立山（黒部湖から）

2015年10月04日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 12.6km
• 登り: 1,823m
• 下り: 892m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:15
• 休憩: 2:55
• 合計: 12:10

4:25 ロッジくろよん
5:30 7:05 黒部平
10:00 10:05 東一ノ越
11:00 11:25 一ノ越
12:10 12:30 雄山
12:50 13:05 大汝山
13:15 13:15 富士ノ折立分岐
14:00 14:05 真砂岳
14:10 14:10 大走り分岐
15:30 15:40 雷鳥沢キャンプ場
16:35 室堂ＢＴ

合計距離： 12.63km
累積標高（上り）： 1793m

天候

朝6時頃一時雨、黒部平から東一の越までは晴れ、稜線上は暴風、室堂は晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

往路
上野-長野　7470円
長野-扇沢　2600円
扇沢-黒部湖　1740円（手荷物代含む）
往路合計　11810円

黒部湖-大観峰ロープウェー　3240円（往復）

復路
室堂-立山駅　2430円
立山-電鉄富山　1080円
富山-上野　12520円
復路合計　16030円

写真

10/3 12:00

10月3日土曜日。12時に扇沢に到着。
去年の下の廊下に引き続き、またしても寝坊をしてしまうという大失態！
計画よりも約2時間遅れでやってきました。
トロリーバスに乗り込むと、くろにょんが見送ってくれました。

10/3 12:19

黒部湖です。良い天気だ〜！
腹減ったけど、テントが先なのでまずはロッジくろよんへ。
しばらく、前日フォトが続きます。

10/3 12:34

吊り橋を渡って・・・

10/3 12:57

テント場に到着！
紅葉の見ごろだから、張るスペースがなくなってるかと心配したけど、自分が一番乗りでした。ホッ

10/3 13:23

去年と同じ場所に張りました。
お気に入りの、ちょっと奥まった静かな場所です。

10/3 14:15

ダムの放水です。一度見てみたかったから嬉しい！
物凄い轟音と共に水が噴き出ているのかと思いきや、フワ〜って感じの音でした。

10/3 12:22

虹が出ていました。
下まで降りて行きたいなぁ〜

10/3 16:41

明日の本番(？)に備え、今日は上から紅葉を眺めに大観峰へ向かいます。
さぁ、今年の紅葉はいかがかな？

10/3 16:38

車内でこんなん見つけました。
「貫光」って観光のモジリかと思ったけど、ちゃんとした意味があるみたい。
調べちゃいました。

10/3 14:49

まずは、黒部平です。
展望台から上を眺めてみました。
何か、赤が少ないみたい・・・というか、ちょっと時期的に早かったかも。

10/3 15:02

1週ほど来るのが早かったと思いましたが、近くにいたプロカメラマンの話によると、今がちょうど最盛期との事。
今年は赤が少ない年のようで、もうこれ以上は色付きません、と言われました。

