網笠山からキレットを越え八ヶ岳・赤岳 そして真教寺尾根へ

2015年10月04日(日) [日帰り]

• GPS: 09:18
• 距離: 16.9km
• 登り: 1,997m
• 下り: 2,083m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:32
• 休憩: 1:45
• 合計: 9:17

4:25 観音平
5:05 5:07 雲海
5:35 5:35 押手川
6:26 6:40 編笠山
6:53 7:06 青年小屋
7:26 7:26 のろし場
7:36 7:39 西ギボシ
7:45 7:48 東ギボシ
7:52 7:56 権現小屋
7:57 8:04 縦走路分岐
8:18 8:20 旭岳
8:33 8:37 ツルネ
8:53 9:00 キレット小屋
9:58 10:02 真教寺尾根分岐
10:05 10:05 竜頭峰
10:08 10:16 赤岳
10:19 10:44 赤岳頂上山荘
10:46 10:46 赤岳
10:50 10:51 竜頭峰
10:56 10:56 真教寺尾根分岐
12:04 12:04 扇山
12:14 12:14 牛首山
12:47 12:47 大門沢方面分岐
12:51 12:55 真教寺尾根登山口
13:19 13:19 羽衣池
13:25 13:25 八ヶ岳美し森ロッジ（たかね荘）
13:37 13:41 美し森無料駐車場
13:42 ゴール地点

天候

秋晴れ　やや風強し　早朝は氷点下　霜柱も成長

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路　毎日アルペン号　竹橋発22:40　観音平04:10着

復路　美しの森よりバス　清里発14:57　小淵沢16:04あずさ24号　新宿着18:04

コース状況／危険箇所等

<観音平〜権現岳>　この時期、落ち葉により一部ルートの判別がわかりにくい箇所もありますが、赤テープ等もありルートを見失うことは少ないと思います。
<権現岳〜赤岳>権現岳直下のゲンジー梯子は勾配が緩いのでそれほど怖くない。
キレットの核心部は赤岳直下。比較的ガレた岩が岩場の上に多くあり、落石には十分に注意。ヘルメット装備が望ましい。
<赤岳〜真教寺尾根>真教寺への分岐はキレットを権現岳側に少し下った箇所にあり。真教寺尾根に入っても最初は急な岩場。鎖が全箇所に渡ってあり、慎重に行動すれば問題なし。雨の日は滑り易そう。

写真

10/4 4:31

観音平から登ります。まだ真っ暗、ヘッドライトスタートです。

10/4 5:06

雲海辺りでようやくうす暗くなってきました。

10/4 5:07

振り返ると富士山の東の空は赤く染まっています。

10/4 6:04

すっかりと陽が高くなりました。
背後には北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳が大きく見えます。

