わないようであれば、三伏峠泊でも良いかなと思ってはいましたが、、
塩見岳の山頂からの眺望は素晴しい。。。
今日が晴れてくれたので、昨日一昨日のガスや雨は帳消しですね。
塩見岳からの下りは14:25のバスに間に合いそうなので、
かなりバテバテなのですが、…頑張ります。
しかし三伏峠までは、登り返しが何度もあり苦行が続きます。
苦行に耐えての三伏峠小屋の到着が11時35分。
もう残るはコースタイムでも1時間55分なので、もう間に合うと確信して一休み。。
バス待ちの登山口では同じコースだった方と感想話をしながら休息し、少し体力も回復。
バスは小渋川沿いの田舎町を通って伊那大島駅へ向かいます。
JR飯田線も初めて乗る路線です。車窓の風景を見ながらの帰り道も…なかなか楽しめる旅でした。
もちろん各駅停車ですよ。
To-さん、こんばんは。
南ア縦走お疲れ様でした。
こちから塩見を目指すのも充実感たっぷりで
良いですね。
車では無理な公共手段フル活用プランですね。
そして目的の塩見岳では晴天で絶景!!
展望もバッチリで良かったです
三伏峠小屋からの下り、あまり展望もなく疲れた
足には妙に長く感じますね。
充実の3日間お疲れ様でした。ゆっくり休んで下さい。
kankotoさん、おはようございます。
やっぱり縦走は楽しいですね〜。
本命の塩見岳を通過するまでの時間帯は快晴で最高でした。
塩見岳からの展望も良かったですが、
北荒川岳から見る塩見岳が、
迫力があって道中一番の眺めでしたよ。。
このコース、こちらから行くと鳥倉発のバスは1日2便だけ、
そして14:25が最終なので、そこが不便なところです。
バスに間に合うように、休息時間も少なかったので、
最後はちょっと苦行になってしまいました。
しかし充実した山旅でした。
To- さん、こんばんは。
月並みですが、とってもいい感じの山旅ですね。
レコを拝見していて、また南アルプスへ行きたくなり
ました
白根御池小屋のテント場、以前通過したときに
とてもいい場所だなあと思っていました。こんな
感じでさりげなくテント泊して通過するのは
いいですね。
そして、仙塩尾根!(と蝙蝠尾根!)たどってみたい。
やっぱりたまには車利用を考えずに計画しないと
ダメでしょうか
「大崩壊地脇は北荒川岳キャンプ地跡を経由」←注意します!
次に南アに行くとしたら鳥倉口からの悪沢岳と考えて
いましたが、ちょっとグラッときました
youtaroさんの仙塩尾根の写真が、コース選びの決め手でした。
最初はかなり遠くに見える塩見岳が、
眺望のある場所に着く度に、どんどん近くなって…
ワクワク度も増大…といった感じでした。
白根御池小屋は初めてなのですが、
水場やトイレも近くて良いテント場ですね。
雨模様だったので分りませんでしたが、景色も良さそうですし。
大崩壊地脇の足跡は、ちょっと近道だからでしょうね。
滑りそうな地面の所もあって、雨の日は大変危険かなと思いました。
崩壊が進むと、更に危険になるのでは…
>ちょっとグラッときました
youtaroさんでしたら、
伝付峠から入って、二軒小屋〜蝙蝠尾根を登って悪沢岳を廻る贅沢なルートも、、
…ありますよね。
To-さん、こんばんは。
テン泊で縦走なされてたのですね。
い〜な〜・・。
いつかは私も山に泊まりたいです。
まー当分は無理なのですが・・。
3日目の青空の時、私達は富士山にいました。
山頂からバッチリ南アが見えていましたよ!
メインの塩見岳で良かったですね。
天然水と琥珀色の飲み物、
そして ・・。
美味さが伝わってきますよ!
manabu
泊まりでの山行は、なかなか楽しいです。
山ももちろんですが、
テント場での日暮れまでの時間は、
周りの人たちといろんな話ができて、とても楽しい。。
そして電車での帰途の楽しみは、、
やっぱりですね〜
帰りの駅にビールが無かったのは残念でしたが、
そんな時のために残しておいたウイスキーで、ほろ酔いでした。
manabuさんたちは富士山でしたか。
天気良かったですね。まさしくこれ⇒
To-さん
何度も、何度も考えたルートですが、私には、最後の
戻りが嫌で、実現しておりません。
反対からも考えたことがありますよ。。
塩見岳、一度行きましたが、また行きたくなっています。
間ノ岳から塩見岳は歩いていないことになります。
To-さんもバスの時間に追われていたのですね、、。
Y-chan
確かに鳥倉登山口からの帰宅は、
バスも電車も乗車時間が長いですね。
おまけに下山後の風呂も入れないですから、、
しかし、私の場合は時間とお金が少々かかるなー、…程度で、
さほど気になりません。
思い切って、行ってしまったらどうでしょう。
以外と平気かも…
バスの時間…
翌日は休みを取っていたので、
三伏峠泊や、いざとなったら鳥倉駐車場で幕営…
なども選択肢としてありました。
気持ち的には、予定どおりに帰りたい…くらいです。
To- さん こんばんは。
見逃してしまうところでした
このルート是非歩きたいと思ってました。
でもコースタイムの問題やテン場の問題と
塩見小屋にテン場が無い問題などなどあったので
なかなかGoできないでいました。
熊の平小屋を早立ちすればなんとかなりそうな感じで
変な?自信がでてきました
yasuhiroさん、おはようございます。
いやー、なかなか良い山旅でした。
私もこういうのが好きなことが分りました。
(お金と時間が少々かかりますが…)
確かに塩見小屋にはテント場が無いので、
三伏峠までは少々長くなりますが、全く問題ないと思いますよ。
でも、流石に鳥倉登山口のバスに間に合うように…となると、
最終が14:25なので、早出でも苦行を強いられました。
ただこのコース、途中に水場がないのがネックで、
ザックが重くなりますね〜。
是非、行ってみてください。
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