10/3 14:55

黒部平の全景を撮りたかったのですが、人が多すぎてフレームの中に誰かしら人が入ってきてしまいます。

10/3 15:13

反対側です。
ナナカマドはバラ科なんですね〜。

10/3 15:00

そろそろロープウェーに乗って大観峰へ向かいます。

10/3 15:32

さぁ、出発！一番後ろの席を陣取り数分間の撮影タイム。
この辺りはまだ緑が多い感じですね。

10/3 15:33

なんか、遠目で見ると鮮やかさに欠ける印象・・・
外れ年に来ちゃったのかなぁ・・・

10/3 15:41

ロープウェーを降り、大観峰の展望台に来ました。

10/3 15:43

後立山連峰が一望できます。
中央やや右の尖った山が針ノ木岳

10/3 15:43

この一年で馴染みのある山が増えてまいりました。

10/3 15:44

後立山連峰南部から裏銀座へ続く稜線が見えます。

10/3 15:45

拡大

10/3 15:45

烏帽子岳です。
こないだ登って一目惚れした山なんだけど、完全に周りの山々に溶け込んでしまっています。
ここからじゃあの山の良さはわからんなぁ〜。

10/3 15:45

カメラを更に右手側に動かし、裏銀座の中の方を見てみます。

10/3 15:46

野口五郎岳です。
兵隊さん元気かな？

10/3 15:44

日影になってしまったので見栄えはしませんが、よく見ると赤も所々に混ざっている感じ。
ここにきて2時間の寝坊が響いてしまったかなぁ〜（＞_＜）

10/3 16:15

太陽が稜線の裏に隠れてしまったので、そろそろ帰ることにします。
帰りは後ろに陣取り、今度は山側を撮影します。

10/3 16:16

明日歩く辺りの彩り具合はどうかな？

10/3 16:17

おぉっ！なかなか良い感じかも！

10/3 16:17

よく見ると、結構いろいろな色が混ざってる感じ？

10/3 16:17

なかなか良さそうです！
あとは、光加減でもう少し鮮やかに見られそうな気がします。

10/3 16:21

降りてきました。
こんな感じを期待してきたのですが、今年はちょっと及ばないかなぁ〜。
ていうか、これは凄すぎ。

10/3 17:11

5時過ぎにテント場に戻ってきました。
紅葉狩りしている間に、どれだけ増えているかと思いきや、自分以外に1張りのみ。
騒々しさがなさそうなので、奥に張った自分のテントも身動きのとりやすい場所に移動しました。

10/3 17:19

テント場にニョキっと伸びる木。

10/4 3:25

登山当日は2時半起床。
テントを出てみると月明かりがとても綺麗でした。
暗闇の恐怖感などは皆無で、月明かりの幻想的な雰囲気がすっかり気に入ってしまい、わざわさ外に出て朝食を食べました。

10/4 4:26

さぁ、登山本番！
夜空の撮影に夢中になっていると、だいぶ出発時間が遅くなってしまいました。
公開できるのはひとつ前の写真のみ。いっぱい撮ったのにほとんどボツになってしまった・・・

10/4 5:27

わずかに明るくなってきたところで、黒部平との分岐に出ました。
静まり返った黒部平を見に行ってきます。

10/4 5:30

当たり前ですが、静まり返っております。

10/4 5:32

さぁ、どうかな？
ワクワク

10/4 5:37

ポスターみたいに撮ってみました。
良い感じ？的な？

10/4 5:35

建物の2階は既に明かりがついていました。
時間が時間だけに光加減は微妙だけど、明るくなれば見栄えしそうな雰囲気が出ていました。

10/4 5:48

出発しようとすると、赤沢岳の右側の空が赤く染まってきました。

10/4 5:49

拡大
もうちょっと雲が少なければ・・・

10/4 6:38

朝焼けを眺め、出発しようとした時、突然雨が降り始めました。
登れないこともなかったのですが、上空の雲の動きが速かったので雨雲が通り過ぎてくれるのを待つことにしました。
建物の入り口付近で雨宿りしているとスタッフの方が中に入れてくれました。
朝6時から仕事って、本当にご苦労様です。

10/4 6:57

1時間ほど停滞し、雨も上がってきたので外に出てみると、なんと虹が出ていました！ビックリ！！！
ここに来る人はゴマンといるだろうけど、ここで虹を見られたのは俺くらいなもんじゃないかなv(^_^)v

