後立山縦走 その1 (爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、白馬三山、雪倉岳、朝日岳)
- GPS
- 33:41
- 距離
- 56.3km
- 登り
- 5,778m
- 下り
- 5,709m
コースタイム
6:29扇沢駐車場-6:38登山口-9:15種池山荘-10:15爺ヶ岳中峰-11:16冷池山荘
2日目:8月9日(月)
4:28冷池山荘テント場-5:59鹿島槍ヶ岳南峰-6:46北峰との分岐-7:54キレット小屋-9:02コル(2,416m)-9:36北尾根の頭-11:49五竜岳山頂-12:40五竜山荘
3日目:8月10日(火)
4:35五竜山荘-6:25唐松岳頂上山荘-9:10コル-10:50天狗の頭-11:14天狗山荘
4日目:8月11日(水)
4:27天狗山荘-5:07白馬鑓ヶ岳-5:53杓子岳-7:12白馬岳-7:42三国境-8:49雪倉岳避難小屋-9:22雪倉岳山頂-11:22水平道分岐-12:41朝日小屋
5日目:8月12日(木)
4:38朝日小屋-5:18朝日岳-9:55蓮華温泉
天候 | 8月8日(日):曇り 8月9日(月):雨→曇り→晴れ→雨→晴れ 8月10日(火):晴れ→曇り・雨 8月11日(水):晴れ→曇り・雨→晴れ 8月12日(木):雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
8月12日(木): ・蓮華温泉10:10→平岩駅11:10(バス) ・平岩駅11:18→信濃大町13:06(JR大糸線) ・信濃大町13:10→扇沢13:50(バス) |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目:8月8日(日) 扇沢→種池山荘→爺ヶ岳→冷池山荘 ・登山口近くの駐車スペースは朝6時頃の時点で既に満車。扇沢の無料駐車場を利用した。 ・登山道は大変よく整備されていて歩き易く、間違えそうな箇所も見られなかった。 ・一箇所雪渓を横断したが距離にして10mほど。 ・冷池山荘とテント場は歩いて5分程の距離にあり、水場とトイレは小屋にしかないため、何度か往復することになった。小屋からだと登りになる。また、水は有料。 ・冷池山荘のテント場は眺望が良く、剱・立山方面や鹿島槍ヶ岳が見える。 ・テント場での携帯電話の使用は、電波状態不安定で使用は難しかった。 2日目:8月9日(月) 冷池山荘→鹿島槍ヶ岳→八峰キレット→キレット小屋→五竜岳 ・冷池山荘→鹿島槍ヶ岳のルートは一般縦走路で特に危険な箇所はないと思う。 ・鹿島槍ヶ岳→八峰キレット→キレット小屋は、鎖場やハシゴが多く、ほとんどストックをしまって歩いた。 ・キレット小屋→五竜岳は、ストックを使える区間が長かった。最後の登りが急でガレている。 ・日のルートは岩場が多く、雨上がりや雨中は大変滑るので要注意。この日の朝方は降雨直後だったため、大変滑りやすかった。 ・ルートにはマークがしっかり付けてあるので分かり易い。 ・キレット周辺はコースが狭く、すれ違いが困難な箇所が多い。すれ違いのため、しばらく待たされることが度々あり、通過には思った以上に時間がかかる。 ・五竜山荘のテント場は、水場・トイレに近く便利。水は有料。 ・テント場での携帯電話の使用は、電波状態不安定で使用は難しかった。 3日目:8月10日(火) 五竜山荘→唐松岳→不帰嶮→天狗の頭→天狗山荘 ・五竜山荘→唐松岳間は、大黒岳付近までは一般的な縦走路だが、これ以降岩場が続き、鎖も出てくる。すれ違いが大変な箇所も散見した。また、途中からストックはしまった。 ・不帰嶮は、二峰から一峰あたりが核心部と思われ、鎖場が続く。 ・不帰嶮→天狗の頭は、登りがキツイが登りやすい(ガレていない)。 ・天狗山荘の水場は近くの雪渓。無料。 ・携帯の受信感度非常に良好(ドコモ・ムーバでも!)。 4日目:8月11日(水) 天狗山荘→白馬三山→雪倉岳→朝日小屋 ・コースタイムで10時間、距離約17kmの長丁場。キレットや不帰嶮のような難路はなく、一般的な縦走路が延々と続く。 ・三国境までは多くの人を見たが、以降朝日小屋までは人を見かけることが希になる。 ・ルートは非常に明瞭。 ・朝日小屋への水平道は、数カ所残雪を見たが、雪の上を歩くことはなかった。 ・朝日小屋の水場は水道がテント場にあり無料。周囲が花畑になっており、テント場から日本海が眺められる。 ・携帯電話は使用できず。 5日目:8月12日(木) 朝日小屋→朝日岳→五輪尾根→蓮華温泉 ・台風の接近、通過に伴い、行動中はずっと雨が間段なく降り続いた。 ・ルート中、木道が多く雨に濡れていたため大変滑りやすく神経を使った。 ・ルートは非常に明瞭。 ・蓮華温泉発のバスの本数は多くないので事前に要確認。 |
