【伊吹山(滋賀・1377m)】伊吹山、上平寺尾根ルート往復、歴史と自然と観光の変化に富んだ登山道を歩いた
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- GPS
- 06:58
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,249m
- 下り
- 1,243m
コースタイム
- 山行
- 5:11
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 6:54
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
名神高速・関ヶ原ICより、R365藤川交差点を木之本方面へ右折 1つ目の上平寺交差点を右折 駐車スペースは5台程度、無料 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○伊吹神社〜尾根道弥高分岐 〜[歴史]の登山道〜 目印も明瞭で、笹払いがされており歩きやすい道 ○尾根道弥高分岐〜伊吹山5合目合流点 〜[自然]の登山道〜 赤テープがところどころにあり、行きは大きく迷うことはない 尾根道の一部で、春先に笹払いされたのか足元でつまづかないが、 ススキが背丈以上の高さに生い茂っており、 掻き分けながらの歩行を強いられる。 下りは合流点から樹林帯に入るが、 斜面を下るようにはっきりとしたルートではないトレースが伸びている 赤テープを意識しないとルートロスする可能性あり 登りよりも下りで迷いやすいので注意 合流点付近の約100mは目印も明瞭な踏み跡もないので、 方向を決めて歩くこと ○伊吹山5合目合流点〜伊吹山頂 〜[観光]の登山道〜 言うまでもなく、迷いようがなく、危険箇所もない 誰でも歩ける観光の道 ○登山ポスト 伊吹神社鳥居前にあり |
写真
感想
伊吹山の登山コースと言えば、上野登山口から。
路線バスもあり、サービスの行き届いた民間の駐車場もある。
登山道もちゃんと整備されている。
今回は、上平寺コースを選んだ。
上平寺コースは、戦国武将の京極氏が、
山城として構えていた史跡が数多く残っている。
「歴史と自然の登山道」として、
上部にある上平寺城跡、弥高寺跡までの道が整備されている。
その先の伊吹山5合目までのコースは、
2013年5月に新しく作られた登山道だ。
ただし、案内図の「笹払いができていません」にあるように、
きめ細やかな整備が行き届いておらず、
良く言えば自然味溢れたコースとなっている。
5合目以降は、上野登山道は、いまや観光地のような様相だ。
歴史と自然、そして観光の登山道を歩いてきました。
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上平寺の伊吹神社駐車場を出発したのは8時、
駐車場には自分のクルマだけ、貸し切り登山道だ。
このコースを巡ったのは3回目。
晩秋と冬山で、まだ暑さが残るこの時季、
ヒルに怯えつつ、また、笹払いされていない道の状態に
不安を抱きながらのスタート。
京極氏の館跡が連なる参道を歩くと鳥居にぶつかり左へ。
登山道はここから始まる。
傾斜は緩やかで、針葉樹の葉っぱの絨毯で
フカフカして歩きやすいが、
蒸し暑くすぐに汗が噴き出てきた。
やがて平坦なややひらけたところで出た、三の丸跡。
そののち、高度を上げながら、二の丸、一の丸と続く。
本丸跡はやや小上がったところにあり、
晴れていれば眺望がすばらしいらしいが、厚い雲に覆われて…。
弥高寺跡との下部の分岐をやり過ごしてしばらく行くと、
尾根道の分岐点に着く。
ここまでが[歴史]の登山道、ここから先は[自然]の登山道となる。
足元は、春先に笹払いが丁寧にされたためか、
枝で引っかけるなどの障害物はない。
問題は足元から上。
背丈以上に伸びきったススキが行く手を阻む。
ただ、足元は空洞で、ススキも手やストックで掻き分けられるので、
藪漕ぎのようなしんどさはない。
ただ、蒸し暑いだけ(笑)
尾根道から見えるはずの伊吹山は白い雲の中。
ススキの掻き分けに専念しながら進んでいくと、
やがて樹林帯に入る。
掻き分けは終了、のんびり歩きが始まる。
アップダウンがあるものの、それほどキツイものではない。
道は分かりにくいところがあるものの、彷徨うまでもない。
ただし、谷筋は要注意。
木も生い茂っていて、前回、前々回の記憶を頼りに足を進めた。
谷を2度ほど越えてロープのある岩稜の坂を登り、
樹林帯を歩き、
再び谷を越えると草原にでた。
熊鈴や人の声がする。
上野登山道との合流は近いが、ちょっと場所が分からず、
適当に笹薮を突っ切っていくと登山道に合流した。
近くの登山者を驚かせてしまった(笑)
ここからは皆さんお馴染みの上野登山道。
今までの道に比べれば、[観光]地のようなものだ。
湿度が高いのか、発汗が止まらず、ペースはやや低め。
ススキの掻き分けなどのエネルギーも消耗したためややお疲れ。
ゆっくり目で頂上を目指した。
山頂は、登山者で賑やか、観光地のようだった。
いつもの日本武尊のあのポーズを撮り、
三角点タッチをした後は売店へ。
持ってきたおにぎりに、
伊吹そば、ミニトマト2パックを売店で購入し昼食とした。
眺望は残念ながら好転せず、
予報ではこれから晴れる。
上野から登ってきたのなら待っているけど、
上平寺だから、待っていられない(笑)
下山開始。
下りの上平寺コースは、斜面の下にトレースが伸びており、
紛らわしい。
1回軽くルートロスしてしまった。
ススキの掻き分けも案外うまく行った。
左手にはドライブウエイ、
振り返れば、行きでは見えなかった伊吹山が見え、
気分も良くなったついでに、弥高寺本坊跡を経由した。
前回もそうだったが、本坊跡からの眺望も良かった。
養老山系、霊仙、琵琶湖まで見渡せた。
その後は、上平寺城跡へ向かい、伊吹神社へ戻った。
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登り4時間、下り3時間。
自分にしてはちょうど良い時間だった。
これから紅葉のシーズン、また是非訪れたい。
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