10/4 7:30

雨雲が去って、光が当たってきました。
停滞しておいて良かった〜

10/4 7:50

ヨシッ！紅葉、良い感じだー！！
空が暗いのはともかくとして。
ロープウェーは営業前の試運転に入りました。

10/4 7:59

シダ植物も紅葉しているようです。

10/4 8:02

背景の黒っぽい色に映えますねぇ〜

10/4 7:59

紅葉がかなり良い感じのゾーンまで登ってきました。
これで青空だったら、きっとパーフェクトな写真だったんだけど、これはこれでレア感出てます。

10/4 8:05

黄色のトンネルを抜けます。
光も出てきました。

10/4 8:13

雲がどいてくれました。
写真撮影にも気合が入ります！

10/4 8:23

乾いた沢を渡ります。

10/4 8:35

綺麗になってキターーーーー

10/4 8:25

振り返ってみます。
だいぶ陽が高くなってきました。

10/4 8:35

フレーム内に赤入れ過ぎた〜

10/4 8:36

ここら辺の赤は凄かった。あとは雲が完全に去ってくれるのみ。

10/4 8:37

カメラを引いてもこれだけの赤！

10/4 8:44

ここは色彩的なバランスがイイね！

10/4 8:48

たまにこんな梯子を登ります。

10/4 8:52

乾いた沢の渡渉が数回あります。
たまに、水が流れていたりします。

10/4 8:57

盛りを迎えております。

10/4 8:59

凄くまばらで綺麗〜！

10/4 9:11

ロープウェーからだと、こんな近くで見れないからねぇ。
こんな綺麗な紅葉を、ほんの数分眺めておしまいなんて本当に勿体ないですよ。

10/4 9:14

だんだん稜線に近づいていきます。
紅葉ゾーンが終わってしまう・・・

10/4 9:18

・・・と思いきや、まだまだ終わりません。

10/4 9:23

ここにきて、ようやく空の青が紅葉を引き立ててくれるようになってきました。
遅いぞ！

10/4 9:29

下山にこの道を使う人がいますけど、朝の方が良い写真が撮れると思いますよ〜。

10/4 9:30

この辺を抜けると、そろそろ稜線からの吹き下しが強まってきます。
紅葉もそろそろ終盤です。

10/4 9:34

だんだん赤いゾーンが遠くの方へ・・・

10/4 9:48

そろそろ森林限界を越えたようです。
紅葉狩りモードから登山モードに切り替えます。

10/4 9:51

このあたりから、すれ違う人が徐々に増えてきました。

10/4 9:55

もうすぐ稜線に出ます。

10/4 9:58

東一ノ越まで上がってきました。
強風が吹き荒れております。
獅子岳・鬼岳は完全にガスの中・・・

10/4 10:03

風よけの中で休憩をする団体さん。

10/4 10:03

さぁて、気持ちを切り替えて登山をします。

10/4 10:06

稜線の反対側も紅葉が綺麗みたいですね。

10/4 10:14

一ノ越山荘まではガレ場のトラバース道です。
風で体を持っていかれ、バランスを崩しそうになります。

10/4 10:26

少し歩くと、道の真ん中に鳥が一羽。

10/4 10:28

スズメくらいの大きさです。
何ていう鳥かな？

10/4 10:33

植生が凄〜くハッキリ

10/4 10:45

こんな所でも葉が色づいていました。
草紅葉？

10/4 10:49

ようやく一ノ越山荘が見えてきました。

10/4 10:58

右手側の斜面は立山への登山道。
何でこっち側には来ないの？

10/4 11:00

一ノ越山荘です。
ここからは富士山のような雰囲気に。
このガスの中、風の中、ジーンズやランニングシューズで登っている人を大勢見かけました。

10/4 11:24

山荘でラーメン休憩をした後、いよいよ立山をやっつけに向かいます。
ここでもかなりの強風が吹き荒れてました。

10/4 11:36

山荘を出た途端、なかなかの急登です。

10/4 11:47

登っていると、室堂平の全貌が見えてきました。
こちらも紅葉がいい感じです。
室堂は初めてなのでスケールのデカさにしばし見とれてしまいました。

10/4 11:50

雄山神社が見えてきました。
一瞬、青空が見えたりもしますが、依然として風はかなり強いです。

10/4 12:08

もう少し！頑張れ〜！

10/4 12:13

雄山神社に着きました。
この時期は稜線上でお世話になれるのはここだけです。

10/4 12:11

御前沢雪渓。氷河です。
何も知らされなければ、ただの雪渓にしか見えないのですが、氷河と聞くと、有難がってしまいます。

10/4 12:12

三角点がありました。
一等です。有難や〜

10/4 12:12

ひと休みしたら、ピークアタック（笑）です。

10/4 12:20

う〜ん、意味が分からない・・・

10/4 12:21

いろいろ立ってます。

10/4 12:21

鳥居をくぐって・・・

10/4 12:22

門を抜けて・・・

10/4 12:22

階段を上ると・・・

10/4 12:27

雄山、登頂です！
寒いから写真を撮ってすぐに退却！

10/4 12:27

立山登頂で3000m峰はこれで15座目。
今年最後の3000m峰となりそう。よく頑張った俺。

10/4 12:25

山頂直下はもはや冬景色。

10/4 12:26

境内にデポしたザックを取ったら、大汝山へ向かいます。

10/4 12:31

ここが縦走路の入り口