10/4 6:25

青年小屋の看板。夏ならビールが美味しいだろうねぇ〜

10/4 6:28

でも、今朝は氷点下まで下がる気温。霜柱も大きく成長してました。

10/4 6:48

富士山も綺麗な裾野を見せてくれました。

10/4 6:48

編笠山からの八ヶ岳主峰の雄姿　あそこを目指します。

10/4 6:57

青年小屋が見えてきました。
いい感じの立地条件です。

10/4 7:21

青年小屋の後ろには綺麗な形の編笠山。
ホント見事な笠の形です。

10/4 7:35

権現岳の姿が大きく見えます。

10/4 7:50

権現岳への登りも少し岩場、ガレ場があります。

10/4 8:06

権現岳山頂〜

10/4 7:57

権現岳のピークにて。
赤岳の姿が大きく望めます。

10/4 8:00

キレットまでは少し痩せた尾根を歩きます。

10/4 8:01

編笠山を振り返ります。

10/4 8:08

深く大きく切れ込んだ谷。

10/4 8:13

権現岳名物「ゲンジー梯子」
写真では急こう配に感じますが
実際はそれほどでもありませんでした。

10/4 8:04

60mの梯子を一気に降ります〜

10/4 8:17

目の前には旭岳。
背後の赤岳との対比がいいですねぇ〜

10/4 8:35

赤岳の全容が見えてきました〜

10/4 8:44

ツルネに到着

10/4 8:46

ツルネからはさらに大きく迫る赤岳

10/4 8:50

そして赤岳の左には阿弥陀岳も

10/4 9:15

阿弥陀岳南陵の紅葉

10/4 9:15

立場川本谷の紅葉

10/4 9:31

キレットの登りです。
ガレた感じで落石には注意が必要です。

10/4 9:38

脆い感じの岩も多いのでホールドも注意して掴まな狩ればいけません。

10/4 9:50

キレットを見下ろします。
なかなかの高度感。

10/4 9:54

梯子も随所にあります。

10/4 9:55

東には真教寺尾根と県界尾根とに挟まれた大門沢が見えました。
谷の紅葉がピークのようです。

10/4 10:06

さあ、赤岳までもう少し。

10/4 10:13

八ヶ岳の最高峰　赤岳に無事到着です。

10/4 10:25

山頂からの展望　東には大門沢。
紅葉が美しい〜

10/4 10:26

西には赤岳鉱泉が見えます。
それにしてもこの高度感は凄いです。

10/4 10:26

阿弥陀岳への登りも楽しそう〜

10/4 10:29

北に続く八ヶ岳の稜線

10/4 10:29

大門沢はダケカンバの黄葉でしょうか。
黄色が綺麗です。

10/4 10:47

賑わう赤岳山頂。
最高の展望が楽しめました。

10/4 11:34

真教寺尾根を下ってきました。
しばらくは開けた視界が楽します。

10/4 11:43

黄色にオレンジ、そして緑の色彩が鮮やかです。

10/4 12:35

清里の町を見下ろします。

10/4 12:58

牛首山を過ぎたあたりから振り返ります。
赤岳、そして連なる稜線。
次はいつ来れるかなぁ〜

10/4 13:03

スキー場上部まで下りてきました。
下りのリフトで降りようと思ったら片道切符は販売していないとのこと・・・頑張って足で下ります。

10/4 13:43

清里「美しの森」からの八ヶ岳の山並み。
楽しく歩けた一日だった。

撮影機器：

LUMIX DMC-FT3 パナソニック

D5000 ニコン

感想

tekapo

八ヶ岳。
関西からだと白馬方面と同じくらいの距離で
辿り着くことが出来るのだが、
いままで足がなかなか向かないでいた。
その理由は何だっただろうかと探ってみる。

関東圏から近いので、人が多いからと敬遠していたのかもしれない。
八ヶ岳全体のイメージがそれほど急峻な山容じゃないと
思い込んでいたのかもしれない。

その私の勝手な思い込みは今回の山行で一気に吹き飛んだのであった。
「八ヶ岳」　なんとも素敵な風景、そして楽しいルートが沢山あるんだろうと
たった一日の山行であったが、感じたのであった。


乗車日の二日前、ギリギリセーフで毎日アルペン号を予約し、
バスは竹橋を出発。

休憩を含め5時間ほどのバスに揺られて、観音平に04：10到着。
ここで降りたのは私一人。
駐車場は照明もトイレもなく、真っ暗な中、登山準備を進める。

ヘッドライトを灯し、樹林帯を登っていく。
落ち葉のせいでルートが判別しづらい箇所もあったが、
順調に高度を稼いでいく。
次第に明るくなっていく空、木立ちの隙間から振り返る空は
赤く染まっていた。

編笠山到着。
山頂には樹木もなく、南アルプスが一望出来た。
先日登った北岳も大きくその姿を見せてくれた。

権現岳山頂からは赤岳の姿が大きく見えた。
写真では見ていたがこれほどまでの岩峰だったのか。
勝手に創り上げていた赤岳のイメージをすっかりと
覆された気分だが、その姿を見ると嬉しくなってきた。
いまからあの山に登るんだと思うと・・・・



権現岳直下のゲンジー梯子は意外と容易い。
勾配が思ったよりも緩いのだ。

キレットへのルートに入ると人の姿も減ったようだ。
自分のペースで気持ちよく歩けるのがいい。

キレット小屋を越え、いよいよ核心部へと入る。
見上げる岩場、ややガレた状態なので、落石には注意が必要だ。
それでも岩場にはホールドも多く、鎖場も要所にはあるので、
慎重に行動すれば問題ない。