写真
感想
8月8日(日):扇沢→種池山荘→爺ヶ岳→冷池山荘
・柏原新道は最初の1時間程が急傾斜で、標高もまだあまり高くないため、暑くて汗を大量にかいた。
・標高2,000m付近からガスが出始めて涼しくなった。このガスは結局冷池山荘まで取れることはなく、始終ガスの中を歩いた。
・冷池山荘のテント場は、樹林が切れた位置にあるので眺めは良いが、風が強い日は遮るものがないので大変かもしれない。
2日目:8月9日(月) 冷池山荘→鹿島槍ヶ岳→八峰キレット→キレット小屋→五竜岳
・出発後20分ほどして雨が落ち始め、鹿島槍ヶ岳山頂の直前まで降り続いた。この日の行動中の雨はこの時だけで、後は晴れ暑くなった。
・山荘到着後、降雨があったが、以後夜まで晴れ渡り、きれいな星空が望めた。
3日目:8月10日(火) 五竜山荘→唐松岳→不帰嶮→天狗の頭→天狗山荘
・前夜の好天のまま出発し、この縦走で唯一のご来光を見られた。天気は不帰嶮を越えるあたりまでは晴れていたが、以降曇り始め、天狗の頭付近ではすっかりガスっていた。
・不帰嶮通過中、後続者のペットボトルが落ちてきた。岩でなくて安心したが驚いた。
・天気予報では午前中しか天気が持たないことを言っていたため、天狗山荘泊まりとした。予報は当たり、15時頃から18時頃まで雷雨があり強い雨が降った。
4日目:8月11日(水) 天狗山荘→白馬三山→雪倉岳→朝日小屋
・日の出まではガスが出ていたが、以降はよく晴れた。
・雪倉岳から朝日小屋までは、一旦標高2,000m付近まで下がるので、その辺りを歩いている時は蒸し暑く感じた。また、この区間は高山植物の宝庫。いちいち止まって見ていたら時間がどれだけあっても足りないと思うほどだった。
・朝日小屋への水平道は、小さなアップダウンが延々と続き、精神的にしんどかった。
・朝日小屋到着直前に雨が降り始めたが、しばらく後に止み、その後は雨はなかった。
5日目:8月12日(木) 朝日小屋→朝日岳→五輪尾根→蓮華温泉
・台風が接近通過したため、完全雨装備にして出発したが、雨の降り方が強く、ゴアのレインコートでも最後にはずぶ濡れになってしまった。ザックの中はアイテムごとに個別に防水していたため濡れものは作らずにすんだ。
<全般的な感想>
・山行中は、最終日を除き、毎日午後に降雨and/or雷があった。早立ちしていれば何とか雨に当たらずに歩けたのは幸いだった。
・雷鳥はそこかしこで見られた。登山道を歩いている?緊張感のない者も見られた。
・八峰キレット、不帰嶮はいずれも核心部はストックはしまったほうが良いと思う。また、降雨中や降雨直後は大変滑るので慎重な通過か、場合によっては予定の変更も考慮したほうが良いと思った。実際、鹿島槍ヶ岳から北へ進むかは少し迷ったが、好天の予報だったので決行した。
こちらも8/8扇沢柏原新道から入山しました。
時間も同じ頃ですね。こちらがひと10分程ひと足速く出発してしまった様です。
こちらは白馬大池までですが、11日も天気は持ったんですね。
朝日岳とは長大な縦走ですね。お疲れさまです。
そういえば、こちらは携帯はソフトバンクで全然ダメでした。
やむなく、他の登山者に携帯を借りる始末でした(笑)。
ainuさんこんばんは。
自分の場合、携帯電話は通信手段であり、天気予報を知るためにも使って
いるので、宿泊地や、見晴らしの良いピークでは受信状態の確認を行って
います。天狗山荘では下界にいるのと変わらない状態で使用できたので、
アンテナが近傍の山中にあるのではないかと思います。
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