小屋閉めが始まっているとの事。早いなぁ・・・

10/4 12:32

風速約20〜25mくらいの風が吹き荒れております。
稜線上はいよいよ冬の様相です。

10/4 12:36

うっひゃ〜！久しぶりに見た〜！

10/4 12:38

なんか、メッチャ寒そうなんですけど。

10/4 12:41

冬将軍の到来を感じさせます。

10/4 12:51

グダグダ言っていると大汝山の頂上が見えてきました。

10/4 12:54

立山最高峰、大汝山です。
こちらはちょっと地味な山頂。

10/4 12:55

黒部湖と後立山連峰が見えました。
大観峰から見るのとはやはり違いますね〜。

10/4 12:55

麓を拡大してみます。
黒部ダムとロープウェーの駅が見えました。

10/4 12:57

山頂には休憩所があるのみです。
何で、神社があるのが雄山の方なんだろう？？？こっちが最高峰なのに。

10/4 13:03

一瞬の晴れ間がシャッターチャンス！

10/4 13:03

さて、次は富士の折立と真砂岳。

10/4 13:07

さようなら、大汝山。
もっと天気の良い日に来れますように。

10/4 13:14

すぐに富士の折立です。
地図をよく見ると、頂上への線がなかったのでピークハントは止めておきました。天気も悪いし。山は逃げないしね。

10/4 13:16

方向指示板の裏はエビの尻尾がいっぱい！
見てると寒くなってくるので、さっさと真砂岳へ向かいます。

10/4 13:22

雲が晴れたら室堂平が見えました。
雄大さに圧倒されます。

10/4 13:26

真砂岳への縦走路。
更に奥には別山が顔を出しています。

10/4 13:57

写真では晴れているように見えますが、立山から高度を下げたここでも風が強かったです。

10/4 13:59

真砂岳です。
山頂碑はなかったです。

10/4 13:59

真砂岳山頂からは別山が一望できました。
なかなか立派な山容ではないですか。

10/4 13:59

すぐ先に見えるのは内蔵助山荘です。
昨日の宿泊客で今年の営業は終わり。
いよいよ冬到来ですね〜

10/4 14:02

別山の奥を拡大してみました。剱でしょうか？
雲が多いのが残念。

10/4 14:07

ちょっと戻って、大走りで下山の途に就きます。

10/4 14:36

下山の途中、別山から奥大日岳への稜線がとてもよく見えました。
この稜線は凄く格好良くて大好き。山肌の色付き具合も最高！

10/4 15:05

もうすぐ平坦な道になりそうです。
ここまでは浮き石が多く、地図にも整備不良との注意書きがあるくらいです。

10/4 15:18

久しぶりに紅葉を交えて撮ってみました。
黒部湖側も室堂側でも、10月の初旬は本当にベストなタイミングです。

10/4 15:20

降りてきてからも立山がよく見えました。

10/4 15:21

拡大してみます。
神社は見えるでしょうか？

10/4 15:21

見えました！
良い天気になっているように見えるけど、勿論風は凄いんだよね？

10/4 15:27

浄土橋です。
沢の水音に引き寄せられて来てしまいました。

10/4 15:28

沢と立山連峰、そして紅葉。
室堂は素晴らしい！

10/4 15:35

雷鳥沢キャンプ場に着きました。
立山を眺めながらのんびり過ごせる贅沢な場所です。
大勢でワイワイやれます。

10/4 15:32

室堂は思ってたより広くてびっくりしました。

10/4 15:41

キャンプ場を後にして、バスターミナルへ向かいます。
ラスト1時間の登りがキツかった。冗談抜きで、今日一番汗をかいたのはここ。

10/4 15:52

地獄谷に近づくと、こんな注意表示があります。
温泉の恩恵を享受すれば、当然リスクも受け入れなければなりません。

10/4 16:10

さっきのキャンプ場から歩いてすぐの所にこんな別世界があるなんて・・・
どうか噴火しませんように(-人-)

10/4 16:10

休みが取れたら、室堂散策と温泉でノンビリしたいね。
休みが少ないから、ついつい山に登っちゃうんだけど。

10/4 16:15

階段をせかせか登るとミクリガ池に着きました。
竜王岳カッコイイわ。

10/4 16:17

立山も鏡の中に入れてみました。
もう夕方のこの時間、ちょうど上手い具合に光が柔らかくなってきています。

10/4 16:21

やっとバスターミナル見えた〜！
ある意味、雄山への登りより大変だったかも。

10/4 16:37

ゴールです！
気が付いたら最終バスの時間でした。
それを忘れてて、うっかり生ビールで乾杯するところでした。あぶないアブナイ。

10/4 19:57

バス・ケーブルカー・電車を乗り継ぎ、富山駅に着きました。
20時前に発車する電車は、車内はガラガラ。
おつかれさまでした〜

撮影機器：

サイバーショット DSC-HX60V SONY

装備

個人装備

テント　シュラフ　ダウンジャケット（青）　レインウエア（黄）<br />食料1日分　行動食1日分<br />携帯電話

感想

もっつぁ〜

どなたかのプロフィールにこんなフレーズがあった。
「その山に相応しい苦労をして登る」

自分も、さほど難易度的に難しくない山であれば雪の季節に登るなどして自らハードルを上げて山に挑む事もあり、無意識的にそれを実践していたのだが、さきのフレーズを目にして、自分の登山スタイルを再認識できた気がして、何だか胸の内が凄くクリアになった感じがした。