気が付けば、ほとんど休憩も取らずに一気に登ってきたようだ。

10：00過ぎ　八ヶ岳の最高峰・赤岳に立った。

広がる秋の青空。
その下には360度の絶景。
秋の冷え込んだ空気に山も引き締まって見えるようだ。

山頂での賑わいを楽しみながら、
大休止と行動食を取る。
目の前に広がる風景を見ながら
雪景色や初夏の風景を想像していた。

まだまだ見ていたい風景だが、
後ろ髪を引かれる想いを抱きながら降りていく。

山頂を背にし、再びキレットへと向かう。
真教寺尾根への分岐まで下り、牛首山方面へと進む。
しばらくは鎖場のある岩場を下る。
このルートも登りでは辛い登りだろう。

やがて樹林帯に入り、勾配が穏やかになる。
スキー場トップを過ぎ、清里の美しの森からバスに乗ることが出来た。

JR小海線からの車窓に見え隠れする八ヶ岳。
また近いうちに来たいものだ。
初冬の頃もいいかな。
どんな風景が見れるのだろう。

コメント

がんちゃん

冬、いきましょう！
tekapoさん、八ヶ岳気に入っていただけたようで嬉しいです。自分のものじゃないけど。
冬の八ヶ岳、絶対に行きましょう。
本格的にBCやる前の12月とかいいかもー？

tekapo

sanさんへ
sanちゃんのお庭に行ってまいりました。
いや〜　あの山様に感動しましたよ。
そして早くも気分は雪山に飛んでおります。
早く雪降らないかなぁ〜ってね。
行きましょう〜

Mahito

えっ！？
意外です〜。八ヶ岳が初とは。。。
・・とか言いながら、僕もワンパターンのルートしか通ってないんですが。。
やっぱり八ヶ岳は好天が似合いますね！山頂の笑顔輝いてます！

長期出張が多くて羨ましい？です。。。
この機会にぜひ全山縦走を！！

tekapo

Mahitoさんへ
そうなんです、実は初八ヶ岳だったんです。
それだけに晴天の日に登れたことに幸運を感じました。
山頂からの景色は最高でした。

長期出張の利を生かして関東の山を楽しんでいますが、
今月末からは仕事も忙しくなるので、毎週のようには行けなくなるかも。
でもあと数回は八ヶ岳へ行きたいものです。
雪景色も待ち遠しい〜

みゆっち

いい天気でしたね♪
４日はいい天気でしたね
近くの山から八ヶ岳がクッキリ見えてましたよ〜
八ヶ岳は大好きで、とくに初めて赤岳に登ったのが県界〜真教寺尾根だったので、今でもよく覚えています
あまり紅葉のイメージがない八ヶ岳ですが、キレイな紅葉ですね♪
まだ歩いていない区間を歩きに行きたくなりました

tekapo

miyucchiさんへ
初八ヶ岳、想像以上の迫力ある山容に魅せられましたよ〜
今度は赤岳から縦走なんかもしてみたいですね。
このエリアは小屋も多いし、安心して歩けるのもいいですね。
なによりも交通の便がいいのが最高です。

紅葉は山頂付近は終わってましたが、中腹が見頃で綺麗でした〜
いい風景に出会えました。

nyantarow

八ヶ岳
初めてだったのですねー(≧▽≦)ゞ
意外です！！
東京からだとバスが多方面にでてますしギリギリでもあいてたりするなんてすごいですー。
冬は八ヶ岳に結構行くのでお会いできたら嬉しいですね♪♪

tekapo

nyantarowさんへ
実は初めてなんです・・・・八ヶ岳
北アルプスばかりに足が向いてしまって、こんな素敵な山域を見逃がしてました

いや〜　東京からはほんと車がなくても電車・バスの手段があるので
まだまだ楽しめそうですよ。
八ヶ岳で逢いましょう〜

ayach

いいですね〜。
初八ヶ岳だったのですね。いつも思います。私が二日間かかる道のりをテカポさんは一日で歩いていて、健脚だなぁ。と、羨ましいです。関東って凄いですね。観音平 に直通バスが停まるのですね。関西は美濃戸口でさえないですよね(TT)私はタクシーで、天女山から登りました。お金がかかりました(>.<)

八ヶ岳に冬たくさん行けそうですね。たぶん私も冬に赤岳アタックします。私はバックカントリーはしませんが、冬が楽しみです＼(^^)／

tekapo

ayaさんへ
東京に出張してから、初の山、エリアばかりです。
それだけにどこへ行こうかと頭を悩ませていますよ〜
でも基本、日曜日しか休めないのでどうしたら日帰りで行けるか・・・
そんなことばかりを考えています。
でもやっぱりテント泊がいいですよね。
関東からは交通費のことを考えなければ結構なエリアへも
日帰りで行けますね。観音平にもバスが停まるなんでさすがです。
関西からじゃ、こうは行けませんようね。
でも、これから冬の時期に入るとバスがなくなります。
どうやって八ヶ岳へ行こうかと・・・悩ましい日々が続きます。
でも、冬の八ヶ岳、行きたいですね。