木曽駒ヶ岳、乗鞍岳、そして立山。
この3座は百名山に名を連ねる偉大な山であるにもかかわらず、大した苦労もなしに登れてしまう山として自分の中に存在しており、如何に長いルート、如何に厳しいルートで登ろうかと思案を重ねていた山である。（木曽駒ヶ岳は2014年8月に権現山ルートで登頂済み）

さて、今回の立山。
ヤマ好きならこの山は決して避けては通れない山なのだが、室堂から登るという事は選択肢として自分にとっては存在し得ず、後回しにし続けていた山だった。
ところが、1年前の10月末に下の廊下を訪ねた際、前日にロープウェーで大観峰に立ち寄った時にここが紅葉の名所だという事を知り、更にロープウェーの真下の紅葉の樹林帯の中に登山道がある事も知った事から、翌年の紅葉の季節にはこのコースから立山に登ろうと心に決めていた。
山頂との標高差も約1500m。登り甲斐は十分そうだ。

今回の登山は、紅葉が見頃を迎えているゾーンである黒部平から東一ノ越、この辺りの紅葉が最も見栄えがするように計画を立てた。
過去の事例から、撮影する際、色付いた葉に直射日光が当たるとせっかくの赤が薄くなってしまう事があったので、それを教訓にして出発時間を決める。
日の出時刻以降、後立山連峰から太陽が顔を出すまでの時間帯に紅葉ゾーンを歩こうと決め、黒部平をこの時期の日の出時刻の5時半頃に出発することにした。逆算すると、ロッジくろよんをスタートするのは4時ジャストという事になった。

ところが、当日朝、晴れ予報であるにもかかわらず5時半ころから突然雨が降り出し、停滞を余儀なくされたが、1時間ほど雨宿りをしていると幸運にも雨が止んでくれて紅葉狩りをスタートすることができてホッとした。
雨が上がると一気に日差しが強くなったが、懸念されたような色が薄まることはなく、綺麗な写真が意外と多く撮ることができた。

しばらく登っていると森林限界を迎え、稜線に出れば強風に煽られ、必然的に本格的な登山に気持ちを切り替えることに。
室堂のことは全く下調べをせずに来たこともあって、こちらも紅葉が見ごろを迎えているとは知らず、室堂側から登ってくる人たちの中には紅葉のついでに登ってきたと思われる初心者らしき姿がちらほらと見受けられた。
雄山から先の稜線上は軽装備の初心者の人たちにとっては大変だったらしく、「死ぬほど寒い」とか、エビの尻尾を見て「有り得ねぇ」とか言っている人もいた。

室堂平に下りれば一転して秋本番。
周りに広がる立山連峰から別山尾根、更に大日岳の山々まで見渡せる素晴らしいロケーションに感動した。
ちょうど陽が傾きかけていたことで、撮った写真もどれも良い出来のものばかり。
アップする写真の取捨選択には思わぬ苦労があったのも嬉しい誤算だった。

立山自体は室堂から見る限りはさほど魅力的に感じることはなかったが、室堂平や剱、大日連山などを含めた周辺一帯の印象はやはり格別で、アクセスするには懐具合と相談する必要があるが、何度でも来たくなるような素晴らしい山域であった事は間違いない。
次は剱を目標にする時に、是非ここを再訪したい。

コメント

2volt

みっけ
どうもどうも。
五色ヶ原から室堂へ歩いてる時に一ノ越から黒部湖のほうへ延びるトラバース道がよく見えるんだけど、こんな道歩く物好きな人っているのかな？って思ったけどここにいましたね（笑）

もっつぁ〜

Re: みっけ
まいど〜！
こっちからは、龍王岳方面はガスってて全然見れなかったぞ
まさにマジックミラー状態。エロイなぁ。